1993年1月30日〜1994年1月22日まで放送。全47話。 企画:サンライズ 原作:矢立肇 監督:高松信司 西暦2050年、20世紀末に起きた化石燃料の枯渇によって、エネルギー資源はそれまでの石油などに代わって電力が主流となり、主要な乗り物も車や飛行機から電車(鉄道)へと変わり、人々の生活を支えていた。 かつて東京湾と呼ばれた場所に建つ未来都市:ヌーベルトキオシティ。表向きは平和で、人々が自由を謳歌する理想郷である。 とは言え、いつの世も犯罪というものは絶える事は無く、裏ではマッドサイエンティスト、マフィア、「真の統治者」を名乗る者、窃盗団などが暗躍し、人々の生活を脅かしていた。 ある日、吉永サリーは、父の手術を見守るべく病院に来ていた。その手術の真っ最中、病院の近くにある「マブーシ発電所」が、科学者ウォルフガングに襲われてしまい、電力が断たれてしまう、という事件が起こる。 手術の成功には電気が必要な為、何とか止めてもらおうと説得に向かうサリーに、ウォルフガング操るロボットが襲い掛かるが、旋風寺舞人(せんぷうじまいと)という青年に助けられる。 彼は現役の高校生でありながら、世界中に鉄道網を持つ大財閥「旋風寺コンツェルン」の若き総帥でもあり、人語を解し、人格すらも持つ超AIを搭載したロボット群「勇者特急隊」の隊長でもあった。 舞人はサリーを避難させた後、彼のパートナーである特急隊のリーダーロボット「ガイン」、自らが操縦する戦闘支援機「マイトウイング」、SL型のサポートメカ「ロコモライザー」からなる合体ロボット「マイトガイン」を操り、ウォルフガングのロボットに戦いを挑んでいく。 世界の平和を守る「勇者特急隊」の物語が、ここに幕を開けた。 サンライズが誇る「勇者シリーズ」の第4弾。この作品は「ダ・ガーン」までの「少年とロボットとの交流」というテーマから外れ、往年のロボットアニメにおける「正義を愛する主人公がロボットに乗り込み、悪と戦う」という原点回帰的なテーマがとられ、主人公側のロボットも、宇宙生命体が乗り物などに乗り移っているのではなく、人格をインプットされた「超AI」を搭載している、という設定になっている。 また、主人公:舞人のライバルとなる「エースのジョー」こと雷張(らいばる)ジョーの存在や、前作にもあった「複数いる悪人」(後半で巨悪が登場したが)という設定を引き継ぐなど、往年の味を出しつつも、それまでのシリーズの踏襲もきちんと行われている。 作品としては、随所にメタフィクションが盛り込まれており、それが最終回(この作品の最終回は、全てのアニメ作品の中でもかなり独特なものである)に直結する形をとっている。その一方で、主人公メカの合体シーンに専用のテーマソングが流れたり、合体後に決め台詞を言うなど、見せ場を際立たせる演出も導入されている。 勇者シリーズ中とりわけ異色の作品であるマイトガイン。監督である高松信司氏の手腕もさることながら、石田敦子女史のキャラクターデザイン(メインキャラのみだが)も人気を博し、シリーズでもかなり人気のある作品である。 ちなみにマイトガインと舞人の名の由来は往年の日活映画の主人公の自称『嵐を呼ぶマイトガイ』、他のキャラクターの多くは日活俳優から。 「銀の翼に望みを乗せて、灯せ平和の青信号!勇者特急マイトガイン、定刻通りに只今到着!」 |
[1]ダイバーアタック [2]ダイバーアンカー [3]ダイバーギムレット [4]ダイバースパーク [5]ダイバーデトネイター [6]ダイバーミサイル [7]ダイバーライフル |
ガードダイバー |
[1]背部の梯子を拘束で叩き付ける。(鳳皇護さんより) [2]腹部から放つ連結器。拘束に使用。(鳳皇護さんより) [3]右足のドリルダイバーのドリルでの蹴り技。 (鳳皇護さんより) [4]各部のパトライトでの強烈な光。(鳳皇護さんより) [5]肩の放水溝から放つバルカン砲。 (鳳皇護さんより) [6]腹部から出すミサイル。 (鳳皇護さんより) [7]ファイヤー以外の手持ち火器を合体させた銃。 (鳳皇護さんより) |
・ハイドロキャノン | ガードダイバー |
第4話初登場。両肩のファイアダイバーでいう放水銃部分から、水を噴出させる。(合体することで水力はアップしている) せっかくのガードダイバー初登場の技にも関わらず、最初に使用した時は、マイトガインに取り付いたネズミを落とすという地味な作業しかしていない。 合体しても基本はレスキューロボなので主に救助活動が任務。 |
[1]ガインアンカー [2]ガインショット [3]ガインショットグレネードランチャーモード [4]ガインバスター |
ガイン |
[1]腹部に搭載されている連結器。拘束など用途は多様。
(鳳皇護さんより) [2]左脇腹に収納されたのぞみ型ビームガン。雑魚相手なら一撃必殺。 (鳳皇護さんより) [3]ガインショットの先端に250mm経口(弾数5発)のランチャーアダプターを装備。分厚い装甲の相手に有効。 (鳳皇護さんより) [4]脚部から出す長距離攻撃用の砲身。玩具ではマイティカノンの流用だが、彼に装備されているものである。 (鳳皇護さんより) |
・グレートファイヤー | グレートマイトガイン |
第28話で使用した技。グレートマイトガインの胸部のエンブレムから熱線を放射する。どう考えても『マジ○ガーZ』のブレス○ファイヤーのオマージュである。(烏丸紫苑さんより) |
・パーフェクトキャノン | グレートマイトガイン |
第27話初登場というべきなのだろうか? 巨大隕石ドガンテスが地球に落下した際に、それを砕く時に使用したのが後のパーフェクトキャノンである超電導砲である。 マイトガンナーを肩口に接続することでパーフェクトモードに移行し、一気にエネルギー砲を発射する。 ドガンテスが落下した際には轟龍のエネルギーコネクトにも接続して協力して放っている。 その威力は凄まじく、グレートマイトガインも毎回技を放つ際の反動で、後方まで押し出されてしまう。 |
・真っ向唐竹割り | グレートマイトガイン |
グレート動輪剣にチャージされたエネルギーが光の刃となって天空まで伸び、気合い一閃それを振り下ろして敵を両断する決め技。 (静江有星さんより) |
・ゴウリュウキャノン | 轟龍 |
轟龍専用キャノン砲。(鳳皇護さんより) |
[1]ジェットエリネーター [2]ジェットクラスター [3]ジェットタイフーン |
ジェットダイバー |
[1]高周波ライフル、飛行形態では底部に設置。(鳳皇護さんより) [2]飛行形態から発射する6連装バルカン砲。(鳳皇護さんより) [3]劇中未登場。両肩からのジェット噴射。(鳳皇護さんより) |
[1]ダイノガーランド [2]ダイノハンマー [3]ダイノブリザード |
ダイノボンバー |
[1]恐竜形態の武器。鼻から2000発の弾丸を放つ。[まるで、ヤッターワンのチンジャラ砲みたいだが・・・イメージが。]
(鳳皇護さんより) [2]アニマルモードでの尻尾攻撃。(鳳皇護さんより) [3]恐竜状態に使用可能な技で、口からマイナス270度(ほぼ絶対零度)の吹雪を吐き出し攻撃する。 |
[1]ボンバーガントレット [2]ボンバーストリーマー [3]ボンバーミサイル |
トライボンバー |
[1]単体時の五倍のパワーを誇るトライボンバーの必殺技で、
超音速のスピードから繰り出される貫き手による突き攻撃。
[2]こめかみから放つバルカン砲。(鳳皇護さんより) [3]第8話初登場。 ライオボンバー、バードボンバー、ダイノボンバが猛獣3体合体したトライボンバーの攻撃。 胸の中央からミサイルを飛ばして攻撃する。(主に連続発射する) すぐにバトルボンバーが登場してしまうので、出番は少ない。 |
・不動金縛り | 日輪入道 |
第7話に登場した必殺技。右手に持つ錫杖を翳す事により塔婆形の頭部に掛けられた3つの輪を鳴らす事で音波を発し、音波を聞いた敵の精神を控御する事によって動きを封じ込めるのだが、日輪入道自身が錫杖を手放してしまうと金縛りは解かれてしまう。旋風寺舞人は音波を聞いた事により動けなくなってしまうが、祖父の旋風寺裕次郎は耳栓をした事で音波を聞かなかった為に金縛りには遭わなかった。(ABCさんより) |
[1]ドリルキャッチャー [2]ドリルグレネード [3]ドリルディッカー [4]ドリルハーケン |
ドリルダイバー |
[1]ビークルの砲身部から出る網。拘束、救助等に使用する。(鳳皇護さんより) [2]専用銃。(鳳皇護さんより) [3]ドリル部から出る砲弾。(鳳皇護さんより) [4]両肩のクローラーを伸ばして攻撃。場合によって梯子にもなる。 (鳳皇護さんより) |
[1]バードガトリング [2]バードスラッシャー [3]バードソニック |
バードボンバー |
[1]口内から出すガトリング砲。
(鳳皇護さんより) [2]翼の縁が刃になって、飛びながら斬る。(鳳皇護さんより) [3]鳥型状態で使用可能な技で、口から6万サイクルの超音波を発し攻撃する。 |
[1]バトルバースト [2]バトルランチャー |
バトルボンバー |
[1]胸部のライオボンバーの口部分から炎を発射して攻撃する。
ライオボンバーの「ライオフレイム」と同じ攻撃ならその温度は2000度にもなる。
[2]基本、ホーンボンバー(アニマルモード時)が背中から発射する「ホーンランチャー」と同じ技だが、 合体しバトルボンバーとなることで右肩からミサイルが発射される。 その威力はダイナマイト一万五千発分の威力があるらしいが、とてもそうは見えない。 |
・ファイヤーランス | ビクティム |
超AIロボットと化したビクティムが使用する技。自身の持つ槍から青白い炎を発生させ、敵を貫く。ファイヤージェイデッカーのバーニングファイヤーソードと互角以上の威力を誇る。(烏丸紫苑さんより) |
[1]ヒリュウジャべリン [2]ヒリュウストライカー [3]ヒリュウパルサー [4]ヒリュウブレイザー |
飛龍 |
[1]両先端に刃が付属している槍。分解して三節棍になる。(鳳皇護さんより) [2]肩の付け根から出す速射砲。(鳳皇護さんより) [3]ジェット形態でのパルサー砲。ヒリュウトンファー腕ガードが変形する打撃武器。場合によって刃が出る時も。 (鳳皇護さんより) [4]本来は飛龍の完成体メガソニック8823の武器。 3億度ものパルスレーザーを発射する強力なライフルであり、主にトドメ等ここ一番のときに使用する。 飛龍のパイロットであるジョーは、この武器をある程度接近してから(もしくは殆ど零距離で)使う事が多い。 (鳳皇護さん、烏丸紫苑さんより) |
[1]ファイアディスチャージャー [2]ファイアロケッター |
ファイアダイバー |
[1]肩の放水砲からの水攻撃。(鳳皇護さんより) [2]両肩から出すミサイル。(鳳皇護さんより) |
・スペシャルダイヤモンドアタック | フロマージュ |
第8話に登場した必殺技。胴体部分の装甲が展開させる事により巨大なトゲ付き鉄球をワイヤーに繋がれた状態で射出して、その時の加速度を利用しながら巨大な敵に鉄球を命中させるのであり、一度は操縦者の旋風寺舞人諸共マイトガインを負傷させてしまう程の物凄い威力を見せた。しかし例によって二度目に使用した時は流れ出た納豆で滑ってしまい、そのまま自身が技を喰らうハメとなってしまった後、マイトガインの止めの必殺技『動輪剣・縦一文字斬り』で倒されてしまった。(ABCさんより) |
[1]ホーンキャノン [2]ホーングラップ [3]ホーンサンダー [4]ホーンダッシャー |
ホーンボンバー |
[1]アニマルモードで最強。背部から出すキャノン砲。(鳳皇護さんより) [2]アニマルモード時の角でアンカーとして射出。 (鳳皇護さんより) [3]アニマルモード時の角から出す放電攻撃。(鳳皇護さんより) [4]アニマルモードでの体当たり。(鳳皇護さんより) |
[1]ポリスマグナム [2]ポリスミサイル |
ポリスダイバー |
[1]手持ち武器。小型で索敵能力が優れている。(鳳皇護さんより) [2]胸部から3連装ミサイルを放つ。 (鳳皇護さんより) |
・ドリルクラッシャー | マイトカイザー |
第24話初登場。ドリル特急の最前部分(カイザードリル)のドリルを右手に装着して、 そのままマイトカイザーの飛行能力(マッハ1,5のスピード)を活かし敵に突進し、ドリルで敵を貫く決め技。 ちなみにマイトカイザーはマイトガインと同等のパワーを持っている。 |
・縦・一文字斬り | マイトガイン |
超高空に跳躍し、パワーを限界までチャージした動輪剣に降下の勢いを乗せて敵を両断する決め技。 ちなみにゲーム版の『ブレイブサーガ2』では、彼の異母兄弟機のブラックマイトガインの必殺技としても扱われている。 劇中でもそれらしい描写はあったが、実際には技名を叫んでんいない。(静江有星さん、烏丸紫苑 さんより) |
・動輪剣マックスパワー | マイトガイン |
主に対飛龍戦で使われる技。モーションは途中までは縦一文字斬りと同じだが、動輪剣の刀身が更に光り輝き、敵を斬る。しかし、ヒリュウブレイザーとのぶつかり合いの結果では、1度目はお互い大ダメージを負う。2度目は競り負けてマイトガインが大破するという結果に終わった。 劇中でのヒリュウブレイザーとのぶつかり合いを見る限りでは、刀身を飛龍に向けていたり射程が更に長くなっている事から考えて、真っ向唐竹割りのようなエネルギー刃で敵を突き刺すタイプと思われる。(烏丸紫苑さんより) |
[1]マイティカッター [2]マイティディスチャージャー |
マイトガイン |
[1]右腕を展開して出す刃本来はマイトウイングの尾翼。主翼はそのままマイティシールドになる。(鳳皇護さんより) [2]脇部から煙幕のようなものを発射する。撤退に使用したり、消火に使用したりできる。 ただ出番は少ない。 |
・横・一文字斬り | マイトガイン |
第21話初登場。その名の通り、動輪剣を横一文字に薙ぎ払い、敵を一刀両断にする。 基本「縦・一文字斬り」でとどめを刺すマイトガインだが、高くジャンプできない洞窟内での戦闘や、縦・一文字斬りが破られた時にこの技を使用している。 |
・ショルダーキャノン | マイトガンナー |
両肩部から放つ四門のキャノン砲。(鳳皇護さんより) |
・セルフキャノン | マイトガンナー |
胸部の大型砲。正確無比で的確に撃つ。旋風寺邸の強化大金庫を打ち抜くほどの威力。 射程距離は1万mもの上空の敵に届くほどである。 (鳳皇護さん、墨汁さんより) |
・インパルスアタック | マイトガイン&マイトカイザー |
第28話初登場。2機が同時に対象に向かって飛び蹴りを繰り出す技。 初めて敵にこの技を放った際は敵に「片腹痛いわ」と一蹴されてしまった。 |
・ジョイントドラゴンファイアー | 勇者特急隊 |
第42話にて登場した勇者特急隊究極の合体、「炎の五体連結攻撃」 ドリル特急(マイトカイザー)を先頭としてロコモライザー(マイトガイン)、弾丸特急(マイトガンナー)、アニマル特急(バトルボンバー)、レスキュー特急(ガードダイバー)の順に連結し、龍のカタチの炎を纏い、敵に突撃する。 考案者は舞人の親友浜田で、電池を直列に繋ぐと電球がより明るく光る様に勇者特急隊全ロボットを連結して莫大なパワーを生み出すと言う発想から生まれている。 一見すると無茶苦茶な発想だがもその破壊力は絶大である。 しかし、機会に恵まれなかったためかリスクが大きかったのかは不明だが、 後にも先にもこの合体技が使われたのはこの1回のみとなっている。 (墨汁さんより) |
[1]ライオクラッシャー [2]ライオフレイム [3]ライオレーザー |
ライオボンバー |
[1]アニマルモードになって、牙と爪で噛み付き、切り裂く。
(鳳皇護さんより) [2]ライオン形態の時に使用可能な技で、口から2000度の炎を吐き出して敵を焼き尽くす。 [3]ボンバーズのライオボンバー専用銃。(鳳皇護さんより) |
・ロコモバスター | ロコモライザー |
ロコモライザー唯一の武装。汽笛部分のビーム砲。(鳳皇護さんより) |
[1]ボンバークラッシュ [2]ボンバーブレイク |
トライボンバー、バトルボンバー |
[1]最大奥義の蹴り技。巨大な相手の時に使用。ダイターンクラッシュみたいなものと思えばいい。
(鳳皇護さんより) [2]腕を分離させて放つロケットパンチ。(鳳皇護さんより) |
・秘剣・燕斬り | コジロー(剣豪ロボ) |
第3話に登場した剣豪ロボを操るコジローが使用(生身でも使用可能)。 相手の気を読み取り、一瞬で敵を切り裂く必殺剣で、一度はマイトガインを破っている。 相手を見るのではなく相手の気を読み技を放つので、 それが逆にあだとなって2度目の対決でマイトガインに技を破られてしまう。 |
・魔のオーラ | ブラックノワール |
第43話に初登場した必殺技。ブラックノワール自身が放つ強力な紫色の衝撃波であり、攻撃用として使用するにはマイトガインの装甲を打ち砕いてしまう威力を持ち、洗礼マシーンによりロボットやパイロットが浴びれば不死身の身体となれる。不死身の身体となったロボットは何度破壊されても直ぐに再生するのだが、イノセントウェーブの力により無力化となってしまう。 (ABCさんより) |
・忍法「風羽根」 | 闇風 |
第26話に登場した必殺技。両手の全ての指の間に挟んだ複数の白い羽根を敵に目掛けて投げ付けるのであり、 この羽根が着弾すると爆発する仕組みになっている。闇風が操縦する巨大ロボット 「闇風ロボ」も使用できるのであり、赤い霧の中では戦いが不利なマイトカイザー 以外の勇者特急隊を追い詰めるだけでも十分な成果を見せた。(ABCさんより) |
・忍法・断ち風 | 妖風 |
鋼線を自由自在に操って敵を縛り上げたり切り刻んだりする技。なお、妖風は専用のロボットを操縦する際も同様の技が使える。(烏丸紫苑さんより) |