死がふたりを分かつまで  [必殺技辞典]

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蛇太刀(じゃたち) 源田鉄平
死がふたりを分かつまで
 切っ先を正中線からあえてずらした状態で突きを繰り出し、対象が防御行動に出た直後にずらした切っ先を正中線に戻す、もしくは体ごと切っ先をずらすことによって軌道を捻じ曲げ、防御を躱す技。源田曰く、「錯覚を利用する」ため、筋電感知義手“ノーバディ”に備わった装着者の視線や緊張をトリガーにすることで銃弾すらも自動的に迎撃する『イージス・システム』でも迎撃することは出来なかった。
 凶悪さを増す一方の犯罪者に、そして、いざと言う時には護にも対することも出来るだけの力を持つために、と鍛え直しに入った際に、源田の剣術の師匠である古流剣術の使い手・稲葉が伝授した。 (すがたけさんより)

水鴎流(すいおうりゅう) 波切りの太刀・その変型 土方護(ひじかた・まもる)
死がふたりを分かつまで
 刀を水中で下段に構えることで正確な刀身の長さを相手に把握させないとともに、相手が立てる波によって相手の位置を把握して斬り上げる技。
 斬り上げる不利を逆手に取り、屈曲率の違う水中に刀身を置くことで敵の間合いを狂わせつつ、身体全体で相手の動きを感じ取るという、直前に負った負傷で盲目になった護がオリオンとの戦いを制するために選び出した技。 JESUS〜砂塵航路〜でもクロスオーバーとして使用されている。(すがたけさんより)

太刀殺ぎ(たちそぎ) 土方護
死がふたりを分かつまで
 振り降ろされる相手の切っ先を狙って刀を打ち降ろし、弾いて相手の刃を逸らせることで敵の攻撃を封じるとともにこちらの振り降ろす刀を打ち込む、攻防一体の究極の交差法。
 真壁派一刀流に伝わる極意であり、作中において護に匹敵する力量を誇る剣士である刑事・源田の振るう警棒を縦に両断することで退けることに成功したが、護曰く「源田が高段者故に太刀行きがブレないからこその技」であるとともに、「太刀行きの速さそのものは源田の方が半呼吸早かったため、最初から太刀殺ぎを狙わなければならなかった」とする辺り、相当に拮抗した実力を持った剣士を相手にする時でないと使用は出来ないようである。 (すがたけさんより)

燕返し 土方護
死がふたりを分かつまで
巌流の虎切(こせつ)という切り返しの技に、『空を舞う燕を逃がさぬ』という逸話を基に護が独自の解釈と工夫を加えて編み出した技。
 『イージスの楯』楯雁人曰く、「深い踏み込みと∞の軌道を描く太刀筋を避けきることは至難の業」と称する斬撃は、空間を薙ぎ切ることでトランプ部隊のリーダーであるゼルムの仕込み槍による連続攻撃ごとその左腕を一気に斬り落とした。 (すがたけさんより)

真壁一刀流「時雨」 土方護
死がふたりを分かつまで
 連続して打ち込みを繰り出し続け、最終的に相手の『受け損ない』を誘発する、真壁派一刀流の秘伝。
「幾重、幾百、幾千と打ち込み、愚直に繰り返すことが出来れば、相手は必ず倒れ伏す」と、言葉にすると単純な秘伝だが、短時間で膨大な数の「受け」という単純動作を繰り返させることで脳に量子的な処理のバグを発生させる、脳の『スリップ現象』を誘発させながら、同じく膨大な数の「打ち込み」という単純な動作を脳ではなく、膨大な修練によって体得した感覚のみで行い続けることで、自らはスリップ現象による動作エラーを封じるという、いわば動作の発生源の違いを利用した、この技の前に敗れたザシド・トゥルス曰く、「気が狂わんばかりの膨大な数のトライアル&エラーを繰り返し見つけ出したであろう」「凡人のクソのような努力と過去からの積み重ね」が生み出した技。(すがたけさんより)


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