宇宙の騎士テッカマン  [必殺技辞典]

宇宙の騎士 テッカマンブレード ・宇宙の騎士 テッカマンブレードII
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原作:竜の子プロ
制作:タツノコプロ、日本教育テレビ
放送局:日本教育テレビ系(現名称・テレビ朝日)
放送期間:1975年7月2日〜1975年12月24日
放送話数:全26話
アニメーション制作:タツノコプロ
オープニングテーマ:テッカマンの歌(歌:水木一郎)
エンディングテーマ:スペースナイツの歌(歌:水木一郎、コロムビアゆりかご会)


20世紀に始まった人類の宇宙進出は21世紀になって活発になり始めていたが、地球自体は今まで行われてきた環境破壊や公害問題によって数年以内に生命の住めない死の星と化す運命に瀕していた。
全世界的なパニックを防ぐ為にこの事実は各国首脳陣によって隠され、宇宙開発センター主導で全人類をほかの居住可能な惑星に移住させる計画を可能とするためリープ航法の開発が急務となっていた。
だがそんな地球に突如、宇宙征服を企む悪党星団ワルダスターの侵攻部隊が来襲する。
圧倒的な科学技術、更には人類の悲願でもあるリープ航法を以って地球の宇宙軍を圧倒するワルダスターだったが、地球陣営は本来宇宙開発用に研究されていた宇宙服に代わる人体機能強化技術「テックセットシステム」のプロトタイプを戦火に投入する。このシステムによって人体強化を施した主人公・南城二は「テッカマン」となり、地球に侵攻してきたワルダスターの円盤群を撃破するのだった。
地球陣営はなおも襲来するワルダスターに対抗するため、天地局長主導の下テッカマンに変身する南城二、天地局長の娘である天地ひろみ、さらに宇宙からやってきた謎の宇宙人「アンドロ・梅田」や異星の生命体「ムータン」、テックセットシステムを内蔵したロボット・ペガスを加えた「スペースナイツ」を結成するのだった。

1975年にタツノコプロが制作したSFアクションアニメの一つ。制作当時注目を集めていた公害など人類が抱える社会問題や、終末ブームといったテーマを絡めてシリアスな作品に仕立てられている。また宇宙を扱った作品ということで映像面にも多彩な技術が採用された意欲的な作品でもある。
だが当時の視聴者にとって宇宙物のアニメは前衛的過ぎるために視聴率が取れないというジングスを打ち破ることが出来ず、前年に日本テレビ系で放送された「宇宙戦艦ヤマト」同様当初想定していた放送期間の一年(四クール)に満たない二クール合計26話で打ち切りとなってしまう。
故に十数年後に大量発生したファンの間ではヤマト等と同様に「早すぎた名作」の烙印を押され、19年経った1993年には作中の一部の名称などを転用したリメイク作品「宇宙の騎士テッカマンブレード」が放送されてそれなりの人気を博し、「宇宙の騎士テッカマン」が成し遂げられなかった最終話まで無事に放送すること無事成し遂げている。


【関連作品】
・『宇宙の騎士テッカマンブレード』(本作のリメイク作品)
・『タツノコ VS. CAPCOM CROSS GENERATION OF HEROES』(本作品の主人公が出演)
・『アカネマニアックス』(本作のパロディネタが多数登場)

大回転テックランサー テッカマン
宇宙の騎士テッカマン
制限時間寸前でペガスが氷付けにされ、ペガスの解凍と敵の撃破を同時に行う為使用した技。
テックランサーを回転させながらブーメラン状に投擲する技で、ボルテッカを乱反射させて周囲に拡散させることも出来る。初登場は18話。(クウガもどきさんより)

ビーム・ブレイク テッカマン
宇宙の騎士テッカマン
ミクロ・アリ星人の無数の細かい円盤を倒すために使用した技。第16話初登場。
テックランサーにボルテッカを当てることで刀身にエネルギーをチャージし、その刀身を射出して敵集団の両側に展開した後、二つの刀身を一直線につなぐように両刀身からボルテッカの性質を持ったビームを発射する。
ミクロ・アリ星人の円盤は細かいためビームの引力に耐え切れずビームの中に引き寄せられて全滅した。(クウガもどきさんより)

[1]ボルテッカ
[2]ボルテッカ三段返し
テッカマン
宇宙の騎士テッカマン
[1]額に蓄えられたエネルギーを投射し、その膨大なエネルギーで相手を破壊する技。
非常に強力な必殺技ではあるが一撃でテッカマンの内蔵エネルギーの殆どを消費する上にテッカマンの装甲はエネルギーで構成されているらしいことから使用後は無防備になる。更に過剰使用すれば「ボルテッカ三段返し」の使用時のようにテッカマンの命にも関わる危険性も秘めている。
作中ではその効果を最大限有効活用するため、「大回転テックランサー」等の発展技も編み出された。(クウガもどきさんより)

[2]ワルダスターの新兵器・シャンゲリラーを倒すために使用した技。初登場は23話。
テッカマンの必殺技「ボルテッカ」を連続して三発発射し、相手に冷却や体制を整えるなどの一切の行動をさせる間を与えずその非常に高い破壊力で一点集中攻撃を行う作中でのテッカマン最強の技である。
ただしテッカマンへの負荷も非常に高く、またエネルギーの過剰使用によって使用後はテッカマンの全身を覆う装甲も維持できなくなり崩壊する(ただし、テックセッターに伴う身体強化効果は維持される)(クウガもどきさんより)

[1]フライングジェッター
[2]フライングボンバー
北斗勝
宇宙の騎士テッカマン
[1]少年・北斗勝がワルダスターのメカと戦うテッカマンの援護のために使用した技。
相手の周囲を適当な距離を維持しながら鳥型のラジコンを飛ばすことで、相手をを撹乱する。
また両翼が鋭利な刃物になっているため、生身のワルダスターの宇宙人に使用すれば殺傷能力も発生する。
初登場は第24話。敵の攻撃で絡め取られたテッカマンを助けるために使用し、アンドロ・梅田との連携もあって無事テッカマンを開放した。(クウガもどきさんより)

[2]突然現れたアンドロ・梅田から逃げようとした少年・北斗勝が使用した技。第24話登場。
ただ単に相手(アンドロ)目掛けてラジコンを飛ばしてアンドロを怯ませ、逃げる隙を作り出した。(クウガもどきさんより)


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