退魔針  [必殺技辞典]

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古より魔性のものを滅ぼしてきた“退魔の針”。世界で三人しかいないという使い手のひとり・大摩は、大摩流鍼灸術の総帥として日夜針を振るっていた。
 そんな彼が今回、助手の十月真紀と共に訪れたのは、日本有数の財閥・藤尾財閥の本拠があるN県N市。財閥当主であり異端の生物学者としても知られる藤尾重慶が、奇怪な変貌を遂げたというのだ。重慶の妻・美弥の依頼を受けてやってきた大摩達は、重慶が“こちら側”を侵略しようとする“向こう側”の魔物に取り憑かれていることを突き止める。
 重慶の治療を計る大摩達だが、それを阻止せんとする異世界の魔物たちが次々と二人を攻撃。さらに大摩とは別流派の針使いや、超古代文明を滅ぼした伝説の魔神、大摩に恨みを持つ妖魔などが次々と参戦して事態は混迷の度合いを深めていく。果たしてこの壮絶奇怪なる戦いは、どのような結末を迎えるのであろうか?

菊池秀行・作、伝奇アクションシリーズ。元々は斉藤岬・作画による漫画原作であり、『魔殺ノート 退魔針』のタイトルで「幻冬舎」にて出版された。その後に小説として「スコラ」及び「祥伝社」で出版されている。

ダミー・フォト 妖京梧
退魔針
妖流鍼灸術の技のひとつ。己の写真を分身とし、ダメージを受けた瞬間に入れ替わり攻撃をかわす。 (ケケケさんより)

点穴眼 妖京梧
退魔針
右眼から緑の光を発することで、大摩の「脈探手」のようにツボを探す技。 来須曰く、伝説の技らしい。

鬼掌返し 風早三平
退魔針
対妖物柔拳法“如来活殺”の技のひとつ。自分を狙う飛び道具を押さえて軌道を変え、放った者に送り帰す。跳ね返った飛び道具は本人曰く「必ず当たる」らしい。 (ケケケさんより)

地震鳴動 風早三平
退魔針
対妖物柔拳法“如来活殺”の技のひとつ。 片足で足踏みすることで、地震を発生させる。 三平の祖先の風早狂里も過去に藤原紅虫に対してこの技を使用したことがあるようである。

畳返し 風早三平
退魔針
古流武術の技。掌を激しく床に押し付けることで真空を発生させ、畳や絨毯を吸い上げる。 (ケケケさんより)

仏掌打 風早三平
退魔針
対妖物柔拳法“如来活殺”・打活主系の十五。強烈な気合と共に、右手の平を目標にくっつける。見た目は仏のように優しい仕草だが、大門を音も無く崩れさせる威力を持っている。 (ケケケさんより)

鬼縛針 鬼操陣吾
退魔針
対象の人間に2千本という大量の針を 刺し込み、その中に宿るもの共々、その動きを封じる。

針小路 鬼操陣吾
退魔針
鬼操流鍼灸術の技のひとつ。鬼操流秘伝の鬼針を地面に突き刺すことで、数十万本に達する針の小路を作り出す。この針の踏んだ鬼は鬼針の威力により抜くことが敵わず、そのまま倒されてしまう。 (ケケケさんより)

霧雨針 来須隼人
退魔針
来須流鍼灸術の技のひとつで魔物にとりつかれた相手に使う。指で針をつまむと、数千数万の針が霧雨のごとく相手に降り注ぐ。受けた者は魔物支配から脱し、人間に戻ることができる。 (ケケケさんより)

サーチャー・ニードル 来須隼人
退魔針
来須流鍼灸術の技のひとつで日本流では“看視針”という。タンポポの羽毛より細く軽い針を、空気の流れに乗せて四方に放つ。針は500mの範囲に散らばり、外部からの接近を感知する。 (ケケケさんより)

血の糸しばり 来須隼人
退魔針
来須流鍼灸術の技のひとつ。 こめかみに針を刺し引き抜くことで噴出した血が相対したものの動きを封じる。死人には効かないらしい。 (ケケケさんより)

針嵐(はりあらし) 来須隼人
退魔針
来須流鍼灸術の技のひとつ。一本の針を飛ばすと、それが数千から数万本に増殖し豪雨のごとく相手に降り注ぐ。全身に針が刺さった相手は不死身の鬼といえども動けない・・・・のだが実はこの技は催眠術の一種であり、実際には一本の針も刺さってはいない。 (ケケケさんより)

暗黒肺 大摩
退魔針
大摩流鍼灸術の技のひとつ。前方の空間に真っ黒な真円の異空間を発生させ、空気を吸い込む肺と化す。ザグナが放った火球を完全に飲み込んだ。この空間は完全なる二次元であり、真横からは見られない。(ケケケさんより)

傀儡針 大摩
退魔針
大摩流鍼灸術の技のひとつ。標的に針を刺すことでその意思を無効化し,術者の意のままに操られる傀儡とする。この技にかかれば妖物といえども、わずかな針の動きで自由に操ることが可能である。 (ケケケさんより)

硬気点 大摩
退魔針
大摩流鍼灸術の技のひとつ。右手の甲に針を刺し、全身を鋼状に変える。妖が知っているところ見ると、他流派にも存在するようだ。(ケケケさんより)

攻防十字 大摩
退魔針
大摩流鍼灸術の技のひとつ。左右に交差させた両手に針を持ち、腰を落とした構えをとる。左右どちらかの針で相手の攻撃を受け止め、瞬時にして(その時間1000万分の一秒)反対側の針で反撃することができる。 (ケケケさんより)

死人針 大摩
退魔針
大摩流鍼灸術の技のひとつ。心臓に突き刺した針の効果で、その者を完全なる死人に変えてしまう。針を抜けば元通りになるが、その間は何ものにも見破れない心因になるのである。また、死人は二度死ぬことが無いため、いかなるダメージも受けることがない。 (ケケケさんより)

血走り 大摩
退魔針
大摩流針術の1つで、相手の眉間に針を突き刺す。 この針を抜いたとしても血は流れ続け、 大摩曰く、この血は心臓が止まるまで流れ続けるようである。

止め針 大摩など
退魔針
魔性の者に打ち込んだ針で、その自由を奪う。通常は1本、手ごわいものでも5本あれば十分だが、“向こう側”の怪物には101本も必要だった。(ケケケさんより)

麻痺針 大摩など
退魔針
相手に打ち込むことで、その体を麻痺させる。(ケケケさんより)

守り針 大摩など
退魔針
自らに打ち込んだ針で、邪悪なるものへの防御とする。“向こう側”の怪物や藤原紅虫といった強敵も攻めあぐねるほどの防御力を持つ。(ケケケさんより)

肺脈血止点 大摩
退魔針
大摩流鍼灸術の技のひとつ。右膝の真ん中にあるツボを押すことで、血流を操り肺からの出血を抑えることが出来る。痛み止めの効果もあるようだ。 (ケケケさんより)

万針之陣 大摩
退魔針
大摩流鍼灸術の技のひとつ。患者が寝込んだ部屋を、大量の針で埋め尽くす。この針は魔性のものの動きを封じ患者を守ることが出来る。技の本体は部屋の四隅に打たれた“守り針”にあり、それを抜かれると効果が切れる。(ケケケさんより)

脈探手 大摩
退魔針
大摩流の技で、対象に手を広げかざすことによって、 空間に存在するツボ(脈)を短時間で探してしまう。 来須曰く、伝説の技らしい。

ルギラドゥ テゴス
退魔針
愚怒家の次男・テゴスの技。口から吐き出したゼリー状物質を材料に、目標となる人物のコピーを作る。そのコピーは見た目はおろか無機質の武器・さらには能力をも完璧に再現し、本物に襲い掛かっていく。あまりにもそっくりであるため、技を使ったテゴス本人も決着がつくまで見分けがつかない。(ケケケさんより)

イナゴ針 十月真紀
退魔針
針を地面に刺すと、その針が接近した気配に反応してイナゴのごとく飛び跳ねて襲い掛かる。 (ケケケさんより)

憑依封じ 十月真紀
退魔針
大摩流鍼灸術の技のひとつ。標的の右乳首に縦一文字、左乳首に横一文字の針を刺し、内に潜む妖物の力を封じる。 (ケケケさんより)

針鼠 十月真紀
退魔針
大摩流鍼灸術の技のひとつ。5000本の繊細な針を集めた球を投げつけ、標的を文字通り針鼠にする。 (ケケケさんより)

糸刃 藤原紅虫
退魔針
両手の指先から細い糸を伸ばす。 この糸は鋼のごとく、対象の肉にくい込ませる。

糸剣 藤原紅虫
退魔針
平安の妖魔・藤原紅虫の技。手から出した糸を束ねて剣を作り、目標を斬りさく。鋼鉄をも切断する切れ味と、どこまでも伸びる無限のリーチをもった強力な技である。(ケケケさんより)

岩つぶて
退魔針
鬼がその妖力で岩や瓦礫を投げる技。同類には効かず、岩そのものの意思で避けてしまう。 (ケケケさんより)

鬼闇(おにやみ)
退魔針
鬼が作り出した闇。この中では鬼の姿や気配は完全に消され感じ取ることができない。 (ケケケさんより)

鬼走(きそう) 冬花水月、冬花忍
退魔針
鬼が使う移動術。詳細は不明だが、短時間で異次元を移動できるようだ (ケケケさんより)

千手観音 大摩、鬼操陣吾
退魔針
両手を千手観音のごとくすることで、 相手を幻惑し、意識の集中を奪い、 その隙に右手の針で対象を刺す。


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