東京レイヴンズ [必殺技辞典]

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蛇避けの呪 大友陣
東京レイヴンズ
道満の呪術の無力化に使用された呪術の一つ。6巻初登場。
本来は山歩き等の際に、呪術の効果範囲内にいる毒蛇等の蛇を追い払う密教系の呪(まじな)いの一種である。
作中では道満が放った術式が追加術式によって蛇状に変異したことから、その蛇状に変異している状態を利用し呪術を打ち消すために使用した。 (クウガもどきさんより)

八目の荒籠鎮めの呪詛(とこい) 大友陣
東京レイヴンズ
古事記に登場する神道系の呪術の一種。6巻初登場。
笹の葉にくるまれた小石に一つまみの清めの塩を撒き、呪文を詠唱することで、事前に配置された呪符から発せられる光芒が網を編むように荒籠を形成して相手を閉じ込め、内に閉じ込めた相手を別の攻撃的な呪詛や高温の熱風等で絶えず攻撃する。
この呪詛の本来の解除方法は術者の足元に設置された詛戸(とこいど)(笹の葉にくるまれた小石)を返すことではあるが、作中では蘆屋道満によって霊力任せに返された。なお、本来の呪詛に従うならば荒籠は一節竹によって編まれた荒籠を用いるため、閉じ込めた相手への攻撃的効果は呪符を荒籠に用いることで得られた効果と思われる。
上記の通り、古事記の応神天皇の段(つまり安倍清明や蘆屋道満が現役で活躍する数百年以上前)に描かれる記述中に登場する呪詛(事前の取り決めを破った秋山之下氷壮夫を戒めるためにその母が使用した呪詛)が由来だが、本来の閉じ込めるだけの呪詛とは異なり攻撃的なアレンジが多数加えられている。
●詠唱文
「此の竹葉の青むが如、此の竹葉の萎むが如、青み萎め!またこの塩の盈(み)ち乾(ひ)るが如、盈(み)ち乾(ひ)よ!また此の石の沈むが如、沈み臥(こや)せ!」 (クウガもどきさんより)

兎歩 鏡伶路
東京レイヴンズ
汎式陰陽術の原型となった帝国式陰陽術の呪術の一つ。
陰陽術の兎歩に仙術とされる縮地の術を取り入れた呪術で、霊脈を利用して空間移動を行う。
禁呪となっていない帝国式陰陽術の呪術の中では最も難易度の高い術式とされる。(クウガもどきさんより)

火界咒 鏡伶路
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不動明王系の代表的な調伏術の一つ。長編3巻初登場。
術者を中心に熱風のような呪力が渦巻き、発生した火気の調伏呪が相手を追尾して焼き尽くす。(クウガもどきさんより)

天壇封印 倉橋美代
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陰陽寮屋上の泰山府君祭の祭壇を利用して使用した結界術式。6巻初登場。
祭壇内で丸鏡を掲げ呪文を唱えることで、神々しい霊気とともに丸鏡と石舞台の四方を囲む鳥居から五色の光が立ち昇り、光が消失すると共に周囲を強固な呪術障壁で覆う術式である。 (クウガもどきさんより)

無闇滅法分別皆無木端微塵剣 木暮禅次朗
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全身に熱のようなものをまとわせて刀を 振るうことによって切り裂いたものを燃やし尽くしてしまう。

狐火 コン
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2巻初登場。炎を現出させて操る術式である。(クウガもどきさんより)

八陣結界 呪捜官
東京レイヴンズ
本来は祓魔官がフェーズ3以上の霊災に使用する遁甲術の一種。第1巻初登場。
対象を囲むように8人の術者を配置後、詠唱し術式を発動させることで術者同士を光の筋が結び内部のものを閉じ込める。
初登場時は帝国式陰陽術に属する、金属製で破壊力と防御力に特化した旧日本帝国軍の軍用護法式(式神)・装甲鬼兵を想定しておらず、鈴鹿が投入した装甲鬼兵によって内側から破壊された。 (クウガもどきさんより)

御魂振の呪法 相馬多軌子
東京レイヴンズ
未だ眠る土御門夜行の魂を刺激するために多軌子が使用した術法。8巻初登場。
十種の神宝もしくはそれに見立てられた玉十個を用意し、布瑠の言と呼ばれる呪文を唱えることでその神威を顕現させる呪法とされる。
その名の通り魂に干渉する呪法の一種でもあり、本質的な効果が判明していないものの極めれば死者をも生き返らせるとされる非常に強力な呪法の一種。 (クウガもどきさんより)

泰山府君祭 大連寺鈴鹿 等
東京レイヴンズ
魂を強制的に転生させる、土御門夜行が編み出した帝国式陰陽術の禁呪。
元々は土御門に代々受け継がれた儀式で、現代陰陽術の始祖たる土御門夜行が改良を加え帝国式陰陽術へと取り込み完成させて、実際に夜行が自身の生を媒介に魂を未来へと転生させたといわれている。
土御門に受け継がれていた、ベースとなる儀式自体は土御門の祖先に当たる平安時代の伝説の陰陽師、安倍清明が三井寺の僧、智興を延命させる為に弟子の證空の命を用いて使用したとさせる、乙種(口伝、伝承等のみで実際に効果が立証されていない陰陽術であることを表す)分類の技法。
「謹んで泰山府君、冥道の諸神に申し上げ奉る――」(クウガもどきさんより)

十字教雷法 土御門夏目
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12巻初登場。雷部二十四神を従える雷帝の名を唱え右腕を突きつけることで、膨大な電気エネルギーの光の斧を顕現させ腕の動きに合わせて対象へと叩きつける。 (クウガもどきさんより)

太一真君の呪法 土御門夏目
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タイプ・キマイラの動的霊災・鵺に対して夏目が使用した修祓呪術。
呪文と共にホルダー内の無数の呪符が空中へと飛び立って対象となる霊災を円形に取り囲み、詠唱を終えると同時に光の輪となり円陣の内側に光の雨のように眩い光を放出して霊災を修祓する。
初登場は本編3巻。初登場時点で夏目が使用できる修祓呪術の中では最も強力な修祓呪術である。
「―― 奇一奇一たちまち雲霞を結ぶ、宇内八方ごほうちょうなん、たちまちきゅうせんを貫き、玄都に達す、太一真君に感じ、奇一奇一たちまち感通 ――
天御中主神の威を持って、これなる邪気、瘴気を一掃せん!急急如律令(オーダー)」(クウガもどきさんより)

雷法 土御門夏目
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雷を司る帝釈天の真言を唱え、前方に構えた掌から雷を投射する呪法。12巻初登場。
本来複雑な術式を要する高度な術式だが、夏目の場合は北斗の生成りになっていることから水気である北斗の竜気を木気に相生することで速やかに雷撃へと変換できる。 (クウガもどきさんより)

最上祓い 土御門春虎
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霊的な浄化を行う祝詞。10巻初登場。
詠唱文;高天原天つ祝詞の太祝詞をもち加加む呑んでむ。祓え給い清め給う。(アイギスさんより)

大威徳法 祓魔官
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祓魔官が稼動護摩壇5基と人員を用いて使用する霊災用大規模祓魔術式。6巻初登場。
大威徳明王の権威を借りて怨敵調伏を願い、効果範囲内の霊災等を修祓する密教系の大呪法である。
中核(作中では大友陣の操る市販の汎用捕縛式「WA1・スワローウィップ」)を中心に、五芒星(セーマン)を描くように稼動護摩壇(移動可能な可動式の簡易護摩壇)5基を配置し、同様に配置された祓魔官が一斉に真言を唱えることで効果を発揮する。
作中では人員も装備も準備期間も足りていなかったため、呪術自体に荒が目立ち出力も足りていない不完全なものではあったが、それでも陰陽寮を襲撃した無数の式神の群れや道満が召喚した式神を降り注ぐスワローウィップの羽根によって消滅させた。ただ出力不足のため収束した術式ですら道満本人を祓うことは出来なかった。
●詠唱文:
「――オン・キリクシュチリビキリ・タダノウウン・サラバシャトロダシャヤ・サタンバヤサタンバヤ・ソハタソハタソワカ――オンシュチリ・キャラロハ・ウンケンソワカ――オン・キリクシュチリビキリ・タダノウウン・サラバシャトロダシャヤ・サタンバヤサタンバヤ・ソハタソハタソワカ――オンシュチリ・キャラロハ・ウンケンソワカ――オン・キリクシュチリビキリ・タダノウウン・サラバシャトロダシャヤ・サタンバヤサタンバヤ・ソハタソハタソワカ――オンシュチリ・キャラロハ・ウンケンソワカ――オン・キリクシュチリビキリ・タダノウウン・サラバシャトロダシャヤ・サタンバヤサタンバヤ・ソハタソハタソワカ――オンシュチリ・キャラロハ・ウンケンソワカ――オン・キリクシュチリビキリ・タダノウウン・サラバシャトロダシャヤ・サタンバヤサタンバヤ・ソハタソハタソワカ――オンシュチリ・キャラロハ・ウンケンソワカ――オン・キリクシュチリビキリ・タダノウウン・サラバシャトロダシャヤ・サタンバヤサタンバヤ・ソハタソハタソワカ――オンシュチリ・キャラロハ・ウンケンソワカ――オン・キリクシュチリビキリ・タダノウウン・サラバシャトロダシャヤ・サタンバヤサタンバヤ・ソハタソハタソワカ――オンシュチリ・キャラロハ・ウンケンソワカ――」 (クウガもどきさんより)

言霊(甲種言霊) 大蓮寺鈴鹿、鏡伶路 等
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帝国式陰陽術に属する陰陽術の一つ。長編1巻初登場。
呪力が乗せられた言葉によって相手の精神に干渉し、言葉の内容を強制させる。
普通は大連寺鈴鹿のように対人で使用するのが一般的だが、鏡の場合は霊災相手にも通用するほどに強力。(クウガもどきさんより)

不動金縛り
東京レイヴンズ
汎式陰陽術に属する甲種術式の一種。第7巻初登場。
転法輪印から呪縛印を続けて組みながら呪文を唱え、対象の全身を呪術で金縛りの状態にし相手を拘束する。
●詠唱文:
「緤(す)べて緤べよ、ひっしと緤べよ、不動明王の正末の本誓願をもってし、
この邪霊悪霊を搦めとれとの大誓願なり! オン・ビシビシ・カラカラ・シバリ・ソワカ」 (クウガもどきさんより)


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