千年帝国暦1250年、西方の大国”二ヴラス帝国”は、大陸制覇の野望に燃え、侵略戦争を繰り返していた。周辺諸国が抵抗するも、圧倒的軍事力を誇る帝国相手ではなすすべ無く滅ぼされていたのである。
そんな時代に生きる盗賊少年”つむじ風のゼファ”は、ある日空飛ぶ竜に乗る騎士と出会う。彼マズル・ハリアー「」こそは、かつて二ヴラス帝国に滅ぼされた”ウィンディア王国”、その誇り高き”竜騎士(ドラゴンナイト)”の生き残りであった。祖国が滅んでも戦い続ける彼は、各地に散った竜騎士の仲間たちを集め、”ウィンディア竜騎士団(ドラゴンナイツ)”を復活させて帝国と戦おうとしていたのだ。その生き様と大空を飛ぶ竜騎士に憧れたゼファは、半ば強引にマズルの弟子になろうとそしかける。一方、最初は煙たがっていたマズルだが、空に憧れるゼファに若かりしころの自分の姿を見出し、従者として受け入れたのだった。
強大なる帝国と戦い、大陸各地を巡るゼファとマズル。各地から集った竜騎士たちとともにゆく彼らは、帝国が送り出す刺客と終わりなき死闘を繰り広げるのだ・・・・
作者・・・・・・・・増田晴彦
単行本・・・・・・全5巻
王道の「剣と魔法の世界」を舞台としたファンタジー漫画。当初は「月刊少年ガンガン」に連載されていたが、途中から姉妹紙の「月刊Gファンタジー」に移籍した。
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