バトルスピリッツ [必殺技辞典]

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ソードブレイヴアタック 輝龍シャイニング・ドラゴン
バトルスピリッツソードアイズ
「輝きの聖剣シャイニング・ソード」を上から振り下ろして攻撃をおこなう。

連鎖(ラッシュ) 闇皇ナインテイル・ダーク
バトルスピリッツソードアイズ
闇のスピリットの独自の効果。 別の色のスピリットと組むことによって追加効果を発揮することが出来る。

覚醒 スピリット
バトルスピリッツ(カードゲーム版)
赤属性のスピリットが主に備える属性専用効果。この効果を備えるスピリットはフラッシュタイミング(各プレイヤーがスピリットでアタックまたはブロックの宣言をした時に最低一回は必ず発生する、マジック等を使用して戦闘をフォローできるタイミングのこと)時、他の味方スピリット上に置かれているコアを自身の上に好きなだけ移動できる。最低限必要なコアが味方スピリットの上に置かれてさえいれば、戦闘時はほぼ確実に最大Lvまで上昇した状態でアタックないしはブロックを行うことができる。

この効果を持つスピリットは以下の通り。召喚コストが「4以下」か「5以上」かに分けて記述する。
コスト4以下:昇龍バルムンク、ランカフォリンクス、扇竜ソルデス、晴天竜ウィンドレイク、サーベカウラス、プロミネンスワイバーンなど。
コスト5以上:龍皇ジークフリード、アーチャー・ドラゴン、紅玉の巨龍ボルガンド、ゴールド・クロー・ドラゴン、龍星神ジーク・メテオヴルム、極龍帝ジーク・ソル・フリードなど。

この効果の欠点はコア除去(紫属性が最も得意とする戦法で、フィールドにあるコアをリザーブやトラッシュなどといった別の場所に移動させること)などによってスピリット上に置かれているコアの数が足りなくなったとき、コアを移動しても強化できなかったという場合が発生し得ること。そうなった際の保険として、ネイチャーフォースや焔竜魔皇マ・グーなどの「トラッシュにあるコアをスピリット上に移動させる」効果や、ノーザンベアードやエゾノ・アウルなどの「条件を満たしているときに、自分自身にコアを置く」効果を持つものを準備しておけばいざという時に助かるだろう。

以下、この効果に関係する代表的な効果を記述する。
効果付与‐‐‐
スピリットリンク:味方スピリット1体に効果を与えるマジック。
暴双龍ディラノス:系統に「地竜」を持つ味方スピリット全てに効果を与えるスピリット。
紅蓮の虚空:「転召」効果を持つ味方スピリット全てに効果を与えるネクサス。
ジャンビ・オレピス、ラギアン:自身と合体した味方スピリットに効果を与えるブレイヴ。
効果サポート‐‐‐
決闘台地、ダークディノハウンド:効果持ち味方スピリットを回復させることができるカード。
合成恐竜ディノゾール:効果持ち味方スピリットの上に乗せるコアの調達元を、スピリット上だけでなくリザーブから持ってくることも可能にするスピリット。上述した「コアの不足」を解決する一つの手段となる。
シンクロニシティ:メインステップで使用することで、効果持ち味方スピリット全てに指定アタックを与えるマジック。
弱点となる効果‐‐‐
幻龍シェイロン:自身の召喚時、その時点でフィールドにいた全てのスピリット上に置かれているコアを1個ずつだけ残して、それ以外のコア全てをリザーブに移動させるスピリット。効果を発揮させると結果的に味方スピリットの数を減らしてしまう本末転倒なことになってしまう。
機神官フレイ:自身のブロック時、そのバトル終了時まで相手プレイヤーのフラッシュタイミングで発揮させる効果を発揮できなくするスピリット。この効果以外には「神速」や「超覚醒」にも効き目がある。
アブソーブシンボル:覚醒を発揮して自身の上にコアを移動させた際、その発揮させた効果持ちを疲労させるマジック。

類似効果としては、焔竜魔皇マ・グーがLv1から持つ効果がある。「発動は自分のアタックステップ開始時」「コアはトラッシュから移動できる」など違う点もあるが、「好きな数自身の上に置くことができる」という点では似通っている。 (パペットピペットマペットカーペットさんより)

強襲 スピリット
バトルスピリッツ(カードゲーム版)
青属性のスピリットが主に備える属性専用効果で、ネクサス(フィールドに配置することで各種効果を継続して発揮するカード群。遊戯王でいう「フィールド魔法」、デュエルマスターズでいう「城」にあたる)を利用した独特な効果。この効果を持つスピリットには「強襲:○」という表記がされ、伏字部分には算用数字が書かれている。効果を持つスピリットがアタックしたとき、フィールドに配置しているネクサスを疲労状態にすることでアタック中の効果持ちスピリットを回復させる効果。伏字部分で指定されている数字は一ターン中に何回までこの効果で回復できるかを表しており、ネクサス1枚を疲労させることで効果持ちスピリットを1回回復できる。

この効果を持つスピリットは以下の通り。指定されている数字別に記述する。
なお最初に「青属性のスピリットが主に備える」と書いたが、以下に挙げた中で2012年8月現在唯一「凶龍爆神ガンディノス」だけが赤属性となっている。
1回:天斧の勇者カイオー、轟剣士レーヴェン、輝星龍ジークヴルム・デネブ、星海獣シー・サーペンダー、巨人皇子アレクサンダー4世、シャンターグ、ディクタトール・シーザーなど。
2回:巨人大帝アレクサンダー、凶龍爆神ガンディノス、神造巨兵オリハルコン・ゴレム、虎拳聖タイガ
3回:神凰兵フェニックス・ゴレム、巨人勇者ペルセウス
8回:霊峰魔龍ヤマタノヒドラ

青属性は他の属性と比べて「ネクサスの配置と操作」を中心とした戦術を得意としている(ちなみにもう一つの得意戦術は「粉砕」の項目を参照)ため、この効果を発揮させることは比較的容易である。また、効果を発揮できるのはアタック宣言を行ったとき、つまり効果が「光芒」や「呪撃」よりも早い段階で発揮されるため効果そのものは無効にされにくいという点がある。とはいえその点をピンポイントで突いてくるカードもあるのだが・・・(後述)。

以下、この効果に関係する代表的な効果を記述する。
効果付与‐‐‐
キマイラアサルト:発動したターン中、系統に「異合」を持つ味方スピリット全てに効果を与えるマジック。
バズーカ・アームズ:自身と合体した味方スピリットに効果を与えるブレイヴ。
効果サポート‐‐‐
蹴撃の戦場跡:「強襲」効果を「効果持ちスピリットのブロック時」にも発揮させることができるようになるネクサス。BPで勝ることができれば、相手スピリットのアタックを連続でブロックできる。
ネクサスリペアー、フォビッド・バルチャー、天蒼元帥チョウハッカイ、ロック・アラディンなど。:ネクサスをノーコストで配置できる効果を持つカード。大量配置で効果を繰り返し発揮可能にする。
プリふじさん:「ネクサスの代わりに自身を疲労させることで、強襲を発揮させて効果持ちを回復させる」効果と、「効果持ち味方スピリットのBPを、自分が配置したネクサス1つにつき1000ずつ上昇させる」効果を併せ持つスピリット。
弱点となる効果‐‐‐
バスターファランクス、太陽神龍ライジング・アポロドラゴン、突機竜アーケランサー、戦皇ゴッドスレイヤー・ドラゴンなど。:ネクサスを破壊できる効果を持つカード。強襲の効果が発揮される回数を減らすことができる一番シンプルな方法(トラッシュから回収される可能性は残るが)。
導化姫トリックスター、夢幻祈祷:「アタック中の回復状態スピリット」を破壊できる効果を持つカード(前述した「ピンポイントで突いてくるカード」というのはコレ)。強襲は発揮させると効果が発揮するタイミングの問題で、アタックそのものを行っているときには必ず回復状態になっているためこれらの効果の餌食となる。
きぐるみクマッター:スピリットと合体している最中にバトルを行うとき、相手プレイヤーが配置しているネクサス全てを疲労状態にさせる効果を持つブレイヴ。発揮タイミングの問題で一回目の強襲効果の発揮は許してしまうが、それ以降の効果発揮を封じることができる。

似たような効果としては大きく分けて2種類あり、まずは翼神機グラン・ウォーデンや獅機龍神ストライクヴルム・レオ、鳥武帝スザクロス・ソウソーなどのような「ネクサスではなくスピリットの疲労に反応して自身を回復させる」効果、そして神獣バーロンや牙皇ケルベロードと合体しているスピリットのような「自身が回復できる回数に制限を設けている」効果がある。 (パペットピペットマペットカーペットさんより)

激突 スピリット
バトルスピリッツ(カードゲーム版)
赤属性のスピリットが主に備える属性専用効果。相手スピリットにブロックを強制させるというもの。つまりこの効果発揮中のスピリットが攻撃したとき、相手プレイヤーは自分のフィールドに『回復状態のスピリット』か『甲蟲武神ギラファ・ランドウなどの「疲労状態でもブロックできる」という効果を持つスピリット』が1体でもいた場合、その攻撃に対して「ライフで受ける」と宣言することができなくなる。相手プレイヤーのフィールドにブロック可能なスピリットが2体以上いるときは、相手プレイヤーがブロックするスピリットを選ぶ。
ブロックを強制させるということは、逆に言えば相手プレイヤーのライフを削ることができないという欠点でもあるが、ブレイヴの「刃狼ベオ・ウルフ」やマジックの「メテオストーム」など「相手スピリットをBP比較で破壊した際に、相手のライフを規定数リザーブに移動させる(=削る)」という効果を持つものもあるため、これらを併用すれば欠点をカバーできる。

この効果を持つスピリットは以下の通り。召喚コストが「5以下」か「6以上」かに分けて記述する。
なお最初に「赤属性のスピリットが主に備える」と書いたが、以下に挙げた中で2012年8月現在唯一「冥府魔神オブシディオン」だけが紫属性となっている。
コスト5以下:猛角獣ホーングリズリー、アクゥイラム、フォボス・ドラグーン、カグツチドラグーン、ワン・ケンゴー、ナイト・ドラゴンなど。
コスト6以上:激神皇カタストロフドラゴン、超神星龍ジークヴルム・ノヴァ、金牛龍神ドラゴニック・タウラス、煌星龍ジークヴルム・アルター、冥府魔神オブシディオン、超星覇龍ヤマトヴルム・ノヴァなど。

カードゲーム全般にとってこの類の効果は、「そのパワー以下(このカードゲームでは、パワーのことを「BP」と呼ぶ)のブロック相手に対する除去」という意味合いを持つが、このカードゲームではさらに「後続カードのプレイ(カードを使用すること)を妨害する」という意味合いも持つ。この効果の対象となるカード群「スピリット」には必ず「シンボル」というものがあり、その数によって後続カードのコストが軽減される(本当はもう少しルールが入り組んでいるのだが、その点は割愛させてもらう)ため、もしスピリットを破壊できればその分相手プレイヤーは後のゲーム進行に苦労することになる。もちろん返り討ちにされた場合でもブロックした相手スピリットは疲労しているため、後続の味方スピリットのアタックで相手のライフに攻撃を通すことができる可能性が高くなる。

以下、この効果に関係する代表的な効果を記述する。
効果付与‐‐‐
雷皇龍ジークヴルム:「覚醒」効果を持つ味方スピリット全てに効果を与えるスピリット。
黒皇龍ダークヴルム:系統に「星竜」を持つ味方スピリット全てに効果を与えるスピリット。BPを上昇させる効果もある。
星創られし場所:BPが8000以上の味方スピリット全てに効果を与えるネクサス。
砲凰竜フェニック・キャノン:自身と合体した味方スピリットに効果を与えるブレイヴ。
アグレッシブレイジ:味方スピリット1体に効果を与えるマジック。
効果サポート‐‐‐
龍星皇メテオヴルム:効果持ち味方スピリット全てに指定アタック(後述)を与えるスピリット。
太陽石の神殿:「効果持ち味方スピリットがターン中最初のアタックを行い、その結果相手スピリットのみをBP比較で破壊した際、最大値を破壊した相手スピリットのBPとして相手スピリットをその最大値まで好きな数破壊できる」効果と、「効果持ち味方スピリットが破壊された際、ライフに置かれているコア1個をボイドに置くことで、破壊された効果持ちを自分のフィールドに戻す」効果を併せ持つネクサス。
火星神龍アレス・ドラグーン:ターン終了時に味方の効果持ちを全て回復させ、アタックステップから再度行うことができるようになるスピリット。ただしこの効果は1ターンに一回までしか使用できない。
虚龍帝カタストロフドラゴン:自身のアタック時にデッキをトップから2枚表向きにし、その中にいる効果持ちを好きな数ノーコストで召喚できるスピリット。
弱点となる効果‐‐‐
ソーラーブレイカー:効果持ちを破壊できるマジック。
月光姫マーニ:相手スピリットを指定することで、そのスピリットのアタック時効果を発揮させなくするスピリット。「激突」はアタック時効果なので非常に良く刺さる。
オーセベリング、白亜元帥レイ・ザウラーなど:「相手スピリットの効果を受けない」という効果を持つカード。「装甲」を初めとしたこの手の効果を持つものはブロックを強制されない。

類似効果としては、滅神星龍ダークヴルム・ノヴァや龍の覇王ジーク・ヤマト・フリードなどの一部のスピリットが持つ「相手スピリット1体を指定して、そのスピリットにアタックできる」という、俗に「指定アタック」と呼ばれる効果がある。「激突」と比べてこちらは、「相手スピリットのブロック時に発生するフラッシュタイミングが発生しない」点や「相手プレイヤーは指定されたスピリットでバトルを強制される(他のスピリットで代わりにブロックを行うことができない)」点などで優れているところが多く、実質上位互換という扱いになっている。 (パペットピペットマペットカーペットさんより)

光芒 スピリット
バトルスピリッツ(カードゲーム版)
黄属性のスピリットが主に備える属性専用効果。この効果を備えるスピリットがアタックを行い、バトルの処理を完全に終了したときに発動する効果で、そのバトル中に使用した全てのマジックカードを手札に戻すことができる。黄属性はマジックカードを操ることに非常に長けた属性なので、それを体現した効果といえる。

この効果を持つスピリットは以下の通り。召喚コストが「5以下」か「6以上」かに分けて記述する。
コスト5以下:アルカナビースト・ペイラ、天使ヘルヴィム、カラドリアス、魔女タランダ、クラブソーサラー・スケアクロウ、イラス・バードなど。
コスト6以上:天使長エクスシア、大天使ヴァリエル、天使長セラフィー、天使長ソフィア、神獣ヒキュー、黄玉の女王フェルネイトなど。

実は欠点が非常に目立つ効果。まず効果の発揮がバトル終了時という比較的遅いタイミングであるため、バトル終了を待たずに効果持ちスピリットがBP比較で破壊されたりLvを下げられるなどして効果を持たない状態にさせられたりしたときは効果は不発に終わり、マジックカードを手札に戻すことはできない点。さらに戻すことができるのはマジック「カード」のみであり、マジック使用時にコストとしてトラッシュに移動したコアはリザーブに戻すことができないため、同一アタックステップ中に複数回の発揮はなかなか難しいという点。前者はそういった状態にさせられないようにするという工夫が必要になり、後者は大天使ミカファールや薔薇人バロッサ、魔導女皇アンブロシウスといった「マジックカードのコスト踏み倒し」の効果を持つスピリットがいれば不可能ではないだろう(もっともこの点は、「同一アタックステップで発揮させるのは一回限り」と割り切ればそれで済む話でもある)。

以下、この効果に関係する代表的な効果を記述する。
効果付与‐‐‐
グリームホープ:メインステップで使用することで、味方スピリット1体に使用したターン中効果を与えるマジック。
黄道の虚空:「転召」効果を持つ味方スピリット全てに効果を与えるネクサス。
バタホルン:自身と合体した味方スピリットに効果を与えるブレイヴ。
効果サポート‐‐‐
苺っ娘ストロベリ、グレムリー:効果持ち味方スピリットを回復させることができるスピリット。
星降る巡礼地:「効果持ち味方スピリット全てのBPを2000上昇させる」効果と、「効果持ち味方スピリットのブロック時にも効果を発揮できる」効果を併せ持つネクサス。
サンダーブランチ:フラッシュタイミングで使用することで、ターン終了時まで相手スピリット全てのLv3までの基本BPを2000にするマジック。この効果を持つスピリットは「呪撃」効果持ちスピリットに並ぶほどBPが低いので、高いBPを持つスピリットとバトルする際にはこのマジックで強制的にBPを落とす必要がある。
弱点となる効果‐‐‐
未完成の古代戦艦:羅針盤、鎖縛の武舞台、吟遊詩人のオルフェ:「トラッシュから手札を戻すこと」を封じる効果を持つカード。
天王神龍スレイ・カエルス:マジックの効果を使用されたとき、相手スピリット1体を手札に戻すことができるスピリット。送る先が手札なので再度召喚されてしまうものの、バトル終了時にはフィールドにいないため効果を発揮できない。
雷神砲カノン・アームズ、タイラントール・ネロ:バトル中での手札のカードを使用することを不能にする効果を持つカード。それぞれに条件がありそれを満たすことは若干難しいが、決まれば「光芒」効果を完封できる。

似たような効果を持つものはスピリットにはいないが、マジックにはエンドステップ時にトラッシュから手札に戻る「ブリーズライド」「ヒートライド」「ブルトサリフ」というものがある(ただしこれらが手札に戻るのは一ターンにつき1回限り)。 (パペットピペットマペットカーペットさんより)

重装甲 スピリット
バトルスピリッツ(カードゲーム版)
白属性のスピリットが主に備える属性専用効果で、「装甲」の強化版。この効果を持つスピリットには「重装甲:○」という記述がされ、伏字部分には色名(一部例外あり)が書かれている。「対応色のスピリット・マジック・ネクサスの効果を受けない」という点は装甲と同じだが、こちらはさらにブレイヴが持つ効果も受け付けなくなった。この効果が初登場したバトルスピリッツ3年目、通称「星座編」と呼ばれるシリーズでは、ブレイヴが初登場したのと同時に環境の中心となっていた時期でもあったので、そんな環境だからこそ生まれた効果といえる。

この効果を持つスピリットは以下の通り。指定されている色の種類数が少ない順、そしてその後は前述した「例外」の順に記述する。
1色:ザニーガン、近衛機クリザンテMk-VIII、セイルフィッシュ、ラクーンガード
2色:機人フォルセティ、リーサルウェポンドラゴン、金剛戦艦ドレッドノーグ、ジェロニモンドなど。
3色:軍神機メガ・テュール、ミブロック・ザ・ワン
4色:獅機龍神ストライクヴルム・レオ
例外:月光神龍ルナテック・ストライクヴルム、爆氷の覇王ロード・ドラゴン・グレイザー

前述した効果持ちスピリットの一覧を見て気付いた方がいるかもしれないが、2012年8月現在登場済みの既存効果の強化版効果の中では最も効果持ちスピリットの数が多い。その理由は不明だが、この効果はその特徴上多くの色の組み合わせを必要とするため、自由な組み合わせを選んでゲームをして欲しいという開発側の心の表れかもしれない。
また余談だが、「ヴィクトリー・ホワイト・ドラゴン」というブレイヴに書かれているフレーバーテキストにおいて、この効果は「甲竜(という系統を持つもの)の甲殻から造られる」と説明されている。一応このブレイヴも甲竜という系統を持っていて、なおかつこのブレイヴと合体したスピリットには重装甲がもたらされることになるのだが、この「重装甲」という効果はこのブレイヴから造られたものなのか、それとも他の甲竜スピリットやブレイヴから造られた(別に「ヴィクトリー・ホワイト・ドラゴン」だけが重装甲を持つ甲竜というわけではない)ものなのかは不明。

以下、この効果をスピリットに付与することができるカードとこの効果をサポートする効果を記述する。
効果付与‐‐‐
ゲッコ・グライダー、重装合体シールド・ドラゴンMk-II、サテライド・バードなど。:自身と合体した味方スピリットに効果を与えるブレイヴ。
凍えるフィヨルド:味方の合体スピリット全てに効果を与えるネクサス。
最強神機ホワイト・オーディーン:カード名に「最強」とある味方スピリット全てに効果を与えるスピリット。
効果サポート‐‐‐
光導く巨塔:効果持ち味方スピリット全てが、指定されている色を持つ相手スピリットとバトルを行い、その結果BP比較によって破壊されたとき、破壊された効果持ちスピリットを疲労状態で自分のフィールド上に戻すことをできるようにするネクサス。

類似効果を持つスピリットとしては海戦機ニヨルドがいる。こちらは色指定がないため、効果発揮中は相手プレイヤーが操る全色のカードの効果を受けないのだが、その代わりに「自身はアタックできない」というデメリットも同時に抱えてしまう。(パペットピペットマペットカーペットさんより)

呪撃 スピリット
バトルスピリッツ(カードゲーム版)
紫属性のスピリットが主に備える属性専用効果。この効果を持つスピリットのアタックを相手プレイヤーがスピリットでブロックし、そのバトルの処理が解決される際に発揮される効果で、ブロックを行った相手スピリットをバトル終了時に破壊する効果。
デュエルマスターズの「スレイヤー」と似た効果だが、とにかくバトルを行えば(=効果持ちが攻撃してもブロックしても)能力が発動するそちらと違い、こちらは「効果持ちスピリットのアタック時」しか効果を発揮しない(もっとも、このカードゲームではフィールドにいるスピリットとブレイヴは一部を除きその全てが相手スピリットのアタックをブロック可能というルールのため、ブロック時にも効果が発揮されるとなるとさすがに強すぎるため妥当といえる)。

この効果を持つスピリットは以下の通り。召喚コストが「3以下」か「4以上」かに分けて記述する。
コスト3以下:ハンプダンプ、レッドキャップ、冥闘士バラム、デモ・ボーン、暗殺者ドラゴナーガなど。
コスト4以上:レディ・フランケリー、幽霊船長シルバーシャーク、闇騎士ケイ、紫晶の大蛇ザウム、タワーミンゴなど。

「アタック時限定ではあるが、バトルに敗れても相手スピリットを道連れにすることができる」という効果であるためか、この効果を持つスピリットは他の属性専用効果持ちスピリットと比べてBPが低めになる傾向がある。そのため、主に赤属性が得意とする「BPを参照した破壊効果(TCG界では俗に「火力」と呼ばれる)」を用いた除去に非常に弱い(一番高いものでも、Lv2になった紫晶の大蛇ザウムが持つ8000という数値。この数値は、ブレイヴと合体しなおかつLv3になった太陽龍ジーク・アポロドラゴンというスピリットが発揮する火力の射程にすっぽり入ってしまうほど低い)。
以前は「効果持ちスピリットのアタックをブロックされたとき」というタイミング(現在の「バトル終了時」よりも若干早いタイミング)で効果が発揮されていたのだが、それが現在のように変更されてしまったため、フラッシュタイミングでのマジック使用で効果持ちが破壊されたり効果を持たない状態にされてしまったりした場合、効果は発揮されず文字通り「犬死に」となってしまう。だがその点を逆手に取り、同じくフラッシュタイミングでのマジック使用で効果を持つ状態になったとき、その際は効果が発揮され相手スピリットを破壊できる。

以下、この効果に関係する代表的な効果を記述する。
効果付与‐‐‐
カースエンチャント:メインステップで使用することで、使用したターン中味方スピリット1体に効果を与えるマジック。
冥府の深淵:系統に「冥主」か「無魔」のどちらかを持つ味方スピリット全てに効果を与えるネクサス。
魔星輝く古戦場:味方のスピリット状態のブレイヴ(どのスピリットとも合体していないブレイヴのこと)全てに効果を与えるネクサス。
効果サポート‐‐‐
魔界七将ベルゼビート:『自身の召喚時、自分のトラッシュにある効果持ちスピリットを、コストの合計が13になるまでノーコストで召喚できる』効果と、『自分のアタックステップ中、効果持ち味方スピリット全てに実質「自身のアタックによって相手プレイヤーのライフを削ったとき、相手スピリット1体を破壊する」という効果を与える』効果を併せ持つスピリット。
カウンターカース:フラッシュタイミングで使用することで、呪撃の発動タイミングを「自身のブロック時」に変更させる効果を持つマジック。これの効果発揮中は呪撃の効果を自分のアタックステップ中には発揮できなくなるものの、相手のアタックステップで使用することで不用意にアタックしてきた相手スピリットを破壊できる可能性を秘めている。
冥総裁ハーゲン:「自身の召喚時、自分のトラッシュにある効果持ちスピリットカード1枚を手札に戻す」効果と、「自分のアタックステップ中、アタック中の効果持ちスピリット全ての色を消滅させる」効果を併せ持つスピリット。前者は戦闘破壊されたスピリットを再召喚できるようにし、後者は相手スピリットの「装甲」効果を無効にすることができる。
弱点となる効果‐‐‐
ワルキューレ・ヒルド、キング・ハーラルなど。:「スピリットが発揮する効果を受け付けない」という効果を持つスピリット。これら以外には効果持ちスピリットが持つ色(主に紫だが)を対象にした「装甲」「重装甲」を持つスピリットにブロックされた場合も効果が発揮されない。
トランプン:スピリットの効果によって合体しているスピリットが破壊されたとき、そのスピリットをフィールドに残すことができるブレイヴ。効果の発揮を実質なかったことにされてしまう。
光の覇王ルナアーク・カグヤ、魁の覇王ミブロック・ブレイヴァー、蒼穹の覇王カーン・ウルフなど。:フィールド上にセットしておくことで、条件を満たした瞬間に表向きにされ各種効果を発揮する「バースト」と呼ばれる効果、その発動条件が「相手による自分のスピリット破壊後」となっているスピリット(ここではスピリットのみを挙げたが、この条件を持つものはマジックにもある)。呪撃は強制的に発揮されるため、これらの条件を否が応でも満たしてしまう可能性がある。

類似効果を持つスピリットは特にいない(自身の破壊を発揮トリガーにし、相手スピリットを破壊できるカードならある)が、「上に置かれてコア1個をトラッシュに移動させる」という条件付きでならネクサスに「千本槍の古戦場」というものがある。 (パペットピペットマペットカーペットさんより)

呪滅撃 スピリット
バトルスピリッツ(カードゲーム版)
紫属性のスピリットが主に備える属性専用効果で、「呪撃」の強化版(のはずだが相違点が非常に多く、その内容は「呪撃」よりむしろ「不死」に近い)。この効果を持つスピリットは2012年8月現在「呪の覇王カオティック・セイメイ」のみ。
効果持ちスピリットが相手プレイヤーによって破壊されたとき、相手プレイヤーのライフに置かれているコア1個を相手プレイヤーのトラッシュに移動することで、効果持ちスピリットを回復状態で自分のフィールドに残すというもの。この効果を持つスピリットがいれば、相手プレイヤーは高BPのスピリットで不用意にアタックやブロックを宣言したりカードに備わった破壊効果を発揮したりすることができず、結果的に相手のプレイング妨害につながる。
とはいえ弱点となる効果もある。なかでも致命的なのが烈光閃刃や爆炎の覇王ロード・ドラゴン・バゼル、天剣の覇王ジーク・スサノ・フリードなどといった一部のカードが備えているフィールド上にセットしておくことで、条件を満たした瞬間に表向きにされ各種効果を発揮する「バースト」と呼ばれる効果、その発動条件が「自分のライフ減少後」となっているカード。効果持ちをフィールドに残すためにはライフのコアを必ず削らなければならず、そのため発動条件を嫌でも満たしてしまう可能性がある。
類似効果としては、麒麟星獣リーンや神獣鳥アン・ズール、ショーグンペンタンなどのような「自身の破壊を発揮トリガーとし、それぞれに定められている条件を満たすことで自身を回復状態でフィールドに残す」効果と、黒翼竜バーン・クロウと合体しているスピリットのような「BP比較によるバトルで破壊されたとき、相手プレイヤーのライフに置かれているコア1個を移動させる」効果がある。「呪滅撃」はいわばこの2種類の効果を足して2で割ったようなものである。 (パペットピペットマペットカーペットさんより)

神速 スピリット、ブレイヴ
バトルスピリッツ(カードゲーム版)
緑属性のスピリットが主に備える属性専用効果。この効果を持つものは、メインステップだけでなくフラッシュタイミング時にも召喚コストを支払うことで自身を召喚できる。ただしその際に使用するコスト支払い用とフィールドに存在し続けるための維持コストとしてのコアは、リザーブに置かれているものしか使用できない(コストが不足しているため、既にフィールドにいるスピリットに置かれているコアを取り除いて召喚する、ということはできない)という制約がある。

この効果を持つスピリットは以下の通り。召喚コストが「4以下のスピリット」「5以上のスピリット」「効果持ちブレイヴ」の3つに分けて記述する。
コスト4以下のスピリット:リーヴォルフ、マッハジー、兵隊アントマン、ムシャツバメ、ゴクラクチョー、マー・バチョウ、アメンボーグなど。
コスト5以上のスピリット:極彩鳥ヴァルペルチャー、神樹ディオネアス、星騎士ハーキュリーΩ、風の覇王ドルクス・ウシワカ、翠玉の怪鳥アルディード、人狼龍ロード・ドラゴン・ワーウルフなど。
効果持ちブレイヴ:カーミュラ1、シールディバグ、コテツ・ティーガー、黒蟲の妖刀ウスバカゲロウ

なお、初期に登場したカードには効果記述の初めにLv表記がされ、そのLv以外のLvで召喚しようとするときは「神速」を発揮しての召喚はできないという裁定が出ている。例えば上述した効果持ちスピリットの中で「リーヴォルフ」は最大Lvが3まであるのだが、そのうち「神速」を発揮して召喚できるのはLv2までで、Lv3として召喚しようとする際はメインステップで通常の手順を踏んで召喚するか、マネキキャットなど他のカードの効果を駆使してコストを踏み倒して召喚するしかない。

以下、この効果に関係する代表的な効果を記述する。
効果付与‐‐‐
緑芽吹く原野:手札として持ち、系統欄に「怪虫」とあるスピリットカード全てに効果を与えるネクサス。
ライトニングスピード:手札として持ち、系統欄に「殻虫」か「殻人」のどちらかが書いてあるスピリットカード全てに効果を与えるマジック。
浮遊する岩塊:手札として持ち、効果の記述がない(TCG界で俗に「バニラ」と呼ばれるもの) スピリットカード全てに効果を与えるネクサス。
効果サポート‐‐‐
風吹く丘陵、蛮騎士ハーキュリー、武神鳥バーディ・ケンシン:効果持ちを回復させることができるカード。フィールドに登場してアタックかブロックを行った後、これらの効果が発揮されれば再度バトルができる状態になる。
果て無き地平線、スタークレイドル、コロコーンなど:効果持ちを手札に戻すことができるカード。効果を使い回すことができる。
甲殻戦士ロングホーン、旋風渦巻く渓谷、誓いの桃園:コアの調達元を拡張して、召喚させやすくすることができるカード。
フルミンゴ、神葉樹の森、ヤクヤナギ:味方の効果持ちカードに軽減シンボル(カードの左上あたりに書かれているシンボルを簡略化したようなマークで、自分のフィールド上に存在するシンボルを使ってコストを軽減しようとしたとき、最大でそのマーク数までプレイ用のコストを軽くできる)を与えることができるカード。
弱点となる効果‐‐‐
ディバインチェイン、笛吹きのヘイムダル、混沌魔皇アザートゥース:「フラッシュタイミングで手札のカードを使用すること」を封じる効果を持つカード。この効果以外には「烈神速」にも効き目がある。
魔帝の墓標、ヘビィゲート、ノーエントリーなど:スピリットを使ってのアタックとブロックを封じる効果を持つカード。効果自体は不発にはならないが、召喚しかされないのではこの効果の強みも完全には活かされない。
関将龍皇ドラグロン:「自身がフィールドに召喚されたとき、フィールドにいる効果持ちを全て破壊する」効果と、「相手の手札を直接見て(TCGでは俗に「ピーピング」と呼ばれる)、その中にあるスピリットカード1枚をトラッシュ送りにする」効果を併せ持つスピリット。前者は「効果持ちに対する全体除去」を行い、後者は「フィールドに出てくる前の効果持ちを出てくる前に排除」できる。

デュエルマスターズの「ニンジャ・ストライク」と似た能力(実際、相手の意表をつけるという点ではほぼ同一のものである)だが、こちらは「コストは必ず支払わなければならない点」と「一回のタイミングで何体でも召喚できる点」、そして「ターンが終了しても山札には戻らず、生き残ればフィールドに留まり続けられる点」が大きく違う。 (パペットピペットマペットカーペットさんより)

聖命 スピリット
バトルスピリッツ(カードゲーム版)
黄属性のスピリットが主に備える属性専用効果。この効果を備えるスピリットがアタックを行い、そのアタックをブロックされることなく相手のライフに通すことができたときに発動する効果で、ボイドにあるコア1個を自分のライフに置くことができるというライフ回復効果。

この効果を持つスピリットは以下の通り。召喚コストが「5以下」か「6以上」かに分けて記述する。
なお最初に「黄属性のスピリットが主に備える」と書いたが、以下に挙げた中で2012年8月現在唯一「天戒機神グロリアス・ソリュート」だけが白属性となっている。
コスト5以下:百合の妖精ユリィ、天使サラティ、雷の獣ライジュ−ル、ヒポグリフィー、タマモノイン、天使リユイエルなど。
コスト6以上:神帝獣スフィン・クロス、大天使イスフィール、勇者フェニックスペンタン、天戒機神グロリアス・ソリュートなど。

一見するとなかなかに強力な効果であるように思えるが、「相手のライフを削らないと」発揮できない効果であることがある意味弱点。ゲーム開始時のプレイヤーのライフは5であるため、相手がライフを回復しなかった場合、そのゲーム中でライフ回復できる回数は最大でも4回までとなる。それを超えるスピードで相手プレイヤーが猛攻を仕掛けてきた場合、ライフ回復が間に合わずにそのままやられてしまうこともあり得る。
ただし利点もある。例を挙げると、コアはボイドから置かれるので間接的なコアブーストになる(ライフが相手プレイヤーによって削られた時にそこに置かれているコアはリザーブへと移動し、リザーブに置かれているコアで各種カードをプレイできるというゲームシステムであるため)という点、そして効果持ちスピリットに「アタックをブロックされない」効果を与える効果も他の属性専用効果と比べて比較的多めであり、ライフ回復そのものは二の次にして相手プレイヤーのライフを削ることだけに専念するといった戦術を取りやすいという点がある。

以下、この効果に関係する代表的な効果を記述する。
効果付与‐‐‐
オニユリン:自身と合体した味方スピリットに効果を与えるブレイヴ。
彷徨う無重力島:お互いのアタックステップ時、系統に「戯狩」を持つ味方のスピリット全てに効果を与えるネクサス。
天使長エンジュ:系統に「天霊」を持つ味方のスピリット全てに効果を与えるスピリット。
ワルプルギスの夜:系統に「導魔」を持つ味方のスピリット全てに効果を与えるネクサス。
効果サポート‐‐‐
インビジブルクローク、犬将クー・シー、虚獣帝スフィン・クロス、ウィングブーツ:効果持ち味方スピリットのアタックをブロックされないようにする効果を持つカード。効果が発揮できる可能性が高くなる。
ブルームフルート、黄金の鐘楼:効果の発揮を、実質別のタイミングで発揮できるようになるカード。前者は「効果持ちスピリットのアタックが相手スピリットにブロックされたとき」に、後者は「互いのアタックステップ中、効果持ちスピリットが破壊されたとき」に発揮される。
雷神獣ヌエ:効果持ち味方スピリットのアタックが相手プレイヤーのライフを削ったとき、ライフに置かれているコアをさらにもう1個リザーブに移動させることができるスピリット。
弱点となる効果‐‐‐
未完成の古代戦艦:船尾、熊人ラーテシード、魂の海塔:「ボイドからライフにコアを置くこと」を封じる効果を持つカード。
チェーンバイパー、ドン・ディエゴッド:ボイドからライフにコアが置かれたときに発揮され、その度にアドバンテージを稼がれてしまう効果を持つカード。前者は「ライフにコアを置いたプレイヤーの手札を2枚トラッシュに破棄する」効果、後者は「ライフに置かれたコアと効果を発揮したスピリットの上に置かれているコアを全てボイド送りにする」効果で、どちらもコアが1個置かれる度に発揮される。
ソーラーブレイカー:効果持ちを破壊できるマジック。

ライフにコアを置くとき、その個数は「削ったライフのコアの個数」ではなく「ライフにアタックが通った回数」を参照するため、例えば効果持ちがダブルシンボルになり、その状態のアタックが通ったとしても、自分のライフに置けるコアの数は2個ではなく1個となる。 (パペットピペットマペットカーペットさんより)

装甲 スピリット
バトルスピリッツ(カードゲーム版)
白属性のスピリットが主に備える属性専用効果。この効果を持つスピリットには「装甲:○」という記述がされ、伏字部分には色名(一部例外あり)が書かれている。相手プレイヤーが効果を発揮したスピリット・マジック・ネクサスのカードの色などが伏字部分に書かれているものと一致しているとき、この効果を持つスピリットはそれらのカードが持つ効果を受け付けなくなるという効果。白属性のカードの特徴は「鉄壁の防御力」にあるため、それを体現した効果であるといえる。

この効果を持つスピリットは以下の通り。指定されている色の種類数が少ない順、そしてその後は前述した「例外」の順に記述する。
1色:ロブスターク、アーメットクラブ、レインディア、ガドファント、メカニフォン、鋼鉄竜ニヴルヘイムなど。
2色:フェンリルキャノンMk-II、珊瑚蟹シオマネキッド、天弓の勇者ウル、機人フィアラル、白銀の守護者リンなど。
3色:装甲機竜ファーブニル、鋼人スルト、一角魚モノケロック、天王神獣スレイ・ウラノスなど。
4色:氷雪の勇者皇ウル
6色:要塞騎神オーディーンType-X
例外:鎧神機ヴァルハランス

その効果ゆえ、「対応しているカードが持つ、対戦相手のスピリットを対象にする効果」には無類の強さを誇るが、逆に言うなら「対戦相手のスピリットを対象にする効果」しか防げないことが難点。例えば・・・
・ライフ貫通やデッキ破壊といった「対戦相手のプレイヤーに影響を及ぼす」効果
・悪魔デースペルや魔界元帥ネガプルートといったスピリットが持つ「アンブロッカブル」効果(効果対象が「対戦相手のスピリット」ではないため)
・騎神皇アヴァロ・パラディオンや幻羅獅龍アポロドラゴン・デネボラといったスピリットが持つ「破壊したスピリット上に置かれていたコアの移動先を変更する」効果(「スピリット」ではなく「(今まで)上に置かれていたコア」に対する効果のため)
などといった効果に対してはその影響を受け、通常通りの効果処理を行う。

以下、この効果に関係する代表的な効果を記述する。
効果付与‐‐‐
リフレクションアーマー:使用したターン中、コストが2である味方スピリット全てに効果を与えるマジック。
凍獣マン・モール:味方スピリット全てに効果を与えるスピリット。
侵されざる聖域:コストが8以上の味方スピリット全てに効果を与えるネクサス。
鉄騎皇イグドラシル:白属性の味方スピリット全てに効果を与えるスピリット。
宝瓶神機アクア・エリシオン:系統に「神星」「光導」「星魂」の最低どれか一つだけでも持っている味方スピリット全てに効果を与えるスピリット。
効果サポート‐‐‐
鏡の回廊、パーフェクトガード:相手スピリットとのBP比較によって効果持ち味方スピリットが破壊されたとき、疲労状態でフィールドに戻すことができるカード。
アディショナルカラー、アルカナビースト・ジャック:スピリットにもともと持っている色以外の色を与える効果を持つカード。「装甲」で指定している色を相手スピリットに与えれば、そのスピリットの効果もシャットアウトできる。
月光集める塔:効果持ち味方スピリット全てに「指定されている色と同じ色のブレイヴの効果も受け付けない」という効果を与えるネクサス。このネクサスが配置されていれば、「装甲」効果が「重装甲」効果に変化することと同義になる。
弱点となる効果‐‐‐
砲竜バル・ガンナー、騎士王蛇ペンドラゴン、アロンダイザーなど。:「自身の召喚時」効果か「自身のバースト発動時」効果のどちらかを持つブレイヴ。「装甲」はブレイヴには対応していないため、これらの効果は通常通り受けてしまう。
ジャンビ・オレピス:相手スピリット全ての「装甲」を打ち消し、さらにそのターン中の効果付与をも封じることができるブレイヴ。
暗殺者ドラゴナーガ、イビルグライダー、最強魔将デス・ヴァイオレットなど。:自身あるいは味方スピリットの色を消滅させる効果を持つカード。スピリット限定ではあるが「装甲」を掻い潜って効果を発揮できる。

類似効果としては、「対スピリットや対マジックのような、特定のカード群に対してのみ効果を受け付けない(ポークンや氷河竜グレイセウスなど)」カードと、「スピリット・ネクサス・マジックを対象に、疲労状態化やバウンスといった特定の効果のみを受け付けない(トランプの王国や恐竜姫ジュラなど)」カードがある。それ以外のカード群に対しては無防備になるものの、該当する種類や効果を持つカードに対しては色に関係なく受け付けなくなる。 (パペットピペットマペットカーペットさんより)

大粉砕 スピリット
バトルスピリッツ(カードゲーム版)
青属性のスピリットが主に備える属性専用効果で、「粉砕」の強化版。この効果を持つスピリットは2012年8月現在「鉄の覇王サイゴード・ゴレム」のみ。
「自身のLvを参照して相手のデッキを破壊する」という点は粉砕と同じだが、こちらはその際の破棄枚数がなんと5倍になり、さらに破棄されたカードの中にバースト効果(フィールド上にセットしておくことで、条件を満たした瞬間に表向きにされ各種効果を発揮するカード。遊戯王でいう「伏せカード」システムに近い)を持つカードが一枚でも含まれていたとき、相手のフィールドにいるスピリット1体を破壊できる追加効果が付加された。この効果が初登場したバトルスピリッツ4年目、通称「覇王編」と呼ばれるシリーズでは、バーストと呼ばれる特殊な効果が環境の中心となっていたため、それに対するメタという意味でもこの効果は非常に強力。

以下、この効果をサポートする効果と弱点となる効果を記述する。
効果サポート‐‐‐
釣り仙人ジゴロウ、巨人の足跡湖、ショベル・ゴレム:特定の条件を満たすことで、効果の発揮時にデッキから破棄されるカードの枚数を上乗せする効果を持つカード。この効果以外にも「粉砕」効果持ちにも効き目がある。
ロック・ゴレム・カスタム:自分のアタックステップ中にバーストを自分のフィールド上にセットしている間に限り、効果持ち味方スピリット(と「粉砕」効果持ち)全てのBPを2000上昇させる効果を持つスピリット。
ツンドッグ・ゴレム:効果持ち味方スピリット(と「粉砕」効果持ち)が相手スピリットとのBP比較によって破壊されたとき、破壊された効果持ちスピリットを疲労状態で自分のフィールド上に残す効果を持つスピリット。
弱点となる効果(基本的には「粉砕」と同じ。ここではそこで挙げなかった効果を記述する)‐‐‐
エターナルシールド、キグナ・スワンMk-II、太陰の宮廷など。:ある枚数以上のカード破棄を抑制する効果を持つカード。ある程度の破棄は許してしまう点は「粉砕」の項目で挙げた「デッキ破棄行為そのものを不可能にする」効果の劣化版ともいえるが、それでも効果を途中で強制終了させられるのは非常に痛い。
グリムの天使ラプンツェル、怪盗ヴァンビット:「10枚以上のカードが一度に破棄されたとき」に効果を発揮するスピリット。デッキ破壊によるアドバンテージの差が最小限に抑えられてしまう。

類似効果を持つスピリットとしてはショベル・ゴレムがいる。「バースト効果を持つカードが破棄されたとき」に発揮される点が共通点となるが、こちらは条件を満たしたときの効果が「相手のデッキをさらに2枚追加破棄できる」となっている。 (パペットピペットマペットカーペットさんより)

超覚醒 スピリット
バトルスピリッツ(カードゲーム版)
赤属性のスピリットが主に備える属性専用効果で、「覚醒」の強化版。この効果を持つスピリットは2012年8月現在「幻羅星龍ガイ・アスラ」と「天地神龍ガイ・アスラ」の2体のみ。
「他の味方スピリット上に置かれているコアを自身の上に移動できる」点は覚醒と同じだが、こちらはそのようにしてコアが一個でも自身に置かれたとき、自身を回復(デュエルマスターズでいう「アンタップ」、ヴァンガードでいう「スタンド」にあたる)させる効果が追加された。連続攻撃を行うついでにLvアップを狙うことができ、効果自体はシンプルだがそれゆえに非常に強力。

以下、この効果に関係する代表的な効果を記述する。
効果付与‐‐‐
強暴竜ディラノ・レックス:系統に「地竜」を持つ味方の合体スピリット全てに効果を与えるスピリット。
効果サポート‐‐‐
鎧竜人アンキロング:「効果持ち味方スピリットを手札に戻すことができる」効果と、「効果持ち味方スピリットの上に乗せるコアの調達元を、スピリット上だけでなくリザーブから持ってくることも可能にする」効果を併せ持つスピリット。
弱点となる効果‐‐‐
星空の冠、賛美するパイプオルガン:回復した効果持ちを破壊することができるネクサス。この効果以外には「強襲」にも効き目がある。
白羊樹神セフィロ・アリエス:全てのスピリット上に置かれているコアを「転召」効果以外で取り除くことを封じる効果を持つスピリット。この効果以外には「覚醒」にも効き目があるが、連続攻撃というアドバンテージを完封させられてしまうこちらの効果のほうが痛手が大きい。
渦巻く大海峡:疲労状態になっている全てのスピリットが、リフレッシュステップ以外のタイミングで回復できなくなるネクサス。いうなれば「Lvアップはできるが連続攻撃ができない」ということになり、実質「覚醒」と何も変わらなくなる。この効果以外には「強襲」にも効き目がある。

上述した通り非常に強力な効果だが、素の状態で持つ場合も効果を与えられる場合も、とにかくこの効果に関わる場合には必ず「効果を持つスピリット上のコアは取り除くことができない」というデメリットがついてくる(もっとも、メインステップでコアの移動を自由にできるこのゲームにおいては、このデメリットがないと効果の発揮に制限がなくなってしまうためある意味当然ではある)。そのため効果を発揮すればするほど自由に使用できるコアがなくなってくることになるが、効果持ちを自壊あるいは自分の手札に戻せば乗せていたコアがまた自由に使えるようになるため、そのような効果を持つカードを準備しておくといいだろう。(パペットピペットマペットカーペットさんより)

転召 スピリット
バトルスピリッツ(カードゲーム版)
6属性すべてに効果所持スピリットの存在が確認できる効果。この効果を持つスピリットには「転召:○/△」という記述がされ、○の部分にはコスト数か系統名のどちらかが、△の部分にはそのスピリットの上に置かれていたコアの移動先(2012年9月現在、移動先に指定されているのは「ボイド」か「トラッシュ」の2種類)が書かれている。自身の召喚に一種の制約を課す効果で、召喚コストを払った後さらに、○の部分で指定されている条件に合うスピリット1体の上に置かれているコアを全部、△の部分で指定されている移動先に移動させなければ召喚できないという効果。

赤:魔龍帝ジークフリード、剣龍皇エクス・キャリバス、炎星神龍マルス・ドラグーン、皇角獣メガロ・エルスなど。
紫:闇帝オプス・キュリテ、暗黒騎士シュヴァルト、魔界七将アスモディオス、冥王神龍クロノ・ハデスなど。
緑:カイザーアトラス皇帝、輝虹翼戦士ジュエルグΣ、ブラックタウロス大王、木星魔龍ノブナガード・ゼクストなど。
白:空帝ル・シエル、鋼翼魚オルカノン、獣機合神セイ・ドリガン、翼神機グラン・ウォーデン、光速の騎士ヘルモード
黄:光帝リュミエール、幻獣王リーン、天使長トロン、神獣ハクタク、超皇帝ジークペンタン・ノヴァなど。
青:超獣王ベヒードス、異神獣クトゥルム、凶悪巨人タイタス・ザ・ブラック、海王神龍トライ・メルクリウス、深海大帝ノーグ・デンスなど。
多色:聖皇ジークフリーデン、大甲帝デスタウロス、終焉の騎神ラグナ・ロック、幻羅獅龍アポロドラゴン・デネボラ、伝説龍エンシェントヴルム、極帝龍騎ジーク・クリムゾンなど。

スピリットは自身の上に置かれているコアを全て取り除かれてしまうと、Lv0という扱いになり即座に破壊されトラッシュに置かれることになるため、それを強要しているこの効果は一種のデメリットとして見られることが多い。反面、一部のカードには「効果の対象に転召を持つ相手スピリットを選ぶことができない」というものがあるため、その点では全色に存在する疑似「装甲」効果としての運用もできなくはない。

以下、この効果をサポートする効果を記述する。
真紅の竜使いロッソ、紫煙の竜使いヴァイオレット、剣の誕生地、偶像の館など。:疲労させることで、カード上のコア全てを指定場所に置いて転召を行った扱いにできるカード。前半2つは自分自身が転召の対象になった際に発揮できるスピリット、後半2つは自分フィールド上のスピリットが転召の対象になった際に発揮できるネクサス。コアを移動させなくて済むため、後続スピリットの召喚やフラッシュタイミングなどでカードをプレイするためのコアを温存できる。
雷帝竜騎レイブリッツ、空帝竜騎プラチナム、光帝竜騎アルカナジョーカーなど。:手札にある効果持ちスピリットカード1枚を転召させずに(つまり通常のスピリットと同じように)召喚できるようにするスピリット。
トランスマイグレーション:3枚のカードをデッキトップから表向きにし、その中に含まれている効果持ちスピリットカードを1体のみ転召させずに召喚できるマジック。一見すると最初に挙げたサポート効果と同じように見えるが、こちらはさらに召喚コストまで不要になっている。

弱点となる効果としては、鎧馬アルファズルやミブロック・ソルジャー、時統べる幻龍神アマテラスのような「相手スピリット1体をBPや状態などといったものとは関係なしに手札に戻す、あるいは破壊する」効果を持つカード。特にこれらのカードは「転召」持ちでも対象に取れるため、せっかくターンやコアやスピリット1体を犠牲にし苦労して召喚しても、この効果であっさりフィールドからいなくなってしまう。 (パペットピペットマペットカーペットさんより)

バースト転召 スピリット
バトルスピリッツ(カードゲーム版)
2012年9月現在「超覇王ロード・ドラゴン・セイバー」のみが持つ効果で、「バースト」と「転召」という2つの効果を組み合わせたような効果(実際公式ページでも、この効果は「バースト」と「転召」のどちらとしても扱うという裁定がされている)。この効果を持つスピリットには「バースト転召:○」という記述がされ、○の部分にはバースト条件(ちなみにこのスピリットの場合は「自分のライフ減少時」)が書かれている。
「スピリット1体の上に置かれているコアを全て指定場所に移動して召喚する」という点は転召と同じだが、こちらはバースト発動によって効果が発揮されるため、召喚コストなしで召喚ができる。
前述した通りこの効果は「転召」を持つスピリットとしても扱われるため転召のサポート効果も活き、特にコスト4以下のマジックを使用不能にする「青嵐の虚空」、ブレイヴ以外の効果によってバウンス(TCG界の用語で、場に出ているカードを手札に戻されること)されなくなる「転生の谷」、同一Lv以下の相手スピリットからブロックされなくなる「天の城門」といった常時サポート効果を発揮するものとは特に相性がいい。反面、鳥武帝スザクロス・ソウソーやロウ・コウチュー、ギョクジーグといった「バースト発動を不能にする」効果は弱点となる。 (パペットピペットマペットカーペットさんより)

抜刀 スピリット
バトルスピリッツ(カードゲーム版)
系統に「剣使」を持つスピリットの一部が持つ効果。特定の条件を満たすことで発揮され、手札にある系統に「剣刃」を持つブレイヴをノーコストで1体フィールドに出すことができる。条件は「自身の召喚時」か「自身がアタックし、BP比較によって相手スピリットを破壊した時」のどちらか(効果持ちスピリットごとに条件が異なる)で、またフィールドに出すことができる剣刃ブレイヴも「この効果を発揮したスピリットに合体可能なもの」に限られる。

効果持ちスピリットは以下の通り。色別に記載する。
赤属性---
恐竜剣聖ドラコレックス、流星の剣聖シューティングスター
紫属性---
死神剣聖ダークネス・メア
緑属性---
夜蝶剣聖モルフォナイト、剣聖仙忍ジライヤ
白属性---
機甲剣聖ミノタウロス
黄属性---
氷火の剣聖スフィエル
青属性---
異海剣聖シュブ・ニグラ、剣聖将軍フィランダー

この効果が出るまでは「出せるブレイヴに制限はなく、出したついでにデッキから1枚ドローできる」という、この効果の完全な上位互換ともいえる効果を持つ「北斗七星龍ジーク・アポロドラゴン」というスピリットがいたが、この効果の登場に先んじてそちらはデッキに1枚しか入れられないという制限を受けてしまった。 (パペットピペットマペットカーペットさんより)

氷壁 スピリット
バトルスピリッツ(カードゲーム版)
白属性のスピリットが主に備える属性専用効果。この効果を持つスピリットには「氷壁:○」という記述がされ、伏字部分には色名が書かれている。相手プレイヤーのターン中に相手プレイヤーがマジックの効果を使用したとき、伏字部分に書かれている色と相手プレイヤーが使用したマジックの色が一致していたとき、一致する色の「氷壁」持ちスピリットを疲労させることでマジックの発動を無効にしたうえでそのままトラッシュ送りにする効果。その特徴から、マジック使用を得意とする黄属性にとってはまさに天敵といえる。

この効果を持つスピリットは以下の通り。指定されている色の種類数が少ない順に記述する。
なお最初に「白属性のスピリットが主に備える」と書いたが、以下に挙げた中で2012年8月現在唯一「甲蟲武神ギラファ・ランドウ」だけが緑属性となっている。
1色:知将ゲンドリル、守護巨獣ガラパーゾ、鳥人機フレスヴェルガー、スノーフレイクン
2色:鎧装獣キマイロン、氷の淑女スノトラ、勇機リュードロイド、ジル・ド・レ、ラ・イールなど。
3色:誓約の女神ヴァール、甲蟲武神ギラファ・ランドウ
4色:機神獣インフェニット・ヴォルス、蹴激皇ヴィーザル、月光姫マーニ、氷聖女ジャンヌダルク
6色:翼神機グラン・ウォーデン

白属性の他の属性専用効果にも言えることだが、この効果も基本的に相手プレイヤーのデッキ構築で活躍できるかどうかが決まる(その色のカードが相手プレイヤーのデッキに入っていなかった場合、まさに「持ち腐れ」となってしまうため)。特にこの効果は、発揮条件が「相手ターン中に該当する色のマジックを使用される」と他2つの属性専用効果よりも若干厳しいため、この効果を中心としたデッキを組むのはやや難しいかもしれない。反面、効果が発揮されれば他の味方スピリットもマジックの効果から守ることができるため、その点では一長一短がある。

以下、この効果に関係する代表的な効果を記述する。
効果付与‐‐‐
光の聖剣:「装甲」か「重装甲」のどちらかの属性専用効果を持つ味方スピリット全てに効果を与えるネクサス。
氷聖女の塔:系統に「覇皇」か「雄将」のどちらかを持つ味方スピリット全てに効果を与えるネクサス。
効果サポート‐‐‐
ノルンの泉:効果持ち味方スピリットの代わりに自分のフィールドに配置されているネクサスを疲労させることで、氷壁を発揮できるようになるネクサス。効果を発揮させるという点では、ちょうど「強襲」においての「プリふじさん」と効果が対称になっている。
虚械帝インフェニット・ヴォルス、豊穣の女神ゲフィオン:効果持ち味方スピリットに実質「疲労状態でブロックができる」という効果を与えるスピリット。この効果の発揮中は相手のマジックを無効化したそのターンで相手スピリットのアタックを防ぐことができる。
アイスバーグ:メインステップで使用することで、そのターン(自分のターン)中での効果の発揮を可能にするマジック。直後のアタックステップでのスピリット同士のバトルにおいて、相手プレイヤーがフラッシュタイミングで使用したマジックを無効にし、それによって相手スピリットのBP増加を打ち消すことができる。
誓約の女神ヴァール、雪の結晶樹:効果持ち味方スピリットを回復させることができるカード。どちらも相手のターン中に発揮されるため、氷壁を連続して発揮できる。
弱点となる効果‐‐‐
ソーラーブレイカー:効果持ちを破壊できるマジック。
吸血令嬢エサルフリーダ:紫マジックの色を消滅させることができるスピリット。紫を対象にした「氷壁」に限定されるが、その発揮を封じることができる。

類似効果を持つものはスピリットにはいないが、「マジックの発動を無効にする」という点では鏡の回廊や魔法監視塔というカードがネクサスにある。 (パペットピペットマペットカーペットさんより)

不死 スピリット
バトルスピリッツ(カードゲーム版)
紫属性のスピリットが主に備える属性専用効果。この効果を持つスピリットには「不死:○」という記述がされ、伏字部分にはコスト数か系統名のどちらかが書かれている(これが効果発揮の条件となる)。お互いのアタックステップ中に伏字部分で指定されている条件を満たす味方のスピリットが破壊されたとき、効果持ちスピリットカードが自分のトラッシュに置かれていれば、召喚コストを支払うことでその効果持ちを召喚することができる。デュエルマスターズに詳しい方なら、「黒神龍グールジェネレイドの能力に固有名称がついたもの」と説明すればイメージも湧きやすいだろうか(ただしグールジェネレイドのそれは「コスト不要」なのだが)。

この効果を持つスピリットは以下の通り。指定されているコスト域(例えばその効果持ちの「不死」で指定しているコストが4と5だったとき、ここでは「コスト域2」として記述する)が狭い順、そしてその後は前述した「系統を指定しているスピリット」の順に記述する。
なお最初に「紫属性のスピリットが主に備える」と書いたが、以下に挙げた中で2012年8月現在唯一「導魔神姫ジェラルディー」だけが黄属性となっている。
コスト域1:闇騎士ボールス、闇騎士マリス、キャメロット・ナイト、闇騎士パロミデス、闇騎士ランスロットなど。
コスト域2:闇騎士モルドレッド、魔界七将ベルドゴール、冥王神獣インフェルド・ハデス、ジャイナガン、不紫鳥フォグニクス、闇騎士トリスタンなど。
コスト域3:導魔神姫ジェラルディー
コスト域4:蛇凰神バァラル
系統指定:闇騎士アグラヴェイン、ワーウルフ・コマンド、闇騎士ガウェイン、虚皇帝ネザード・バァラル

「神速」効果と同じく「メインステップ以外での召喚を可能にする」効果だが、召喚用のコアはリザーブに置かれているものしか使用できなかったそちらと違い、こちらはスピリットやネクサスの上に置かれているコアも召喚コスト支払いに使用できる。さらには破壊された味方スピリットも召喚に利用できる(破壊されたスピリットの上に置かれていたコアを使って召喚コストの支払いを行い、そのスピリットにあるシンボルを使って召喚コストを軽減できる)ため、「神速」効果よりも比較的召喚しやすい印象がある。
またトラッシュにある状態で発揮するという仕様上、赤と紫、そして青の各属性が得意とするスピリット破壊効果に対して粘り強く、さらにはトラッシュに効果持ちが落ちやすくなるため、スピリットを召喚し続けていれば、青属性の十八番でもあるデッキ破壊に対してもいくらか耐性がある。

以下、この効果をサポートする効果と弱点となる効果を記述する。
効果サポート‐‐‐
グラシャハウンド:トラッシュにある効果持ちスピリットに軽減シンボルを与えることができるスピリット。
闇の聖剣:味方スピリットが破壊されたとき、そのスピリットのコストを変更する効果を持つネクサス。そのコストに対応した不死をほぼ確実に発揮させることができる。
血塗られた魔具、エンプレス・ヨウクィーン、ネコマーダなど。:手札に持つカードをトラッシュに破棄できる効果を持つカード。効果持ちをトラッシュに落とすことで効果が発揮する機会を増やすことができる。
ダークリボーン、冥府へ続く魔門、騎士の覇王ソーディアス・アーサーなど。:トラッシュにある効果持ちスピリットカードをノーコストで召喚できる効果を持つカード。
弱点となる効果‐‐‐
ソーラーブレイカー:効果持ちを破壊できるマジック。
グラシアルブレス、退魔絶刀角、光速三段突など。:「フィールドにいるスピリット」か「トラッシュにあるスピリットカード」をデッキボトムに移動させる効果を持つマジック。不死に限ったことではないが、トラッシュを利用した効果を持つものはデッキに戻されるだけで途端に機能しなくなるためこれらのカードには非常に弱い。
雷光将軍ハンニ・ヴァル:「トラッシュにあるスピリットカードの効果」を発揮不可にする効果を持つスピリット。同時に「手札にあるスピリットカードの効果」も発揮不可になるため、「神速」に対しても効き目がある。

気付いている方もいるかもしれないが、実は星座編第4弾までに登場した効果の中では唯一「効果付与のカード」が一枚も存在しない属性専用効果でもある(転召は属性「専用」ではないため除く)。同じメインステップ以外での召喚を可能にする効果である「神速」に効果付与カードがあるのだから、こちらにも効果付与カードがあってもいいと思うのだが・・・。 (パペットピペットマペットカーペットさんより)

粉砕 スピリット
バトルスピリッツ(カードゲーム版)
青属性のスピリットが主に備える属性専用効果。自身のアタック時に発動でき、相手プレイヤーのデッキトップを「アタックしている効果持ちスピリットのLvと同じ枚数分」トラッシュへと破棄させることができる。簡単に言えば「効果持ちスピリットのLvを参照したデッキ破壊」効果で、青属性の得意戦術の一つ「デッキ破壊」を象徴する効果でもある(ちなみにもう一つの得意戦術は「強襲」の項目を参照)。

この効果を持つスピリットは以下の通り。召喚コストが「5以下」か「6以上」かに分けて記述する。
コスト5以下:ロック・ゴレム、ブロンズ・ゴレム、爆砕巨人ダグラス、ロコモ・ゴレム、グレネード・ゴレム、三叉槍のヒューゴーなど。
コスト6以上:巨人王ランドルフ、伝説巨人ジュード、ケンタウロス・ゴレム、天秤造神リブラ・ゴレム、コジロンド・ゴレム、青玉の海竜シュトロドームなど。

この効果を持つスピリットのLvは最大まで上がっても3までなので、一回のアタックで破棄できるカードの枚数も最大で3枚までということになる。大抵のデッキはカードの枚数が41〜42枚ぐらいなので、ゲーム開始時に手札に持つ4枚を除けば最低でも13回アタックを繰り出さなければ相手をデッキ切れにすることはできない(デッキ切れを目的とするにはあまりに効果が地味すぎるためか、これの強化版効果である「大粉砕」のデッキ破棄枚数はこれと比べて非常に跳ね上がっている)。また効果そのものにはあまり関係はないが、この効果を持つスピリットの多くは名前に「ゴレム」が付き、またその影響で系統に「造兵」を持つものが多い。

以下、この効果に関係する代表的な効果を記述する。
効果付与‐‐‐
サーキュラーソー・アーム:使用したターン中、効果の記述がない味方スピリット全てに効果を与えるマジック。
レチクル・アームズ:自身と合体した味方スピリットに効果を与えるブレイヴ。
虚造帝フェニックス・ゴレム:「強襲」効果を持つ味方スピリット(と自分自身)全てに効果を与えるスピリット。
効果サポート‐‐‐
斬竜刀のガイ、幻影士のミラージ、ギャラクシーエターナルレクイエム:スピリットのLvを最大Lvとして扱う効果を持つカード。これらの効果発揮中、「粉砕」効果で相手プレイヤーのデッキから破棄されるカードの枚数は3枚に固定される。
崩壊する戦線、デモリッシュ、アイランド・ゴレム:「粉砕」効果で相手プレイヤーのデッキから破棄されるカードの枚数を上乗せする効果を持つカード
名誉ある御前試合、クロフネ・ゴレム:効果持ち味方スピリット全てに実質「相手スピリットとバトルを行い、BP比較で相手スピリットのみを破壊したとき、破壊したスピリットのコスト数と同数のカードを相手プレイヤーのデッキトップから破棄させる」という効果を与えるカード。
士気高き大本営:「効果持ち味方スピリットの効果の発揮を自身のブロック時にも発揮させる」効果と、「粉砕効果でデッキ破壊を行ったとき、コア1個をボイドからリザーブに置くことができる」効果を併せ持つネクサス。
弱点となる効果‐‐‐
愛の女神ロヴン、オリンピアの天使アラトロン、守獣シシンガ、アウグスドスなど。:デッキ破棄行為そのものを不可能にする効果を持つスピリット。ここではスピリットのみを挙げているが、この効果を持つものはマジックやネクサスにもある。
鳳翼の聖剣、ランドマイン、執事ペンタンなど。:「粉砕」で破棄された中にこれらのカードが含まれていたとき、そのカードのプレイをノーコストで行える効果を持つもの。ライブオンでいう「リアクション」に近い。
オカピエン:相手スピリットの「粉砕」で自身が破棄されたとき、相手プレイヤーのライフに置かれているコア1個をボイド送りにする効果を持つスピリット。

類似効果としては、機動要塞キャッスル・ゴレムやブロック・ゴレムなどが持つような「自身のアタック時に発揮されるデッキ破棄(これらは自身のLvではなく別のものを参照している)」ものと、グレネード・ゴレムが持つ「自身の破壊時にも同様の効果を発揮させる」ものがある。 (パペットピペットマペットカーペット さんより)

暴風 スピリット
バトルスピリッツ(カードゲーム版)
緑属性のスピリットが主に備える属性専用効果。この効果を持つスピリットには「暴風:○」という表記がされ、伏字部分には算用数字が書かれている。効果持ちスピリットのアタックが相手スピリットにブロックされた際に発揮される効果で、相手のフィールドにいる回復状態のスピリットを伏字部分で指定されている数字分疲労させることができる。疲労させるスピリットは相手プレイヤーが選ぶ。

この効果を持つスピリットは以下の通り。指定されている数字別に記述する。
なお最初に「緑属性のスピリットが主に備える」と書いたが、以下に挙げた中で2012年8月現在唯一「鳥獣烈神ガルード」だけが青属性となっている。
1体:ガブノハシ、老兵ノーガン、パンダル、グアン・チョーウン、ジェーンバード、ライ・シュウユなど。
2体:牙王樹ラフレシオー、突風侯爵コカトリーフ、剣王獣ビャク・ガロウ、軍艦長ドレッドノート、ヤツノカンゾウなど。
3体:天帝ホウオウガ
5体:鳥獣烈神ガルード

ブロックしたスピリットが緑か青を対象にした「装甲」や「スピリットの効果を受けない」といった耐性効果を持っていた場合でも効果の発揮を止めることはできず、指定数通りのスピリットを疲労させなくてはならない。逆にブロックしたスピリットがそういった耐性を一切持っておらず、フィールド上に耐性効果を持つスピリットがいた場合、効果の発揮を止められないのは共通だがその耐性を持つスピリットは疲労対象にはならず、回復状態のままフィールドに居続けることができる。

以下、この効果に関係する代表的な効果を記述する。
効果付与‐‐‐
爪牙の奇岩遺跡:系統に「剣獣」を持つ味方スピリット全てに効果を与えるネクサス。
千刀鳥カクレイン:自身と合体した味方スピリットに効果を与えるブレイヴ。
カンネイド・エース:系統に「華兵」を持つ味方スピリット全てに効果を与えるスピリット。
効果サポート‐‐‐
颶風高原:「味方の効果持ちが召喚されたとき、指定されている数字分のコアをボイドから自身の上に置くことができる」効果と、「味方の効果持ちスピリットと相手スピリットがBP比較を行い、その結果相手スピリットだけを破壊したとき、「暴風」効果で疲労したスピリット全てをデッキボトムに戻す」効果を併せ持つネクサス。
ゲラン准将:暴風で指定されている数字を1つ増加させることができるスピリット。効果そのものを純粋に強化できる。
軍師鳥ショカツリョー:効果の発揮を「指定されている数字分のコアを、自分のリザーブからトラッシュに移動させる」ことでも発揮させることができるようになるスピリット。相手プレイヤーのブロック宣言を待たなくても効果を能動的に発動できる。
ワールウィンド、緑翼の大樹:疲労対象のスピリットを自分で選択できるようになるカード。「暴風」効果で疲労させるスピリットは相手プレイヤーが選ぶため、相手プレイヤーは疲労させたくないスピリットだけ残して他を疲労させるといった逃げ道があるのだが、これらの効果が発揮すればそれを許さない。
ウィンドシアー、忍仙人ウドウ、タケノ・サイガーなど:効果持ち味方スピリットを回復させることができるカード。相手プレイヤーにダメージを与える他には相手スピリット群のさらなる疲労を狙うこともできるが、若干やりすぎな印象はある。
弱点となる効果‐‐‐
ピュアエリクサー、リブートコード、氷河零刀斬など:疲労状態の味方スピリット全てを回復させる効果を持つマジック。効果の発揮を実質なかったことにされてしまう。
白煙の大山脈、偶像の館:「スピリットの効果によってスピリットを疲労させられる」ことで誘発する効果を持つネクサス。どちらも相手スピリットを対象にした効果で、前者は「破壊」、後者は「疲労」ができる。
トランプの王国、冥司書ダンタリアン:条件を満たすことで、スピリットの効果による疲労状態化を防ぐことができるカード。

似た効果を持つものとしては、「甲精ディース」と「巨蟹武神キャンサード」がLv1から持つ効果と「大牙帝ビャクガロード・ソンケン」がLv2から持つ効果がある。これらの効果を処理すると、相手のフィールドが順に「暴風:1」と「暴風:2」が発揮されたのと同じ状況になる。 (パペットピペットマペットカーペットさんより)

魔光芒 スピリット
バトルスピリッツ(カードゲーム版)
黄属性のスピリットが主に備える属性専用効果で、「光芒」の強化版。この効果を持つスピリットは2012年8月現在「魅惑の覇王クレオパトラス」のみ。
「自身のアタック中に使用したマジック全てを、バトル終了時に手札に戻す」という点は光芒と同じだが、こちらは最初にマジックを使用した後、同じ効果をノーコストで再度発揮させることができるようになった。デュエルマスターズで例えるなら『自身の攻撃時、手札にある呪文カード全てに「ナイト・マジック」能力を与える』といったところだろうか。

以下、この効果をサポートする効果を記述する。
カピッパ:自身が破壊されたとき、この効果(と「光芒」)持ち味方スピリット1体を回復させることができるスピリット。
天使グレイエル:この効果(と「光芒」)持ち味方スピリット1体につき1枚ずつ、自分のデッキトップを表向きにする。表向きにされた中にマジックカードが含まれていた場合、その中の1枚を手札に加えることができるスピリット。使用するマジックの選択肢を増やすことで、事態により臨機応変に対応することができる。
神獣セグー:この効果(と「光芒」)持ち味方スピリットのアタック中、手札として持つ「バースト効果を持つマジックカード」のコストを支払うことで、バースト条件を無視してそのマジックカードに書かれているバースト効果を発揮させることができるようになるスピリット。
輝く三連王墓:この効果(と「光芒」)持ち味方スピリットが相手プレイヤーによって破壊された際、疲労させることで破壊された効果持ち1体を疲労状態でフィールド上に戻す効果を持つネクサス。「疲労させる」という条件上効果の連続発揮はなかなか難しいが、効果持ちスピリットに破壊耐性を与える。

似たような効果を持つものは何種類かある。例えば「1回目のマジック使用の際もコストが不要になる」という点では大天使イスフィールが、「ノーコストでマジックの効果を発揮する際、1回目に使用したマジックとは別のマジックの効果も選択し発揮できる」という点では魔導双神ジェミナイズが、「同様の効果を持つマジック」という点ではクレッセントハウリングがある(ただしこれらの効果でマジックを使用したとき、そのマジックはバトル終了時に手札には戻らない)。(パペットピペットマペットカーペットさんより)

烈神速 スピリット
バトルスピリッツ(カードゲーム版)
緑属性のスピリットが主に備える属性専用効果で、「神速」の強化版。この効果を持つスピリットは2012年8月現在「烈の覇王セイリュービ」のみ。
「フラッシュタイミング時に手札から召喚できる」点は神速と同じだが、こちらは召喚条件が「トラッシュに置かれているコアが5個以上のとき、そのコアを全てフィールドかリザーブに割り振るようにして置く」というもので、実質ノーコストで召喚できる。神速と違いコアの調達元はトラッシュであるため、紫属性が得意とするコア除去の中でも命を吸う沼やダンスマカブル、魔羯邪神シュタイン・ボルグのような「除去したコアの移動先をトラッシュに指定している」カードに対する強力な対策となり得る(あまりに強力すぎたためか、この効果を持つセイリュービは今現在、デッキに1枚しか入れられないという制限を受けてしまっている)。
この効果に関わるものは2012年8月現在、この効果(と「神速」)を持つスピリットを手札に戻して効果を使い回すことができる「クマタカンウ」というスピリットのみ。 (パペットピペットマペットカーペットさんより)

強化(チャージ) スピリット、ブレイヴ
バトルスピリッツ(カードゲーム版)
光のスピリットとブレイヴ独自の効果。簡単に言うなら「フィールド上にいる効果持ちスピリット及びブレイヴが持つこの効果の数だけ、既存の効果の効き目を増強する」というもの。6色すべてに存在し、増強できる効果はその色が象徴、あるいは得意とする戦法が対象。前述の通りこの効果が発揮されるのは「効果の数だけ」であるため、たとえばあるスピリットが2つ以上同じ事柄を増強する「強化」を持っていて、それらが同時に発揮される場合、その両方が発揮されその分効果が増強されることになる(他の名称つき効果は同様の事態になったとき、片方の効果しか発揮されない)。

各属性が増強できる効果と、主な効果持ちスピリット及びブレイヴは以下の通り。色別に記載する。
赤属性‐‐‐「BPを参照した相手スピリット破壊効果」が発揮されたとき、その上限を1000上昇させる。
流星の剣使いダマスクス、ウォルフドラゴン、シャイニング・ブレイドラ、シルバー・ヴルム、星雲竜アンドロメダ・ドラゴン、輝龍シャイニング・ドラゴン、輝きの聖剣シャイニング・ソードなど。
紫属性‐‐‐「フィールド上にあるコアをリザーヴに移動させる効果」が発揮されたとき、その個数を1個増やす。
魔術師ハクジャ、アメジスネーク、白騎竜ホワイト・ペンドラゴン、白蛇帝アルデウス・ヴァイパーなど。
緑属性‐‐‐「相手スピリットを疲労状態にさせる効果」が発揮されたとき、その体数を1体増やす。
ケンゴーキジ、チューニン・ツバメ、風剣使ムラマサ、光牙鳳凰レックウマル、疾風の双刃カムイ・ハヤテなど。
白属性‐‐‐「自軍スピリットを回復状態にする効果」が発揮されたとき、その体数を1体増やす。
重装騎士ゴル・マック、プロード・ファルコン、神機ゲイボルグ、大近衛機ISS、白き機械皇ガンレット・エイジ、槍光機神クーゲル・ホルン、天空の光剣クラウン・ソーラーなど。
黄属性‐‐‐「相手スピリットのBPを減少させる効果」が発揮されたとき、さらに1000多く減少させる。
天使スピエル、弓ピッド、天使リセル、天剣使キリエル、天使ブラスティエル、大天使ララファエル、光翼の神剣エンジェリックフェザーなど。
青属性‐‐‐「相手プレイヤーへのデッキ破壊効果」が発揮されたとき、トラッシュに送る枚数を1枚増やす。
光の戦士ガイウス、光の闘士ランダル、戦騎将パトロクロス、爆光巨人ライト・ダグラス、豪拳のロジャー、戦輝神ゼルドナーグ、蒼海の大剣メイルシュトロムなど。

増強できる対象の効果であれば、その効果の発生源が「スピリット」「ブレイヴ」「ネクサス」「マジック」のどれであっても、さらにいうならそれが闇のカードであっても効果を増強できるが、表記がそれから少しでも外れる場合には増強は行われない。例えば「このスピリットのBP以下の相手スピリット1体を破壊する」効果を赤の強化で、「フィールド上のコアをトラッシュに移動させる」効果を紫の強化で、「このスピリット自身を回復する」効果を白の強化で増強することはできず、また「条件付のデッキ破壊」効果が発揮され、その条件を満たせなかった場合(つまりデッキからの破棄枚数が0枚のとき)にも青の強化で増強することはできない。

以下、この効果に関係する代表的な効果を記述する。
効果サポート‐‐‐
光輝龍皇シャイニング・ドラゴン・アーク:自分のターンのアタックステップ中、属性が赤であるすべての味方効果持ちに赤のシンボル一つを追加するスピリット。
十剣聖エグバード:効果持ち味方スピリットのアタック時、相手プレイヤーがセットしているバーストが赤属性であるとき、その発動を封じさせるスピリット。
光射す丘:効果持ち味方スピリットが相手プレイヤーのカードの効果によって破壊されたとき、そのスピリット(複数いる場合はうち1体)を疲労状態でフィールド上に残すことができるネクサス。効果発揮のためにはこのネクサスを疲労状態にしなくてはならない。
チャージドロー、マジカルドロー:デッキトップからカードを数枚表向きにし、その中にある効果持ちを手札に加えることができるマジック。ちなみに使用のためのコストは軽減シンボル数も含めて同じであり、表向きにする枚数と手札に加えられるカードタイプで差別化を図られている。
弱点となる効果‐‐‐
星喰いのヤシガニド:相手効果持ちスピリットの効果発揮を封じさせるスピリット。
黒剣竜レックスビート・ザウラー:相手効果持ちスピリットを1体破壊することができるスピリット。
ダーク・ドーベル:自身が相手スピリットのアタックをブロックしたとき、効果持ち相手スピリット1体を手札に戻すことができるスピリット。

「効果持ちを場に並べることでより大きな力を発揮できる」点や「対抗勢力が持つ効果が、他の色と組み合わせてデッキを組むことを推奨している」点を考えると、この効果はデュエルマスターズの能力「ハンティング」をモチーフにしている可能性がある。(パペットピペットマペットカーペットさんより)

ダブルブレイヴ 光龍騎神サジット・アポロドラゴン、龍輝神シャイニング・ドラゴン・オーバーレイ
バトルスピリッツ ブレイヴ、バトルスピリッツ ソードアイズ 激闘伝
名称はブレイヴでは第47話から、ソードアイズ激闘伝では第42話から登場。カードテキストでの「ブレイヴ2つまでと合体できる」にあたる。
ルール上、1体のスピリットに合体できるブレイヴ(スピリットに合体させることで、そのスピリットのBPを上昇させたり効果を追加させたりできるカード群)は通常1体までと決まっているのだが、この効果を発揮した状態のスピリットはブレイヴを最大2体まで自身に合体させることができる。ブレイヴの組み合わせ次第で攻撃特化にも防御特化にも、フィールドコントロール特化にも変化させることができるため、状況に自在に対応させることができる。
劇中ではまず前者は「輝竜シャイン・ブレイザー」と「トレス・ベルーガ」の2体と合体し、そして後者は「輝きの聖剣シャイニング・ソード」と「暗黒の魔剣ダーク・ブレード」の2体と合体することで、それぞれのブレイヴの効果も合せて発揮させて各バトルで文字通り勝利の切り札となった。
この効果を発揮できるスピリットは2013年9月現在、使い手欄に書いた2体のみ(アニメには未登場で、条件付である「神狼機獣ラグナ・フェンリル」も含めれば計3体)だが、ごく純粋にこの効果を持っているスピリットは今現在でも「光龍騎神サジット・アポロドラゴン」のみ。「龍輝神シャイニング・ドラゴン・オーバーレイ」のそれは系統に「剣使」を持つ味方スピリット全てに与える付与効果であり、このスピリットも系統「剣使」を持っているためその影響でダブルブレイヴが可能となっている。 (パペットピペットマペットカーペットさんより)


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