まぶらほ [必殺技辞典]

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原作:築地俊彦
イラスト:駒都えーじ
(富士見ファンタジア文庫 他)


●原作版
 月刊ドラゴンマガジンで好評連載中の第3代龍皇作品で、主人公・式森和樹と彼の前に現れた宮間夕菜・神城凛・風椿玖里子の3人や身の回りの愉快な(?)人間たちを絡めて描かれるラブコメディ。
 本編である短編集、番外編である長編、メイドの巻などがある。

【あらすじ】
 式森和樹はエリート魔術師養成学校として有名な葵学園に通う17歳の高校生で、成績は下から数える方が早く、使える魔法の回数が8回(葵学園入学時は残り7回)と、普通の人の平均以下。
 そんな彼の元に突然、宮間夕菜という美少女が現れ、今日から自分たちは夫婦だと言い出す。さらに追い討ちを掛けるかのように風椿玖里子、神城凛という二人の美少女まで現れます。しかし、彼女らの目的は式森の遺伝子(式森の遺伝子の中には古今東西いろいろな優秀な魔法使いたちの血が凝縮されている)だった。

 さらに彼女たちがやって来た頃から様々な事件に巻き込まれ、その度に和樹は彼女らの為に魔法を使い続け、終には残り2回にまで減少してしまう。そんな時、ひょんなことから夕菜が魔力が減少し続け、死に至らしめるという治療法の確立されていない病気にかかってしまう。そして和樹はその残り2回の魔法を使い、命と引き換えに夕菜を救う。
 だが偶然にも和樹は幽霊の器を手に入れて現世に残ることとなり、夕菜達は和樹を生き返らせるために灰を集める。
 彼女らの必死の捜索の結果、灰が全て集まり、和樹を生き返らせる時を迎える。だがそんな時、紅尉晴明らから和樹が生き返った時、彼の今までの記憶は全て失われるだろうと告げられ、彼女らは惑う。だが最終的に決心して和樹を生き返らせることとなる。
 そして奇跡は起こり、和樹は記憶を残したまま蘇生に成功する。だが和樹の内蔵する魔力は大幅に上昇して、その魔力は少し漏れ出すだけで世界に天変地異や大事件を起こすほどになっており、魔法の使用は世界を滅ぼす危険性を秘めていることが判明する。和樹は今まで以上に魔法の使用禁止を強要される事となる。
 さらに和樹の魔力暴走を防ぐため2年B組に入ってきた栗丘舞穂や、幽霊時代に再会した山瀬千早なども和樹を巡る恋の駆け引きに参戦し、混迷の度合いを深めていく…


●TVアニメ「まぶらほ」(全24話)
 放送局 :BS系衛星放送「WOWOW」(ノンスクランブル)
 放送日時:2003年10月14日 〜 2004年4月6日
 放送時間:毎週火曜日 18:00〜18:30
 キャスト:式森和樹 役 … 阪口大助
      宮間夕菜 役 … 生天目仁美
      風椿玖里子 役 … 松岡由貴
      神城凛 役 … 猪口有佳
      紅尉晴明 役 … 辻谷耕史
      エリザベート 役 … こやまきみこ
      尋崎華怜 役 … 篠原恵美
 オープニングテーマ:「恋のマホウ」
 エンディングテーマ:「We'd get there someday」

どっちかというと、原作版よりも漫画版の流れをくんでいるため、ちょっと内容(というよりネタ)が原作に比べてさらにHな内容になっている。
原作と違うのは、和樹が幽霊として現世に残った際の原理、灰が人の心の中にあったということ、アニメ版オリジナルキャラで紫雲寮の管理人・尋崎華怜の存在、千早の設定が式森の幼馴染に変更されていたことなどが挙げられる。
なお、夕菜おなじみ「キシャー」の台詞はアニメオリジナルである。


【発売情報】
(原作小説版)
・「まぶらほ 〜にんげんの巻〜」
・「まぶらほ 〜ゆうれいの巻・うえ〜」
・「まぶらほ 〜ゆうれいの巻・なか〜」
・「まぶらほ 〜ゆうれいの巻・した〜」
・「まぶらほ 〜ふっかつの巻・ひがし〜」
・「まぶらほ 〜ふっかつの巻・とうなん〜」
・「まぶらほ 〜ふっかつの巻・みなみ〜」
・「まぶらほ 〜ふっかつの巻・なんせい〜」
・「まぶらほ 〜ふっかつの巻・にし〜」
・「まぶらほ 〜ふっかつの巻・せいほく〜」
・「まぶらほ 〜ノー・ガール・ノー・クライ〜」
・「まぶらほ 〜アージ・オーヴァルキル〜」
・「まぶらほ 〜メイドの巻〜」
・「まぶらほ 〜もっとメイドの巻〜」
(その他)
・宮下未紀 著「まぶらほ」(全2巻)
・アニメ版「まぶらほ」DVD全12巻
・「超解!まぶらほ」
・「まぶらほスペシャル まぶスペ」(限定通販作品)
・サウンドトラック 他


【関連作品・用語】
・「ドラゴン☆オールスターズ」
・『龍皇杯

人間鎖鎌 淫牙 愚留愚留子
まぶらほ
大会の個人戦第3戦で神城凛が戦った、絞首台高校の淫牙愚留愚留子の特技。髪を自在に伸ばしたり操ったりして相手の動きを封じる。イメージとしては「ジョジョの奇妙な冒険」の山岸由花子のスタンド「ラブデラックス」を考えたらいいと思われる。ちなみに手足を封じられた凛は口に剣をくわえて戦い、倒したそうである。(by 風椿玖里子)(クウガもどきさんより)

真空(ルフトレーア・ラオム) ヴィペール
まぶらほ
術対象者の周辺を真空状態にする魔法。 人間にかけると、外部との圧力差が生じ、呼吸ができず絶命させることも出来る。 正直いってかなりエゲツない。(パルヴァライザーさんより)

剪紙成兵(ジェンジチェンビン) 風椿玖里子
まぶらほ
『霊符』と呼ばれる特殊なお札に術者が召喚した精霊を宿らせて人型に変化させ、使役する術。本来戦闘用の魔法だが、彼女はこの術を男の取り合いやその男を虐めるためにばかり使っている。(4000マンさんより)

剣鎧護法 神城凜
まぶらほ
実体の無い鬼を使役する呪い。本来は形のない病魔などを調伏することに使うが、神城家の人間は鬼を日本刀に取り付かせて切れ味を高め、これを戦闘に用いる。ただし凜本人は一人の男を巡って他の女の子と喧嘩をするときにこれを使う。(4000マンさんより)

光の矢 栗丘舞穂
まぶらほ
連載第59回にて舞穂が披露した魔法。
文字通り、薄い青色をした光の矢を生み出して相手を貫く。舞穂はよほど魔力容量と才能があるのか、夕菜がウンディーネで作り出した盾を容易く貫くプロレスラーの腕ほどの太さの矢を作り出したり、また夕菜が回避・防御しきれないほどの膨大な矢を作り出して攻撃したりしている。(クウガもどきさんより)

魔法障壁(マジックバリア) 栗丘舞穂
まぶらほ
連載第59回にて舞穂が披露した常時展開型防御魔法。
結構よく知られる魔法の一つだが、彼女の場合はキレた状態の夕菜が手加減無しで放った『水精霊(ウンディーネ)』や『火竜(ザラマンダー)』を容易く一蹴するという信じられないほどの出力を発揮していた。(クウガもどきさんより)

リフレックスドライブ 茶之畑珠実
まほらば
なぜか乱入しているテニスコートで使用。相手のサーブを打ち返し、バックスピンでネット側に引き戻す、なにやら伝説らしき技。その原理は、謎の眼鏡女子生徒の解説いわく「ボールがガットに当たる刹那猛烈な回転をかけバックスピンをおこす!」…だそうである。同じようにコートにボールが潜り込むほどのスピンをかけた技も披露している。(HOLICさんより)

九龍鞭(ジュウロンビェン) 松田和美
まぶらほ
葵学園最凶の悪鬼、松田和美の得意魔法。頭上に巨大な炎の玉を発生させ、そこから九つの龍の形をした炎の鞭を伸ばすと言う物。どうやら彼女のオリジナル魔法らしい。(4000マンさんより)

水精霊(ウンディーネ) 宮間夕菜
まぶらほ
水を自在に操るための精霊魔法。魔法の下準備のような呪文で、実際に魔法本体を使うときは詠唱が必要なく、術者の力量で持続時間と威力が変わってくる。ちなみに使い方は攻撃のみでなく、扱う水を構成している水精霊単体で扱うことも可能で、アニメ版では水精霊に彼女のBFを見張らせていたこともある。(クウガもどきさんより)

光遊撃弾(グァンヨウジイダン) 宮間夕菜
まぶらほ
光の球体を投げつけ、目標点で爆裂させる魔法。彼女はこれを浮気した(と彼女が勝手に決めつけた)BFへのお仕置きに使っているが、はっきり言って一般人相手に使うものではない。と言うより最早ストーカー・・・。(4000マンさんより)

火竜(サラマンダー) 宮間夕菜、宮間由香里
まぶらほ
火を自在に操るための精霊魔法。水精霊などと同じく魔法の下準備のような呪文で、実際に魔法本体を使うときは詠唱が必要なく、術者の力量で持続時間と威力が変わってくる。
なお、夕菜の母である由香里の場合、魔力自体は低くとも戦術的に運用することによって、より効果的なお仕置きと恐怖を彼女の夫に与える。 (クウガもどきさんより)

風(シルフ) 宮間夕菜
まぶらほ
風を自在に操るための精霊魔法。水精霊と同じく魔法の下準備のような呪文で、実際に魔法本体を使うときは詠唱が必要なく、術者の力量で持続時間と威力が変わってくる。しかし比較的威力が低いため使われたのは「まぶらほ 〜ノー・ガール・ノー・クライ〜」の最初のとき1回のみである。(クウガもどきさんより)

冥府剣法 シーア・アポカリプス、セイ・アポカリプス
まぶらほ
大会の個人戦第4戦で神城凛が戦った、アメリカのマーダーキラー高校の黙示録姉妹ことシーアとセイの使う剣術。聖書の一説を引用して相手に襲い掛かってくる攻撃である。(クウガもどきさんより)


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