SCAPE-GOD  [必殺技辞典]

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いつの頃からか地上に現れ、人々を殺戮する謎の怪物が出現するどこかの世界。“特異”と呼ばれるその怪物たちは正体不明であり、それによる死者は日本だけで年間7000人を超えるほどである。人々はそれに対抗する術を持たないまま、いつ何時襲われるかも知れぬ恐怖の中で暮らしていた。
そんな世界の片隅で生きる女子高生・牧原緑は、家族を特異に奪われ生きる気力を見出せず何となく日々を送っていた。だがある日、出現した特異に襲われた彼女は巨大な剣を振るう少女に助けられる。彼女こそは、都市伝説としてまことしやかに語られていた“得意の敵対者”だった。角があることから緑に“ひつじさん”と命名されたその少女は、彼女に驚くべきことを明かす。
ひつじさんの正体。それは宇宙開闢と共に誕生した正真正銘の神であった。遙か昔、崩壊の時を迎えた宇宙を延命させるため“不運”を一身に受けた彼女は、不運が実体化した怪物と未来永劫に渡って戦い続ける宿命を背負ったという。その怪物こそ特異であり、ひつじさんと人類を襲う不運の化身なのだ。
驚愕の真実を知った緑は、特異から人々を守るため、そして永劫の戦いを続けるひつじさんの孤独を癒すため戦いに関わることを決意。特異退治屋“ひつじや”を設立し、ひつじさんとともに果てしなき戦いの場に飛び込んでいく。その果てにあるのは、絶望かはたまた希望か・・・・・・?

作者・・・・・高遠るい
連載・・・・・電撃帝王
単行本・・・・全1巻
剣を振るう少女が暴れまわる「セカイ系SF百合バイオレンスアクション神伝奇」漫画。アニメ・漫画・特撮など様々なジャンルのパロディと、色々な意味でぶっとんだ展開が描かれる独特な作品である。単行本にはパロディとテーマの解説コーナーが入っており、やたらと力の入った解説がされている。

暗夜迷宮(ノクティス・ラビリントス) ニケ
SCAPE-GOD
暗黒の球体空間をつくりだし、その内部の情報をすべて遮断する。日本にいながら世界各地に暗黒を作り出し、ひつじさんたちを閉じ込めた。

「エレボスとニュクスよ 千万の宵闇を集め戦の血を須らく深淵のうちに包め」 (ケケケさんより)

黒体輻射大借款 ひつじさん
SCAPE-GOD
宇宙のあらゆる方角より絶対零度の熱を持つ光を一点に集める。その光は自分自身に集結し、“第二次宇宙開闢(セカンド・ビッグバン)”と称されるエネルギーを持った大爆破を起こす。(ケケケさんより)

三点透視(グライアイ) ひつじさん
SCAPE-GOD
目から熱い視線を浴びせ、物体を三次元的に透視する。その原理はひつじさん講座によると、「空間上の任意の二点に仮想空間を生成し、情報を共有すること」らしい。この術は後に、オリンポス星系の魔女三姉妹に伝承された。(ケケケさんより)

直列放電(ソドム&ゴモラ)・神罰 ひつじさん
SCAPE-GOD
ひつじさんの端末二人が使用した神格魔法。手を組んだ二人の腕から電撃が放たれて敵を撃つ。

「雷神招請 来たれいっジュピター」「天満天神」(ケケケさんより)

鉄拳 ひつじさん
SCAPE-GOD
その名の通り、拳でぶん殴る技。非常に単純だが、山をも砕く威力を持つ。(ケケケさんより)

鏡映反転(ビフロンス) ひつじさん
SCAPE-GOD
“世界の墓標”の剣先より空間の歪みのような盾を発生させ、敵の放った法術を跳ね返す。ひつじさん講座によれば、ビフロンスとは古代ローマにて信仰された神のことで、“鏡映反転”とは心理学上の命題のことである。 (ケケケさんより)

白紙皆既(ブランクアウト) ひつじさん
SCAPE-GOD
敵を“世界の墓標”で串刺しにし、そのままバラバラに分解する。(ケケケさんより)

鳳翼殺獣光線(ゴッドバードメーサー) ブラックゴート
SCAPE-GOD
展開した背部ユニットより電撃を放射状に広がる電撃を放つ。黙示録級の特異を二体まとめて葬る威力を持つ。(ケケケさんより)

焦熱皆既(バーストアウト) ブラックゴート
SCAPE-GOD
右掌の穴より凄まじい熱エネルギーを放って敵を消滅させる。(ケケケさんより)

極冠冷沙(パスティタス・ボレリアス) ブラックゴート
SCAPE-GOD
右掌より絶対零度のビーム砲を放ち、命中部分を氷漬けにする。ひつじさんによれば使い手が絶えた古代呪詛であるが、ブラックゴートはこれをたった四節の詠唱のみで使用する。(ケケケさんより)


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