お宝と冒険が満ち溢れ、それらを求める商人(あきんど)が大きな力を持つ不思議な世界。その世界に住む男・肥前屋十兵衛は、自他共に認める天才商人である。相棒の絨毯と共にあらゆる困難を乗り越え、迅速かつ正確に目的の商品を仕入れる彼は、商人の中の商人・“S級商人”の肩書きを持つ男なのだ。
さて、今回の十兵衛への仕入れ依頼は、ひとつ食べれば100年の若さが手に入るという“延命饅頭”。お客の情報通りにとある塔へ潜入した十兵衛だったが、そこには思いもよらぬ危機が待ち受けているのだった・・・・・・・・・・・ 連載・・・・・・・・・週刊少年チャンピオン 作者・・・・・・・・・富沢ひとし 単行本・・・・・・・・全三巻 不思議な異世界を舞台にした冒険アドベンチャー漫画。作者が当時、板垣恵介のアシスタントだったため、現在の代表作(『エイリアン9』など)とは異なる筋肉質な画風になっている。 |
[1]ガマ・ガマ・サタディナイト・ダンシング
[2]ガマ・ガマ・ボンバー [3]ガマ・ガマ・マシンガンボンバー [4]ガマ・ガマ・ハリケーンボンバー [5]ガマ・ガマ・ライジング・ニードル [6]ガマ・ガマ・ラスト・ダンシング |
芸術ガエル |
[1]十兵衛に追い詰められたガマがやけになって使用。たくさん作った“魂の船首像”のレプリカを、手当たり次第に壊していく。技というより、ただ暴れているだけである。絨毯曰く「完全にフィバってやがる」(ケケケさんより) [2]ジェリー島の営倉鍾乳洞に住む芸術ガエルの技。背中のイボを指で潰して液体を飛ばす。この液体を浴びた者は、たちまちの内に固まって身動きが取れなくなる。人形のようになった人は、このカエルの成すがまま変なポーズをとらされることになる。この液体は水に弱く、少しでもかぶればすぐに溶ける。(ケケケさんより) [3]芸術ガエルの技のひとつ。両手を使って「ガマ・ガマ・ボンバー」を連発する。まさしくマシンガンのような数の液体が飛んでくる。(ケケケさんより) [4]「ガマ・ガマ・ボンバー」の応用技のひとつ。両手を使って、円を描くような軌道で「ガマ・ガマ・ボンバー」を放つ。絨毯にはあっさりとよけられた。(ケケケさんより) [5]芸術を壊されて怒った芸術ガエルが使用。指先を尖らせて、手刀を連発する。地面に穴を開ける威力があるが、十兵衛には通じなかった。(ケケケさんより) [6]「ガマ・ガマ・サタディナイト・ダンシング」のフィニッシュ。最後に残った“魂の船首像”を攻撃したが、無敵の硬度を持っていため通じなかった。(ケケケさんより) |
・妄想花吹雪 | 幸せの木 |
ジェリー島の地下独房に生えている“幸せの木”の技。こいつが周囲にばら撒く花吹雪を浴びた者は、幸せな妄想に取り付かれる。犠牲者は一切が同でもよくなって無気力になり、そのまま木に食われてしまう。(ケケケさんより) |
・海水弾 | 人喰い鉄砲魚 |
ジェリー島周辺に住む人喰い鉄砲魚の技。口に含んだ海水を圧縮し、弾丸として放つ。バルカン砲のように連射することも、溜め撃ちして大砲のようにすることもできる。船を軽々と貫通する威力だったが、あらゆる液体をはじく“蛇の目傘”には通じなかった。(ケケケさんより) |
・ストレス拡大 | 魔人 |
十兵衛の家来?である魔人の術。痛めつけられることでたまったストレスを、巨大化して発散する。一瞬のうちに数十mの大きさとなり、建物もたやすく破壊してしまう。魔人が持つ唯一の術らしい。(ケケケさんより) |
・除霊術 | スチュワート、ピピロッタなど |
人にとりついた霊を取り除く術。手順は以下の通り。
[1]吸霊テープを適度な長さに切る。 [2]吸霊テープを患者の顔面に張る。 [3]吸着した霊を捕獲する。この時、術者が未熟だと霊が暴れる。 スチュワート曰く除霊には愛が必要とのこと。 (ケケケさんより) |