YAWARA! [必殺技辞典]

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スポーツ雑誌日刊エヴリーの記者・松田耕作はある日、女子学生がひったくり犯を巴投げてぶん投げる場面を目撃し、その現場を写真に収めることに成功した。その強さに未来の大スターの匂いを感じ取った彼は、この少女の追跡取材に取り掛かる。  
この少女の名は猪熊柔。かつて、全日本柔道選手権五連覇を成し遂げた猪熊慈吾郎の孫娘である。幼い頃から祖父に柔道を叩き込まれ、今では恐るべき腕前になった柔だが、本人はそんな自分を嫌い普通の女の子になりたいと念願していた。だが、本人のそんな希望とは裏腹に、慈吾郎は柔にオリンピックの金メダル、さらには国民栄誉賞までも取らせようと画策していたのである。
そのころ、執念で柔を追いかける松田はついに彼女の正体をつかむ。だが、柔道をやりたがらない柔は、彼をまったく相手にしない。何とか柔道をやらせようと知恵を絞る松田、すったもんだを繰り返しながらもあきらめない彼だったが、やがてひとりの女性としての柔に惹かれていくようになる。
一方、柔もまた松田やその他数々の出会いを通し、柔道にうちこんでいくようになるのだった・・・・・・。

天才柔道少女・柔が、柔道を通して成長していく様を描くスポーツ青春漫画。作者・浦沢直樹の名を世に知らしめた作品であり、一大ブームを巻き起こした。

一本背負い 猪熊柔など
YAWARA!
主人公・猪熊柔のトレードマークとも言うべき技。相手の片腕の袖を掴み、強烈な勢いで背負い投げする。デビュー戦で藤堂を投げ飛ばして以来、数々の強敵をこれで倒して来た、まさに必殺技というべき物である。 (ケケケさんより)

白鳥の湖 伊東(花園)富士子
YAWARA!
元バレリーナの富士子が始めて身に着けた技。相手の足の内側に足を引っ掛け、斃れこんで潰す。技としては「大内刈り」なのだが、元バレリーナの柔軟性とバランス感覚、そして独特のタイミングと技のキレゆえに強力な必殺技と化している。 (ケケケさんより)

くるみ割り人形 伊東(花園)富士子
YAWARA!
第12回体重別選手権に備え特訓で身に着けた新必殺技。相手の足の間に自分の足を入れ、そのまま跳ね上げて倒す。技としては「内股」であるが、これも独特のタイミングとキレにより強力な技になっている。 (ケケケさんより)


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