●孔雀王 20世紀の日本。繁栄に浮かれる社会の影に、闇のものは生きずいていていた。彼らは時に表に現れ、さまざまな悪業を行い人々を苦しめた。そんな闇の者を倒すため、真言密教の影・裏高野は、ひそかに退魔師を持って彼らと戦ってい、これを調伏していた。 この物語は、そんな退魔師の中でも最強といわれた男・孔雀の、数奇な運命と戦いを描いたものである・・・・ 裏高野の退魔師・孔雀は若いながらも修行を積み、数々の事件を解決して闇の者を葬ってきた。あるときは死に切れぬ霊を慰め、またあるときは人を呪う呪禁道師と戦い、人々を救い続けていたのである。 1986年・ハレー彗星接近の年に恐るべき事件が起こる。新宿で発見された即身仏が何者かに盗まれたのだ。この即身仏は“凶皇仏”といい、欲望に凝り固まった者が成った邪悪なモノ。これを盗んだ闇の集団“六道衆”は、その邪悪な力を使って、大悪神・羅候を復活させようとしていたのである。 事件を追う孔雀は苦戦しながらも敵を倒し、凶皇仏の消滅に成功する。だがこれは、孔雀と六道衆の運命を巡る戦いの序章にすぎなかった。・・・・・・ 連載・・・・・・・・週刊ヤングジャンプ 作者・・・・・・・・荻野真 単行本・・・・・・・・全17巻 退魔師・孔雀と闇の者の戦いを描く伝奇アクション漫画。ド派手な戦闘シーンや、壮大な神話的ストーリーが展開される。夢枕獏など伝奇小説の影響を強く受けているが、この作品も、後の伝奇漫画にさまざまな影響を与えている。 日・香港合作の実写映画や、OVAアニメにゲームと他メディアへの進出も著しい.。 ○孔雀王第17巻 17巻は未収録短編集になっており、以下の作品が収録されている。 :魔界遊園地(全3話) ピエロに誘われて消えた少年。彼の友達から救出を頼まれた孔雀は、夥しい付喪神が巣食う遊園地にたどり着く。そこで孔雀が見た物とは・・・・・・? :刺青(全4話) 百鬼夜行の刺青を背負ったヤクザが、次々に殺されると言う事件が発生。調査に赴く孔雀は、百の刺青がそろうとき鬼神・百夜鬼が誕生することを突き止めた。犯人を阻止しようとする孔雀だが・・・・・ 孔雀と阿修羅の合体技が登場する唯一の話。 :王仁丸退魔録(全3話) かつて源頼政に退治された妖怪・鵺が復活した。事態を察知した王仁丸は、不死身の鵺を退治できる名刀・百足丸を求め、その持ち主たる漫画家・荻野真に接近する。だが、鵺は荻野を付け狙い、百足丸を奪おうと企んでいた・・・・・ 作者の荻野真が『孔雀王』キャラに遭遇するという異色作。題名通り王仁丸が主役で、孔雀は最後に登場するだけである。 :卒塔婆小町 平安の美女・小野小町を描く舞台『卒塔婆小町』。その公開が迫るなか、高野僧役の男が殺されという殺人事件が発生した。小野小町役の女優・小野町子の依頼を受けた孔雀は事件を調べるが・・・・ 最終回後に書かれた短編。本編から間が開いたため、作者の絵柄がだいぶ変化している。 ●孔雀王―退魔聖伝― 裏高野最強の退魔師・孔雀。幾多の妖魔を倒し、退けてきた彼は相変わらずの退魔行を続けていた。ある時は冥界より蘇った義経と弁慶を倒し、またある時はドラキュラ率いる吸血鬼の軍団を退け、人々と彷徨える魂を救っていたのである・・・・・・ そんなある日、テレビ局でとある番組の関係者が変死するという事件が続発する。調査の依頼を受けて現場に乗り込んだ孔雀は、そこで恐るべき陰謀を目撃する。だがそれは、日本の支配を巡る神々との戦いの序章にすぎなかった・・・・ 一年ぶりに帰ってきた孔雀王の新シリーズで全11巻。旧作の流れを受け継いではいるが、どちらかといえばパラレルワールドと思ったほうが良いかもしれない。また、旧作とはかなり絵柄が変化しているため、旧作からののファンは要注意を。 ○ 未収録短編集 単行本第11巻は未収録短編集になっている。収録作品は以下のとおり。 :聖夜 アシュラが通う通うカソリック系中学では、毎年のクリスマスミサで合唱部の発表が行われていた。だが、その合唱部のアルトパートが次々と事故に見舞われていた。アシュラの頼みで調査に来た孔雀は、そこで45年前の悲しい事件を知る・・・・・ 本編中でも数少ないアシュラの学校風景がみられる。 :迷家 家族から阻害され孤独を抱える父親たちが行方不明に。とある家族の依頼を受け、消えた父親を探す孔雀は、暖かい家族を求める妖怪・マヨイガに遭遇する・・・・・ :神の魚 3月の渓流釣りシーズン。釣りに赴いた人々が行方不明になるという事件が発生。アシュラと主に調査に赴く孔雀は、無数の魚が人間を襲う姿を目撃する。果たして彼らの正体とは・・・・・・? :竹取 今日は十五夜の満月。月見団子を頬張る孔雀はアシュラにかぐや姫の伝説を語る。それは、哀しくも美しい愛の物語であった・・・・・・ かぐや姫伝説の新解釈話だけかと思いきや、意外な人物の過去話でもあったりする。アシュラの浴衣姿にも注目。 :魔界パチンコ 坊主のクセにパチンコにはまった孔雀は、夜毎つぎこんでは見事に大負けしていた。一方そのころ、慈空は墓場で暴れる連中を止めてくれという依頼を受ける。実は孔雀が通っているパチンコ屋は、悪霊が墓場に作った結界だったのだ! 真相を知った孔雀は悪霊を退治しようとするが、この結界はパチンコのルールに縛られていて・・・・・・ |
・愛染明王星天弓 | 愛染明王羅我 |
羅我最大の奥義と思われる術。天弓を天に掲げ、そこから四方八方に光の矢を飛ばす。矢の数と威力はすさまじく、周囲のものをあっという間に蜂の巣にしてしまう。五輪坊をこの技で全滅させた。(ケケケさんより) |
・天弓 | 愛染明王羅我 |
六道衆・闇曼荼羅魔神のひとり、羅我の術。真言を唱えることで闇の波動による弓矢を作り出し、目標に向かって放つ。この矢はあらゆる物質を射抜く威力があり、連射や溜め撃ちも可能である。五輪坊を難なく片付け、孔雀や王仁丸も苦戦させた。(ケケケさんより) |
・裏高野連指弾 | 裏高野僧 |
飛行機内で慈覚親子を襲った裏高野僧が使った技。首にかけていた数珠をばらし、その玉を弾丸として指で飛ばす。人間を軽々と貫通する威力があり、飛行機の乗客が何人か犠牲になったが、肝心の慈覚にはあまり効かなかった。(ケケケさんより) |
[1]式鬼円陣 [2]式鬼裂風陣 |
王仁丸 |
[1]”神の人”グレゴリィこと軍茶利明王を殺すために使った術。地面の下からから現れた大量の式鬼が敵に組みつき、そのまま押しつぶしてしまう。お互いに絡みつく鬼の絵はなかなか迫力があるのだが、軍茶利があっさりと脱出してしまったので、詳しい威力のほどは不明。(ケケケさんより) [2]式鬼を使う技のひとつ。式札より大量の式鬼を飛ばし、竜巻のごとく回転させて相手を巻き込む。式鬼は回転しながら相手に纏わりつき、食いちぎってダメージを与えていく。軍茶利を多少怯ませたものの、ズヴァーディシュターナチャクラでチリになってしまった。(ケケケさんより) |
[1]呪禁道・息吹永世
[2]呪禁道・式鬼神鎧魂 [3]呪禁道・鬼槍波 |
王仁丸 |
[1]印を組み呪文を唱えた後、特殊な呼吸で神々の力を体内に取り込み、神と一体化する術。発動すると髪の色が変わり、体格もよくなって見るからに強そうになる。この技と天地二極拳を持って、孔雀を一時追い詰めた。孔雀の仲間になった後は、なぜかほとんど使わなかった。 (ケケケさんより) [2]軍茶利との戦いで使用。自らに式鬼を纏わせて鎧とする。見た目通り防御力が上がる他、式鬼を腕に纏わせて攻撃することもできる。軍茶利の三叉戟にびくともしなかった。(ケケケさんより) [3]本性を現して”クンダリーニ”となった軍茶利に使用。腕に式鬼を纏わせて、直接相手に殴りかかる。式鬼は半透明なので、物理的な打撃よりもエネルギー的な攻撃に近いようだ。軍茶利にはあっけなく破られてしまった。(ケケケさんより) |
・観世音消魔法 | 孔雀 |
夢見石の幻覚から逃れるため使った術。自らの意識を心の奥に沈め、心を攻撃する幻覚から身を守る。さらにこの術は、夢見石に取り付く悪霊を冥界に帰す効果もある。 (ケケケさんより) |
・九字神刀 | 孔雀 |
最も基本的な呪文である早九字を使っての技。「臨兵闘者開陳烈在前」の九字を唱えることで両手の指先に力を集中し、刀のようにして攻撃する。遊園地の雑魚を蹴散らしたりしたが、百夜鬼には通じなかった。
早九字は基本だけあって出番が多いが、技名がついたのはこの時ぐらいである。(ケケケさんより) |
[1]孔雀明王大呪 [2]孔雀明王紫爪波 [3]孔雀光翼呪 |
孔雀 |
[1]復活した孔雀大魔王を倒すべく、孔雀が最後の切り札として使った術。孔雀の全身から炎がほとばしり敵を焼く。この炎は、かつて孔雀明王が自らの悪の波動を焼き払うためにその身をさらしたという浄化の炎で、あらゆる邪悪に効果があるという。この炎は孔雀明王自身にも効果があるため、孔雀明王を守護神に持つ孔雀も焼かれてしまう。(ケケケさんより) [2]黄海峰との戦いで孔雀が使った技。両手に力を集中し、触れた物を粉砕する一撃必殺の技。獲物を狙う孔雀の姿をモデルにしており、手を鳥の爪の様な形にして攻撃するのが特徴である。同じく一撃必殺の黄家気功波とぶつかりあい、激しい勝負を繰り広げた。 (ケケケさんより) [3]光の都シャンバラで使った術で、孔雀明王法のひとつと思われる。孔雀王の翼を出した状態で光を集中し、そのエネルギーをビーム砲のように放つ。数ある孔雀明王法の中でも強力な術であると思われるが、八葉の老師には全く通じなかった。(ケケケさんより) |
・光明真言・破地獄秘法 | 孔雀 |
あらゆる物を食い尽くす餓鬼を封印するため孔雀が使った術。まず、ありったけの食料の周りに魔法陣を描いて餓鬼をおびき出す。そして、餓鬼が集まった所で魔法陣を大穴と化し、餓鬼をそのまま地獄に落としてしまう。最初はうまくいくかと思われたが、孔雀が穴の閉じ方を忘れたため、合体して巨大になった餓鬼が這い出してきてしまった。 (ケケケさんより) |
・式鬼返し | 孔雀 |
人の脳に巣食う上戸を操る術者を特定するために孔雀が使った術。自ら上戸を体内に取り込み、その波動を逆に辿って術者の居所を探る。上戸に脳を犯されずにいるのはかなり難しく、孔雀明王の加護を受けた孔雀にのみ可能であるという。逆探知まで後一歩だったが、大聖に気づかれて術が破られてしまった。(ケケケさんより) |
・雷帝電縛鎖 | 孔雀 |
地獄門内部での戦いで、青面金剛相手に使った術。強力な電撃で相手を縛り、その動きを封じる。全長20メートル近い青面金剛をしばらく縛り上げるほど強力だが、怪我で印が破れて術が解けてしまった。(ケケケさんより) |
・薬師瑠璃光光炎弾 | 宮毘羅 |
十二神将のリーダーである宮毘羅が最後に使った技。瑠璃光に身を包み火球と化して、決死の体当たりをかける。この技と孔雀の追打ちで、大聖の服を燃やし鎧に穴をあけることに成功した。(ケケケさんより) |
・光翼 | 倶摩羅 |
黄幡星の化身である倶摩羅の術。全身から発する光がさまざまな効果を発揮する。この光は死人に当てれば借りの生命を得させることができるが、他の形あるものに当てるとその物をボロボロと跡形もなく崩れさせてしまう。もともとは死人返りの効果を主に使っていたが、孔雀との戦いのために破壊の力を強化したようだ。(ケケケさんより) |
・チュウ・ヨーガ | グルカ族 |
孔雀大魔王復活を阻止するべく、ジグメら三人のグルカ族が使った術。全身の力を額に集中することで第三の目のようなものを作り出し、そこから光線を放って敵を攻撃する。ジグメが語るところによると、光線は暗黒ダキニ光というらしい。復活しかけていた孔雀大魔王には通じなかった。(ケケケさんより) |
・アジナーチャクラ | 軍茶利明王 |
第五のサーペントパワーにして眉間のチャクラ。第一から第四までのチャクラの効果を同時に発生させるという、極めて強力な効果を持つ。さらにこのチャクラは、炎と冷気の結界をも発生させ、捕らわれた者を逃がさない。王仁丸と嵐を結界に捕らえ、さらに幻覚で同士討ちさせようとしたが、大暗黒天の力に目覚めた王仁丸によって破られてしまった。(ケケケさんより) |
・アナハタチャクラ | 軍茶利明王 |
第三のサーペントパワーにして心臓のチャクラ。胸の部分より炎の渦が発生し、さらにそれが多頭の蛇のごとく相手に襲い掛かる。脅しで王仁丸と嵐相手に使ったので、威力のほどは不明である。(ケケケさんより) |
・ヴィシュッダチャクラ | 軍茶利明王 |
第四のサーペントパワーにして咽頭のチャクラ。喉の部分より光を発し、あらゆる物を氷漬けにしてしまう。作中では、アナハタチャクラの猛火を完全に凍結させてしまった。(ケケケさんより) |
・軍茶利尊三叉戟 | 軍茶利明王 |
六道衆八大明王のひとり、蛇身笑王・軍茶利の術。剣を構え真言を唱えると、剣から三つの刃が現れて敵を攻撃する。この刃は火に包まれており、目標に当たると爆発したようなダメージを与える。応用として大量に飛ばすバージョンや、爆発せずに貫通するバージョンもある。軍茶利が最も多用した術である。(ケケケさんより) |
・ズヴァーディシュターナチャクラ | 軍茶利明王 |
真の姿を現した軍茶利が使う、第一のサーペントパワーにして脾臓のチャクラ。下腹部に浮かび上がる模様から強烈な閃光を発する。この光はあらゆる物を細胞と化し、原子のチリにしてしまう。王仁丸が放った式鬼裂風陣を軽々と破ってしまった。(ケケケさんより) |
・マニプーラチャクラ | 軍茶利明王 |
第二のサーペントパワーにして臍のチャクラ。臍から放たれた光線が、相手の心を支配して幻覚を見せる。嵐の心を捕らえ、おぞましい幻覚を見せた。(ケケケさんより) |
・ムーラダーラチャクラ | 軍茶利明王 |
別名をグンダリーニシャクティという、第七のサーペントパワーにして尾てい骨のチャクラ。自らの体内にブラックホールのような空間を発生させ、あらゆる物を飲み込んでしまう。また、小さな蛇を無数に発生させ、あらゆる物を食い尽くさせる効果もある。サーペントパワーの本体とも言うべきチャクラであり、軍茶利最後の切り札である。(ケケケさんより) |
[1]黄家或畏鬼帯法 [2]黄家気功波 [3]黄家天降斎 |
黄海峰 |
[1]荊山の仙道士・黄海峰の技。集中し気を高めることで、獅咬剣にエネルギーを纏わせ攻撃する。黄が最も多用する技で、さまざまな妖魔を斬ってきた。獅咬剣がやたらと折れるので、いまいち強さがわからない。
決めゼリフは「右に大極! 左に獅咬!」(ケケケさんより) [2]仙道士・黄海峰が使う技。両手に溜めた気を突き出し、触れた物を爆発させる。発勁と名前こそ違うが効果はほぼ同じで、これを使って大極気功波が出せる。エネルギー弾の飛び道具として使うことも可能。 (ケケケさんより) [3]オカンを救うべく黄が使った最大の秘呪。天と繋がるというストーンサークルで陣を敷き、光の楽園への道を開く。このとき、黄自身は陣の中央で獅咬剣を掲げ、霊力を発し続けなくてはならない。さらにこの術を使っている間は、周辺が霊力の共鳴による振動波に覆われ、あらゆる物が粉砕されてしまう。そのため術者である黄もかなりのダメージを受けてしまう。自らの命をかけて発動し、見事シャンバラへの道を開いた。(ケケケさんより) |
・黄家仙道・九字神降 | 黄太元 |
天道士・黄太元の真髄ともいうべき技。「臨兵闘者皆陳烈前行」の九字を唱え、力を集中して攻撃する。力を集中するときに、周りの地形がでこぼこになってしまうほどの威力がある。この技自体は基本形であり、さまざまな技に派生する。 (ケケケさんより) |
・三元奇門遁甲八陣の迷宮 | 黄海峰 |
王仁丸と軍茶利の戦いに割り込んだ黄が使った術。周囲に「死」「傷」などの漢字を書いた紙を貼り付けることで、相手の目をくらます幻影を生み出すことができる。この術が発動すると、霧のようなものが発生し周囲の物がぶれて見えるようになるので、相手の攻撃を受けずに逃走する事が可能になる。劣勢の王仁丸を逃がすために使い、軍茶利を欺いた。(ケケケさんより) |
・踏コウ歩斗 | 黄太元 |
九字神降から派生する技のひとつ。分身を出しながら北斗七星の軌道を描いて動き、相手を取り囲む。この技を食らった者は北斗七星に対する北極星に見立てられ、その場から動くことができなくなってしまう。さらにそこから太元が分身と一緒に攻撃を加えるので、取り囲まれた者は成すすべなく倒されてしまう。 (ケケケさんより) |
[1]北斗真君破軍陣
[2]北斗七辰火界陣 |
黄太元 |
[1]九字神降から派生する技のひとつ。北斗七星の形に並んだ太元とその分身が、標的に向かって一斉攻撃する。岩を砕き大きな爆発を起こす威力がある。踏コウ歩斗からつなげて使い、王仁丸に止めを刺そうとしたが、孔雀達の登場で威力を出し切れずに終わった。 (ケケケさんより) [2]九字神降の奥義であり太元最強の技。かつて魔王シュウを一撃で倒したという七つの首を持つ火竜”応竜”を召喚し、相手を攻撃する。この技は、竜の首が相手の周囲を囲むように現れて猛火を吐くので、避けるのは非常に困難である。孔雀達を後一歩の所まで追い詰めた。 (ケケケさんより) |
・反魂法 | 西行 |
高野山の僧・西行が行ったという死者蘇生法。親に捨てられ獣に喰い散らされた哀れな赤子(後の武蔵坊弁慶)を蘇生させたが、その姿は見るもおぞましい怪物であり、まっとうな命を持たぬ不死身の人造人間であった。その出生に苦しむ弁慶は、千手観音に千本の刀を捧げる願掛けを行い、その過程で源義経と出会う。 (ケケケさんより) |
・禅定印 | 慈空 |
智拳印と対を成す技で、胎蔵界曼荼羅の奥義。印を組んだ術者を強力なエネルギーが包み込む。この状態で体当たりしたり、相手の攻撃をはじくことができる。孔雀の体を乗っ取った鳳凰相手に使い、不完全な智拳印しか使えない鳳凰を追い詰めた。(ケケケさんより) |
・大日如来種字光護法 | 慈空 |
倶摩羅との戦いで慈空が使った術。全身に大日如来の種字を書き込むことで、あらゆる闇の力から身を守る。さらに、全身から光を発し闇の力をかき消して、闇の者にダメージを与えることも可能である。倶摩羅の光翼にびくともしなかったばかりか、逆にその力を消し去ってしまった。(ケケケさんより) |
・大鬼王極冷波 | 大聖歓喜天 |
六道衆北面の守護者である大鬼王・大聖歓喜天の技。印を組み真言を唱えると、猛烈な吹雪が発生する。この吹雪はあらゆる物を凍結させ砕く力を持ち、それは人間であろうと例外ではない。十二神将をいとも簡単に倒してしまった。(ケケケさんより) |
・黄家仙道破軍波 | 天道神君・無上 |
光と闇の最終決戦で無上が使った技。突き出した手に気を集中し、前方に解き放つ。名前と技の見た目からして黄家気功波と同じ類の技と思われるが、闇曼荼羅城の門に大穴を空けたことから見て、威力は勝るようである。(ケケケさんより) |
・三戸秘孔 | 天道神君・無上 |
黄海峰に試練を与えるために使った技。相手の頭、胸、腹の部分を刺激し体内に住む三戸という鬼を活性化させる。この三戸は徐々に成長し、60日後には宿主を食い破って殺してしまう。海峰はぎりぎりでだったが、何とか試練を乗り越えて助かった。 (ケケケさんより) |
・胎蔵界曼荼羅八葉の陣 | 八葉の老師 |
光と闇の最終決戦において、闇の側が最後の局面で使った技。闇の盟主である天蛇王を中心に八葉の老師が円陣を組んで発動する。これにより、あらゆる物を飲み込みながら闇が巨大化して行き、最終的には地球はおろか宇宙まで飲み込んでしまうという。闇の最終奥義といえる技で、光の戦士たちも成す術がなかったが、対抗して発動した光の最終奥義「金剛界曼荼羅四印会の陣」に敗れた。(ケケケさんより) |
・夢幻宮 | 美童 |
屍解仙となった美童が使った術。自在に姿を消したりできる迷宮を作り出し、敵の侵入を阻止する。また、内部に侵入してきた敵も目くらましと妨害により、目的地にたどり着くことはできない。作中では黄海峰の指南車でほとんど迷いなく進んだので、すごさがあまりわからなかった。(ケケケさんより) |
[1]風天神・紫雲縛 [2]風天神奥義・旋回裂風陣 [3]風天神・裂渦陣 |
風神の嵐 |
[1]五輪坊”風”の統領である嵐の技。細く強靭な糸である紫雲糸の束をほぐし、相手に向かって放つ。放たれた紫雲糸はあらゆる物体を切り裂くほか、相手を絡めとる事もできる。嵐が最も多用する技である。(ケケケさんより) [2]おそらくは嵐最大の術。紫雲糸の束を振り回し、巨大な横向きの竜巻を作る。竜巻は人間をたやすく飲み込み、雪山で使えば雪崩を起こす威力がある。紫雲縛からの連係でも使用でき、捕らえられた者は風の勢いで紫雲糸に引き裂かれる。(ケケケさんより) [3]女人堂に侵入してきた信長に対して使用した術。手に持った錫杖を高速で回転させ、風の渦を発生させる。この渦はカマイタチを伴いながら相手の動きを封じる。信長をこれで捕らえたかに思えたが、あっさり脱出されてしまった。(ケケケさんより) |
・加楼羅鳥・金翅輪銛舞 | 鳳凰 |
裏高野第九階中僧都・鳳凰の技。八方輪銛を手に持ちながら高速で回転して、相手に突撃する。見た目あまり強そうには見えないが、信長の剣とぶつかり合ったときは女人堂の天井が吹っ飛ぶほどの爆発が起こったので、結構強力な技かもしれない。(ケケケさんより) |
・青蓮華光 | 文殊菩薩 |
八葉の老師のひとり、西南の花弁・文殊菩薩の技。文殊菩薩の象徴たる青蓮の花より閃光を発し、あらゆる物を消滅させる。龍神族の群れを一撃で消滅させたが、ロンギヌスの槍を得た孔雀には通じなかった。(ケケケさんより) |
・薬師瑠璃光背扇陣 | 薬師十二神将 |
裏高野最強の戦闘集団、十二神将の最大奥義。リーダーの宮毘羅の背中に錫杖を掲げ、そこから薬師如来の瑠璃光を放ちながら全員で一斉攻撃する。大鬼王極冷波を難なく跳ね返す威力を持つが、4人で出したため大聖自身には通じなかった。(ケケケさんより) |
・飯綱の法 | 黄泉御前 |
風の中に潜みあらゆる物を食らうカマイタチを操る術。一匹一匹はたいしたことがないのだが、集団で襲ってくるため印を組む暇がない。孔雀、王仁丸共にかなり苦戦したが、王仁丸の捨て身の作戦によって破られた。 (ケケケさんより) |
・たまふり | 黄泉御前 |
日の本を滅ぼそうとする怨念の呪術者・黄泉御前の術で古神道のひとつ。自分の周囲に小さな玉を大量に浮かせ、さまざまな攻撃と防御を行う。この玉は黄泉御前に命を奪われた者たちの魂であり、その恨みの強さで持って強力な術になっている。孔雀、王仁丸の攻撃もほとんど通用せず、黄泉御前が復活しきっていない死角を攻めることで何とか倒した。 (ケケケさんより) |
・破邪雷電鼓 | 雷神の雷火 |
五輪坊”火”の統領である雷火の技。背中に背負った太鼓に電撃を蓄えて投げつける。木々を軽々となぎ倒す威力があるが、オルガ相手に使って跳ね返された時ぐらいしか出番がないため、いまいち強さがわからない。(ケケケさんより) |
・龍神火焔槍 | 龍神族 |
孔雀を殺そうとする龍神族が使った術。手に持った槍に炎を纏わせて、敵を攻撃する。仲間数人でこの術を使ったが、孔雀の力で吹っ飛ばされたため威力などは不明。(ケケケさんより) |
・智拳印 | 孔雀、鳳凰 |
金剛界曼荼羅の奥義というべき技。印を組んだ手から強力なエネルギーがほとばしり、稲妻やエネルギー波となる。その力はすさまじくあらゆる物を粉砕するが、その真髄は暴走する闇曼荼羅すなわち胎蔵界曼荼羅を抑えることにある。
本来は孔雀王とその生まれ変わりである孔雀にしか使えないが、転生の邪法で孔雀の体を乗っ取った鳳凰も不完全ながら使用できた。(ケケケさんより) |
・合気法極波弾 | 王仁丸&慈空 |
対羅我戦で見せた王仁丸と慈空の合体技。慈空が気を送り込んで投げた独鈷杵に王仁丸がさらに発勁で気を送り込み、威力を高める。力が一点に集中しているため貫通力が高く、鋼鉄の体を持つ羅我を貫いて止めを刺した。(ケケケさんより) |
・合気法大日双光波 | 孔雀&慈空 |
倶摩羅に止めを刺した孔雀と慈空の合体技。慈空の発勁に孔雀の発勁をあわせ、巨大な気弾を放つ。孔雀と王仁丸とで放つ合気法大極波と見た目は大して変わらないが、大日如来の加護により光の力が強まっていると思われる。 (ケケケさんより) |
・黄家仙道・光鏡乱舞 | 黄太元+黄家仙道の道士 |
天道士・黄太元の技。標的の周りを太元と黄家仙道の者たちが囲み、手に持った鏡をかざして四方八方に光を反射させる。太元自身は反射する光と一体化し、円形の鏡を投げつけながら相手を攻撃する。光に包まれた敵は、太元の実体を掴むことができず攻撃を受け続けることになるが、太元の気配が読めるなら脱出が可能である。 (ケケケさんより) |
・大極気功波 | 王仁丸&黄海峰 |
オカンとの闘いで使用した王仁丸と黄の合体技。王仁丸が溜めた気に黄が発勁で気を送り込み、巨大な気弾として放つ。技自体の見た目は、孔雀と王仁丸の大極波と変わらない。孔雀が抑えてしまったので、威力のほどは不明。 (ケケケさんより) |
・破極炎 | 孔雀&阿修羅 |
ありそうでなかった孔雀と阿修羅の合体技。孔雀が集中した印に阿修羅が力を集中し、猛火を発生させる。孔雀が使う不動明王火炎呪と阿修羅が使う地獄の業火を合わせることによって、光も闇も一切を焼き尽くすことができるという。永遠不滅といわれていた百夜鬼を焼き払い、大ダメージを与えた。
なお、漫画では破極炎の「炎」は「火」の字が三つついている。(ケケケさんより) |
・破極炎 | 孔雀&阿修羅 |
ありそうでなかった孔雀と阿修羅の合体技。孔雀が集中した印に阿修羅が力を集中し、猛火を発生させる。孔雀が使う不動明王火炎呪と阿修羅が使う地獄の業火を合わせることによって、光も闇も一切を焼き尽くすことができるという。永遠不滅といわれていた百夜鬼を焼き払い、大ダメージを与えた。
なお、漫画では破極炎の「炎」は「火」の字が三つついている。(ケケケさんより) |
・金剛界曼荼羅四印会の陣 | 光の八戦士 |
光と闇の最終決戦において、光の側が最後の切り札として使った技。八人の光の戦士が相手を包囲した形で印を組み真言を唱えることで、内側の者の力を封じ自滅させる。密法最高の奥義であり、闇の最高奥義である「胎蔵界曼荼羅八葉の陣」に対するカウンター技として使用した。
なお、発動メンバーは紆余曲折あったが、最終的に孔雀、阿修羅、王仁丸、日光、天道神君・無上、ミル・ベグ、金龍&龍姫、黄海峰となった。(ケケケさんより) |
・百連鉄砲 | 天手力男神(アマノタヂカラオノカミ) |
天津最高神のひとり・タヂカラオの技。片手にで放つ発勁を高速で連発する。地面や岩壁に軽々と穴を開ける威力と、孔雀が避けきれないスピードを併せ持つ強力な技である。相撲の神であるタヂカラオならではの技。(ケケケさんより) |
・鬼攻破 | 王仁丸 |
鬼狩りの襲撃を受けたときに使用した技。両手に気をためバズーカ砲のごとく巨大なエネルギー弾を放つ。襲撃してきた鬼狩りをまとめて吹っ飛ばした。
一応『退魔聖伝』で初登場だが、発勁に独自の名がついただけだと思われる。(ケケケさんより) |
・パチンコ形結界 | 釘師の悪霊 |
世界最初の電動連発台である「村雨台」をつくった釘師の悪霊が、客の魂を捕らえるために使った術。文字通りパチンコをかたどった結界で、相手の魂をパチンコ玉の形にして奪うことができる。この結界はパチンコのルールに縛られており、脱出のためには結界の元になった村雨台を攻略しなければならない 。慈空が編み出し、孔雀に伝授された秘打「北斗降龍打ち」によって破られた。(ケケケさんより) |
・月光菩薩冷光波 | 孔雀 |
月と死を司る月光菩薩の力を借り、冷気の塊を放出する。食らった者はあっという間に凍結してしまい、行動不能になる。タヂカラオとの戦いでは、単独では効果がなかったが、不動明王火炎呪との合わせ技で鋼鉄の肉体を破壊することに成功した。
技名を言ったのは孔雀だけだが、ツクヨミが使った術もこの系統だと思われる。(ケケケさんより) |
・大発勁 | 孔雀 |
闇於加美戦で初使用した孔雀の技。両手で蓄えた気を圧縮し、周囲にばら撒くように放つ。エネルギー弾のように放つ普通の発勁と比べると、攻撃の範囲が広そうである。相手の体と接触して使うこともできる。(ケケケさんより) |
・退魔曼荼羅結界 | 孔雀 |
独房に監禁された孔雀が使用した術。孔雀明王真言を唱えながら自らの血で曼荼羅を描き、邪悪なる者を滅する結界とする。かなり強力な術で、襲ってきた囚人の死霊達を一瞬で消滅させた。(ケケケさんより) |
・馬頭観音捕縛呪 | 孔雀 |
遠野の神馬を捕らえるために使用した術。馬の神である馬頭観音の力を借り、大きな網を作って相手を絡め取る。孔雀のセリフからすると、馬の力を封ずる効果があるようだ。神馬をいったんは捕らえたが、隙を見て逃げられてしまった。(ケケケさんより) |
・風天神・斬裂渦 | 孔雀 |
風を司る風天神の力を借り、周囲の者を切り裂く強風を巻き起こす。風はかなり強く、周囲を囲んだ雑魚の掃討などに最適である。下水道での戦いで孔雀が使った術のひとつ。
風天神は『無印』時代から出番がそこそこあるのだが、なぜか技名がついていなかった。(ケケケさんより) |
・北斗降龍打ち | 孔雀 |
釘師の悪霊が作ったパチンコ形結界を破るために使用した技。発勁を連発して気の玉を複数だし、それを釘の役割をする墓石に絡みつかせる。さらにそれから全力を込めた玉を飛ばし、大当たりの台へぶち込む。この技で見事結界を破り悪霊を倒した。
もともとは慈空が電動連発台「村雨台」を破るために編み出したパチンコの技なのだが、結界からの脱出のために孔雀に伝授された。(ケケケさんより) |
[1]摩利支天太陽剣 [2]摩利支天斬裂刀 |
孔雀 |
[1]摩利支天武具加持法のひとつ。太陽神にして武神である摩利支天の力を借り、手に持った武器に光のエネルギーを纏わせる。これにより邪悪な妖魔に効果の高い武器を作り出すことができる。錫杖などで使うとエネルギーを纏うだけだが、独鈷杵で使うとライトセイバーのようになる。
似たような技は『無印』にもあったが、名前がついたのは『退魔聖伝』からである。(ケケケさんより) [2]太陽神にして武神である魔利支天の力を借り、三日月状のカッターを大量に飛ばす。タヂカラオ戦で使ったが、鋼鉄の肉体を持つタヂカラオには通じなかった。(ケケケさんより) |
・鞍馬流魔兵法鬼弾走り | 源九朗判官義経 |
現代に蘇った怨念の剣士、源義経が使う技。刀を持ち鎧を着込んだ状態で、空中回転し跳ね回りながら相手を攻撃する。かつて壇ノ浦の戦いで、平氏の船をことごとく沈めた技だという。鎧を着込みしかも回転しているため生半可な攻撃ではびくともしないが、むき出しの顔の部分を狙われると弱い。 (ケケケさんより) |
・大慈悲千眼光 | 千手観音 |
大慈悲の心で持って全てを救うとされる千手観音の力。40本ある腕にひとつずつついた40個の目玉から光を放ち、この世をさまよう魂を成仏させる。人造人間である弁慶を救うべく放ち、その魂を涅槃へと導いた。
なお、千手観音は実際に腕を千本持っているわけではなく、40個の目玉が一個につき25種の救いを示すので、それを合計して千手千眼になるとされている。(ケケケさんより) |
・太陽勁 | 日光 |
『無印』からの登場人物である日光がはじめて使った技。両腕にエネルギーを集中し、相手に向かってエネルギー弾のように放つ。孔雀達が使う発勁と同じ技だと思われるが、日光の守護神である大日如来の力により、光の力が強まっていると思われる。テスカトリポカには全く通じなかった。
日光は『無印』時代から出番が多く戦闘シーンも豊富なのだが、技名がついたのはこれが最初である。(ケケケさんより) |
・日輪爆裂鎖 | 日光 |
裏高野第二位権の大僧正・日光の技。印を組んだ両手から大量の輪を飛ばし、相手に引っ掛けて縛り上げる。テスカトリポカに使ったがあっさり脱出されてしまったため、詳しいことは不明。名前からして、縛った後は爆発するのかもしれない。(ケケケさんより) |
・神楽舞 | 服部遮那 |
能の大家・観世阿家の血を引く遮那の技。神の動きを真似た踊りで、自らの体内に神を呼び込むことができる。これにより特殊な波動を放ち、妖魔等の悪しき者を滅することができる。瘤の妖魔と化した善道に大きなダメージを与えた。 (ケケケさんより) |
・怨霊結界 | 非道霊子 |
”死霊使い”の非道霊子が使った術。大量の札と魔方陣によって、死霊に守らせた結界をはる。この結界に迂闊に入り込んだ者は、死霊にたかられて引き裂かれてしまうという。本人は自信満々だったが、目魂の力には遠く及ばず、あっさり突破されてしまった。(ケケケさんより) |
・ホーリーレイディエントクロス | マルコ |
バチカンの聖戦士・マルコの技。キリストの聖痕にちなんだ傷を両手のひらにつけ、さらに腕を十字に組んで光のエネルギーを発生させる。キリストの聖なる力を受けた光を浴びた妖魔は、ひとたまりもなく滅びることになる。ドラキュラやテスカトリポカとの戦いで使用した。(ケケケさんより) |
・愛染明王天弓光 | 八意思金神(ヤゴコロオモイカネノカミ) |
天津神最高神のひとり・オモイカネの術。印を組んだ巨大な触手から、光の矢を放つ。もともとは密教の術のひとつであり、孔雀との戦いで使用した。 『無印』にでた「天弓」「愛染明王星天弓」とは名前が違うだけで、基本的には同じ術だと思われる。(ケケケさんより) |
・軍茶利明王火焔蛇 | 八意思金神(ヤゴコロオモイカネノカミ) |
オモイカネが使った密法のひとつ。巨大な触手で印を組み八大明王のひとり・軍茶利明王の力を借りることで、蛇をかたどったような炎を起こす。孔雀の水龍神と相打ちだったため、詳しい威力のほどは不明。(ケケケさんより) |
・月弓刀 | 八意思金神(ヤゴコロオモイカネノカミ) |
タケミナカタとの戦いで使った術。背中から三日月を象った刃を出し、それを大量に飛ばす。なかなか強そうだが、タケミナカタはあっさり破ってしまった。名前からして神道系の術だと思われる。
なお、技名は「つくゆみのたち」と読む。 (ケケケさんより) |
・天津神法・大蛇変化 | 八意思金神(ヤゴコロオモイカネノカミ) |
タケミナカタとの戦いで使用した秘術。本体である脳を巨大化させ、そこから八首の大蛇の頭を生やす。この蛇はかつて国津神を最も恐れさせたヤマタノオロチであり、その力で持ってタケミナカタを倒そうとした。蛇は再生力のほかうろこを弾丸のように飛ばす技もあり強力だが、タケミナカタに破られた。(ケケケさんより) |
・毘沙門天夜叉走牙 | 八意思金神(ヤゴコロオモイカネノカミ) |
オモイカネが使った密法のひとつ。巨大な触手で印を組んで四天王のひとり・毘沙門天の力を借りることで、牙を持つ獣のような夜叉を召喚する。夜叉は群れを成して敵に突撃し、切り裂くようなダメージを与える。孔雀との戦いで使ったが、発動シーンが一瞬だったため詳細は不明である。(ケケケさんより) |
・指切りの呪法 | 山子 |
深山に住む妖魔である山子が使った術。自らの小指を切り落として呪をかけ、相手の指に絡みつかせる。これにより相手の心を支配することができる。この呪術は最も心臓に近いという左手の薬指と絡ませると効果が増し、迂闊にはがせなくなるという。(ケケケさんより) |
・死人結界 | 月読、ツクヨミ |
裏高野を乗っ取った天津神が、反逆者を仕留めるために使った術。死を司る月の魔力により、死者を操って結界と成す。この結果に進入したものはおびただしい数の死者に捕らえられ、自らもその一部と化してしまう。 直接使用したのは裏高野の月読だが、天津神のツクヨミも使用できると思われる。(ケケケさんより) |
・内発勁 | 宮司、麗蘭 |
物部神道の秘奥義。体内の気を一箇所に集中し、そこに触れた物を内部から爆発させる。普通は手で使うことが多いが、その気になれば足で使ったり、さらには相手に抱きついて全身で使うこともできる。他のキャラの発勁と違い飛び道具としては使えないようだが、こっちのほうが本来の発勁に近いかもしれない。(ケケケさんより) |
・大極火 | 王仁丸&阿修羅 |
箱舟での戦いで使用した王仁丸と阿修羅の合体技。王仁丸の発勁に阿修羅が炎をあわせ、巨大な炎を生み出す。箱舟の一角を大量の妖魔もろとも吹っ飛ばす威力がある。かなり強力な技だが、使用したのは一回きりだった。(ケケケさんより) |
・大日如来光爆波 | 孔雀&蓮華 |
触媒の力を持つ蓮華と、孔雀の力を合わせた術。2人が印を組み真言を唱えることで、太陽光を発するエネルギー体を作る。その力は強大で、あたり一面を昼間にし不死身の吸血鬼に大ダメージを与える。見たところ飛び道具ではないので、接近しなければ使えないかもしれない。(ケケケさんより) |
・呪い撃ち | 織姫 |
14話初登場。 二股の尻尾の間にエネルギーを集中させ、 それをたたきつけて攻撃する。 |
[1]不動明王火界縛 [2]不動明王降魔火炎剣 |
孔雀 |
[1]4話初登場。一切の不浄を焼き払うという不動明王の力を借り、炎を起こす術。
炎の帯によって対象をとらえる。 「ナウナリバサラタラタカンムン」 [2]4話初登場。 一切の不浄を焼き払うという不動明王の力を借り、 手に持った武器に火のエネルギーを纏わせる。 |
・風天神烈風刃 | 孔雀 |
4話初登場。風の輪のようなものを大量に作り出して、
それを飛ばして対象を切り裂く。 「ナウマリサンマンダ ボダナンソワカ」 |
・孔雀明王消魔延命呪 | 孔雀 |
16話初登場。
毒蛇、毒虫を好んで食らう孔雀明王の力を借りて、
その身にくる毒を消し、逆に魔を食い尽くす呪法。 「オンマユキラテイソバカ」 |
・三戸(さんし)封印の怨呪 | 庚申太夫 |
第30話にて名称が登場。 己が目、口、耳を潰すことで相手の その部分も潰すという捨て身の技。 |
・甲殻羽化 | 毒蜂太夫 |
第26話初登場。 飛天統の秘術で、相手の攻撃を受け 段々と肥大化していき、 最終的には羽化する。 これは相手の力を吸収することで、 できた甲殻なのでかなりの強度となる。 |
・うわばみの術 | 長縄太夫 |
第28話初登場。 己が体と相手の体を合体させるという術。 作中では長縄太夫と庚申太夫が合体し、 鵺となった。 |
・式紙憑き | 呉公太夫 |
第24話初登場。 啓チツ統の秘術で、自身が無数の絵の中に潜み、 その中を次々と移動する。 孔雀にそれを見抜かれ、紙に罠をしかけられ敗北する。 |
・馬蹄蹴り | 馬頭(メズ) |
1話初登場。 逆さまになって連続で蹴りを繰り出す。 |
・蟲毒結界 | 5眷族 |
第21話初登場。 イザナギ流のもので、 5人がそれぞれ対象となる場所に血を流すことで、 強力な結界を張り巡らせる。 |
・一字頂輪王呪 | 孔雀 |
真理にもっとも近いといわれる言葉を唱えることで、あらゆる邪悪を滅ぼす術。この術を使うと、たいていの小妖魔は一瞬で消滅する強力なものである。強敵相手に使う場合は、自分自身の力を高める効果もあるようだ。 (ケケケさんより) |
・孔雀明王延命飛行呪 | 孔雀 |
大仏母孔雀明王の加護により、空を飛ぶ技。初期のころは大きな孔雀を召喚して運ばれていたが、いつの間にか舞空術のように宙を飛ぶようになった。応用すれば、雲を足場として歩くこともできる。 (ケケケさんより) |
・発勁 | 孔雀など |
おそらく作中で一番出番が多い技。胸の前辺りで組んだ両手に気を集中させ、エネルギー弾のようにして解き放つ。キャラによって形態が異なり名前も変わるが、孔雀が使うものは飛び道具と接近してエネルギーを叩きこむ場合とがある。王仁丸、黄海峰などもよく使う。 (ケケケさんより) |
・不動明王火炎呪 | 孔雀など |
一切の不浄を焼き払うという不動明王の力を借り、炎を起こす術。形態はいろいろあるが、一番多いのは印を組んだ両手から炎を吹き上げるパターンである。炎を弱点とする存在は多いため、シリーズ通して出番が多い。火焔呪、火界呪ともいう。 (ケケケさんより) |
・摩利支天隠行印 | 孔雀など |
太陽神にして武神である摩利支天の力を借り、自らの姿を魔物から隠す。孔雀本人も使うが、一般人を守るために教えて使わせることが多い。摩利支天はほかにもパワーアップ用の術や攻撃用の術などに力を貸しており、全体的に出番が多い。(ケケケさんより) |
・雷帝杵 | 孔雀など |
雷神帝釈天の加護により、雷を操る術。天から巨大な稲妻を降らせたり、印を組んだ手から電撃をほとばしらせたりとさまざまな形態がある。『無印』『退魔聖伝』ともに、最もよく使われる術のひとつである。(ケケケさんより) |
・合気法大極波 | 孔雀&王仁丸 |
数多い合体技の中で、一番出番が多い技。どちらか一方が、蓄えた気をもう一人が両手に蓄えた気にあわせ、巨大な気弾にして放つ。2人分の発勁の合わせ技であり、単体で撃つよりもはるかに威力が増す。孔雀、王仁丸コンビの代表的な技である。(ケケケさんより) |