忍法甲州路 [必殺技辞典]

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江戸時代、麻耶藩という小さな国でお家騒動が勃発していた。藩主の愛妾と江戸家老・石来監物が結託し、若殿の縁談を操ろうとしていたのである。そしてそれに反対した国家老と、若殿の婚約者だったお婉の命を狙って刺客を送り出したのだ。だがその刺客は、お婉を守る忍者・“雨師三兄弟”によって返り討ちにされてしまう。彼ら三人は、一族に伝わる催眠忍法を操り常人の及ばぬ戦闘力を発揮するのだ。返り討ちにされた刺客の内、辛くも生き残った「赤倉才兵衛」「黄瀬川黄白」「漆沢魚五郎」の三人は、この強敵を破るために新剣法を開発するのだが・・・・・・・・

 山田風太郎・作、忍法帖短編シリーズのひとつ。“催眠術VS催眠破り剣法”の対決アイデアが面白い。

半睡浮遊剣 赤倉才兵衛
忍法甲州路
雨師三兄弟の催眠術に対抗するため、編み出した秘剣。自己催眠をかけることで、自分を半分眠ったような状態に置き剣を振るう。すでに半分眠っているため、催眠術にはかからなくなっている。 (ケケケさんより)

仮睡自在剣 黄瀬川黄白
忍法甲州路
雨師三兄弟の催眠術に対抗するため、編み出した秘剣。眠っている状態で、体の一部分だけを目覚めさせる。また、逆用して体の一部分だけを眠らせることも可能である。たとえ催眠術にかけられても、体の一部分だけに効果を発生させ、他の部分を守ることが出来るのである。 (ケケケさんより)

夢界生動剣 漆沢魚五郎
忍法甲州路
雨師三兄弟の催眠術に対抗するため、編み出した秘剣。自らを夢遊状態に置き、剣を振るう。まさしく無念夢想の境地となって戦うことが出来るのである。また、夢遊病のような状態なのだから、当然催眠術は通じなくなっている。 (ケケケさんより)


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