獣の奏者 [必殺技辞典]

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操者ノ技 ソヨン、エリン
獣の奏者
霧の民(アーリョ)の間で言い伝えられている一種の技術のようなもの。獣と意思を通わせその行動を操る。効果は闘蛇や王獣といった『人に飼われはするものの決して馴れることはなく、また近づくためには「音無し笛」という特殊な道具を使うしか方法がない』と言われている危険生物にも有効。だが、遥か昔にはこの技術によって大きな悲劇が起こったらしく、そのため霧の民ではこの技術を戒律とともに幼少の頃から厳しく教えることで、再度この技術を編み出してしまうことを一族全員で防止している。

作中でこの技を使ったのは、「獣ノ医術師(作中に登場する職業のひとつ。実在するもので例えるなら「獣医」にあたる)」ソヨンとその娘エリンの2名のみ。だが同じ「操者ノ技」でもソヨンとエリンではその方法が大きく異なる。具体的には以下の通り。
・ソヨンは指笛を吹くことで闘蛇の動きを操る。その効果は、耳の部分を蓋のように覆っている鱗のおかげで音無し笛が効かない野生の個体に対しても有効。ちなみにこの指笛の音色は、王獣が闘蛇を無力化する際にたてる鳴き声と非常によく似ている。
・エリンは竪琴を鳴らすことで王獣と意思疎通する。竪琴である理由は、王獣の親が自分の子供と接するときの鳴き声と音が似ているから。さらに幼獣の頃から世話をしていた「リラン」という王獣に対してのみ、お互いが伝えたいことを「簡単な文章」として理解し合える。

ちなみにエリンが使った「操者ノ技」は、霧の民の一族が伝えてきたものとは全く違う完全なオリジナルのもの。だがエリン本人は、霧の民の男から指摘されるまでそれが「操者ノ技」だとは全く気付かなかった。 (パペットピペットマペットカーペットさんより)


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