中学生の小萩野あん子は、オカルト好きの友人とともに祖母の田舎へ遊びにいく。そこは妖怪についての伝説が残っており、中でも家に住むとされ子どもの姿をしているという「ワラシ」は神として信仰されていた。だがあん子たちはその話を信じず、村の掟を破った友人は妖怪に殺されてしまった。さらにあん子をも襲うおうとする妖怪。 だがこの危機に、突如として救い主が現れ妖怪を倒す。子どもの姿をして天地自然の精霊の力を操る彼こそは、伝説にあるワラシだった。実は彼は、あん子が幼い頃ともに遊んだ少年であり、彼女を見守ってきた存在だったのだ。 こうして妖怪の存在を知ったあん子。都会までついてきたワラシは、彼女を守るため人間に害を成す妖怪と戦うようになる。果たして、その先にはいかなる物語があるのだろうか・・・・? 作者・・・・・寺沢大介 連載・・・・・週刊少年マガジン 単行本・・・・全4巻 『ミスター味っ子』などの料理漫画で知られる作者による妖怪アクション漫画。 |
・斬妖索 | 天邪鬼 |
腕に集めた妖気を光のロープに変え、敵を捕えて引き裂く。天邪鬼の必殺技といえる威力を持ち、白龍を死に至らしめた。 (ケケケさんより) |
・怨血 | 器物の怪 |
マネキンの首が変じた妖怪が使った術。今までに吸い上げた犠牲者の怨念が篭った血液を吐き、あらゆるものを溶かしてしまう。 (ケケケさんより) |
・妖結界 | 黒塚の鬼婆 |
神や妖怪の類の侵入を防ぐバリアを張る。人間には何の効果も無く、存在すら気がつかない。 (ケケケさんより) |
・邪気炎弾 | 酒呑童子 |
地上に溢れる邪悪なエネルギーを一点に集中して巨大な弾を作り、それを敵めがけて一気にぶつける。無間地獄より帰還したワラシにはまったく通じなかった。 (ケケケさんより) |
・妖糸緊縛射 | 土蜘蛛 |
口から大量の糸を吐いて敵を縛り上げる。もともと蜘蛛の糸は同じ太さの鉄より硬いが、土蜘蛛の糸はそれ以上に強靭で、絡みつかれたものが暴れたりすればズタズタになってしまう。 (ケケケさんより) |
・魂籠めの呪法 | 美童和彦 |
百目鬼にそそのかされた美童が行った呪法。30日間、特殊な薬を服用することで、内に眠るワラシを象った人型の影が現れる。その影の中心に針を刺すと、ワラシは美童の内側に閉じ込められ永遠に封印される。呪法の中心である美童が死ぬと効果が切れてしまった。 (ケケケさんより) |
・超妖気弾 | ワラシ |
白龍と自分の全生命エネルギーを糧として放った妖気弾。天邪鬼に多大なダメージを与えるも倒すには至らず、自分は戦闘不能になってしまった。 (ケケケさんより) |
・妖気弾 | ワラシ、カハク |
ワラシとその父・カハクの一族が得意とする妖術。己の内にある生命エネルギーを一点に集中し、弾と化して外部に放つ。物体をそのまま粉砕することも、内部に侵入して内側から破裂させることも可能。 生命力を多量に消費するため、幼いころのワラシが使用すれば死の危険があった。 (ケケケさんより) |