甲冑の戦士 雅武 [必殺技辞典]

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時は戦国、日本各地が群雄割拠の渦中にあった時代。情報収集・破壊工作などで暗躍していた忍びの集団の中に、極めて特異な一団が存在した。彼ら“陽炎一族”は、人語を解し念話や念動力などの超常能力を操る犬の忍び“牙忍”を生み出す技を受け継いでいた。そして一族とともに戦う牙忍たちは、その驚異的な力により“戦国の最終兵器”の異名をとっていたのである。
そんな陽炎一族の長の息子として生まれた少年・蘭人。彼と共に戦う牙忍・雅武は、かつて“最強の牙忍”と称された炎の息子であり、陽炎一族の牙忍たちを率いる長であった。彼らはつねに正義の戦いを志し、争いが絶えぬ戦国の世を渡っていた。
だがある日、彼らの前に恐るべき強敵が現れる。陽炎一族と同じく牙忍を操り、その恐るべき技で恐れられる“牙魔一族”である。その力は凄まじく、陽炎一族の里を強襲され一族は壊滅してしまう。かろうじて生き延びた蘭人と雅武は、一族を絶やさぬため、邪悪なる牙魔一族に対抗するため果てしない戦いの旅に出るのであった。
果てしなき戦国を旅する蘭人と雅武。彼らの旅路の先にあるものは果たして何か・・・!?

作者・・・・・・高橋よしひろ
連載・・・・・・週刊少年ジャンプ
単行本・・・・・全2巻
『白い戦士ヤマト』『銀牙 -流れ星 銀-』などの犬漫画で知られる作者による時代劇アクション犬漫画。ジャンプコミックスセレクションで発売される際、タイトルに『銀牙外伝』が追加され『銀牙 -流れ星 銀-』の関連作品となった。

牙忍降ろし(がにんおろし) 陽炎一族
甲冑の戦士 雅武
紀伊に隠れ住む陽炎一族に伝わる秘術。特殊な秘薬を忍ばせた兜を犬に被せることで、その犬の能力を飛躍的に高めた“牙忍”とする。その能力は通常の犬のそれを遙かに超えており、念動や念波などを操り人語をしゃべることすらできる。この秘術によって生まれた牙忍は“戦国の最終兵器”とも呼ばれ恐れられているのだ。 術の源は兜についた“鬼神針”であり、それを犬の脳に刺すことで効果を発揮する。この鬼神針が多ければ多いほど強力な牙忍が誕生するのだが、打ちすぎれば犬は死んでしまう。(ケケケさんより)

牙忍念波 牙忍、蘭人
甲冑の戦士 雅武
牙忍が操る能力のひとつ。いわゆるテレパシーで、遠距離の仲間との意思疎通が可能である。蘭人は人間だが、最強の牙忍とされた炎の乳を飲んで育ったことでこの力を身につけた。(ケケケさんより)


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