闇の土鬼 [必殺技辞典]

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江戸時代、間引きされそうになった赤ん坊がひとりの男に助けられた。土中に埋められ、クワで打たれても生きているその赤ん坊は「土鬼」と名づけられ、不思議な武芸を使う男に育てられる。
それから十数年後、たくましい若者に成長した土鬼は、育ての父となった男より教えられた武術の鍛錬に励んでいた。だがある日、男は刺客の集団に襲われ重傷を負う。そして、今わの際の男・本名「大谷主水」は、土鬼に自らの正体を明かした。
かつて戦国時代に徳川幕府によって結成された暗殺集団・血風党。幾多の暗殺を成し遂げ、太平の世になっても殺戮を繰り返すこの集団の一員だった主人は、その残忍さに嫌気がさして脱党した。そしてその“裏の武芸”というべきものを土鬼に教え、さらに発展・完成させようとしていたのだ。
真実を知った土鬼は、父の夢だった「裏の武芸の完成」を成し遂げることを決意。恐るべき暗殺集団である血風党に戦いを挑んでいく。それは血で血を洗う果てしなき修羅の道であった・・・

作者・・・・・・横山光輝
連載・・・・・・週刊少年マガジン
様々なジャンルの漫画で知られる作者が描く時代アクション漫画。本作は同作者の『伊賀の影丸』のような魔法的な技は登場せず、独特な武器や武術を駆使した達人たちが血沸き肉踊る戦いを繰り広げる。

霞のつぶて 血風党
闇の土鬼
血風党の者が使う裏武術の技のひとつ。自然体のまま、指先だけで小石や鉄の玉などを弾いて飛ばす。その威力たるや人間を軽々と射殺し、木に穴を開ける。 (ケケケさんより)

一の太刀 土鬼
闇の土鬼
剣豪・塚原卜伝が編み出したという秘太刀。相手がどう動くかを見極めて太刀を上空に投げ、相手の頭上に落下させる。それと同時に、もうひとつの太刀で前面を攻撃する。相手が頭上の太刀に対処すれば前面の太刀に斬られ、前面の太刀に対処すれば頭上の太刀に斬られることになる。 (ケケケさんより)

水藻の術 水鬼
闇の土鬼
伊賀忍者・水鬼が使う術。両手から出した細い糸状のものを水中にばら撒くと、見る見るうちに水を吸って太くなり敵に絡みついて動きを封じる。 (ケケケさんより)


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