クロノベルト [必殺技辞典]

TOPへ

人妖能力“火車(かしゃ)” イチナ
クロノベルト
フォルテンマイヤー家の倉庫にあった銅鏡から召喚された後に保護され、コゼットの養女となった娘、イチナの人妖能力。
周囲一帯に、生半可なことでは消えない炎を大量に撒き散らしたり、炎のツララを生成して撃ち出したりする事ができる。
マグダラによって誘拐され、聖導評議会の信徒たちに殺されそうになった際に、再び覚醒した。
もともとは『あやかしびと』本編で死亡した氷鷹一奈のそれと同一なのだが、イチナはその氷鷹一奈が雲外鏡・鏡の力で
まだ純真無垢だった幼子のころにまで心身を戻された姿であるため、一奈ほど能力を制御できていない。
また、人妖能力そのものは雲外鏡に与えられた作り物の体であるために元の体ほどではないが、
ゴルトロックに存在する大気中の魔力と掛け合わせることで、その不足分はほぼ補われている。(妖さんより)

五光(ウークァン) 雲外鏡・睡、雲外鏡・鏡
クロノベルト
八咫鏡の試作品『真経津鏡(まふつのかがみ)』の付喪神にして、世界と世界を繋ぐ空間『回廊』の管理者である
雲外鏡・睡(すい)と、その妹である鏡(きょう)の使う、地球の中国の道術とゴルトロックの魔法を
組み合わせた符術のひとつ。
自身の魔力と妖力から作り出した霊符を取り出してかざし、「勅令を発す!」と、それに続く口訣を唱えることで発動。
ただし、これらの符術の威力は大気中に存在する魔力に依存するため、ゴルトロックや回廊に比べて
魔力が総じて薄い地球では、威力が大幅に落ちる。
この術は、手にかざした五枚の符から白、黒、紅、黄、緑の五色の破壊光線を発射する。
「勅令を発す!五光!」(妖さんより)

“散開探査(さんかいたんさ)” 雲外鏡・睡、雲外鏡・鏡
クロノベルト
雲外鏡姉妹の扱う符術のひとつ。
霊符を袖から大量に取り出して口訣を唱え、撒き散らした符たちに周囲一帯を探査させる。
「勅令を発す!散開探査!」(妖さんより)

“九十九火(つくもび)” 雲外鏡・睡、雲外鏡・鏡
クロノベルト
雲外鏡姉妹の扱う符術のひとつ。
口訣を唱えた後に目標に向かって手をかざし、彼女の服の袖口から吹き出す九十九枚の符を発火させ、
それを連鎖させて大爆発を起こす術。作中エピソード『かりそめの旅人たち』において、ゴルトロックから回廊に
侵入してきたレギオンとの戦いで睡が使用し、レギオンの体の上半分を吹き飛ばすも、仕留めるには至らなかった。
「……勅令を発す。天地は我物、故に天地万物例外なく我が理に従うべし。
 支配すべき数字は八、転じて無限を指し示せ。……吹き飛べ、“九十九火”!」(妖さんより)

土剋水:六道隔壁(どこくすい:りくどうかくへき) 雲外鏡・睡、雲外鏡・鏡
クロノベルト
雲外鏡姉妹の扱う符術のひとつ。
大量の符を目の前に展開して壁を作り出し、敵の攻撃を防ぐ。作中エピソード『復讐するは神になし』において、
聖導評議会信徒の氷の槍の魔法を防御するために、鏡が使用した。
受けた魔法や、符術の『土剋水』という名前から、五行相克に則った技とも推測される。
「勅令を発す。土剋水:六道隔壁!」(妖さんより)

魂帰封魄(こんきふうぱく) 雲外鏡・睡、雲外鏡・鏡
クロノベルト
雲外鏡姉妹の扱う符術のひとつ。
相手の額に符を貼り付け、口訣を唱えることで発動する。この術の符を貼られた者は、術の発動とともに霊符の力で
魂を肉体から飛ばされて即死し、その抜け殻になった屍体はすぐさま、術者に従って敵と戦う操屍(キョンシー)になる。
この術で使役されるキョンシーは意思や知性こそないものの、ゾンビと違い、より機敏に活動することができる。
こうした術の特質や即効性、さらにそれによる敵の混乱も見込めることから、用途としては集団戦向きの術である。
ただ、『死体を操る』という技の特質上あまりイメージがよくないため、雲外鏡としてもあまり使いたくはないらしい。
作中エピソード『復讐するは神になし』において、聖導評議会の信徒たちと戦う際に、鏡が使用した。
「勅令を発す。魂帰封魄!」(妖さんより)

土虚水侮、雲散霧消(どきょすいぶ、うんさんむしょう) 雲外鏡・睡、雲外鏡・鏡
クロノベルト
雲外鏡姉妹の扱う符術のひとつ。
袖口から噴出する符を周囲に無数に舞い上がらせ、口訣を唱えることで、符を周囲一帯を覆う濃霧に変換する術。
『復讐するは神になし』において、マグダラから受けた不意討ちで手傷を負わされた鏡が、
イチナを連れて聖導評議会から逃げる際に煙幕として使用した。
「勅令を……発す! 土虚水侮、雲散霧消!」(妖さんより)

霊符魔道、万端蓬莱(れいふまどう、ばんたんほうらい) 雲外鏡・睡、雲外鏡・鏡
クロノベルト
雲外鏡姉妹の扱う符術のひとつ。
袖口から噴出する符を周囲に無数に舞い上がらせ、口訣を唱えることで、対象を任意の場所へ瞬時に転送する術。
『復讐するは神になし』において、妹の鏡とイチナがソレイシアの大森林で聖導評議会に襲われていると知った睡が、
五千キロ以上離れたアーク・メリアのFBI本部から、九鬼とコゼットを現地へ送り出す際に使用した。
「勅令を発す! 空は歪みて奇を成して、地は歪みて飛躍を為す!
 霊符魔道、万端蓬莱! 我が眷属の元へ辿り着け! ――飛翔せよ(フェイ・シィアン)!」(妖さんより)


TOPへ