気象精霊記 [必殺技辞典]

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『気象精霊記』『気象精霊ぷらくてぃか(Puls)』
   著者 :清水文化
イラスト:七瀬葵 他
(富士見ファンタジア文庫)


 私たちの世界の気象をつかさどっている精霊さんたちの姿をを描いた作品この作品によって私たちの世界の気象は酔っ払った精霊さんたち(注:全員が酔っ払っているわけではない)によって操作されていたということが判明(?!)
 2006年初頭に連載開始した「気象精霊ぷらくてぃかPuls」と担当編集変更時のミスが重なり、絵師終了及びぷらくてぃかPulsの連載打ち切りが発生している。
 これら一連の問題を通称『気象精霊問題』と呼び、ライトノベル業界において稀に見る大事件に発展している。
 現在この件に関しては富士見書房側の全面謝罪及び新装版の販売決定という結果に終わっている。


【あらすじ】
『気象精霊記』
 第八回ファンタジア長編小説大賞、審査員特別賞受賞作。
 本作は、風の上級精霊のミリィと水の上級精霊のユメミを中心に気象精霊の仕事を描いた作品……のはずだが、ことあるごとに宴会やってます(基本的にユメミ中心に)。

《各巻紹介》
・第1巻「正しい台風の起こし方」
 第八回ファンタジア長編小説大賞、審査員特別賞受賞作に加筆・修正を加えたもの
 ミリィとユメミがコンビを組んで初の仕事。しかし同僚の大精霊のキャサリンさんは邪魔しに来るわ、巨大台風できるわ、しまいに必死に台風の勢力を弱めようとするミリィの気持ちなどつゆ知らず、ユメミは宴会始まるわ…はたしてミリィたちはこの巨大台風をとめることができるのか?

・第2巻「爆弾気分の低気圧」
 2年の沈黙を破って発売された本編第2巻
 低気圧により予想される被害を食い止めるために地上に出動したミリィとユメミ、相変わらず待っている宴会に、キャサリンさんの妨害、そしてさらに謎の集団・気候変動誘発局の襲撃、はたしてミリィたちは低気圧の被害を食い止められるのか、それともさらに被害を広げてしまうのか?

・第3巻「うかれ頭とサクラン前線」
 花見とは名ばかりの大宴会が中心。巻の最初では…出ました、気候変動誘発局の風の特務隊長アシュレイくんにフェイミンさん、強いですねぇ〜。その後、舞台は花見に移りますが、ユメミは相変わらずだし、コズエちゃんはカケやってるし、ライチとファムが精霊を小型台風で轢(ひ)くし、(ムーメがとうとうあとがきから本編初進出だったのに…)、気候変動誘発局は来るわ、巨大酒樽(2巻の最後でミリィがユメミに贈ると言ってた部屋にできるほどの大きな酒樽)出るわ、ユメミは精霊酔い潰すわ… 果たしてお花見の行方はどうなるのか?
 ストーリー性殆ど無しの展開でお送りします。
 ちなみに、この巻(旧版)のイラストは本作における七瀬葵イラストの中では最も評判がいい。

・第4巻「海底火山とラッコ温泉」
 世界的に被害をもたらすほどの規模の海底火山の噴火をめぐり気象室と気候変動誘発局の攻防が続く、噴火を食い止めようとする気象室に対し、噴火を利用して一気に氷河期計画を推し進めようとする気候変動誘発局、そして動き出すある計画…
 はたしてその行方は、そして温泉…じゃなくて人類などの地上の生き物の運命は?
 話が連続している5巻も続けてお楽しみください。

・第5巻「思惑違いの流星豪雨」
 前回のお話で手痛い敗北を期してしまった気象室のメンバーたち。
 大気中にばらまかれた火山灰を降らせるため天象運行監視室(妖精省の組織)と共同で作戦に望む。
 しかし気候変動誘発局も動き出し、ふたたび激しい戦いを繰り広げる2つの組織(一部を除く)
 さらに同時進行で起こっている気象室の旧守派一掃計画に対し、まだ立てこもりをつづける旧守派の精霊たち(おもに北米支局)
 果たしてこれらの事件の行方はどうなるのか。勝利の鍵は……お酒?

・第6巻「お月見試験とホゴ活動」
 新たな敵の一つ・環境保護団体「大自然の会」が初登場した作品。
 肝心のお話は、旧守派の一掃で減ってしまった上級精霊の補充のため気象室から大量の精霊が文官試験を受けることになり、新しくフェイミンさんの加わった気象室の東亜支局からはライチ、ファム、ユナちゃんなどの精霊が試験を受けるのですが、そこへ「大自然の会」の襲撃が! だが幸いにも1次試験は無事終わり、ユナちゃんが二次試験に臨むことに、そしてユメミは相変わらず万魔殿との親睦のためのお月見…という名の大宴会を企画、万魔殿も一緒になって準備を着々と進行させていたが、2次試験会場がそのお月見の会場に決まり、一帯の雲を試験用に接収されてしまう。しかも2次試験会場、キャサリンさんの台風双方に「大自然の会」の襲撃があり、戦い&宴会バトル(?!)勃発。
 実用型の円形素粒子加速器(サイクロトロン)の雄姿(?)をご堪能ください。

・第7巻「禁酒、禁宴、禁休事態」
 とうとう主人公の1人のユメミ&司法賢人ランティも年貢の納め時か? そして第2部二つ目の敵対組織「はぐれ堕天使連盟」が満を持して登場。
 肝心のお話は、ぶっちゃけ気象室の内部査察のお話。
 かねてから囁かれていた内部査察の結果、能力未達でライチが、ユメミ(理由:宴会)とフェイミンさん(理由:敵対組織への協力疑惑)が素行不良として指摘されてしまう。そして実際に活動を調査するということで再度実地査察が行われていたが、ライチが気象操作に失敗(?)して山火事を起こしてしまう。しかしそこに万魔殿から「はぐれ堕天使連盟」対策の部門担当であるフィオレさんがやってきたことにより事態は急展開を迎える。果たしてユメミ、ライチ、フェイミンさんの運命は?
 ちなみに、ミリィ&アシュレイくんの敵味方の関係を超えたW霊光弾が見れるのはこの巻だけです。

・第8巻「空飛ぶ黄色い風邪工場」
 運命室関連の指示で出動してきたミリィたち、その現場で起こっている新型インフルエンザによる運脈テロに関するふとした疑問から気象室と万魔殿の「黴雲」の放置問題が判明する。双方の業務内容の調整の間、気象室側では「気象制禦管理室黴雲臨時支局」が設立されることとなり、気象室室長のニールと運命室室長代行のパティさんとの協議から上級文官を持ち、この問題の第一発見者の一人であるミリィが支局長として選出される。
 だがそこに立ちはだかるは、あの「はぐれ堕天使連盟」「大自然の会」そして「気候変動誘発局」の面々。果たしてミリィたちはウィルスによる大規模な運脈テロから私達地上界の生命を守れるのか?
 今までどこにも収録されていなかった「今日も冬型ゲリラ雪」がついに文庫収録です。


『気象精霊ぷらくてぃか』『気象精霊ぷらくてぃかPuls』『気象精霊めもりある』
 「ヘッポコあんてぃ〜く」の休載後に始まった連載短編及び短編集。
 本編の約250〜300年位前、ミリィたちの王立学園時代での修行時代を描いている。
 基本的にミリィやユメミの成長記であり、本作から本編「気象精霊記」の方に登場する人物も居る。
 本編からのドロップアウトキャラ?こと「あとがき精霊ムーメ」の出番は少し多めである……その代わりにとても不憫であるが(苦笑)
 第一部(無印)はミリィらの王立学園入学から始まり、ユメミとの友情の芽生えを中心に描いている。
 第二部(Puls)はミリィやユメミの王立学園年長組時代を描く予定であった。
 めもりあるは単行本の書き下ろし作品で、毎回特定のキャラに焦点を当てて過去を描いている。
《連載状況》
 第一部(無印):2002年4月号〜2005年1月号(第45話連載終了)
 第二部(Puls):2006年3月号〜2006年5月号(第3話打ち切り)


『気象精霊記失敗学』
 DMの書き下ろし作品で本編のサイドストーリーにあたる短編。
 その名の通り、ミリィたちの失敗談を描いている。
 現在4話+超解本掲載の1話が存在する。


【その他】
『ドラマCD「気象精霊記」』
 マリンエンタテインメントより発売しているドラマCD。
 内容は小説版第1巻をCD二枚に分けて収録し、三枚目に書き下ろしストーリーを収録している。
 各枚ごとに別の商品であるので注意。
[キャスト]
  ミリィ 役:半場友恵
  ユメミ 役:國府田マリ子
  コズエちゃん 役:徳光由禾
  キャサリンさん 役:進藤尚美
  ノーラ 役:釘宮理恵
  セーラ 役:川村万梨阿
  イツミさん 役:久川綾
  マハル 役:杉田智和
  コサミ老人 役:土師孝也
  大男 役:中井和哉
  岸尾気象予報士 役:石井康嗣
  上沢気象予報士 役:岡野浩介


【既刊情報】
・本編『気象精霊記』
 「気象精霊記(1) 正しい台風の起こし方」(1997年7月20日)
 「気象精霊記(2) 爆弾気分の低気圧」(1999年6月20日)
 「気象精霊記(3) うかれ頭とサクラン前線」(2000年4月20日)
 「気象精霊記(4) 海底火山とラッコ温泉」(2001年3月20日)
 「気象精霊記(5) 思惑違いの流星豪雨」(2001年9月20日)
 「気象精霊記(6) お月見試験とホゴ活動」(2002年9月20)
 「気象精霊記(7) 禁酒、禁宴、禁休事態」(2004年1月20日)
 「気象精霊記(8) 空飛ぶ黄色い風邪工場」(2005年4月20日)
・短編集『気象精霊ぷらくてぃか』
 「気象精霊ぷらくてぃか1 サクラサクラン」(2003年8月20日)
 「気象精霊ぷらくてぃか2 地下水は爆発だ」(2004年6月20日)
 「気象精霊ぷらくてぃか3 魔界の卑怯温泉」(2004年11月20日)
 「気象精霊ぷらくてぃか4 森に潜む病魔」(2005年7月20日)
 「気象精霊ぷらくてぃか5 イツミ組潜入レポート」(2005年10月20日)
・ドラマCD『気象精霊記』
 「気象精霊記(1) 集中豪雨の潰し方」(2003年7月)
 「気象精霊記(2) 正しい台風の起こし方」(2003年8月)
 「気象精霊記(3) 精霊さんとの過ごし方」(2003年9月)
・その他
 「超解(スーパーガイド)!気象精霊記」(2005年10月20日)


【用語解説】
・『霊力』
 物質に含有されるエネルギーの一種。地上界の魔術なども元を正せばこのエネルギーを利用している。
 精霊世界の生命体は全て「霊力」によって構成されており、人間で言う「ブドウ糖・タンパク質・脂質・ミネラル分」などにあたる。そのため、精霊たちが生きていくためには必然的に霊力の補給が必要となるのだが、基本的に睡眠によって周りの空間から霊力を取り込むことができるため、基本的に嗜好品以外で直接霊力を含有する物体を摂取する必要はない。
 ただし、気象精霊に代表される急に大量の霊力を消費するような生活を送っている精霊は睡眠による霊力の回復が十分に行われず、体内に有する霊力の総量が徐々に減少していく場合があります。霊力のキャパシティに対する霊力の総量が足りなくなってくると、「集中力が乱れる・ストレスが溜まる・体調不良」果ては「栄養失調」などの症状が現れる。そのため、そういう生活を行っているものは食事や飲み物などを通じて霊力を包容した物体から直接霊力を取り込む必要がある。
 霊力を包容した物体の例として各種料理や飲み物、中には血液などもあるが、その中でもよく利用されるのが、霊力を包容する密度が限りなく高い「お酒」である。ただお酒には霊力の包容量が高く、アルコール等も含まれており、好き嫌いや個人差はあるがあまり飲みすぎると酔っ払ったりなどの弊害(人間で言う「食べ過ぎ・胃もたれ・二日酔い」など)が発生する可能性もある。また、その体内の霊力循環をよくするビタミンのようなものも含んだバランス栄養食品の様な「お茶」も存在し、霊力の補給源と霊力循環をよくするもの双方を適度に摂取するのが最もよいとされる。
 また、地上界に存在する「ニコチン」などいくつかの成分は精霊にとって猛毒であり、精霊の外郭の様なものを分解し、体内の霊力を流出させてしまう。

・『精霊(天使・神霊等含む)の属性』
 精霊たちの持つ霊力には全て属性が存在し、その属性の強弱によって職業上におけるその精霊の属性や称号・行動などが決定される。
 属性霊力の強弱に関しては、部分的に先天的なものもあるが大半は後天的な要因によって大きく変化する。そのため、事前の検査では実用に耐えられないレベルの霊力であっても、その後の生活によって突然強力になるのはよくあることである。
<四大元素属性>
  • 火:

  • 物質の第四形態「プラズマ体」を操る力。
    そこから発展して「火」「熱」「光」「電気」や「高気圧」を扱うことができる。
    さらにレベルが高ければ「小笠原気団」等、大気大循環クラスの高気圧をも操れるようになる。
  • 水 :

  • 水などの「液体」を操る属性。
    海流や低気圧、発展して水竜巻などを操ることができるなど、水に直接関係するものなら大抵操作できる。
  • 風 :

  • 気体の流れを操る属性で、気流や竜巻などを操作することができる。
    なお「台風」の制御の場合、実は水の属性霊力よりもこの属性が優先される。
  • 大地:

  • 固体に関する事象を制御する属性。
    四属性の中では最も地味な属性ではあるが、四属性の中では生物に一番影響を及ぼす属性でもある。
    一番知られるのは地震・火山活動の操作であるが、地震自体はその性質上直接操作できない。
    但し、この属性の霊力を地殻に与えて新たに地震を起こすことは可能であるため、それを利用して小規模な地震を起こして調整している。なお、「気象精霊記」本編では主人公のメインの属性が「風」であるなど、直接大地に降り立って活動する機会が少ないため、この属性を専門に扱う精霊の出番はあまりない。
    なお、この属性は「生命を育む」能力に必要な属性の1つでもある。
<三亜元素属性>
  • 霊魂:

  • 全ての生物に存在する、物体では表現できない「魂」等を制御することのできる属性。
    霊魂運命監察局に所属する精霊にとってはかなり重要な代物である。
    またこの属性も「生命を育む」能力に必要な属性の1つである。
  • 幻想:

  • 物質を操作・変換する属性。
    思考内容の具現化、物質の組成・形状変化などができる。
    また、「生命を育む」能力に必要な属性の最後の1つである。
  • 時空:

  • 時空間への干渉ができる属性。
    アシュレイ君がよく使う空間転移やユメミ十八番の亜空間収納などはこの属性霊術に当たる。
    結界の中でも最も強固な「時空結界」を視たり張ったりするにはこの属性が必要不可欠で、実際この属性を全く持たないミリィやキャサリンさんは時空結界を張るどころか単体の精霊で張られた時空結界の断片すら視ることができない。
    なお、この属性霊力が極めて高ければ部分的ではあるが、一時的に時間の流れそのものを操作することが可能であり、その技法のことを「時換術」と呼ぶ。
・『組織に関して』
 別項目参照

【関連作品】
・あんてぃ〜くシリーズ
・ドラゴン☆オールスターズ
(・現実世界)

空間跳躍術 アシュレイ・ベシュテル・メルキオーネなど
気象精霊記
「気候変動誘発局」の風の特務隊長アシュレイの得意とする霊術。一言で言えば瞬間移動である。しかし空間に穴を開けるときに結界で周りを防護しなければ、ダウンバースト現象(空間に穴を開けたときに空間の圧力etcの違いなどのため、下向きに強大な圧力が発生する現象のことで、その圧力はすぐ真下にあるものをたとえ鉄筋コンクリートなどであろうとたやすく押し潰す)が起こってしまう。まあダウンバーストをわざと起こさせる場合もありますが。(クウガもどきさんより)

お仕置き結界 イツミ・ハマリヤド・アマテル
気象精霊記
イツミさん特製の処罰専用結界霊術。一応分類としては時空結界の一種である。
解除キーとなる行動が設定された頑丈な時空結界で相手を包み込み、ほぼ完全に相手を閉じ込めてしまう。
結界はイツミさんの許可もしくは指定された行動をとらなければ解けない仕組みになっており、また威力の割りに発動までのタイムラグが異常に短いので戦闘中に使われるとその者はしばらくの間戦線離脱を余儀なくされる。しかも複数の結界を同時展開できる事に加えてどうやら持続時間はかなりのもののようなので、ある意味恐怖の結界霊術といえなくもない。初登場は第21話「逃げる大天才」(ぷらくてぃか5巻収録)
なおここからは推定だが、本編第1巻にてキャサリンさんを始末書に縛り付けるために使用した結界もこれに属すると思われる。 (クウガもどきさんより)

マイクロ波電撃 イツミ・ハマリヤド・アマテル
気象精霊ぷらくてぃか
火属性の霊術で、電撃や雷などの応用。通常の雷撃に伴う電磁波の波長を電子レンジと同じ二・四五GHz(ギガヘルツ)になるよう調整されており、当たった対象が少しでも水分を保有している場合、水分が急加熱されて水蒸気爆発を起こす。
初登場は27話のユメミ誘拐事件時で、イツミが誘拐犯の用意したバリケード(大半が木製)を突破する際に使用した。(クウガもどきさんより)

跳躍(ワープ)結界 イツミ・ハマリヤド・アマテル
気象精霊ぷらくてぃか
時空属性霊術の一種で、引っかかった相手を指定した場所に転送する設置型トラップ向きな術。
初登場は29話で、酒蔵の防犯システム設置に協力したイツミが仕掛けた。運用実験に参加した精霊たちはことごとく引っかかったが、参加者の1人でイツミと同等の時空能力を持つユメミには通用しなかった。(クウガもどきさんより)

時換術 テフィア・ジョアナ
気象精霊記
7巻より登場した時空の属性霊術で、対象の動きを遅くしたり早くしたりするといった補助系の高度な技術。作中では『はぐれ堕天使同盟』の所属するステフィアが使用し、ミリィ,フェイミン,キャサリンなどの戦闘能力の高い精霊の間の正面突破を可能にした。
また、彼女の部下と連携してノーラ、スー、ホンメ、トンキチといったそれなりに戦闘能力の高い四人をほぼ一瞬にして仕留めるという離れ業を披露した。ただしミリィとステフィアの部下が戦った際は、ミリィが最大20倍速で戦闘することによってかろうじて勝利している。
●時換術の内訳
「遅換術」:相手の時間の流れを遅くするもので、ステフィアの場合は最大3分の1にまですることが可能である。
「速換術」:相手の時間の流れを速めるもので、ステフィアの場合は最大5倍速まで可能。 (クウガもどきさんより)

龍人(ドラゴン)ミサぁ〜イルっ! 筋肉精霊(本名:フェルデゴール・タウミエル・ゼカリア14世ジュニア)
気象精霊記
筋肉精霊が2巻で使ったギャグ技で、龍人族であるアシュレイくんを相手めがけてミサイルのように投げつける。アシュレイくん、ご愁傷様。(クウガもどきさんより)

気光弾 サラフィ・マグリブ 等
気象精霊ぷらくてぃか
9話「ミリィ、ぐれる!?」にて使用された、属性のない霊術。
霊力をシャボン玉状にして放つ術であり、物体の落下地点に敷き詰めることで衝撃緩衝効果もある。
作中では竜巻を止めたことで竜巻に巻き込まれていた者達が落下してくる際に使用し、落下地点と予想される草むらに敷き詰めることで落下によるフィオレ達へのダメージを最小限に抑えた。

「衝撃緩衝の二・〇×一〇の八乗ジュールですわ!」(クウガもどきさんより)

光洗浄術 サラフィ・マグリブ 等
気象精霊ぷらくてぃか
光の術の応用技術で、紫外線などを利用して臭いなどを分子レベルで分解する洗浄術。
作中では第41話の社会見学時にサラフィ等が使用。予定外で下水施設を見学した際に、服等についた臭いを除去するためフィオレ達の使用する「炭酸ガス洗浄術」と併用して臭いを取り除いた。なお、ユメミが練習した際にはこの術の制御を間違え、眩い閃光を放ったりミニサイズの太陽のようなものを作り出したりした。(クウガもどきさんより)

物質変換術 ジュディス・アスタルテ・ドルイネ・コブライナ
気象精霊記
4巻で初登場した幻想属性の霊術で、対象物の物質に化学変化を起こさせる技。その性質上、その使用方法は多彩と思われる。 4巻で使用した際は、会議中にお酒を飲み始めたユメミたちへ制裁の意味をこめてジュディスさんが使った。その結果ファムの飲もうとしていた酒瓶内のアルコールの醗酵が急激に促進させられ、ファムは酢を飲む羽目になり、ユメミでさえお酒を片付けはじめたので効果はてきめんだったと言える。 (クウガもどきさんより)

秘技、牛乳ビン返しの術 スズネ・ズルファス・ハナモリ
気象精霊記
6巻の文官試験1次試験終了後の残念会という名の宴会でクミンちゃんの相方の上級精霊スズネが披露した宴会芸の技(?)。離れたところから見た感じ〈ミリィ視点〉では、ただ単に牛乳瓶に入った牛乳を一気飲みしているだけに見える。ただ、主人公のミリィがその宴会の方の輪の中にいないため詳細は不明。
残念会で盛り上がる前に、まず相棒のクミンちゃんが上級精霊に昇格したことを祝おうよ…(クウガもどきさんより)

精霊の盾 「大自然の会」に所属する精霊たち
気象精霊記
イラク戦争でも行われた、市民運動名物「人間の盾」の精霊版。7巻でブルイス・ストラウスの命令により浜生田(はみゅうだ)市の山林部で展開されたのだが、何しろ山火事で燃えている山林の木に自らの体を厳重に縛りつけたため、炎に巻かれてあえなく失敗。てか計画したブルイスに一言、「あんた、バカぁ」(某作品の名ゼリフを引用)(クウガもどきさんより)

仙人(ファトム)式迎撃ミサイルですのね ノーラ・マギエル・ディアマヌンテ
気象精霊記
筋肉精霊の「龍人ミサぁ〜イルっ!」を迎撃するために、仙人族のミリィ(主人公)をアシュレイくんめがけて投げつけるというギャグ技。あやうくミリィはアシュレイくんが条件反射で突き出した曲刀で突き刺されるところだった。(クウガもどきさんより)

妖魔光 ノーラなど
気象精霊記
2巻から登場した霊光弾系攻撃のバリエーションの1つで、大量の霊力弾を拡散する様に放つ技。作中ではノーラのみが使用している攻撃で、霊光弾より威力は低いが一度に大量の敵を狙えるのが特徴。
ただし、この術にも精霊省ルール(「霊光弾」の説明文参照)が適応される。 (クウガもどきさんより)

転送霊術 万魔殿守備隊の近衛精霊
気象精霊記
いくら倒しても回復霊術(リカバリー)で復活して戦闘に復帰してくる大自然の会の精霊に対して万魔殿守備隊の精霊が使った術。ミリィなどが倒した精霊を片っ端から転送して戦線に復帰できないようにした。(クウガもどきさんより)

逆修繕術 フィオレ・カーメル 等
気象精霊ぷらくてぃか
『修繕術』の応用技術で、修繕術の術式を逆転させて指定した場所を適度に汚す。
この術の正しい使用方法は第四十四話にてフィオレが使った様に、修繕術を行った箇所と周りの箇所で明らかに綺麗さで違いがある時、周りに合わせて少し汚して判らなくする為などに使用することである。(クウガもどきさんより)

ツッコミラリアット フィオレ・カーメル
気象精霊ぷらくてぃか
37話「台風でツッコミ実習」にてフィオレが使用した技…ではなくただのラリアット(しかも事故)に対してモカが勝手に名前をつけた。
勝手に下降気流に手を加えようとしたモカを止めるために組み付いたとき、逃げようとしたモカの顎にフィオレの腕が当たって偶然そのままラリアットの形になっただけ……なのだが、モカが勝手に技にしてしまった。なお、モカは別に悪意があって技名をつけたわけではなく、ただ単にそういうことが趣味なだけである。(クウガもどきさんより)

森使いの術 フィオレ、ミリィ、モカ 等
気象精霊ぷらくてぃか
複数の属性霊力を組み合わせて発現する霊術で、植物の形態・成長を操る。
ミリィの持つ「生命を育む能力」の一端でもある術で、その組み合わせは多彩である。
【組み合わせ例】
 大地・霊魂・時空:植物の成長を早める。(使用者例:フィオレ・カーメル 等)
 風・幻想:対象に変化を与えて自力で動けるようにする。(使用者例:ミリィ・ヤクモ 等)

しかしこの術は(ミリィが使う方法は特に)一歩間違えれば恐ろしいことになるので、使用には細心の注意が必要。
【危険な例】
 幻想霊術発動時に、余計な雑念が入る。
ミリィのときはマルジナさんの一言によって雑念が入り、合体した植物が凶暴な怪物となって襲ってきた。(参照:ぷらくてぃか2巻・第10話「怪奇!森の妖怪植物」)(クウガもどきさんより)

幻想術 フィン・マックウェル 等
気象精霊ぷらくてぃか
幻想属性霊術の一種で、実体を持たない幻影を生み出す。
初登場は27話のユメミ誘拐事件時で、誘拐犯たちのアジトに強行突入したイツミやミリィを援護するためにフィンが使用した。その際には軍で使われるような戦闘用浮き船を模したもの(本物に比べて少し角が丸くなっている)を作り出して砲撃した。(クウガもどきさんより)

魔閃光 フェイミン・マルカ・フー
気象精霊記
7巻で初登場した霊光弾系攻撃のバリエーションの1つで、霊光弾の威力の低いものを放つ。サイズはかなり小型で、弾速・飛距離ともにとても高いため、作中のようにかなり離れた所で戦っているキャサリンさんの霊光弾を打ち抜くなど、小さな的をピンポイントで狙撃するのに向いている。
なお、この術にも精霊省ルール(「霊光弾」の説明文参照)が適応される。(クウガもどきさんより)

結界防御術 フェルデゴール・タウミエル・ゼカリア14世ジュニア
気象精霊記
気候変動誘発局所属の筋肉精霊が普段使用している結界霊術。
身体の表面に網のように時空結界を張ることで、外部からのダメージを軽減する霊術である。
筋肉精霊が異常な程に打たれ強いのはこれが原因だが、実は編み方が雑な為かなり目の粗い結界となっている。
そのため軽く引っ掛けると簡単に結界を剥ぐことが可能で、3巻でこの防御技術のことをバラされて以降はあんまり役に立たなくなった。 (クウガもどきさんより)

大回転膝蹴り爆裂暗中殺法 ホーク・スランピン・バルク
気象精霊記
8巻にて本編初登場したホークの編み出した必殺技。複数の体術の技をその場に合わせて連携させた技で、型こそ決まっていないが効果は一様に「いくら痛く酷い目にあわせられようと絶対に気絶できずに痛みを味わい続ける」というものである。その性質とホーク自身の強さのため、一体多数の状況でもその威力は健在なのだが、効果はとても凶悪である。
とりあえず、「大回転」も「膝蹴り」も「暗中殺法」もあまり内容には関係なかったりする。(クウガもどきさんより)

炎の繭 ホーク・スランピン・バルク 他
気象精霊記
風の盾の応用技術「風の繭」の炎属性霊術版で、炎の渦巻きが術者を覆うように形成し、まるで火の玉のような形になる。ホークの使う炎の繭は強力で、ステフィアたちが敵の侵入を防ぐために設置した雹の発生地帯に飛び交う通常では考えられないほどの膨大な雹のうち、自分に向かって飛んでくるものを全て問答無用で蒸発させるほどである。
しかし、渦巻く炎で包んでいるために視界が悪く、更には原理的には「サウナ」と変わらないために、長時間の使用は不可能。 (クウガもどきさん、叛多亜さんより)

霊光連弾 ホンメ・ペク
気象精霊記
7巻で初登場した、霊光弾系攻撃のバリエーションの1つ。出現する光の円盤の側面から、大量の霊光弾のちょっと威力の低いものを連射する術である。 連射力が高く、一撃あたりの威力もそれなりにあるが、円盤の回転軸が不安定で死角が極端に狭く、それでいて射程が200mもあり、50m以内にいる味方を傷つけずに戦うのは不可能なため、軍隊で行われる様な集団戦法には向いていないという欠点がある。 なお、この術にも精霊省ルール(「霊光弾」の説明文参照)が適応される。 (クウガもどきさんより)

正拳突き ホンメ・ペク
気象精霊記
気象室の自衛組織「気象防衛隊」に所属するホンメが、77巻の後半で大自然の会に所属する活動家(ゲリラ)一名の胸部にクリーンヒットさせた体術。
「正拳突き」は現実に空手の最も基本的な攻撃技術として存在するもので、単純だがそれ故に最も極めるのが困難な技術でもある。 (クウガもどきさんより)

色と音のない世界 ミリィ・オレアノ・ヤクモ
気象精霊記
円形粒子加速器をミリィの射撃戦における必殺技とするならば、こちらは近接戦闘を含む戦闘行為におけるミリィ最大の切り札。
簡単に言えば『火事場の馬鹿力』というべき代物で、似たようなものは他作品でもよく見られる。
他の物事が殆ど眼に入らないほどに一つの物事に集中することによって、その際に脳が余計な情報と判断した『音』と『色彩感覚』を完全に遮断、その分敏捷度その他身体能力を飛躍的に向上させる生理現象である。
必要となるのは全身の筋力やすべての感覚器を用いた知覚能力、体力となるものも含む身体に内蔵する全ての霊力など。しかし、この状態は筋力・知覚能力・霊力を極限まで酷使している状態であるため、身体に返ってくる反動や消費する霊力は尋常ではない。作中を見る限り、ミリィの持つ桁違いな身体能力・総霊力量を考慮に入れても発動状態を維持できる時間は数分程度が限界のようである。
なお、集中力を極限にまで高めただけの前段階「音のない世界」に突入することによって四倍速、その状態で更に全ての身体機能を酷使することによって移行される第二段階「色のない世界」によって五倍速、最大『二十倍速』まで加速することが可能である。
現時点では不明だが、ぷらくてぃか5巻書き下ろしを見る限りミリィの父であるバージルも使用できるか、もしくは使用者を見て実際に体験談を聞いたことがある様だ。(前者の可能性大)

今までに作中で登場した前線で戦う気象室の関係者の中では数少ない、ステフィアの『時換術』で加速する敵に直接対抗できる手段の一つでもある。(クウガもどきさんより)

隠密行動術 ミリィ・ヤクモ 他
気象精霊ぷらくてぃか
9話「ミリィ、ぐれる!?」にてミリィが使用した術。
近衛精霊の修練で学ぶ内容の一つで、その名の通り気配を消し、相手に気付かれないように身を潜めながら行動する。
作中ではぐれてやると誓ったミリィが、本人の考え付く中でとても悪いことの一つだと思った料理のつまみ食いの為に使用した。ちなみに狙った料理とは、ユメミの魔法薬(薬膳スープの可能性もあり)である。(クウガもどきさんより)

看破術 ミリィ・ヤクモ 等
気象精霊ぷらくてぃか
対幻想術用の術(能力?)で、自身の持つ幻想能力を利用して幻想術によって偽装されたものを発見・無効化させる。推測の域は出ないが、おそらくこの術を使う術者の持つ幻想能力の高さによって発見できる幻想術のレベルは変化すると思われる。
名称初登場は29話で、防犯システムの運用実験に参加していたミリィがトラップ等を見つけ出すために使用した。(クウガもどきさんより)

円形素粒子加速器(サイクロトロン) ミリィ・オレアノ・ヤクモ
気象精霊記
2巻から登場したミリィの必殺技で、大量の「発光円盤」を1つにまとめてできる大型雷発生装置。
虹色に輝く円盤から直線状に長く伸びる雷を放つことができ、一度に大量の敵を薙ぎ払うのに有効。その内蔵するエネルギー量は膨大なもので、ミリィが全力で撃つ「霊光弾」ほどのエネルギーを持つ雷を複数発放つことのできる程である。
欠点は、発光円盤(エルブス)と同じく適度な水分が必要なことと、使用方法を誤れば「素粒子崩壊(物体が素粒子レベルにまで分解され、電磁波となって消滅する現象で、その威力は核兵器をはるかに上回る。)」を起こす可能性があるため注意が必要なことである。
2巻では大きさを考えずに作ってしまったため、総エネルギー量が三千兆電子(エレクトロン)ボルト以上に達してしまって制御不能となり、素粒子崩壊を起こす。6巻で初めて必殺技といえる「円形粒子加速器」が完成するも、その威力を目の当たりにした「大自然の会」指導者のブルイスが愚かにも霊光弾を円形粒子加速器に打ち込んだため暴走、再び素粒子崩壊を起こす羽目になる。
なお、巨大発光円盤と円形粒子加速器の境界線は、円盤の外周部が虹色になり始めたかどうかによって判断される。

円形粒子加速器に十分なエネルギーが残ってる場合の正しい処理方法は、光の円盤の中央部に穴を開けて宇宙に向けて全エネルギーを雷(昇雷放電(スプラウト))として放射する。(byコズエちゃん)
ユメミ、ライチの二人が言うには、この程度(?!)の雷は北米支局ではごく日常的に使われているそうである………迷惑な話だ。

【サイクロトロン[cychrotron]】
 1930年にアメリカのカルフォルニア大学で創案されたイオン加速器。粒子の軌道を定める固有磁界と、粒子を加速させるためのD電極間の高周波電解によってイオンを取り出すもので、原子核反応の研究や放射性同位元素の製造に用いられる。他にも欠点を減らした「シンクロサイクロトロン」「AVF(磁場型)サイクロトロン」というものも存在する。

【それぞれのバージョンの初回使用時の掛け声】
●失敗作【2巻、「気候変動誘発局」との戦闘時】
「撃っちゃえ〜の2,9×10の20乗ジュール」
●試作型【6巻、太平洋上での「大自然の会」との戦闘時】
「発射実験の2,9×10の19乗ジュール」
●実用型【6巻、太平洋上での「大自然の会」との戦闘時】
「勦滅(そうめつ)の1,6×10の20乗ジュ――――――ル」(クウガもどきさんより)

音速ツッコミ ミリィ・オレアノ・ヤクモ
気象精霊記
名称は8巻初登場。 宴会での脳天気な歌に対してツッコミをいれたミリィにマルジナがミリィの「宴会芸」として扱かった。
ミリィ自体はかなり「ツッコミ役」のため至る所で登場している。(叛多亜さんより)

振動術 ミリィ・オレアノ・ヤクモ 等
気象精霊記
大地属性霊術の一種で、物体に振動を与える術。
地殻にこの術を放てば地震と呼ばれる自然現象に発展することでも知られ、地殻を担当する気象精霊にとってはおそらく必須な術である。おそらく最もよく知られる使用方法は大規模な地震を防ぐために小規模な地震を起こすことだと思われる。
名称初登場はDM2006年2月号の書き下ろしだが、術自体の正式な初登場は本編4巻でミリィが使用したものだと思われる。とりあえず本編は舞台が主に雲の上であるため、この霊術が見られる機会は限りなく少ない。(クウガもどきさんより)

大地の術 ミリィ・ヤクモ
気象精霊ぷらくてぃか
大地属性の霊術の基本で、大地そのものに干渉して効果を及ぼす術。
作中では短編集第40話で使用し、簡易温泉を作る為に地面を陥没させて窪みを作った。なお作中では触れられていないが、本編4巻にてミリィが大規模な地震を防ぐために小規模な地震を起こしていた方法もこれに属すると推測される。(クウガもどきさんより)

治癒霊術(ヒーリング) ミリィ 等
気象精霊記シリーズ、あんてぃ〜くシリーズ
風と霊魂属性の霊力で使用できる初歩的な霊術。
対象者の自然治癒力を高め、対象者の傷などを治療する霊術である。術者の霊力の高さによって自然治癒力の上昇率は大きく変動する。 (クウガもどきさんより)

雪玉爆弾、投下 ミリィ・オレアノ・ヤクモ
気象精霊記
8巻の冒頭部「今日も冬型ゲリラ雪」にて使用したもので、寒さとお酒とずぼらさのために仕事を始めようとしないユメミに対し、制裁の意味をこめて使った技。のん気に熱燗を飲んでいるユメミの背中に雪だまを放り込むもので、暖房霊術が使えず重ね着しまっくってダルマストーブと化したユメミには効果ばつぐんだ(笑)。(クウガもどきさんより)

烈風攪乱(れっぷうかくらん) ミリィ・オレアノ・ヤクモ
気象精霊記
災害オタクであるキャサリンは引き起こした雪崩を止めるために手に持った祓え串を薙いで小型の乱気流を複数生み出し、小さな雪崩を起こしてキャサリンの起こした災害クラスの雪崩を止めようとした。(叛多亜さんより)

火炎放射の術 ユメミ・スヒチミ
気象精霊ぷらくてぃか
「火の術」の応用霊術の1つで、拡散型の炎で広範囲を一気に焼き尽くす。
初登場は第18話で、ユメミが王立学園の森林内に大量発生した『風殺しの草(アウラー・フランジ)』の変異種(風属性の精霊に対して強いアレルギー反応を示す花粉を出す花で、変異種は花粉の放出量が極めて多い)を焼却処理するために使用した。ただ、こういう拡散型の術は群生地に放つものだと思うのだが…
なおユメミが前口上を付けていることから、精霊省ルールではこの霊術も霊光弾と同じ扱いなのかもしれない。

「まだあるわぁ。え〜いっ! 野焼きのぉ、三・九×一〇の一三乗ジュ――――ルぅ!!」(クウガもどきさんより)

霊光弾 ミリィ、ユメミなど
気象精霊記、気象精霊ぷらくてぃか
精霊世界ではポピュラーな攻撃方法、精霊それぞれが持っている霊力(属性は関係なし)を球状にして撃ちだす。同系統の攻撃バリエーションも多くて、基本的に精霊同士の戦闘になるとその使用頻度は高く、なおかつ使用する属性に関係なく精霊の攻撃方法の中でも威力が高い。しかし総じて霊力の高い上級精霊などの場合、霊光弾などではそう簡単に霊力が尽きることが少ないため、喧嘩などによって際限なく霊光弾類の攻撃による戦闘行為が続かないように精霊省では独自に精霊省ルールというものを制定し、その使用に制限をつけている。
そのルール上では霊光弾類の攻撃を放つときには必ず頭に前口上をつけなければならない。〔例:怒りの(ここまで前口上)4.0×10の19乗ジュールっ!(ここまでが威力)〕そして、同一戦闘時に同じ前口上を使うことはそのルール内で禁止されている。しかし、ちょっと考えれば抜け道が多いのも事実である。(そのあたりは精霊のモラルにかかわってくるのですが)
なお、形態年齢3歳までの間に基礎霊力を無視して連射したりしていると成長に影響が出てきてしまうため注意が必要。 (クウガもどきさんより)

霊光散弾 ミリィ・オレアノ・ヤクモ
気象精霊記 失敗学
ユメミの魔法薬研究所を狙ってきた産業スパイに対してミリィが使用した、霊光弾系攻撃のバリエーションの一つ。
放たれた霊光弾が無数の細かな光弾となって撃ち出される、散弾銃の弾丸状に改良された霊光弾である。(クウガもどきさんより)

フライングボディプレス ユメミ・スヒチミ・ウガイア
気象精霊ぷらくてぃか
7話「地下水は爆発だ」の体重測定にて余計なことを言ったミリィに対して使用した技。
飛び上がって相手にボディプレスを食らわせる技だが、この際にユメミは霊術で自身の重量を飛躍的に高めるため、見た目よりもはるかに威力が高い。
なお、一回目はミリィにかわされて自爆し、二回目は目標を外してしまい、高めた重量のせいで温泉の中に沈んでしまった。

「口答えするんじゃないわぁ。おしおきのぉ、九・七×一〇の十八乗ジュールぅ〜!!」(クウガもどきさんより)

発光円盤(エルブス) コズエ・ミモリ、ミリィ・オレアノ・ヤクモ
気象精霊記
本編2巻で初披露された火の属性の弱いコズエちゃんの防御技であり、また同様の欠点を持つミリィの攻撃技。
上級の気象精霊に比べて体術的な面で劣るコズエちゃんが自分の身を守るため、自分の周りに展開したプラズマの輪が原型で、輪の中心に自分を配置することにより、近寄ってくる敵をその電気エネルギーで感電させて追い払うバリアーとして使用する。この雷の輪はエネルギーを失っても即座に新しいものを作るだけで補充できるのが特徴。
作中でよく知られるミリィのものは、コズエちゃんの編み出した発光円盤を発展させ、輪自体を周りに展開して雷発生装置として使用する。本物の雷に比べて直線的な動きしかできないなどの欠点を補うため、同時に大量の発光円盤を展開して戦略的な運用を行うのが常套手段。また、コズエちゃんのものと同等の性質も残しているため、直接相手にぶつけて感電させることも可能である。
作り方は、まず風の霊術で小型の旋風を起こし、その中へ過冷却状態にした雨粒を次々と放り、雨粒同士の衝突により水が氷に変化し余分な熱エネルギーを雷として発散し、円盤を形成することによって形作られる。

この技の語源は、実際に気象用語としても存在する「妖精の輪(エルブス)」という現象である。
なお、この技をさらに発展させたものとして「円形粒子加速器」が存在する。
(クウガもどきさんより)

光の術 サラフィ・マグリブ、ユメミ・スヒチミ 等
気象精霊記
光を操る霊術の基本で、属性は多分火属性(霊光弾系の様に属性が無い可能性も有)
文字通り光を発生させる術で、性質上そのバリエーションは多彩だと思われる。
使用例としては洗浄術への応用や相手の目を眩ませる(?)などの使用方法があり、本編で気候変動誘発局の部隊構成員が光の迷彩を纏って自分の姿を判別しにくくしているのもこれだと思われる。あと余談だが、「ラジカルあんてぃ〜く」5巻でナモンが使用した小太陽(シャオタイエン)も霊力を使用する術であることから、この術と同種のものと思われる。 (クウガもどきさんより)

風の術 ミリィ、キャサリン、コズエ 等
気象精霊記
風属性霊術の基礎で、風を操る。
家事や気象操作、飛行術など、その用途はきわめて多彩で、その名前こそ出てきていないものの作中ではよく使われている。特に「ぷらくてぃか」では1巻につき最低2〜3回は使用されるほどに頻度が高い(ぷらくてぃか登場時の大半は「つむじ風」として登場する。(クウガもどきさんより)

雲細工 フィオレ、ミリィ、チカカなど
気象精霊記
本編7巻で名称が初登場した霊術で、雲の形を自在に変化させる術。
作中ではテーブルや椅子を作る以外に、巨大な人型を作ってゲーム感覚で戦わせたりもしている。なお、この霊術には最低限水属性の霊術が必要であるが、もしかしたら火の霊術も少し必要なのかもしれない。
ちなみにユメミはまだこの術が使えないので、作中で彼女の用意するテーブルや椅子は前もって購入された実物である。(クウガもどきさんより)

竜巻 ミリィ、キャサリンなど
気象精霊記、気象精霊ぷらくてぃか
台風の周りにできたり、単体で発生したり起こせたりする自然現象。「気象精霊記」作中での使われ方としては相手の手元を狂わせたり、動きにくくしたりするようにどちらかと言うと攻撃補助的な風の霊術。ただし本来はこんな使い方をする術ではなく、気象操作用の術なので注意。 ちなみに分かりやすい例としてはハリウッドの映画「ツイスター」など・・・・・ああ、空の上ではあんなものが飛び交っているのか・・・自然は恐ろしい(笑) (クウガもどきさんより)

火の術 イツミ、ユメミ 他
気象精霊記
火属性霊術の基礎で、炎を発生させる。
発展形だけでなく単体でも用途の多い霊術で、名前自体は出てきていないが登場回数はそれなりに多い。(クウガもどきさんより)

冷却術 ミリィ 他、多数の精霊たち
気象精霊ぷらくてぃか
「暖房霊術」と対になる冷房霊術の一種。ミリィが使った方法は風の霊力を使用し、身の回りに風を纏わせ、扇風機の要領でその流れを利用し、その風に囲われた部分を冷やす。(「気象精霊ぷらくてぃか3 魔界の卑怯温泉」に収録された第14話「魔界の卑怯温泉」の霊魂工場の見学の部分参照)

霊導術 ミリィ、アヤメ、モカ、運命監察官 他
気象精霊ぷらくてぃか
ミリィが体験修行時に運脈精霊であるエリックの修行場で学んだ霊術で、対象に対して何らかの気配を送り込み、対象の行動を促す術。
万魔殿の運命監察官の任に就いている運脈精霊にとって最も重要な術で、その術の性質からおそらく監視固体に本能に対して警告などを行う場合に使われていると思われる。この術を覚えると、相乗効果により「霊眼術」も研ぎ澄まされます。
なお、魔界出身であるモカもこの術を使用することができる。(クウガもどきさんより)

電撃 ユメミ、キャサリン、イツミさんなど
気象精霊記、気象精霊ぷらくてぃか
私たちが「雷」と呼んでいる自然現象。
精霊にとっては火属性等に属する霊術の一つ。超高温によってプラズマ化した分子を利用して、電撃による攻撃を行う。
威力は可変式、向きや性質なども結構自在に操れるのが特徴で、使用者が望めば結構いろいろバリエーションが作れるという素敵仕様な技といえる。ちなみに色は自在に変化させることができるらしい。
同時に操る電撃の数によって、その制御の難易度や必要な霊力量は一気に跳ね上がる。また、その使用には火の属性霊術が不可欠である。ちなみに本作の主人公の1人であるミリィは火の霊力が非常に弱いため、直接電撃を操ることができない。(クウガもどきさんより)

空間迷彩(カモフラージュ)結界 モミジ・トヨクモ
気象精霊めもりある
時空属性の霊術で、空間操作による光の屈折の変化を制御して身を隠す結界。
初登場は短編集4巻の書き下ろしで、イツミ組を見物に来た時にモミジが使用した。防禦結界で霊光弾を防いだ際に発生した煙を利用してホーク達から完璧に身を隠すことに成功している。(クウガもどきさんより)

風の盾 大半の精霊たち
気象精霊記・ぷらくてぃか
風の霊術で、好きな方向に盾のような風の障壁を作り出す。同種のもので空を飛ぶ時に使われる「風の繭」と言う物も存在する。時空属性を持たないミリィにとっては数少ない防御技の1つで、5巻では「風の障壁(シルフ・エスクード)」という独自の名前でも登場した。 (クウガもどきさんより)

修繕術 多数の精霊たち
気象精霊ぷらくてぃか
家政精霊にとって必須ともいえる霊術。
修繕すべき箇所を無難な場所から順に繊維と染料の具合を術で複写し、境目を段階的に重ねてその箇所の傷や変色を目立たなくする。
家政精霊でなくともよく使われる術であり、名称初登場は第三十一話にてフィオレが家政精霊の修行場で学んだ時。だが実は第三十話「ヒメさま危篤」でイツミ師匠が浮き船とのニアミス時に一部燃えてしまったユメミの着ている服の修繕を行ったのが実は初登場の場面である。(クウガもどきさんより)

急速冷凍術 フェイミン・マルカ・フー
気象精霊記 失敗学
忘年会で湯の中から接近するユメミを撃退するためにフェイミンさんが放った水の霊術。
水分を瞬時に凍らせる術で、たとえ温泉のようにある程度高温の液体でも凍らせることができる。なお、凍った液体は霊術の発動及び氷結時の密度の変化によって氷山の様に相手を覆いつくすようである。
なお、このときフェイミンさんはユメミへの恐怖から正常な思考能力を失っており、自分がお湯に使っていることを忘れて発動させ、自分も氷の中に閉じ込められた。このような術で術者も自滅するのは『あんてぃ〜くシリーズ』以降のお約束なのかもしれない。
ちなみに、ミリィなどの温泉につかっていた一部の精霊たちはこの事態を察知して周囲のお湯を温めるなどし、無事回避している。(クウガもどきさんより)

暴風雪の術 フェイミン・マルカ・フー
気象精霊記 失敗学
忘年会でお酒を飲ませようと迫ってくるユメミに対し、弱点を狙って使用した水(と風)の霊術。
周辺いったいに氷雪交じりの風…つまりブリザードを巻き起こす霊術で、精霊相手ならともかく地上の生命にとっては十分脅威となる術である。
初登場はDM2006年2月号掲載の書き下ろし。なお、この術で被害を受けたのは周囲に居たお茶派の精霊たちだけで、肝心のユメミは温泉のお湯の中から接近したために通用しなかった。そのため、恐怖で正常な思考能力を失ったフェイミンさんはさらに強力な術を使用することとなる…(クウガもどきさんより)

分身の術 ミリィの姿をした妖精の擬似映像(イツミ・ハマリヤド・アマテル)
気象精霊ぷらくてぃかPuls
第3話にてイツミが訓練装置を操作して行ったネタ技。
ランティの前に出現させているミリィの姿をした妖精の擬似映像(トークンと呼ぶべき?)がランティに捕まった際に使われ、妖精の擬似映像を分裂させて周りに配置した。
イツミの思惑通りこの状況に対してランティは歓喜のあまり黄色い声を上げて喜んでいた。
……ミントの言うとおり周りから見た感じは完全に脳内ハッピーで危ない世界に入っている人である。(クウガもどきさんより)

結界霊術(時空結界) ユメミ、イツミさん、筋肉精霊他多数
気象精霊記・ぷらくてぃか
時空属性霊術の中でも最もポピュラーな術式で、最も頑丈とされる時空属性の結界を展開する霊術である。
結界の形状は様々なものが存在し、共通点は時空属性の霊力を保有する者にしか見ることが出来ない点である。
ただし、複数の精霊による超高出力の結界であれば時空属性がなくても見ることが出来る(本編3巻参照)
余談だが、「お仕置き結界」等イツミさんの結界は微妙に悪趣味なものが多い。 (クウガもどきさんより)

回復霊術(リカバリー) 精霊
気象精霊記
治療用霊術の一種で、患部等を直接治療する霊術である。
自然治癒力を高める東洋医学的概念の治癒霊術(ヒーリング)とは異なり、こちらは患部を直接治療する西洋医学的な概念の霊術となっている。
重症治癒や戦闘時等の緊急を要する治療などに適しているのが特徴。(クウガもどきさんより)


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