・世界を誑かす理(トーカー・トーカー) | 天草沙代 |
2巻より登場した特命霊的捜査官の一人・天草沙代の使用する術式。 使用状況などを見る限り対象に対して本来存在しないものを存在すると偽ることで対象を“騙し”、何らかの現象を起こさせる術式のようだ。作中では暗示能力として使用したり、対象を大気など自然現象に設定して炎やかまいたち等といった現象を起こして敵を攻撃したりといった使用方法を行っている。 ただし制約無く術を行使できるわけではなく、対象物が一定レベル以上の霊能力者など霊的抵抗力を持っている場合は直接この術を行使できない。また対象を偽る際の『命令』には婉曲表現などを使用することが出来ず、単純で直接的な命令で無ければならない。(クウガもどきさんより) |
・世界を欺く紅蓮の真実(レッドオネスティ) | 天草通 |
天草通が使用する精神干渉系術式の一種。第7巻初登場。 相手の認識を操作することにより、対象物を別の物体と認識させる能力である。 作中初登場時はその性質を利用し、大量の女性用下着を男性用下着(ブリーフ)に変える実例を見せて周囲に「対象物を一時的に別の物体に変化させる術式」と認識させていた。 (クウガもどきさんより) |
・悪口(あっこう) | アヤカリ |
アヤカリが使用する能力の一種。第8巻初登場。 前もって読心能力で相手の最も怒らせる内容の台詞を割り出し、その内容の台詞を相手が聞き取れないほどの速さで霊力と共に発する(このとき発せられる台詞は対象とする複数の相手ごとに個別の内容にすることが可能) そうして相手の心に直接その内容を訴えかけることで相手に自覚させること無く憎しみの感情を募らせる能力である。外部で聞いているものには絶えず一定の音が発せられているようにしか聞こえないのが特徴。 作中では主に『感情反転』の足がかりとするために使用されている。(クウガもどきさんより) |
・感情反転 | アヤカリ |
アヤカリが使用する能力の一種。第8巻初登場。 対象の感情を反転させることで、対象の精神状態を変えてしまう能力である。 ただし、精神支配系能力と相互干渉するためこの能力と同等もしくは上位の支配術式と同時に使用されると正常な効果は得られない。 初登場時は『悪口(あっこう)』と組み合わせることで即席の魅了能力として使用した。(クウガもどきさんより) |
・咆哮(“神狼”の“咆哮”) | 外神雅人 |
本作主人公である外神雅人が大量の五円玉を消費して行う霊力の一斉砲撃の「俗称」 T・I値(作中における霊力の数値換算の値らしい)3600を生かして五円玉に込められた思いを攻性霊力塊として一気に投射する「ごえん使い」の攻撃方法の規模を巨大にしただけのもの。ちなみに正式な技名ではなく(そもそも正式な技名は存在しない)、雅人が小さい頃に行った霊力弾の一斉投射の威力を当時周囲に居た大人達が目の当たりにし、その化け物染みた威力をそう呼び始めただけである。(クウガもどきさんより) |
・幸福招来 | キチ |
福の神が使用できる力の一つで、因果律を僅かに操作して対象に少し有利に働くようにする。 ただし正確な操作にはその福の神に合った福言葉(ラッキーワード)が必要となる(キチの場合は「大好き」)(クウガもどきさんより) |
・両替崩し | キチ |
元疫病神の新人福の神・キチが使用する術式の一つ。 お金を小さい単位のものに両替するうちに5毛(=0.05%)の割合で金額を増やす術である。 ちなみに現代日本においては二千円を一円玉もしくは一万円を五円玉に両替することで初めて目に見える利益が出る。(クウガもどきさんより) |
・震脚 | ゴリポン |
第6巻初登場。“高天の一族”が試練のために用意した無人島の主の使用する技法。 中国拳法における基本的な技法の一つで、足で地面を強く踏みつけることで拳に重心を乗せる技術である。 (クウガもどきさんより) |
・地獄の炎の饗宴(ヘル・ブレイズ・パラダイス) | チョロ |
ユーリネックス俊男の飼い犬(チワワ)のチョロが使用した魔術。 背面(術者が犬なのでつまりは真上)に膨大な熱量を持った巨大な魔力の火の玉を形成し、その圧倒的な熱量で相手を焼き払う呪文である。魔法発動には膨大な魔力が必要であり、人間の魔導師でも上級の魔導師でなければ使用できない高度な呪文であるため、この魔法を使用できるチョロは犬としては破格の実力を持っていることになる。 作中初登場は5巻。魔術を完成させて(魔力の炎の顕現を終えて)いつでも攻撃できる状態に持ち込んだが、いざ攻撃に移るところで雅人が牽制のために収束した魔力の光に込められた魔力が自分の魔法をいとも容易く飲み込むほどのものであることに気付き、攻撃を中止した。(クウガもどきさんより) |
・魅了(チャーム) | チョロ |
ユーリネックス俊男の飼い犬(チワワ)のチョロが使用した魔術。 文字通り対象を魅了して自らの虜にし、対象を自らの言いなりにしてしまう魔法である。 作中初登場は5巻。雅人の高校の女子の一部を魅了してハーレムを形成していた。なおチョロ曰く、自分のハーレムに沙代のような貧乳はいらないらしい。(クウガもどきさんより) |
・秘技 被害者のふり | チョロ |
ユーリネックス俊男の飼い犬(チワワ)のチョロが使用した切り札。 降参したと見せかけて相手の油断を誘い、相手が油断して隙を見せた瞬間に何らかの手段で攻撃する(本人にとっては)必殺技である。 作中初登場は5巻。見事お人よしの雅人の隙を誘い、あと1秒ほどあれば雅人を仕留める状況に持ち込んだが、しばらくチョロの隙を伺っていた沙代の使用する「世界を誑かす理」によって捕らえられた。(クウガもどきさんより) |