Relict〜トキの忘れもの〜 [必殺技辞典]

Relict2−エピソード・ムーン−

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対応機種・OS:Windows98/2000/Me/XP(CD-ROM)
発売/販売元:AniSeed 発売日:2004/10/29


数多くのブランドを手がける株式会社スペースプロジェクトの一角、『AniSeed』。 その名のとおり当ブランドは『sp-janis.com内でアニメーション部門担当』であって 「アニメーションならお任せ!」と自分で豪語しちゃうだけあってスタッフ陣も超実力派で構成され、 そのハイクオリティーアニメーションは他の業界でも一目をおく程。他の追随を許さない、 まさに超一流であった。 しかし今までは「スーパーロボット系」や「ガンアクション系」に着手してきたが、 どれも『やりこみ要素』という分野に関しては全く触れないものばかりであった。

しかし今回、これまでのAniSeedとは全く違う『やりこみ要素』を追求した『シュミレーションRPG』 に初めて挑戦した、全く新しいAniSeed作品として誕生したのがこの『Relict〜トキの忘れもの〜』。 戦闘システムは簡単操作でサクサク進む「アクティブタイムバトル(ATB)」、 ユニットの行動順を上手く組み合わせて発動させる「協力魔法」、 そして今回の数々のやりこみ要素の重要な核となる「アイテム合成」。 戦闘エフェクトや戦略性に関してはRPGとしての完成度も高い。

全体的に今までとは作風が異なるスタッフ陣で構成され、 原画担当は水月 悠(みなづきはるか)さん、シナリオを川嶋 千絢さん、 そして音楽担当として白羽の矢が立ったのは知る人ぞ知る実力派の土井 英範氏と、 「イリスのアトリエ エターナルマナ」の主題歌でおなじみ『Maple leaf』の霜月はるかさん。 特に霜月さんは以前からサークル活動で曲作りをしていたとはいえ、 これまでゲームに関しては主題歌やコーラスなど歌での仕事がメインであって、 この作品が音楽担当としてのデビュー作となる。数々のBGMの作曲・編曲を土井さんと共に作り上げ、 霜月さんの得意分野とする「ファンタジー」という事もあってか、その堂々とした出来栄えに圧巻。 主題歌ももちろん、ボーカル・作詞・作曲を霜月さんが、編曲を土井氏が担当。 このあと、霜月さんはTBS系列アニメ「ローゼンメイデン」のEDテーマを担当する事となる。
(大した事じゃないけど「水月&霜月」のWはるかの夢の共演)


遥か太古の昔、ヒトがまだ国を作ることも知らなかった頃。 月は緑溢れる惑星、自然と共に生きる平和な楽園であり、その住人が彼ら『ケモノビト』だった。 かつては肉食系の部族・草食系の部族間で、狩る者・狩られる者という立場の中で生活を営んできたが、 そんな境遇の中で草食系部族のケモノビト達は、力を合わせて感情・思念をエネルギー化する 手段を作り出して、肉食系のケモノビト達と共存する為の生活エネルギーを確保し供給することに成功した。 以後、肉食系・草食系のケモノビト達の争いは収まり、更に急速な文明の発達を遂げる事になった。

しかし、平和な日々はいつまでも続かなかった。 敵対していた部族の間で徐々にエネルギーの分配をめぐる争いが起こり始めていた。 その中心にあるのは、生活エネルギーを中心となって管理する『ウサギの民』への肉食系部族の反感だった。 やがてそれは、再び肉食系の部族と草食系の部族との争いに発展していく事になる。 そして長らく栄えた文明も、最後には自らの生み出した災厄により滅びさることになる。

部族間の争いは、肉食系ケモノビト達が草食系のケモノビト達に対し反乱を起こし、 強大な戦力と攻撃力をもって、草食系のケモノビト達から覇権を奪う寸前にまでいった。 しかし、ウサギの民をはじめとする草食系部族はこの戦いを終結に導くため、 感情・思念をエネルギー化する技術を応用した強大な兵器を生み出し、肉食系の部族に対抗する事にした。 『トキジク』の誕生である。トキジクは圧倒的な力で敵対する部族を鎮圧していった。 しかし予想し得なかった事態が発生する事となる。

トキジクは肉食系の部族たちの感情・思念をも取り込んでエネルギーとすることができたが、 その思念に影響を受けたトキジクの『核』が暴走してしまったのである。 トキジクは制御宝珠による一切のコントロールも受け付けず、各部族の共同攻撃を無力化し、 月を死の世界へと変えてしまった。

破壊対象を失ったトキジクは更なる破壊対象と殺戮を求めて、『地球』に飛び立った。 責任を感じていたウサギの民達はトキジクを追いかけて地球に降り立ち、 最後の手段を試みる事にした。それは、至近距離から制御宝珠の力を解放することで、 トキジクを消滅させようというものだった。 ウサギの民達5部族のリーダーは危険を賭してトキジクに臨むが、 その力は予想以上に強大で、この試みは失敗する事になる。 しかし、ウサギの民の女王は自らの命を投じて『制御宝珠の力』を増幅させる事で、 トキジクを地球の大地深くに封印することに成功する。

それから数世紀、地球での時が経ち、環境になじめないケモノビト達は次第に数を減らしていった。 少数のケモノビトの末裔が数部族のみ地上でひっそりとトキジクの封印を守り暮らしている。 しかしその封印も長い年月を経て弱まり、新たなる戦いを予感させる。 長い年月をかけ大地に溢れ出ていた『トキジク』の力・・・・・・再びその禁忌に触れようとするものがあった。

そして時は流れ現在、主人公『マイト』は森でスケッチ中に、 変わった格好をした女の子が武装した一団に襲われているのに出くわす。 その女の子こそ、月の民の生き残り、ケモノビトの『カグヤ』だった。

ウサギ族の血を引く少女と一人の青年の出会いが、新たなる物語を紡ぎ始める・・・・・・

天の裁き カグヤ
Relict〜トキの忘れもの〜
カグヤ専用武器『天の武具・横笛ツクヨミ』の装備コマンド。30センチ程度の大きさで材質は木+竹のコンポジット。ツクヨミは用途として楽器として音色を奏でる効果や、その音色によってマイトの暴走を食い止めたりとあるが、この場合は音色を奏でることによって敵の頭上に雷撃を落とし、攻撃する。この技はマイトが森でスケッチしている最中にカグヤがアイオーンに追われていたときや、マイトがアイオーンの一般兵に襲われそうになった時に使用した、いわば2人が出会うきっかけになったもので、この不思議な能力に最初マイトは軍の最新兵器かなんかと疑った。序盤の戦闘では彼女の主力攻撃コマンドとなる。(シールさんより)

獄炎波 カリン
Relict〜トキの忘れもの〜
ダメージを受ける事によって高まるSP値が100%に達し、
クロンと合体した状態(ホノカグツチ)なら使用可能になる必殺技。
足下から火柱を沸き立たせ、一列に並んだ敵を一気に攻撃する。(シールさんより)

ブラックホール トキジク
Relict〜トキの忘れもの〜
すべてを飲み込む黒い穴を空間にあけて、複数の対象を攻撃する。(シールさんより)

マッスルパンチ ムジョー
Relict〜トキの忘れもの〜
ムジョーの主力攻撃コマンド。マイトに対してはそれほど恐ろしい威力ではないが、
カグヤにとっては防御力を上げておかないと大変なことになってしまう。(シールさんより)

剣林陣 マイト
Relict〜トキの忘れもの〜
ダメージを受ける事によって高まるSP値が100%に達すると使用可能になる必殺技。
足下から無数の“闇の剣”を発生させ、相手を斬り刻む。第一章にて暴走したマイトが
ブレードに向かって放った技でもある。(シールさんより)

縛影剣 マイト
Relict〜トキの忘れもの〜
ダメージを受ける事によって高まるSP値が100%に達すると使用可能になる必殺技。
相手の頭上から“闇の剣”を発生させ、それを落下させて斬り刻む技。
また、相手の行動を封じる追加効果も備わっている。(シールさんより)

夢氷林 リオ
Relict〜トキの忘れもの〜
ダメージを受ける事によって高まるSP値が100%に達し、
アークと合体した状態(ハヤアキツヒコ)なら使用可能になる必殺技。
前方に向かって幾重もの氷の刃を突き立て、扇状の範囲を攻撃する。(シールさんより)


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