20世紀末、無数の小惑星群が衝突した日本は壊滅的打撃を受けていた。都市の80%が壊滅しスラム街が急増、それに伴って人心が乱れ犯罪が横行し暴力が支配する無法の地と化したのだ。日本政府はこの事態を収拾すべく、国家再建を可能にする人材を育成する新たななる教育機関を設立した。優れた技と誇り高き魂を持つ若者達が学ぶその機関こそ、最強と称えられる若者を育成する“武真館学園”である・・・・・
学園創立から5年。新入生として武真館学園に入学した少年・皇士郎は、古より伝わる拳法技・“機道”の伝承者。能天気な田舎モノである彼は、“器道”使いの伊集院クレフや“輝導”使いの紅つばさといった同期の友人達と共に、武真館で厳しくも楽しい日々を過ごしていた。 だが、そんな士郎らの前に悪の武術家集団・“危道衆”が現れる。日本征服の野望を持つ彼らは、それを可能にするという伝説の存在・“ホロボスモノ”の入手を企んでいた。そして、その鍵となる“真のキドウの者”を求めて、武真館に攻撃をかけてくる。 危道衆の野望に対抗するべく、必殺の拳を振るう皇士郎。日本の行く末を左右するこの闘いの結末やいかに!? 作者・・・・・・・・・立木大和 単行本・・・・・・・・全2巻 ギャグとシリアスが入り混じった絵柄とストーリーが特徴的な少年ヒーロー漫画。元々は『月刊少年ガンガン』の連載だったが、途中で『増刊ガンガンWING』に移籍した。 |
・大交差(グランドクロス) | R・ルゥ |
危道衆の最強拳士R・ルゥが使った技。相手が繰り出してきた拳を流し、突進する勢いを自分の拳の勢いに加えるカウンター技。 (ケケケさんより) |
・伊集院式器道10%帯術 | 伊集院クレフ |
武真館学園1号生・伊集院クレフが使う器道の技。手首に仕込まれている包帯やマニピュレーターを自由自在に操る。高速での作業や、通常の3倍のスピードでのテーピングなど様々な使用法がある。直接戦闘よりも、補助で使用されることが多い。(ケケケさんより) |
・器道帯術空包装(きどうたいじゅつエアバッグ) | 伊集院クレフ |
第13話参照。 手首に仕込まれている包帯を巨大なエアバッグのように構成する。 最後の闘いの余波で吹っ飛んだ皇士郎を見事に受け止めた。 |
・うつせみの術 | 着導師グル |
いわゆる変わり身の術。士郎とつるぎの攻撃を見事に避けた。 (ケケケさんより) |
・千本針裂撃(サウザンドニードル) | 着導師グル |
機動基礎過程を担当する着導師グルの技。全身を覆うような針を一斉に投げ、大勢の相手に針を刺す。学生の能力を試すために使用した技である。そのため、針が刺さっても「大して怪我はしない」と本人は主張しているが、刺さった士郎は噴水のように血を噴出していた。(ケケケさんより) |
・気功防符陣 | 危道衆 |
服の下に呪符を貼り付けることで、気功による攻撃を防ぐバリアとする。危道衆はこの技を使っているため、気が四散してしまう「光牙」はハンパな出力では通用しない。(ケケケさんより) |
・危道結界 | 危道衆 |
陰陽道の流れを汲む危道の技で結界を張り、内部の人物に様々な体調不良を与える。「結界無効札」を張ったものか「真のキドウ」の使い手、常識を超えたバカでないかぎり、内部の人物は立つこともままならない。 (ケケケさんより) |
・危道天翔術 | 危道衆 |
ロープのついたプロペラのようなものと体を結びつけて空を飛ぶ危道の技。(ケケケさんより) |
・骸操演 | 危道衆 |
ある種の禁呪を使うことで死者を操って戦わせる危道の技。技の詳細は不明だが、骸に自我を投影して操っていたようだ。(ケケケさんより) |
・輝導剣斬一 | 紅つるぎ |
武真館学園一号生・紅つるぎが使う輝導の技。剣に気を込めることで、固体はおろか流体や気体のような普通は斬れないモノを斬る。気力が凝縮した結界なども切ることが可能。(ケケケさんより) |
・器道鋼糸術 | 早乙女絵夢 |
武真館学園2号生・早乙女絵夢が使う器道の技。目に見えないほど細かで、高速振動する糸のメスを使い相手を切り裂く。士郎に使った時は、斬られた直後の30秒は痛みが無く血が吹き出ることも無い状態にしていた。また、その状態は器道の技ならば修復も可能である。 (ケケケさんより) |
・武道結界術 | シャドウ |
危道衆の刺客・シャドウが使用した術。己の気力を凝縮することで、他の空間から隔絶された結界を作り出す。一度取り込まれれば内部からの脱出は不可能だが、外から干渉すれば破れるらしい。(ケケケさんより) |
・光牙(ファング) | 皇士郎 |
武真館学園一号生・皇士郎が使う機動の技。拳に集めたオーラを振るい、X字型の気弾を放つ。その一撃を食らったものは、X字型の衝撃で多大なるダメージを受ける。士郎がもっとも多用した必殺技である。(ケケケさんより) |
・封神拳真光牙(ラグナックル・リアル・ファング) | 皇士郎 |
伊達との対決で使用した技。感情の高ぶりとともに高まった気力を封神拳に集中し、「光牙」を放つ。今までの「光牙」とは比べ物にならない威力を見せ、伊達を一度は倒した。 さらに、“ホロボスモノ”と一体化した伊達に対しては、仲間の意思を集中した最大出力を発揮している。 (ケケケさんより) |
・封神拳最大出力真光牙(ラグナックルさいだいしゅつりょくリアルファング) | 皇士郎 |
第13話参照。 理沙が普段から気を込めている髪とクレフの眼鏡(気功増幅装置)を 使用した状態で繰り出した一撃。 全身に強力な気を纏った状態で突進していき、その拳で 対象を貫く。 |
・封神拳障壁(ラグナックルヴァリ) | 皇士郎 |
R・ルゥより“封神拳(ラグナックル)”を託された士郎が使用可能になった技。拳に装着した封神拳が気功技をはじいて無効化する。本来はルゥの技だが、漫画本編で使用したのは士郎だけである。(ケケケさんより) |
・真光牙(リアル・ファング) | 皇士郎 |
R・ルゥとの戦いで見せた技。空手などでいう「中指一本拳」の体勢をとり、中指に気力を集中して「光牙」を放つ。指先に一点集中された気は、危道衆の気功バリアをも打ち破る威力を持つ。(ケケケさんより) |
・真光牙上段(リアル・ファング・アッパー) | 皇士郎 |
その名の通りアッパーとして放つ「真光牙」。 (ケケケさんより) |
・危道操演術 | 伊達 |
危道衆筆頭・伊達が得意とする危道の技。術者の意のままに、死人や骨を操る。潜在能力を引き出すことで戦闘力を高めたり、五百人もの数をそろえて操ることが可能。伊達はこの技で、封印されていた“ホロボスモノ”を操ろうとしていた。(ケケケさんより) |
・百花繚乱(ファナティックホウケイ) | 正宗 |
伊達の義弟である正宗が使う危道の技。両袖から気を蓄えた花びらを一気に放出し、一枚一枚を刃物化して敵を切り刻む。(ケケケさんより) |
・花弁斬 | 正宗 |
第12話参照。手から帯状の気の刃を作り出して、 それを振るい攻撃したりする。 その威力は鋼鉄をも切り裂く。 |
・花弁陣 | 正宗 |
春夏秋冬あらゆる種類の花からなる結界を作る危道の技。一見美しいが花からは気のレーザーが放たれ、大木をも切断する威力で敵を攻撃する。(ケケケさんより) |
・軌道掌 | 理沙 |
武真館学園理事長・理沙が使う軌道の技。気功を噴射して飛び回る掌弾を無数に放つ。宙を飛ぶ掌弾は、敵を四方八方から攻撃してダメージを与える。(ケケケさんより) |