サーガ・オブ・ドラゴン [必殺技辞典]

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サーガ・オブ・ドラゴン 9世紀の北欧。そこに生きる人々はヴァイキングと呼ばれていた。厳しい自然と共に生きる彼らはアース神族を崇め、その主神であるオーディンに戦での加護を願った。たとえ戦場で果ててもオーディンの宮殿に招かれるならば、彼らにとって最高の名誉だったのである・・・・。

ノルウェーの森の中。ヴァイキングの追放者(アウト・ロー)である“剣(ヒョル)のヴォード”は、トロルに襲われる少女を助ける。彼女の名はフューンといい、ノルウェーを荒らすドラゴン“ギムヴェルグ”を退治しに来たと語った。どう見ても強そうに見えないその姿にあきれるヴォード。ところが、フューンは実は、かつて巨竜ファーブ二ルを倒した英雄シグルドの末裔だったのだ。
話を聞いたヴォードは、追放者としての汚名を晴らすべく、フューンに同行してドラゴン退治を手伝うことにする。途中、フューンの従者グリーム、魔法使い(セイズコナ)のリュセルを仲間に加え、一同はかつて英雄シグルドがファーブニル退治に使った神剣“グラム”を求めて森の奥深く分け入っていく。だが、森にはすでにギムヴェルクに従う邪悪なる者共が、彼らを餌食にせんと待ち構えていた・・・・。
ドラゴン退治に赴く若者達。彼らの行く手にあるのは勝利か、それとも死か・・・・。

単行本・・全1巻 ガンガンコミックス 1994年発行
作者・・・増田晴彦
北欧の英雄物語『ヴォルスンガ サガ』『ロズブローク サガ』を元にした西洋ファンタジー。王道のストーリーかと思いきや、ラストで意外な展開を見せる。
なおこの作品は、もともとは別の出版社から発行されたものが、ガンガンコミックスで再刊された物である。

竜の炎(ドラゴンブレス) ギムヴェルク
サーガ・オブ・ドラゴン
ノルウェーを蹂躙する邪悪なるドラゴン、ギムヴェルク最大の武器。その口から吐き出される息は人間を軽々と丸焼きにし、巨大な水柱を一瞬で蒸気に変え、岩を溶かすほどの高温の炎となる。魔力の泉で耐性をつけていたヴォード達も、まともに食らえば危うかった。 (ケケケさんより)

全方位雷精(スュルグレイプト) ヘルフローヴァ
サーガ・オブ・ドラゴン
雷精召喚の上位魔法。頭上に掲げた両手から、電撃を広範囲に撒き散らす。ヴォードら全員を巻き込もうとして使ったが、水精召喚に防がれた。

詠唱:全方位雷精(スュルグレイプト) 雷撃(スパーク)!(ケケケさんより)

水精召喚(ヴァッセル・ロー・ロックル) リュセル
サーガ・オブ・ドラゴン
水を操る基本魔法であると思われる。巨大な水柱を召喚し、相手の攻撃を受ける壁とするほか、津波として攻撃することができる。みためかなり強そうだったが、魔力で勝るヘルフローヴァはあっさり破ってしまった。

詠唱:西のかたあまねく広がる大海よ。エーギルの名の許に今我は汝を求む!水精召喚(ヴァッセル・ロー・ロックル)(ケケケさんより)

轟炎焼波(フォルブランニル) リュセル
サーガ・オブ・ドラゴン
火炎系魔法の中でも、かなり高度と思われる魔法。術者の周囲の大地より、湧き上がるように火炎がほとばしり、巨大な火柱を立てる。ヘルフローヴァの極霜冷却を上回り、ヘルフローヴァを焼き払った。本来はリュセルの手に余る魔法らしく、魔力増幅用の呪歌の杖が負担を受けて壊れてしまった。

詠唱:南の遠国炎熱の異界よりムスペルの子ら立ち現れよ。烈火の技を結集しスルトの剣を呼び醒ませ。轟炎焼波(フォルブランニル)(ケケケさんより)

天雷槌招来(ミョルニルズ・ロックル) リュセル
サーガ・オブ・ドラゴン
かなり上位の雷系魔法と思われる。天空より巨大な雷を落とし、敵を攻撃する。リュセル最大の魔法で、ギムヴェルクの片羽を吹っ飛ばすほどの威力を持つ。本来リュセルの技量では扱えないらしく使用を禁じられていたが、ギムヴェルクとの戦いでやむなく使用した。

詠唱:強壮なるミズガルズの守護神フィヨルギュンの子よ。汝が槌の威力を持って我が敵を討ち給え。天雷槌招来(ミョルニルズ・ロックル)(ケケケさんより)

地精召喚(ランド・ロー・ロックル) リュセル
サーガ・オブ・ドラゴン
土を操る基本魔法と思われる。眼前の地面を盛り上げて、攻撃をさえぎる壁とする。壁は二メートルほどの大きさで、前方から飛んでくる雹をかわすのに使ったが、高圧火球に破られてしまった。

詠唱:太古に死せるユミルの屍より生まれい出し大地の精よ! 女神ヨルズの名に於いて我等の壁となれ。地精召喚(ランド・ロー・ロックル)(ケケケさんより)

風精召喚(ヴィンド・ロー・ロックル) リュセル、ヘルフローヴァ
サーガ・オブ・ドラゴン
作中・最初に登場した魔法。強烈な風を起こし自由自在に操る。リュセルは、人間ひとりを空に巻き上げるぐらいの風を操ることができる。
ダークエルフのヘルフローヴァは、巨大な竜巻を巻き起こすことができる。この魔法で、水精召喚の水をまとめて巻き上げてしまった。

詠唱:はるか東フレースヴェルグの翼下より飛び来る風の精霊よ。今汝の力持て我が眼前の敵を葬りたまえ。風精召喚(ヴィンド・ロー・ロックル) (ケケケさんより)

火精召喚(エルド・ロー・ロックル) リュセル、ヘルフローヴァ
サーガ・オブ・ドラゴン
火系魔法の基本であると思われる魔法。リュセルは、杖の先から人間ひとりを包み込む大きさの火球を放射する。スケルトンを焼き払うのに使った。
ヘルフローヴァは直接には撃たず、高圧火球へのつなぎに使った。

詠唱:南の遠国炎熱の異界よりムスペルの子ら立ち現れよ。汝等が烈火の技もて我が敵を焼き滅し給え。火精召喚(エルド・ロー・ロックル)(ケケケさんより)

極霜冷却(フィンブル・スヴァリル) リュセル、ヘルフローヴァ
サーガ・オブ・ドラゴン
冷気を操る攻撃魔法で、霜精召喚の上位魔法。術者の背後から猛烈な吹雪が発生し、あらゆる物を凍結させる。リュセルが制限なく使える魔法の中では最高のものである。
ヘルフローヴァが使うとリュセルより魔力が上であるため、吹雪の範囲が明らかに広くなっている。

詠唱:精霊よ!! より集いて更なる力を示せ!!極霜冷却(フィンブル・スヴァリル)(ケケケさんより)

霜精召喚(フリーム・ロー・ロックル) ヘルフローヴァ、リュセル
サーガ・オブ・ドラゴン
冷気を操る基本魔法。空気中に冷気を集め、大量の雹と化して一気に降り注がせる。ヘルフローヴァが使うものはまともに当たれば蜂の巣になる威力があるが、ぎりぎりリュセルの地精召喚が間に合ったのでなんとか防ぐことに成功した。
リュセルが使った時は、極霜冷却へのつなぎだった。

詠唱:北の果て二ヴルヘイムより吹雪と共に来たれ霜の精霊よ。太古よりの寒気の長老フリームニルの名において我ここに召喚す! 霜精召喚(フリーム・ロー・ロックル)(ケケケさんより)

盲目(ブリンド) ヘルフローヴァ、ギムヴェルク
サーガ・オブ・ドラゴン
読んで字の如く盲目の魔法。対象の眼前に闇を貼り付け、その視界を封じる。一度に複数の相手にかけることもでき、かなり汎用性が高い呪文といえる。ヘルフローヴァとギムヴェルクがそれぞれ一回ずつ使ったが、両方とも神剣グラムの力で破られている。(ケケケさんより)

雷精召喚(レイプト・ロー・ロックル) リュセル、ヘルフローヴァ
サーガ・オブ・ドラゴン
雷を操る基本魔法だと思われる。両手の間に電撃をスパークさせ、それを前方に放電する。人間が食らっても死にはしないが、しばらく痺れて動けなくなる。ヘルフローヴァ得意の呪文らしく、使用回数が多かった。
リュセルも、一回だけ使っている。(ケケケさんより)

高圧火球(ロガヴィルム) リュセル、ヘルフローヴァ
サーガ・オブ・ドラゴン
高位の火炎魔法のひとつ。通常より大きな火球を作り、敵に向かって投げつける。リュセルが使った時はギムヴェルグに全く効いていなかったが、ヘルフローヴァが使った時はリュセルの地精召喚を吹き飛ばす威力があった。(ケケケさんより)


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