牙狼GARO  [必殺技辞典]

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原作:雨宮慶太(あめみやけいた)
暗黒魔戒騎士篇
テレビ東京系 2005年10月〜2006年3月
制作 東北新社クリエイツ オムニバスジャパン DeepSide
製作 ProjectGARO
ノヴェライズ:朝日ソノラマ ソノラマノベルズ 著 小林雄次


日夜アルバイトをしながら画家を目指す御月(みつき)カオルは最近、幼い頃父が描いた絵本「黒い炎と黄金の風」の夢を良く見る様になっていた。
その夢のコトを心理カウンセラの龍崎駈音(りゅうざきかるね)に相談した所、彼はそれを初の個展への重圧が作り出したモノだと分析しカオルの不安を和らげた。
そしてカオルは初めての個展に向け画廊で準備を進めていた。
しかし、画廊のオーナーの谷山は突如異形の怪物へと姿を変えカオルに牙を剥いた。
谷山が変容した怪物、それは森羅万象に存在する闇――陰我(いんが)より出現し人を喰らう魔界の怪物「ホラー」であった。
そこに突如として白いコートを纏った青年、冴島鋼牙(さえじまこうが)が姿を現した。
彼はホラーと戦う最中に手にした剣で虚空を円形に切り裂き、黄金の鎧を召喚した。
鋼牙はホラーと永きに亘り人知れず戦い続けて来た人類の守護者、 「魔戒騎士(まかいきし)」の最高位である「牙狼(ガロ)」の称号を持つ者であった。
鋼牙はホラーを一刀の下に斬り捨てたが、その際にカオルはホラーの返り血を浴びてしまった。
ホラーの返り血を浴びた者は100日の余命となる上、ホラーにとって最高の餌となる。
それに目を付け鋼牙はカオルを利用しようとするのだったが―――――

映画「ゼイラム」シリーズや「人造人間ハカイダー」、特撮ドラマ「鉄甲機ミカヅキ」で知られるクリエイター、雨宮慶太の監督作品。
本作は「ミッドナイトハイパーアクション」と銘打たれ、数々のTV番組のエフェクトを手掛けたオムニバスジャパンによる大迫力のVFXや「宇宙刑事ギャバン」のスーツの様に美しいメッキの施された牙狼のスーツなどの圧倒的なヴィジュアルや深夜枠を逆手に取ってのホラー色を強く打ち出した独自の作品世界でファンを魅了した。
また、特別出演の京本政樹が初めて「変身」した作品でも有る。
本作は番組終了後も京本のプロデュースによる 主演俳優達のユニット「GARO project」が結成され、 更に新作として白夜の魔獣が製作されるコトとなった。

白夜の魔獣
CS放送局ファミリー劇場 2006年12月
製作 『牙狼-白夜の魔獣-』製作委員会
制作 オムニバスジャパン

ホラーの始祖メシアと暗黒魔戒騎士バラゴとの戦いから暫く経ったある日、 鋼牙はホラーとの戦いの最中に一人の少女と出会う。
彼女の名は鈴(りん)、魔戒法師見習いの少女であった。
鈴は「魔戒法師の里」と呼ばれる彼らが修行を積む地、閑岱(かんたい)から鋼牙の下に バラゴに殺された阿門法師の伝言を伝えるべく現れたのだ。
阿門法師は、鋼牙に東の番犬所の三神官の従者コダマとの戦いで散ったと思われた 弟子の邪美(じゃび)が未だ生きているコトと、彼女が閑岱の魔戒の森の魔戒樹に囚われているコトを伝え、 救い出して欲しいと鋼牙に頼んだ。
鈴と共に邪美を救出するために閑岱へと足を運んだ鋼牙だが、 その地を守る魔戒騎士山刀翼(やまがたなつばさ)に警戒され刃を交えるコトとなってしまう。
また、先の戦いの後魔戒騎士の系譜に加えられた「(絶狼)ゼロ」こと涼邑零(すずむられい)も 閑岱で行われる天魔降伏の儀の護衛の指令を受けて単身閑岱へと向かう。
その裏でメシアとは異なる系統に属するホラー、レギュレイスが封印を破り復活を果たし 天魔降伏の儀の時を狙って行動を開始する。
果たして、天魔降伏の儀の時何が起こるのだろうか―――――

TVシリーズ、暗黒魔戒騎士篇の後のストーリィとして製作されたスペシャルドラマ。
大迫力のVFXやアクションはそのままに、敵味方共に新たなキャラクタの登場や TVシリーズでは語られなかった鋼牙の母親に纏わるエピソードと邪美を初めとしてTVシリーズで死んだハズの キャラクタ達の思わぬカタチでの登場などの要素も盛り込まれた TVシリーズの続編としても、単独の作品としても楽しめる作品である。

牙狼斬馬剣 冴島鋼牙(魔戒騎士ガロ)
牙狼GARO
魔戒馬、轟天の蹄の音(地獄の轟音)が牙狼剣に力を与え、大型の剣になった物。蹄に蓄えられたパワーによって大きさは変化する。その長い刃、蓄えられたパワー、轟天の速度が合わさった一撃はいかなる物も粉砕する。(月天さんより)

烈火炎装 ガロ(冴島鋼牙)、ゼロ(涼邑零)
牙狼GARO
魔戒騎士たちが使用する技の1つで、全身に炎を纏うことで必殺の一撃を放つ形態となる能力。通常は魔導火と呼ばれるライターの炎を剣に纏わせ、それを相手に飛ばしてブーメランのように戻ってきた炎を身に纏うという段階を踏んでの発動を行うが、ある程度の技量さえあればその段階を踏まずにいきなり全身に炎を纏うことも可能であるようだ。なお、ガロの炎は緑色、ゼロの炎は青い色をしている。(matthewさんより)


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