忍者 石川五右衛門  [必殺技辞典]

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太閤・豊臣秀吉が日本を支配していた戦国の末期。彼の寵愛を受ける愛妾・淀の方は、信貴城之介という美形の踊り役者と情事を結ぶ。だが城之介の目的は、淀の方が女陰に収めている秘宝・“楊貴妃の鈴”を奪うことであった。首尾よく事を成し遂げた城之介だったが、なんと今度は彼が身を寄せていた踊り一座を根城にしていた大盗賊・石川五衛門とその一味に奪われてしまった。本名を甲賀丹波という五衛門の正体は、秀吉に滅ぼされた甲賀一族の生き残りなのだ。そして彼は、主家の娘である甲賀織部と共に、手に入れた楊貴妃の鈴を使って、ある企みをめぐらせるのであった・・・・・・・・・・

 山田風太郎・忍法帖小説短編のひとつ。「別冊週刊大衆」61年3月11日号に掲載された。

天華往生 石川五右衛門(甲賀丹波)
忍者 石川五右衛門
甲賀忍法のひとつ。獅子舞の口にくわえた葉っぱを相手の顔に被せることで、その視界を封じてしまう。この忍法を受けた者は、顔が燃えたかと思われるような灼熱の感覚を味わうことになる。 (ケケケさんより)

自縛心の術 甲賀織部
忍者 石川五右衛門
忍者が使う術のひとつ。息を止めることで、自らの命を絶つ。敵に捕らわれた時、秘密を守るために使用する。 (ケケケさんより)


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