くノ一忍法帖  [必殺技辞典]

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大阪夏の陣が終わり、首尾よく豊臣家を滅ぼした徳川家康。豊臣秀頼に嫁いだ最愛の孫・千姫も救出され、もはや憂いは無くなったかに見えた。だが、単身大阪城に潜入していた服部半蔵正就が驚くべき情報をもたらす。
 大阪方きっての智将と恐れられた真田幸村。その部下である五人の信濃のくノ一たちが、秀頼の子を身篭っているというのだ。しかも、豊臣を滅ぼした家康を憎む千姫は、そのことを知りながらあえて彼女らを助け、家康との全面戦争をも辞さない。事態を知り驚きあわてる家康は、徳川家千年の安泰のためこれらくノ一たちの抹殺を図る。そのために選ばれたのは、伊賀鍔隠れ出身の伊賀忍者・精鋭五人衆。
 驚天動地の忍法を操る真田くノ一と伊賀忍者。徳川の未来をかけ、ちみどろに展開される忍法争いの結末やいかに・・・・・・?

作者・・・・・・・・・・・山田風太郎
連載・・・・・・・・・・・講談倶楽部
風太郎忍法帖・長編小説シリーズ第4弾。シリーズでもかなり人気作であり、Vシネマの実写ドラマ『くノ一忍法帖シリーズ』の原作となった。登場人物の半分が女性とあって、エロティツクさはシリーズでも屈指。

忍法 穴ひらき 雨巻一天斎
くノ一忍法帖
伊賀忍法のひとつ。一天斎と一度交わった女性は、彼に恋焦がれさかりのついた雌犬のように求めるようになる。そのままおいても三日で発狂するが、この術の真価は2回目の交合にある。彼と二回交わった女性は、アナフィラシキーショックのような現象を起こして死んでしまうのである。(ケケケさんより)

忍法 恋しぐれ 雨巻一天斎
くノ一忍法帖
伊賀忍法のひとつ。一天斎の精液を浴びた女性は彼を恋い慕い、雌犬のごとく悶え苦しみながら、精液を浴びた場所を嗅ぎ当てるようになる。(ケケケさんより)

忍法くノ一化粧 薄墨友康
くノ一忍法帖
伊賀忍法のひとつ。女性の股間に己の頭を突っ込んで精気を吸い取り、その女性そっくりの姿に変身する。吸われるほうはこのものならぬ快楽を味わうが、事が終わったあとは精気を抜かれて半病人となる。 (ケケケさんより)

忍法 月ノ輪 お奈美
くノ一忍法帖
信濃忍法のひとつ。股間から出した血を相手に付着させると、決して取れることが無い。(ケケケさんより)

忍法 幻菩薩 お眉
くノ一忍法帖
信濃忍法のひとつ。取り出した普賢菩薩の像を、女の幻覚に見せて男を惑わす。雲のようにまとわりつく幻覚は、男にあらゆる女性の存在感を与え行動不能にしてしまう。ただし、術の性質上女性には効かず、強い精神力を持った男にも効き目が無い。(ケケケさんより)

忍法 羅生門 お眉
くノ一忍法帖
信濃忍法のひとつ。己が宿している胎児の手を操り、子宮内に侵入してきたものを捕らえる。(ケケケさんより)

忍法 菩薩返し お由比
くノ一忍法帖
1991年製作の実写映画版に登場した信濃忍法。手に持った菩薩像よりレーザーのごとき光を発して敵を攻撃する。 (ケケケさんより)

忍法 夢幻泡影 お由比
くノ一忍法帖
信濃忍法のひとつ。股間から、大きな卵のごとき泡を大量に発生させる。この泡を見た者はその瞬間、意志を失いそれに向かって突撃していく。そしてその者は泡に包まれ、晴れたときには精神的な幼児退行を起こしている。一度かかれば十日ほど効果が続く。(ケケケさんより)

忍法 筒涸らし お揺
くノ一忍法帖
信濃忍法のひとつ。交わった男の精液から血液までも一滴残さず吸い取って抜け殻にする。吸われた男は体内からすべての血液を失い、代わりに吹き込んだお揺の命令を実行して死んでしまう。(ケケケさんより)

忍法 百夜ぐるま 鼓隼人
くノ一忍法帖
伊賀忍法のひとつ。己の「影」を切り離し、相手の「影」を攻撃する。隼人の影が、他人の影を攻撃すれば、その人物は傷が無くとも傷つけられた痛みを感じる。また、この術をかけられた女性にかけて影を犯せば、現実には指一本触れないのに交わった感覚を味わい虜とすることができる。また応用技として、相手の影を切り離して意のままに操る法もある。この術は物体の影にも影響を与えるが、逆に物体の影にはさまれると本体が動けなくなるという弱点がある。(ケケケさんより)

[1]忍法 肉鞘
[2]忍法人鳥黐
七斗捨兵衛
くノ一忍法帖
[1]伊賀忍法のひとつ。捨兵衛の精液は異常なまでの粘着力を持っており、空気に触れると瞬時に乾燥してなめし皮のような強靭さを発揮する。彼はコレを全身の皮にまとうことで鎧代わりとするほか、文字通りの薄皮一枚を残して敵の攻撃をよけることが可能なのだ。(ケケケさんより)

[2]伊賀忍法のひとつ。 捨兵衛の精液は異常なまでの粘着力を持っており、 それによって盾を作り上げ、相手の攻撃など粘着力でとらえる。

忍法 日影月影 般若寺風伯
くノ一忍法帖
伊賀忍法のひとつ。「もうひとりの自分」と称するものを他人の体内に入れ、その人物を己の分身として操る。分身は風伯としての人格を持ち、元の人間の意識はまったく残らない。(ケケケさんより)

忍法やどかり お眉、お揺
くノ一忍法帖
信濃忍法のひとつ。己の子宮内にいる胎児を外へ出し、別人の子宮へ移し変える。また逆に、他人の胎児を己の子宮内に移し変えることもできるようだ。(ケケケさんより)


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