魔天忍法帖  [必殺技辞典]

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江戸時代末期の文政年間、公儀隠密である忍者・鶉平太郎は、うだつのあがらない己の境遇にウンザリしていた。命がけの任務に比べて給料は安いうえに、将来を約束した恋人・お千にも玉の輿に乗られて裏切られてしまったためだ。忍者の用がない太平の世に絶望した彼は、戦国時代に生まれ変わることを望む。
 ところが、そう願った平太郎の前に、伊賀忍者の創始者・服部半蔵が出現。彼を本当に戦国の世に連れて行ってしまった。 だが、時の流れをさかのぼってついた戦国時代は、平太郎が知っているものとはどこかが違う。そこでは、“徳川家康”が“石田三成”に討ち取られ、“豊臣秀吉”が三成と敵対しているという奇怪な世界であったのだ!
 忍者の技と“本来の”歴史の知識を武器に、成り上がりを企む平太郎。果たして彼は、歴史の異なる異世界でどのような結末を見せるのか・・・・・?

作者・・・・・・・・・山田風太郎
出版・・・・・・・・・徳間文庫
風太郎忍法帖長編シリーズのひとつ。パラレルワールドの戦国時代を舞台に、翻弄される忍者の運命を描く。現代を舞台にした『忍法相伝73』と並ぶ、シリーズきっての異色作である。

忍法逆櫓 伊賀鍔隠れ衆
魔天忍法帖
鍔隠れの伊賀忍者が使う忍法のひとつ。並んで走っている二人の肩にもうひとりが乗り、そのまま走っていく。下の二人がどのように動こうとも上の人物には影響せず、しかも上の人物はそこから手裏剣を投げるなどして追手と戦うことが出来る。(ケケケさんより)

忍法髯切り 御牧道雪
魔天忍法帖
伊賀鍔隠れ衆のひとり・道雪の忍法。女性の陰毛をつないだものを振るい、物体を切断する。その切れ味たるや大木をも難なく切り倒し、その長さたるや50メートル先の標的にも易々と届く。 (ケケケさんより)

忍法肉雅楽 那河銀八
魔天忍法帖
伊賀鍔隠れ衆のひとり・銀八の忍法。鼻や口や指、果ては肛門・内臓までをも自在に振動させ様々な音を響かせる。雷のような大音響から様々な楽器の音まで多種多様であり、音による衝撃を発生させることも出来る。 (ケケケさんより)

忍法男曳き お服
魔天忍法帖
伊賀鍔隠れ衆のひとり・お服の忍法。乳房より粘液状の乳を噴出し、それを男に浴びせかける。するとその人物の男根はいきり立ち、しかも粘液状の乳に絡みつかれて引っ張られ激痛を味わうことになる。(ケケケさんより)

忍法虫とり草 お大
魔天忍法帖
伊賀鍔隠れ衆のひとり・お大の忍法。己の体を溶かして粘液と化し、触れた者にへばりついてその動きを封じる。粘液は地面に広がっているため、少しでも触れたものはその場で動けなくなる。また、粘液の塊と化した状態で、その内部に他人をおさめて守ることもできる。 (ケケケさんより)


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