EME [必殺技辞典]

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著者 :瀧川武司
イラスト:尾崎弘宣
(富士見ファンタジア文庫)

八百万機関(通称『EME』)を舞台に繰り広げられる事件を、乾紅太郎を主軸に据えて綴った作品。
「伝説の勇者の伝説」(著者:鏡貴也)と同じく第四回龍皇杯(ドラゴンカップ)優勝作品の一つである。
過去を舞台にした長編「EME BLACK」シリーズ、現代を舞台にした長編「EME BLUE」シリーズ、短編集で構成される「EME RED」シリーズが存在する。

●『EME BLACK』
 いわゆる「過去編」に分類される長編作品。
 当時GA(ガーディアン・エージェント)として仕事を始めたばかりで心の傷の為に自閉気味だった紅とその師匠である非常に優秀なGAの黒部を話のメインに据えている。
 EMEでも後世に語り継がれる重大事件群を通じて紅がどのように成長していくのか、EME上層部が極秘に事を進める「ノスフェラトゥファイル」とは何かという点が話の重要なポイントとなる。
 旧EME上層部の陰謀に最も近い作品ということもあって、作風はEMEの中では最も暗く重い。
 現代編でも時々語られる当時最強のツートップだった黒部と白木は今のところこの過去編でしか登場しない。
 現在3巻まで発売し、後数巻程で完結予定。

●『EME BLUE』
 いわゆる「現代編」に分類される長編作品。
 紅、三木也以外のキャラはほぼ一新され、ベテランGAの域に達し始めた紅の弟子・桧絵馬茜(ひのえうま あかね)や現EME長官・巽蒼乃丞(たつみ あおのじょう)などのこの作品のメインヒロインが出揃う。
 ヒロイン格二名との関係やかつての紅のように自閉気味の弟子・升ノ介が加わるなど、紅にとって重要な人生のターニングポイント部分を描いた作品。
 現在2巻まで発売し、EMEの影の部分に踏み込むまで話は進んでいないものの、今後に繋がる大規模な伏線はもう既にばら撒かれ始めている。

●『EME RED』
 BLUEと同時期の現代を舞台にした短編集。
 龍皇杯入賞作品と月刊ドラゴンマガジン連載分を纏めた作品で、EMEシリーズの明るい部分といえる。
 紅と同じアパートの変人・綾小路Ωや箱男こと百々目などの個性的なキャラが登場し、奇妙奇天烈で馬鹿馬鹿しい日常や通常任務、恋愛騒動などの明るい部分や長編二作に繋がる細かい伏線を提供している。
 現在はDM誌の連載が終了し、後2〜3冊ほどで一旦この物語は終わりとなる。
「オギャンオス」(By 綾小路 Ω)などの珍妙な言語が登場し、読者に広める別の意味でEMEの影の部分(笑)


【既刊情報】
[EME BLACK]
・「EME BLACK(1) 口を開く魔王の迷宮」(2002年2月)
・「EME BLACK(2) 悪魔と踊る怪物の島」(2004年3月)
・「EME BLACK(3) 血に飢えし妖刀の夜」(2005年7月)
[EME BLUE]
・「EME BLUE(1) アシュラハンド」(2002年7月)
・「EME BLUE(2) パンドラミミック」(2003年5月)
[EME RED]
・「EME RED(1) A Mission After School」(2002年12月)
・「EME RED(2) DIG DUG SEVEN」(2003年10月)
・「EME RED(3) UNDEAD」(2004年6月)
・「EME RED(4) MR,CUBE」(2005年2月)
・「EME RED(5) ghost town」(2005年3月)
・「EME RED(6) BLUE MOTHER VS RED BABY」(2005年12月)
・「EME RED(7) COLOSSEUM」(2006年6月)
・「EME RED(8) AOFC」(2006年7月)


【関連項目】
 ・龍皇杯
 ・ドラゴン☆オールスターズ

自重軽減能力 小豆屋 大福
EME
PC(フェノメノン・クリーチャー)課のGA(ガーディアン・エージェント)である大福のAA(エージェント・アビリティ)
自らに働く重力を操作して自分にかかる重力の重さを自分の体重分だけ減らすことができるというもので、筋力などは変化しない為、能力使用時は非常に機敏な動きを可能とする。 (クウガもどきさんより)

奥義、人間ドリル 浅葱 太秦
「必殺、人間ロケット」を披露した火野に負けじと披露した太秦の宴会芸もとい得意技。
彼の持つAA(エージェント・アビリティ)「回転運動能力」を利用しており、手順はその場で直立して両手を斜め下に伸ばし、体全体で「↑」の形を取る。そしてそのまま高速回転し、頭から地面に飛び込みドリル型になった髪の毛で地面を掘り進む。
ちなみにこの宴会の時は火野同様酔っ払ったままこの芸でどこかへ行ってしまった。
後に攻撃技(名称不明)としても登場し、紅と共に行った地中探索任務時に紅を苦しめた(をい) (クウガもどきさんより)

回転運動能力 浅葱 太秦
OP課の変人もといGA(ガーディアンエージェント)の浅葱太秦の持つAA(エージェント・アビリティ)。体や園の周囲に回転運動を発生させる子ができる。この能力を生かして自身を人間ドリルと化したり、装備しているドリルの回転速度を強制的に変化させて催眠術を行ったりなどその使い方は多様である。 (クウガもどきさんより)

[1]α式ミリオンボルト [2]α式ハンマーフォール 綾小路α
[1]あのはた迷惑な隣人、綾小路Ωの妹であるαの技。普段持ち歩いている無線機のアンテナを相手にあて、手元のボタンを押すことによってスタンガンの電流で相手を感電させる。紅や紅の友人たちを一撃で仕留めてきたことによってある程度の威力も実証済みである。(クウガもどきさんより)

[2]普段持ち歩いている無線機(スタンガン内蔵)の角で相手を殴りつける。(クウガもどきさんより)

物質融解能力(物質凝固能力) 杏子(あんず)
EME
DH(デミ・ヒューマン)課のGA(ガーディアン・エージェント)である杏子の持つAA(エージェント・アビリティ)。
自らの両手を鉄や石などの固定化された無機物に入れることでその物質が溶けたような状態になり、腕を引き抜くと拳に凝結させた物体で覆う。
杏子はコレの状態から「『鉄拳』の杏子」とも呼ばれ、いろんな敵をタコ殴りにしてきた。(叛多亜さんより)

絶対嗅覚能力 巖縫路(いわぬいろ)(イヌ)
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DH(デミ・ヒューマン)課のGA(ガーディアン・エージェント)の1人、巖縫路(イヌ)が使用するAA(エージェント・アビリティ)
異常なほどに発達した嗅覚を持っていることから敵の追跡などに活用される。初登場のBLACK3巻ではDH課課長「瑠璃姫清香」を襲撃しようとして闇市と交戦した吸血鬼「興友」のにおいを覚え、百合咲や薔薇垣たちとともに吸血鬼たちを追跡した。
(クウガもどきさんより)

ハゲ復活チョップ 乾 紅太郎
EME
CASE25で初登場。 紅が「将来ハゲを約束された男」「ハゲの達者な男」「怒濤のハゲエリート」などと呼ばれている(紅がよんでいる)三木也の頭上にチョップする。 打撃を与えられた箇所に刺激を与えることで毛根が活性化して毛髪が生えて来るという慈悲の技らしいが嘘だと思われる。
三木也は三色ショート「金髪毛羽毛現」で全身毛だらけになってしまったがこれとは多分、関係がない。(叛多亜さんより)

力場干渉能力 乾 紅太郎
EME
PC(フェノメノン・クリーチャー)課のGA(ガーディアン・エージェント)にして、本作主人公である紅の持つAA(エージェント・アビリティ)の一つ。
いわゆる念動力に近い能力で、自分にかけて運動能力を高めたり、離れたところにある物を動かしたりといった使用方法がある。紅が銃を撃つときにはこの能力で銃身を支えて撃つため、紅の射撃の命中率はEMEでも1,2をあらそうほど高い。
ただこの能力にも欠点があり、まず運動能力の上昇は自身にかかる負担を考慮に入れると最大2倍までしか上昇させることはできない。そして、遠くの物を動かす時も自分の腕力以上の力はかけられないという制限がある。その制限を無視して能力を行使すると、能力が暴走してしまう可能性が非常に高い。
紅はEMEに入る前に1度だけ能力を暴走させて大惨事を引き起こしてしまい、その場にいた多くの者の命を奪っている。それが彼の心の闇であり、今の彼の信念の根底にあるものである。

なお、余談だが紅のもう一つのAAは「変人招来体質」である。 (クウガもどきさんより)

レムシンクロ 内木雪舟
内気雪舟の持つSS(スペリオル・スキル)。 自分自身の脳波係数を対象に同調させて眠っている相手の意識へと侵入し、相手の夢を自在に操る。 一度補足した相手は距離に関係なく夢に引き込めるが、自身も相手も「睡眠」状態でないと発動しないため発動中は完全に無防備。(叛多亜さんより)

リッパーミスト 切り裂きジャック
EME
近頃ロンドンから東京へと舞台を移してきた殺人鬼の一人、切り裂きジャックの技。
自身の持つ奇病「噴霧体質」が変質したようなSS(スペリオル・スキル)で周りに霧を展開し、その中でナイフを振るうことによって霧が圧力を伝達して霧の刃を形成、それが相手へと飛んでいく。
ちなみに、霧の効果はあたかも水中にいるかのような負荷を与え、さらにこの術者はその負荷によって生じる圧力をすべて伝達させることができる。また、相手の動きは霧が振動として伝えてくるため、相手の動作を察知する効果も持つ。
EMEのGA・龍美鳥相手には比較的効果があったが、途中交代で戦うこととなったGA・乾紅太郎相手には相性が悪く、ほとんど傷つけることができずに敗北した。(クウガもどきさんより)

弾頭変化能力 朽葉
EME
DH(デミ・ヒューマン)課のGA(ガーディアン・エージェント)である朽葉の持つAA(エージェントアビリティ)
自身の持っている銃から放たれた弾頭の形状を自由に操作できる能力で、朽葉の戦闘技術「抜撃術」と併せてEME最高レベルの銃の腕前を示している。
初登場はBLACK3巻冒頭部で、抜撃術に併用して使用していた。そして死ぬ間際には之定の外見・得物などの情報を記したダイイングメッセージを三発目の銃弾の内部に刻んだ。(クウガもどきさんより)

抜撃術 朽葉
EME
DH(デミ・ヒューマン)課のGA(ガーディアン・エージェント)である朽葉の戦闘技術。
拳銃版の抜刀術といえる技術で、左腰に備え付けたホルスターから瞬時に拳銃を抜いて相手に致命的な一撃を与える。彼の場合はそれに加えて銃弾の空気抵抗を自身の持つAA(エージェントアビリティ)「弾頭変化能力」で極限までなくすため、その一撃は光速・神速の域にまで達している。
しかし、BLACK3巻における之定との対決ではその太刀筋の速さの前に敗北してしまった。(クウガもどきさんより)

杖球剣 国重
EME
国重が使用した技で、杖球(ホッケーのこと)掬い上げるように放つ斬撃。
初登場のBLACK3巻では猪鹿蝶の『猪』に位置するGA・檜皮の相棒であるウリ坊を、二つの鼻の穴から出ている刃の間に刃をうまく通して真っ二つにした。(クウガもどきさんより)

打球剣 国重
EME
吸血鬼の1人・国重が使用した技で、打球(ゴルフのこと)のストロークの様に放つ斬り上げ攻撃。
初登場はBLACK3巻で、直前に行った投擲攻撃でかなり致命的なダメージを受けたGAの杏子に対して使用し、念仏と共に真っ二つにした。(クウガもどきさんより)

庭球剣 国重
EME
国重が使用した技で、庭球(テニスのこと)のラケットでボールを打ち返すように放つ斬撃。
初登場はBLACK3巻。実は野球剣に続いてよく使われた剣技であり、初登場でEMEの研究員を仕留めている。ただ群青相手に使用したときは通用せず、敗北している。(クウガもどきさんより)

撞球剣 国重
EME
吸血鬼の1人・国重が使用した技で、撞球(ビリヤードのこと)のキューでキューボールをつくように放つ突き攻撃。
杏子と戦いながらも、この技で泥ともいえるほどにバラバラになった団栗の肉体の中から中枢を確実に貫き、GAである団栗を確実に死に至らしめた。(クウガもどきさんより)

野球剣 国重
EME
国重が使用した技で、野球のスイングのように放つ横薙ぎ攻撃。
V(ヴァンパイア)菌の影響らしく、初登場のBLACK3巻では、一般隊員とはいえ近寄ったEMEのエージェント二人を軽々と真っ二つにした。(クウガもどきさんより)

攻撃線 黒部
EME
PC課に所属するエージェントリーダーの1人、紅や三木也の師でもある黒部の持つAA(エージェント・アビリティ)
正式名称を「空間掌握能力」といい、擬似ブラックホールの様な球体を作り出すことができる。 この能力の内容と黒部自身の外見、PC課のもう1人のエージェントリーダーである白木との対比から「影の黒部」の異名を持ち、「BLACK」時はEME最強のツートップの片割れとして知られていた。
『防御球』:身の回りに展開する大型の球体で、外的要因(敵の攻撃など)から黒部を守る。
『攻撃線』:目でも判別しにくいような小型の球体を数珠繋ぎにして一本の線とし、その線であらゆるものを切り裂く。(クウガもどきさんより)

弾丸操作能力 群青(ぐんじょう)
EME
PC課のGA(ガーディアン・エージェント)である群青の持つAA(エージェント・アビリティ)。
正確には「物体通過能力(物体浸透能力)」と呼ばれる能力を兼ね添えた能力で、自分が発砲した銃の弾丸を軌道を操ることが出来る。
弾丸の速度は目視できないため、発砲前にあらかじめ大まかな動きを指令しておき、その弾丸はアスファルトなどの無機物に限り通過して相手の想像の範囲外から襲いかかる。
地面などを泳ぎ、敵に喰らいつく姿から「デビルフィッシュ」の別名を持つが、通過時の抵抗は空気抵抗よりも大きいために長距離に移動は不可能。(叛多亜さんより)

六十秒斬り 兼常
EME
吸血鬼の1人、兼常の使用する「時限流 遅刻剣」の剣技。
斬られてからちょうど60秒後に切り口が開くというもので、60秒経つまでは普通に逃げたり戦ったりという行動を行えるのが特徴。作中では一般隊員を葬り、立ちはだかった柿八の息子である七八にダメージを与えた。ただし最終戦とも言える電車内での対決では、薔薇垣の中国拳法の前には剣を当てることすらできずに殺されてしまった。
兼常曰く、兼常自身は使えないが、この技の上位には「三年斬り」が存在するらしい。(クウガもどきさんより)

自己改造能力 錆御納戸博士
EME
鉄御納戸良子の父・鋼太郎の古くからのライバルである錆御納戸博士の持つSS(スペリオル・スキル)
自身の肉体を生物学的な構造などを無視して自由に改造できる能力で、彼の作中初登場時はその能力によって全身をほぼサイボーグ化して登場した。
どちらにしろ、鉄御納戸・錆御納戸両家揃ってあんまり役に立ちそうにない能力ばかりである。(クウガもどきさんより)

ハンマーパンチ 錆御納戸博士
EME
鉄御納戸良子の父・鋼太郎の古くからのライバルである錆御納戸博士が、改造した自身の肉体を使って行う技?
腕を振りかぶり、それを振り下ろした後に前方へと腕を飛ばす……まあ、簡単に言えばワイヤーで即座に回収ができるロケットパンチである。(本文を見ている限り、ロケットパンチと言う名称でないのはワイヤーが付いた有線式のものであることが理由と思われる)
その威力は、木の幹を軽々と抉るほどであるが、この話の冒頭部で自業自得とはいえ、この技を受けた若者が本当に死んでいないか心配である。(クウガもどきさんより)

必殺のロケットキック 錆御納戸博士
EME
鉄御納戸良子の父・鋼太郎の古くからのライバルである錆御納戸博士が肉体を使って行う技?
突如足から火を噴き、その足が足首から離れて相手へと飛んでくる。なお、追尾性は無いと見て間違いない。(クウガもどきさんより)

攻撃超過能力 白木
EME
PC課に所属するエージェントリーダーの1人、白木の持つAA(エージェント・アビリティ)
剣で斬った時のダメージや拳銃の着弾時の破壊力を増幅したりするなど、自分の放った攻撃の破壊力を操作できる能力。この能力を使用する際に白木の体がうっすらと光で包まれることやPC課に所属するもう1人のエージェントリーダー・黒部との対比、彼の現実離れした美貌も相俟って「光の白木」の異名を持っており、「BLACK」時はEME最強のツートップの片割れとして知られていた。
だが「EME BLUE」「EME RED」(現代編)の時点で、EME内に白木は亡くなっているという情報が流れている。(クウガもどきさんより)

魔人変貌体質
元SD課課長の陣の持つAAで、致命的なダメージを負うと、自身の肉体を守るため赤褐色の巨人に変身し、その上記を逸した筋力で破壊本能のままに暴れまわる。しかし変身時間は短く、一度変身するとしばらく変身できない。(クウガもどきさんより)

エペの太刀 清光
EME
吸血鬼である清光の剣術「舞踏剣」の一つで突きを主体とした型。 刀をまるでフェッシングのように構えて高速の突きを放つ。
突きは単発だけでなく目に見えない速度で突き刺した瞬間に引き抜き、再び突き刺すという行為を連続で繰り出したりもする。(叛多亜さんより)

サーブルの太刀 清光
EME
吸血鬼である清光の剣術「舞踏剣」の一つ。 刀をフェッシングのように構え、華麗に跳ね上げることで相手を切断する。(叛多亜さんより)

鱗粉浮揚能力 蘇芳
EME
OP課に属するGA(ガーディアン・エージェント)、猪鹿蝶の『蝶』に位置する三剣士の蘇芳が所持するAA(エージェント・アビリティ)
蝶や蛾など「鱗翅(リンシ)目」に属するもの、またその鱗粉を全て操ることのできる能力で、蛾や蝶による監視・追跡や鱗粉の翼による飛行などもできる。
また、戦闘時には鱗粉で形作られた蝶(蛾)が敵に群がり、その毒で相手の自由を奪っていく。この鱗粉の蝶(蛾)の別名を「地獄蝶」といい、EME隊員内の間では相手を死に誘うと噂されている。
作中では3巻にて使用し、槍使いの吸血鬼「興友」をその死に誘う蝶で翻弄し、その毒で身動きを封じた。(クウガもどきさんより)

[1]アオママオーシャンブルー
[2]アオママチョップ<
巽 葵(通称:アオママ)
[1]アオママのSS(スペリオル・スキル)は一定空間内に海を召喚することであり、この能力にアオママ自身が勝手に名づけたのが「アオママオーシャンブルー」である。召喚する範囲はかなり広く設定することができ、その空間内ならばどんな環境だろうと海洋生物だろうと喚ぶことができる。おそらく民間のSS所持者の中では最強である。
◆発動形態例:洪水、津波、海と共に鯨も召喚する 等。(クウガもどきさんより)

[2]CASE21「アオママが行く」で、茜との会話中に暴走ぎみになった妹子を止めるため、アオママが披露した。内容はただのチョップである。ただ、効果音が明らかに凶悪なのはどうしたものか・・・(クウガもどきさんより)

ベクトルゼロ 巽 蒼乃丞
EME
現代編におけるEME長官・蒼が蒼が持つAA(エージェント・アビリティ)で、正式名称は「運動停止能力」。
その効果はどんな力学的エネルギーも0にすることができるというもので、この能力を利用して蒼が編み出した必殺技として、殴ったときに自分に帰ってくる反動をなくした「アオノジョウ無反動パンチ」(命名:巽蒼乃丞)というものが存在する。(クウガもどきさんより)

肉体崩壊能力 団栗
EME
DH(デミ・ヒューマン)課のGA(ガーディアン・エージェント)である団栗の持つAA(エージェントアビリティ)
別名「地縛」と呼ばれる能力で、自分の体を崩壊させ、泥のようになることもできる能力。ただし、自身を制御するための核とも言える部位が存在し、それが弱点である。初登場で戦った国重に戦闘中に核を見破られ、「撞球剣」に貫かれて能力者の死という結果に終わった。(クウガもどきさんより)

衝撃蓄積能力 月下 英雄
EME
PP課に所属するGA(ガーディアン・エージェント)、月下英雄の持つAA(エージェント・アビリティ)。
一定時間の間、自分が受けた衝撃を自分の体内に溜め込んでおき、そのため込んだ衝撃を接触した相手に自在に放出することが出来る。ただし、制限時間を越えてしまうと溜め込んでいた衝撃が自分の中で暴発してしまうという欠点がある。しかしそのAAが尋常ではないほどの威力を持っていることから、EME隊員の間では『蓄撃』と呼ばれて恐れられている。
ちなみに作中では「リーインカーネーション・インパクト」「水金地火木土天冥海拳」等、作中に出てくる特撮ヒーローの必殺技の真似事で使われることが多い。(クウガもどきさんより)

薬物製造能力 露草
EME
元SD課のGA(ガーディアンエージェント)の露草が保有するAA(エージェント・アビリティ)
自らの体内で様々な薬物(例として血清、C細胞を死滅させる薬品など)を生成することができる。生成した薬品は常時持ち歩いている巨大な注射器で体外に出し、相手などに投与することも可能。さらにこの能力で生み出した成分を体内で作用させることによって、身体能力を飛躍的に向上させたりその他いろいろな効果をもたらすこともできる。(クウガもどきさんより)

偶発発明能力 鉄御納戸 良子
EME
EMEに在籍している良子のもつAA(エージェント・アビリティ)で、自身の意思とは無関係に色々な物を発明できる能力。
本人の意思で発明する物を決めれないのが災いし、作中(基本的に短編集)では様々なトラブルを引き起こしてしまう。(クウガもどきさんより)

道成寺(どうじょうじ)の鐘 道成寺
EME
道成寺が持つAA(エージェント・アビリティ)を使った技らしい。 道成寺が持つ風鈴サイズの「鐘」を『チリ・・・ン』と鳴らすことで鐘の音を聞いた者を自ら死を願うようにして死の淵へと誘わせる。
どういう条件があるのか紅が聞いても効果はなかった。(叛多亜さんより)

自己暗示能力 虹橋 乱
EME
DH(デミ・ヒューマン)課に所属するGA(ガーディアン・エージェント)である乱の持つAA(エージェントアビリティ)
自分に暗示をかけることによりあらゆる性格、あらゆる職業に人格・技能レベルから指定したものに「なりきる」ことを可能とし、その能力を応用して催眠術など特定のものに対して耐性を持つことすら可能としてしまう。
ちなみに、どうやらチェーンソーや斧を持った存在になりきるのがお気に入りらしく、自身のスクーターには自己暗示状態でいつでも使えるようにチェーンソー(銘は某殺人鬼の名前)まで準備しているくらいである。(クウガもどきさんより)

他者催眠能力 虹橋 嵐
EME
DH(デミ・ヒューマン)課のGA(ガーディアン・エージェント)・虹橋乱の双子(?)の兄弟である虹橋嵐の持つSS(スペリオル・スキル)。一言で言えば非常に強力な催眠術をかける能力である。
非常に強力な催眠術を何の下準備もなく即座に使用できるという強力な能力ではあるが、作中で乱と交戦した際には乱が自身の持つAA(エージェント・アビリティ)「自己暗示能力」によって催眠術無効の暗示を自身にかけた為、催眠術をかけることができなかった。(クウガもどきさんより)

引力操作能力 鳩羽 圭一、圭二
OP課のGA(ガーディアンエージェント)である鳩羽兄弟のAAで、その名の通り物質が発する引力を操作する能力。また兄弟同士同じ能力で引き合うことができる。(クウガもどきさんより)

回転切り バネ足ジャック
EME
近頃ロンドンから東京へと舞台を移してきた殺人鬼の一人、バネ足ジャックの技。
高所で両足を180度開脚してナイフを展開し、そのまま高速回転して銀色の回転鋸と化す技である。回転力を生み出すために螺旋状筋肉(本人は「スプリングヒール」と呼んでいる)を使用していると思われる。
作中使用は短編集最終話、八百万機関(EME)のGAである龍美鳥との戦闘時だが、あっさりとかわされて回転が止まった顔面に連続蹴りを叩き込まれ、そのまま送電線へと落ちていった。(クウガもどきさんより)

スプリングヒール バネ足ジャック
EME
近頃ロンドンから東京へと舞台を移してきた殺人鬼の一人、バネ足ジャックの持つ特異体質。
全身の骨格の周りに螺旋状に形成された筋肉「螺旋状筋肉」に対し、バネ足ジャック自身がそう呼んでいる。これによって異常な跳躍力や回転運動を発生させることができ、それを生かした戦術を得意とする。
専門機関が名づけた正式なSS(スペリオル・スキル)名は不明だが、アオママオーシャンブルーのように存在しない可能性も十分にありうる。(クウガもどきさんより)

凝血破壊能力 薔薇垣
EME
DH(デミ・ヒューマン)課のGA(ガーディアン・エージェント)である薔薇垣の持つAA(エージェント・アビリティ)
血液の持つ凝固作用を自身の持つ因子で破壊し、凝血することが無いようにする能力で、彼との決戦で傷つくことは即失血死につながるという。ちなみに、彼の場合は基本的に中国拳法との併用で使われている。
作中初登場はBLACK3巻。EMEを襲っていた吸血鬼の一人のエロジジイもとい兼常に対し、点穴への攻撃時に併用して勝利を収めている。(クウガもどきさんより)

強制妖媒体質 桧絵馬 茜
EME
PC(フェノメノン・クリーチャー)課の新人GA(ガーディアン・エージェント)である茜の所有するAA(エージェント・アビリティ)
自身のすぐ近くにいるPCの能力を、茜自身の意思に関係なく使うことができる。任務においては彼女の連れている3匹のPC達が持っている能力やPC達自身の力を借りて任務を遂行する。


【主なパートナーのPCと得られる能力】
・ヒノエウマ−アンペア−ボルト−ワット(雷獣)
 茜がEMEに保護された時に共にEME入りしたPCで、通称『ワットくん』
 気性はおとなしく、パスカルくんとケルビンくんが喧嘩を始めると真っ先に止めに入ることが多い。
 得られる能力は電撃を身に纏うというもので、防御やPCの保護などに向いている。

・ヒノエウマ−ミリバール−ヘクト−パスカル(風狸)
 茜の二匹目の相棒となるPCで、通称『パスカルくん』
 気性はそれほど荒くないが、ケルビンくんがやってきてからはよくケルビンくんの挑発に乗って喧嘩になることが多い。
 得られる能力は風を操るというもの。

・ヒノエウマ−モル−ジュール−ケルビン(狐火)
 3匹のうちでは新参のPCで、通称『ケルビンくん』
 気性は3匹の中で最も荒くて好戦的、特にパスカルくんと仲が悪い。
 得られる能力は炎を発生させると言うもので、これら3種の能力の中で最も殺傷能力の高い危険な代物となっている。 (クウガもどきさんより)

変態 枇杷樹万丈
EME
万丈の持つSS(スペリオル・スキル)を使用した技。
触れた物体を一度分解して自分の体を覆うように再構築することで特撮ヒーローのようなプロテクターを構成し、自身の力や身体強度を大幅に向上させる。ちなみに、プロテクターの構成モーションは宇宙刑事系統の変身を意識した感じになっている。
ただし、持続時間は三分で、発動中はプロテクターを構成する物体の重量によって敏捷性が犠牲になるという欠点がある。
しかし彼はそれらの欠点を逆に利用してプロテクター剥離時の敏捷性の回復とまだ剥離を終えていない腕部プロテクターの力を兼ね備えた攻撃を可能にした。
後にEMEのGA(ガーディアン・エージェント)見習いとなった際、この技のベースとなった無名のSSに「分解構成能力」というAA(エージェント・アビリティ)名が与えられた。(クウガもどきさんより)

物質硬化能力 古井
豆腐の角で相手を殺すという史上類を見ない殺人事件を起こした古井のSS(スペリオルスキル)。豆腐など対象物となる物体の硬度を自由に変えることができる。(クウガもどきさんより)

松平産婆能力 松平
EME
EME RED5 三色ショート「赤ちゃん青ちゃん」で初登場。 アオママが名付けた産婆の松平さんの能力。 サンバのリズムで歌を歌いながら赤ちゃんを取り上げる。 その能力はお産直後のアオママが通常道理に動けるように相手が気づく前に赤ちゃんを取り出してしまうと言う芸術的領域さえも凌駕するほどのモノ。
しかし、蒼曰く「勝手な作り話」なので実際に登場したかどうかは不明。(叛多亜さんより)

温度感知能力 真中 燈吉郎
EME
PC(フェノメノン・クリーチャー)課のGA(ガーディアン・エージェント)にして、BLACK時の最強のツートップの片割れである白木の弟子・燈吉郎の所有するAA(エージェント・アビリティ)
他の物体が発する赤外線を視覚情報として感知できるもので、あらゆる物体は赤外線を発しているため、燈吉郎は視界内の全ての物体の表面温度がまるでサーモトレーサーのように見えるのである。(クウガもどきさんより)

精神感応能力 源平 桃子
EME
PP課である桃が有するAA(エージェント・アビリティ)。 人が思考する際に発する微弱な電波を受信するがの如く相手の考えを読むことが出来る。
しかし、その能力は「聴覚」の感覚に近く、距離によっては思考を読むことが出来なくなる。(叛多亜さんより)

物質透視能力 百合咲
EME
DH(デミ・ヒューマン)課のGA(ガーディアン・エージェント)である百合咲の持つAA(エージェント・アビリティ)
文字通り視界内から邪魔な物質を排除して透視する能力で、少なくとも任務中における彼の視界の人間はすべて体内に存在する内骨格のみの存在として映っている。また薔薇垣などの仲間は顔付き等を見る代わりに、その骨格の僅かな違いのみで判別することができる。
また、彼の戦闘方法はこの能力を利用し、掌手などの攻撃で相手の体内にある骨を心臓に突き刺すなど、思い通りに相手の骨を動かして攻撃する。(クウガもどきさんより)

鹿鳴剣(ろくめいけん) 山鳩
EME
OP(おーぱーつ)課のGA(ガーディアン・エージェント)にして三剣士「猪鹿蝶」の『鹿』である山鳩の剣技。
心を重きに置いた剣で、左手の木刀、右手の真剣を高速で交差させることにより木刀の先を真剣で削り、削られた木片を手裏剣のように飛ばすが木片は直接だけでなく壁や床などに跳ね返ってから敵に襲来する。
更には二つの刀の角度により、跳ね返る木片の軌道を自在に調節することもできる。
跳ね返る木片が鹿の鳴き声の如き独特の反響音を鳴らすのが名前の由来。(叛多亜さんより)

瞬間移動能力 黄泉 三木也
EME
PC(フェノメノン・クリーチャー)課のGA(ガーディアン・エージェント)にして紅と同じく黒部を師とする三木也の所有するAA(エージェント・アビリティ)
無機物もしくは自分自身を瞬間移動させる能力である。ただし、瞬間移動させる場合はその転送先を目視できなければならないという制約が付いている。
なお自分自身の瞬間移動に限り、特別に「母体移動」と呼称する。 (クウガもどきさんより)

母体移動 黄泉 三木也
EME
三木也のAA(エージェント・アビリティ)「瞬間移動能力」の応用。 本来は生物を瞬間移動させることは不可能だが自らの肉体に限り発動可能。 移動した瞬間、自分のいた空間は「真空状態」となっており、飛び込んできた存在を切り裂く。
欠点は一日に「2回」しか使用できないことと、移動可能な距離が「黙視できる」範囲のみと言うこと。(叛多亜さんより)

物体球化能力 琉球
沖縄の暴力団である伏竜会が雇った殺し屋『琉球』の持つSS(スペリオル・スキル)で、自分から意思を介在して能動的に触れたものを球体にしたり戻したりする能力。彼は武器の持ち運び方法にもこの能力を生かしている。この能力の弱点は、受動的に触れられたときに発動することができないことで、この弱点により彼は万丈に敗北した。ちなみに球体になってしまった生物に関しては、しばらく生きていることができるが、元に戻してもらわなければ外部からの水分・栄養の補給ができずにそのうち衰弱死してしまう。(クウガもどきさんより)

空中浮遊能力 龍美鳥
EME
PP課に所属するGA(ガーディアン・エージェント)のミドリが持つAA(エージェント・アビリティ)
文字通り己の意思で空中に浮かぶ能力であるが、飛行する際の向きや速度を自由に決められる訳ではなくその動作は常に重力の干渉を受ける。
その為、使用時は何らかの予備動作によって補助しなければ任務など能力を酷使する状況に耐えられないという欠点がある。彼女の場合は飛翔時に強く踏み込むなどして能力への負担を軽減する。
作中初登場は連載短編最終話。最初に交戦した切り裂きジャック相手には霧の効果で優位に立つことができなかったものの、紅と途中交代で交戦に入ったバネ足ジャック相手にはほぼ終始優勢に事を進めた。
なお、この能力が初めて発現したのは、数年前に家庭の事情で自殺しようと飛び降りたときらしい。(クウガもどきさんより)

未来予知能力 瑠璃姫 清音
DH(デミ・ヒューマン)課に所属するGA(ガーディアン・エージェント)にしてDH課の最高責任者である瑠璃姫清音のAA(エージェント・アビリティ)。少し先の未来を断片的に予知できる。(クウガもどきさんより)


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