羅喉伝 [必殺技辞典]

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戦国時代も終わりに近い慶長十七年。海外貿易で財を成し世界にも知られる自由都市“堺”は、日に日に勢いを増す徳川家康の圧力に脅かされていた。葛城山は九曜村の修験者・葛城独角坊こと“九曜羅喉丸”は、天下の情勢を探るためこの堺に潜入するが、そこで見たものは異形の化け物が人間を喰らう姿だった。成り行きから化け物と交戦した羅喉丸だったが、女ながらに堺を治める実力者“和泉御前”に捕らわれてしまう。だが彼女は羅ゴウ丸の実力を評価し、彼を自分の配下に加えようと堺の秘密を明かす。
和泉御前が語るには、化け物の正体は南アジアの小国“アンガマン”に住むという“魔族(オラ)”。長年、彼らと取引をしていた和泉御前は、アンガマンに“不老不死の秘薬”が存在することを知りそれを得ようとしていたのだ。自らの想像を超えた事態に戸惑う羅ゴウ丸だったが、やがてまだ見ぬ世界への羨望を燃え上がらせ、和泉御前が率いる“多国籍海賊団”の一員となるのだった・・・
こうして始まった羅ゴウ丸の新たなる戦い。アンガマンを目指す彼らの前に、数々の魔族や、同じく不老不死を狙う伊賀同心が現れる。さてこの驚天動地の戦いの結末やいかに・・・・・・?!

作者・・・・・伊藤勢
連載・・・・・月刊コミックドラゴン
単行本・・・・全2巻
打ち切りに終わった『斬魔剣伝』の構想をもとに新たに描く伝奇冒険活劇漫画。だが、こちらも打ちきりになってしまい、数多くの謎は明かされずに終わってしまった。『斬魔剣伝』の登場キャラがアレンジを加えられて数多く登場している。

忍法みくろいど ささり
羅喉伝
己の体を構成している虫を放ち、相手に付着させてその行方を負う。(ケケケさんより)

婆娑迦(ばさか)の術 狂阿弥陀仏
羅喉伝
首筋より注入した薬物により気を嵩じさせ、狂い武者と化して戦闘力を飛躍的に高める。内容は「斬魔剣伝」に登場した「伐娑禍の術」とほとんど変わらない。(ケケケさんより)


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