狼人同心  [必殺技辞典]

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 天正十八年、豊臣秀吉が天下を統一した日本。秀吉から関八州と江戸を与えられた徳川家康は、江戸町を支配するべく代官・天野康景を送る。当時の関東は田舎であり、江戸にはまだ町らしい町など存在していなかった・・・・はずであった。
 任地に到着した康景が見たものは、京都や大阪にも負けぬ繁栄と、そのどちらにもない自由を満喫する江戸の人々の姿。侍、農民、商人、はたまた犯罪者や外国人までなんの区別もなく自由に生きている自由都市・江戸町がそこにあったのである。思いもよらぬ現実を見て混乱する康景は、江戸町の顔役を務める牢人であり、江戸町の守護者でもある江戸玄番・通称“えどげん”と出会う。自由に生きる江戸の人々を守るという彼は、自ら同心となって康景の配下になりながら、徳川にも豊臣にも従わぬ誇りを持っていた・・・・
 戦国の巨大勢力・天下統一を果たした秀吉と、その撃破に燃える家康に狙われる江戸町。自由と混沌に生きる人々を、牢人同心・えどげんは守りきれるであろうか?!

連載・・・・・・・・・・週刊ヤングジャンプ
原作・・・・・・・・・・・會川昇
作画・・・・・・・・・・・片山誠
単行本・・・・・・・・・全2巻
“江戸であって江戸でない”自由の町を舞台にした時代劇アクション漫画。作画者が荻野真の影響を受けているため、絵柄がかなり似ている。

田宮流「行合」 平坂甚右衛門
狼人同心
田宮流抜刀術秘中の秘。脇差か太刀のどちらかを抜いて投げつけ、相手がそれをよけた隙を狙って斬りつける。抜刀のすばやさのため、脇差と太刀のどちらが飛んでくるかを悟るのは容易ではない。(ケケケさんより)

屍忍の法 服部半蔵正就など
狼人同心
伊賀が生み出した邪法と呼ばれる忍術。相手を死人に変えて、術者の思い通りに操る下僕と化す。死人は痛みを感じず、傷口はすぐにふさがる。さらに、この術を解くには首を切り落として殺すしかないという外道の技である。(ケケケさんより)
正就は生まれながらにしてこの術を発する左眼を持っており、他人の目を見るだけで死人に変えることができる。

伊賀忍術・蜘蛛帷子 うしお
狼人同心
伊賀のくノ一・うしおの忍法。鎖帷子を分解して鎖の束に変え、標的に放って縛り上げる。この鎖は術者の命ずるまま標的に絡みつき、決して離れない。(ケケケさんより)

[1]鞍魔古流・法の極
[2]鞍魔古流・眼の極
[3]鞍魔古流・一の極
[4]鞍魔古流・鬼の極
江戸玄蕃
狼人同心
[1]鞍魔古流の奥技・“鬼一法眼”のひとつ。空中に刀を投げると同時に自らも飛び上がり、風を巻き起こしながら斬りかかる。この技で凶半蔵を破ったが、鬼半蔵には防がれてしまった。(ケケケさんより)

[2]鞍魔古流の奥技・“鬼一法眼”のひとつ。天に掲げた刀に炎をまとわせ、炎の竜を呼び出して斬りつける。江戸を焼き払わんとした花火を全て打ち落とした。(ケケケさんより)

[3]鞍魔古流の奥技・“鬼一法眼”のひとつ。水上を突っ走りながら刀を振るい、水流の束を振るって敵にぶつける。秀吉の軍船を穴だらけにする威力を持つが、堀秀正には破られてしまった。(ケケケさんより)

[4]鞍魔古流の奥技・“鬼一法眼”のひとつ。鉛で封印されていた刀を抜くことで発動し、己の望むままに滅びをもたらす。本人だけではなく、相手が望む滅びも具現化させることが可能である。この技で、滅びを望む堀秀正を倒した。(ケケケさんより)


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