原案:堤幸彦 ドラマ:テレビ朝日系 2007年7月〜2007年9月 制作 テレビ朝日 オフィスクレッシェンド 制作協力 朝日放送 幼少の頃、天才寿司少年として有名になった宮古島の少年、米寿司(まいずつかさ)。 ある日彼は巨大カジキマグロによって祖父と父を失ってしまい、それ以来寿司の世界から離れて自然流(じねんりゅう)琉球唐手の師匠である老婆、武留守(ぶるす)リリーの下で修行の日々を送っていたが、その腕はからっきしであった。 ある日、司はリリーに連れられとある寿司屋に連れられて来た。 そこで司は主人の奥平海月(おくだいらくらげ)が、自然流琉球唐手の免許皆伝者であったコトと、宮古島で寿司を使った大規模リゾート開発計画が進んでいるコトを知るのだった。 その最中、海月の寿司屋「ティダ寿司」に開発推進派の手下の屈強な男達が乗り込んで来た。 開発反対派である海月に対して実力行使に出ようとした男達だったが、 彼らに対し海月は寿司を握ると同時に相手を吹き飛ばし、圧倒した。 リリーの機転で司は男達と戦うために店の外に出て戦うが、直ぐに劣勢に追い込まれてしまった。 その時、リリーはティダ寿司の見習い青年河原太郎に持って来させた尾頭付きの鯛を投げ付けさせた。 鯛の目を見た瞬間、司の髪は逆立ちギョ、ギョー、と奇声を上げてしまう。 「オマエなんか、オマエなんか……握ってやるーッ!」 絶叫すると司は、屈強な男達を野獣の様な勢いで片付けて行くのだった。 祖父と父の死がキッカケで司は、魚の目を見ると凶暴になって周りのモノ全てを見境無く破壊してしまうウオノメ症候群と化してしまったのだった。 我を忘れての暴走の末の3日間の留置から解放された司に対して、海月はリリーが人生を全うしたコトと、自然流の真髄である技、気泡握(きほうあく)が寿司の極意を極めるコトで修得出来るコトを教えたのだった。 こうして司は、再び寿司の世界に帰るコトを決意し海月の店の暖簾を潜ったのだった―― 「ケイゾク」や「トリック」など様々なドラマ、映画で特異な映像世界によって見る者を魅了して来た鬼才・堤幸彦が原案、演出を手掛けた本作は寿司と格闘と言う異質な要素同士がミックスされた異色作にして意欲作である。 主演の堂本光一自身が体当たりで挑んだアクション、ストーリィに散りばめられたギャグ、寿司対決と言うグルメ要素などが詰め込まれた何から何まで正に堤ワールドと言えるドラマである。 |
・暗流 群狼握り | 一柳洋 |
漫画版第24話初登場。 一瞬にしてスシを握ってしまう早業。 |
[1]電光石火稲妻蹴り [2]電光石火カミナリ大蛇(オロチ) |
鮫島竜太 |
[1]漫画版10話初登場。
稲妻の如く蹴りを繰り出す。 [2]漫画版第12話初登場。 空中から繰り出されるイナズマのごとき 超高速の連続蹴り。 |
・アツアツお粥握り返し | スシ王子 |
漫画版22話にて登場。 相手のお粥の粒を飛ばしてくる攻撃に対して、 手を高速で振るいスシのシャリとして握ってしまう。 |
・ウツボの突撃握り拳一貫 | スシ王子 |
第16話初登場。 千鳥足のようなフラフラの足取りで相手に 接近してから、一気に拳を振り上げて攻撃する必殺技。 |
・カジュマルの気根は幹に巻いてるんじゃなくて上から垂れ下がってるんだって握り数貫 | スシ王子 |
漫画版20話初登場。 自然龍 敵の「トグロ」という鞭のようにしなる 攻撃に対して使用したもので、 |
・台風乱舞 | スシ王子 |
漫画版10話初登場。 1000もの大量のトロを一瞬にて握り、 更に消えたようにして一瞬にして周囲に放り飛ばす。 |
・ヤシガニの雨粒満貫握り | スシ王子 |
漫画版第12話初登場。 人差し指と中指を突き出して繰り出される 超高速の指拳。 |
・気泡握(きほうあく) | 武留守(ぶるす)リリー&奥平海月(おくだいらくらげ) |
自然流(じねんりゅう)琉球唐手の真髄である技。 空気を包み込む様に気を握り、それを相手にぶつけて吹き飛ばす。 コレは寿司の握り方の極意と同様で、それ故に司は寿司職人としての修行をするコトになる。 その性質のため、寿司を握るのと一緒に放つコトも出来る。(墨汁さんより) |
・トグロ | |
第20話初登場。 春巻的自在すだれを まるで蛇のごとく操り攻撃を しかける。 |
・毒含掌竜王斬 | |
第16話初登場。 手を河豚の毒につけ続け完成させた 毒手から繰り出される連続の貫き手攻撃。 |