メイプル戦記 [必殺技辞典]

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1997年7月15日、日本プロ野球実行委員会・協約特別委員会は、野球協約第83条の内、以下の2条文を削除した。
1、 医学上男子でない者
2、 不適当な身体または形態を持つもの
これにより、今まで果たされなかった女子のプロ野球が実現可能となった。希望者は続々と集まり、ついにはある新球団誕生に至ったのである。

豆の木高校の生物担当教師である広岡真理子は、新球団の監督就任要請を受け、北海道へやってきた。彼女はかつて、“守備の豆の木“といわれる野球部を育て上げ、甲子園で活躍した名将だったのである。
そんな彼女が監督となるスイート・メイプルスは、女性だけの球団。今まで野球が好きでも、プロでは果たせなかった女性達の球団である。集まってきた選手達は現役女子大生、名門お嬢さま学校のバッテリー、球界エースの妻、元高校球児・現オカマなどなど非常に個性的な面々。彼女達はさまざまな理由があれど、みな野球が大好きな女性達なのだ。さらにそうした選手のほかにも、広岡が呼び寄せたライバル高のコーチ、オーナーに球団社長なども、みな一体となってメイプルスを支え応援する。
やがて迎えた3月のオープン戦。鍛えられた選手たちは、初試合を圧倒的な勢いで勝ち抜くことに成功する。だが、彼女たちの戦いは始まったばかり。新球団スイート・メイプルスの行く手には、数々の試練が待ち受けているのである・・・・・・


作者・・・・・・・・川原泉
連載・・・・・・・・花とゆめ
単行本・・・・・・・・全3巻
野球好きなのんき者たちが大活躍するスポーツ漫画。豆の木高校の活躍を描いた『甲子園の空に笑え!』の続編であり、作者お得意のシリアスとギャグの融合がこの作品でも生かされている。
なお、単行本3巻々末には、短編『ヴァンデミエール 葡萄月の反動』が収録されている。

グローブ投法 芹沢桜子
メイプル戦記
魔球開発に明け暮れる芹沢が編み出した新投法。軸足を逆にした状態で投球モーションをとり、素手から持ち替えたボールをグローブで投げる。この投法で投げられたボールは、かってないほど邪悪な変化をもたらすという。ボールを持ち替える動作がボークになってしまうため、実戦では使えなかった。 (ケケケさんより)

ハクション大魔球 芹沢桜子
メイプル戦記
くしゃみと同時にボールを投げることにより、くしゃみの爆発的パワーがボールに加わり、くしゃみと同じスピード、つまり時速200km/hのスピードの尋常じゃない変化球を生み出す。くしゃみの強さによって一球ごとに変化球が変わる。スタミナを多く消費するので一試合3球が限度らしい。(爆裂破壊神さんより)

ういろう攻め 中京フーリガン
メイプル戦記
メイプルスの猛攻に怒ったグリフィンズファンが使用。相手チームの選手に、名古屋名物ういろうを大量に投げつける。紙吹雪のように乱れ飛ぶういろうを避けるのはかなり困難だが、当たってもさほど痛くない。メイプルスの選手は拾って食べていた。 (ケケケさんより)

乱れきしめん 中京フーリガン
メイプル戦記
メイプルスの活躍に怒ったグリフィンズファンが使用。相手チームの選手に、名古屋名物きしめんを雨のように降らせる。「ういろう攻め」と同じく、避けにくいが当たっても痛くない。脳天気なメイプルスナインには通じなかった。 (ケケケさんより)


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