天保異聞 妖奇士(あやかしあやし)  [必殺技辞典]

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原作:會川昇・BONES
アニメ:
TBS/MBS系 2006年10月〜2007年3月 全25話
製作 毎日放送 ANIPLEX BONES
アニメーション制作 BONES
マンガ:
連載 スクウェアエニックス 月刊ヤングガンガン
作画 蜷川(にながわ)ヤエコ

時は天保十四年、天保の改革の最中に有った江戸では異界より 現れると言う異形の獣、妖夷(ようい)が跋扈していた。
その妖夷を討伐するために蛮社改所(ばんしゃあらためしょ) が秘密裡に組織された。
蛮社改所に属する者達は表向きには蘭学を学ぶ者を取り締まっ ているとされているが、実際は彼らは奇士(あやし)と呼ばれ 、その異能力を以って日夜妖夷を倒してその肉を喰らい、己が 力とするのだった―――――

浮民(ふみん)の中年男、竜導往壓(りゅうどうゆきあつ)は 子供の頃、異界に迷い込み奇跡的に生還したのだが連れ戻され るコトへの恐怖から「逃げるため」に、本来武士の身分であり ながらも浮民として暮らしていた。
ある日、湯屋で働いていた往壓は浮民であるコトが岡引の玉兵 に知られ追われる身となった。
逃げる最中に彼は陸奥より流れて来たと言う母子、たえと央太 に出会う。
何かから逃げている母子を往壓は住んでいる長屋に匿うが、子 の央太は何かを探して飛び出してしまう。
実は彼女ら母子は、妖夷に追われていてそれから逃げているの だったが何故か央太は異界を求めていたのだ。
央太を追っていた往壓とたえはゴミの埋め立て場に辿り着き彼 を見付けるが、その前に異界が出現し、巨大な妖夷が出現する 。
襲い来る妖夷に対して、往壓は無意識のうちに防壁を出現させ 自分と央太を守った。
それは、万物に存在する名前の持つ力、漢神(あやがみ)を導 き出す能力によってゴミ――芥(あくた)より導き出された鎧 の力であった―――――

「機動戦士ガンダムSEED」シリーズ、「鋼の錬金術師」「BLOOD+ 」と言った人気作・話題作を送り出して来た毎日放送の午後6 時のTVアニメ枠「土6」。
その第5弾がこの「天保異聞 妖奇士」である。
本作は江戸時代を舞台としただけで無く、 39にもなる中年男竜導往壓を初めとした「架空の存在である」 登場人物と、鳥居耀蔵や河鍋暁斎(作中では狂斎)などの「歴 史上の人物」達を深く関わらせるなど、フィクションとしては 異色の作品である。
また、主人公の往壓の特殊能力によって導き出される漢神は、 最古の漢字とされる甲骨文字に由来していて、知識欲をくすぐ られる作品でもある。

漢神(あやがみ) 竜導往壓(ゆきあつ)
天保異聞 妖奇士(あやかしあやし)
あらゆる物や事象などからその名前が持つ力を引き出し、具現化する。(少不さんより)


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