忍者死籤  [必殺技辞典]

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江戸時代、公儀忍び組頭の服部屋敷に住む老人・折着甲閑は、人体の部分を交感する「万華の術」を開発した。その事に喜んだのは忍び組頭・服部千蔵。おりしも公儀忍び組には薩摩藩への隠密任務の命が下っていたが、“首次万華”なる男に率いられた薩摩忍者によってことごとく返り討ちにされていた。そこで千蔵は万華の術を使い、優秀な忍びの肉体とその術を残すことを考えたのだ。そして新たに選び出された公儀忍び組の精鋭・6人は、形見として体の部分を残しながら死地に赴くことになるのだったが・・・・・
1970年.・『小説サンデー毎日』に掲載された山田風太郎・忍法帖短編小説シリーズのひとつ。元医学者の山田風太郎らしい医学的見地の入った短編である。

万華(まんげ)の術 折着甲閑
忍者死籤
二人の人間の一部分を相互に移植手術して取り替える忍法。最初は眼球からはじまり、歯、手足、男根の順で交換可能になった。薩摩藩の首次万華も似た術を使う。(ケケケさんより)


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