七人ライダー最後の大決戦 [必殺技辞典]

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連載:『テレビマガジン』76年1月号増刊 作:成井紀郎

七人ライダーとデルザー軍団の最終決戦を描いた作品。テレビでは最後までうやむやな大首領の正体を明確に『宇宙人』として描く点や、『改造人間の宿命』との決着の付け方が面白い。

ある夜、如月光学研究所がヨロイ剣士率いるデルザー軍団に襲われた。急行する2号、V3、ストロンガー。ストロンガーを救助に残し、デルザーを追う2号とV3。しかし、所員は皆殺しにされていた。怒りに燃えるストロンガー。その時、所長の息子・健一がストロンガーをデルザーと誤解して攻撃。背後から襲われたストロンガーは反射的に反撃し、傷を負わせてしまう。同じ頃、2号とV3は磁気異常のせいでデルザーを見失っていた。エジプトで改造魔人を追っていた時もこうなったというV3に、インドで同じめにあったという2号。偶然とは思えない。デルザーの基地が近くに・・・?辺りを調べていた二人は処刑寸前のデルザーの脱走者を発見。助けようとする二人の前にヨロイ剣士が出現。男をサイクロンで逃がし、魔人に挑むが…。一夜明けて本郷邸。デルザーの脱走者だけでなく、健一も運び込まれていた。「怪物!」健一の言葉に悩む茂。心配する結城に、「これは俺達改造人間の宿命だ」と語る本郷。そこに、重傷を負った2号とV3が逃げ帰ってきた!二対一で負けるとは、魔人が強化されたのか?助けた科学者に尋ねる一同。返ってきたのは驚愕の真実だった。魔人の能力は変わっていない。だが今の魔人は地球人では無く、宇宙人を改造したものだと…!男は自分をエリュシオン星人と名乗り、故郷が悪のタルタロス星人に滅ぼされ、捕虜として彼らと共に地球に来たと語った。タルタロス星人は侵略の為に地球人を改造し、ある組織を作った。その一人が本郷猛!「だとしたら、そのリーダーというのは」「キング=ショッカー!!タルタロス星人の王でした」驚愕する一同。倒し続けてきた首領の真の正体が、宇宙人だったとは…!大首領は鬼岩山基地にいる。世界中から幹部を集め、最後の大作戦を実行するために。だが、今のライダーでは敵わない。強化改造を願う茂。だが本郷と結城は、ある事実を告げる。「俺たちの改造手術も限界に来ている。これ以上身体を改造出来なくなっているんだ」絶望する茂だが、結城の助言で一つの答えに辿り着く。「特訓だ!機械に限界があるのは解かり切ってる事じゃないか。敵わぬ敵には特訓をしてぶつかる!それでこそ大自然の使者仮面ライダーなんだ!」そして特訓に励む七人。チームワークを最大限に活かした作戦を練る。その様子を健一が見ていた。通りすがりの男に怪物だと伝えるが、その男はヨロイ剣士だった。研究所から奪ったレーザー砲で七人を狙うが、特訓でスピードが増した七人は無事。2号とV3が見事に雪辱を晴らした。健一の誤解も解けた今こそ決着の刻。鬼岩山基地に向かう仮面ライダー! 待ち受けるデルザー軍団を作戦で次々と撃破し、最後のシャドウもストロンガーとの一騎打ちで敗れた。残るは大首領のみ!その時、地震と共に岩山が立ち上がり、鬼の顔を持つ岩石大巨人になった。コイツが大首領!その巨体には攻撃が全く通用しない。「お前達の力は限界に来ている」大首領の嘲りにライダーが叫ぶ!「俺達の武器は!心だ!!」大首領の眉間に七人同時キックが炸裂!爆発する大首領。しかし、爆発に巻き込まれたライダーの心臓が止まった。彼らを救ったのは、あのエリュシオン星人だった。命を救うばかりか、彼らを人間の身体に戻してくれたのだ。生き残った仲間を探すという星人を見送る七人。仮面ライダーはもういない。やっと終わったのだ…。

大回転キック 仮面ライダーストロンガー
<7ninraida.htm#">七人ライダー最後の大決戦
敵をギリギリまで引き付けてジャンプし、背後に回ったところで回転キックを放つ。(AAAさんより)

超電キック 仮面ライダーストロンガー
<7ninraida.htm#">七人ライダー最後の大決戦
電キックの威力を更に強めたキックと思われる。この技を使った時ストロンガーはチャージアップしていないので、いわゆる「超電○○キック」系とはまた違った技。(AAAさんより)


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