Super Stylish Doctors Story(S.S.D.S)シリーズ [必殺技辞典]

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声優の速水奨さんが2003年から制作しているドラマCDシリーズ。通称は「S.S.D.S.」。元々は速水さんがライブ時に「Dr.HAYAMI」という医者キャラに扮していたのが始まりだったが、2003年に「森川智之と檜山修之のおまえらのためだろ!」というイベントに Dr.HAYAMIのキャラでゲスト出演したことが切っ掛けで Dr.HAYAMIの物語を作りたいと思うようになりドラマCD制作に踏み切った。

内容はJOY三郎記念・聖ラフォーレ病院の北42エリア13号医局に所属する外科部長兼副院長兼次期院長候補筆頭の Dr.HAYAMIを中心に彼や仲間の医師たちが活躍する病院コメディ、なのだが病院ものの割に医療シーンがほとんど出てこないのが特徴。しょうもないギャグやダジャレがよく出てくるのも特徴。出演声優は速水さんと過去に共演した男性声優がほとんどで、「BLEACH」「ネオロマンスシリーズ」の出演者が多い。

【シリーズ別作品紹介】
・Super Stylish Doctors Story「愛の解体新書」シリーズ(以下便宜上「無印」と略す)発売元:ランティス 全4作
  2003年9月から2004年8月に発売された第一シリーズ。最初にDr.HAYAMIの誕生秘話が語られ、13号医局に新米研修医の新田和人がやってきたことから物語が始まる。おもに新田君がDr.HAYAMIや先輩医師の君島究と沢登達哉、ドイツからやってきた留学生ミヒャエル・シューマイヤー(愛称シューマイ君)にシューマイ君の恩師バウム・クーテヘン教授、色々とスゴイナース2人組とし子とのぶ子等個性豊かな医師やナースたちに囲まれ様々な出来事を経験していく様が描かれている。「愛の解体新書3」では「日独機械対決」と称してロボットバトルが繰り広げられ神谷明さん演じる病院オーナーJOY三郎氏の熱いセリフやDr.の「合神せよ!(「超重神グラヴィオン」の制作者大張正己氏に許可は取ったらしい)等ネタがかなり多いものになっている。同じく「3」と「4」の最初ではとし子とのぶ子の過去話が語られ、その中で登場した吸血鬼ブラディ・トランシルバニア伯爵は「4」から記憶喪失な状態で13号医局の一員に加わる。ちなみにとし子とのぶ子は元々「森川智之と檜山修之のおまえらのためだろ!」の登場キャラである。

Super Stylish Doctors Story「愛の解体新書 revolution」(以下レボリューション)発売元:ランティス 全4作
第二シリーズ。無印が短編連作スタイルだったのに対し一作で一つの話を描く様になっている。ストーリーは病院の危機に13号医局の面々が立ち向かうというもの。無印とレボリューションの間に発売された「愛の時・迷宮(あいのときめき)」シリーズとPCゲームの登場キャラが一部登場している。最終的に病院が(13号医局の面々のウィルス感染による暴走で)崩壊し、再建に向けて奮闘しようという所で終わっている。

・Super Stylish Doctors Story「愛の解体新書 revolution」(以下レボリューション)発売元:ランティス 全4作
05 年6月から06年8月まで発表された第二シリーズ。無印が短編連作スタイルだったのに対し一作で一つの話を描く様になっている。ストーリーは病院の危機に 13号医局の面々が立ち向かうというもの。無印とレボリューションの間に発売されたPCゲーム版のキャラが登場している。最終的に病院が(13号医局の面々のウィルス感染による暴走で)崩壊し、再建に向けて奮闘しようという所で終わっている。

・Super Stylish Doctors Story「愛の時・迷宮(あいのときめき)」シリーズ(以下愛の時・迷宮)発売元:ランティス 全3作
04年9月から05年7月まで発表された姉妹作。JOY三郎記念・聖ラフォーレ病院の77号医局、女医ばかり所属するこの医局にはもう一つの顔があった。それは時空に生じたねじれや歪みを病院にある時空転移装置「ラビリンス8」で時間を超えて修復する『時空医療科』としての任務だった。Dr.HAYAMI の妹ロボDr.MINAMOTO、バウム教授の友人ソフィー・オルレアン教授、シューマイ君の友人マリア・フォン・バーデン、秘境マニアの二卵性双生児修学院母音・真音、新米女医橘薫子は謎の男ミーシャ・ミシャノビッチ・ミシャノスキーの妨害もものともせず日々時を超え時空修復に励むのであった。
Dr.HAYAMI も全作出演していて、「1」では日下事務長、「2」では過去のブラディ、「3」では新田君(「2」にも登場)と沢登先生がゲスト出演している。時間軸は無印とレボリューションの間の話だと思われる。作品としてははっきりとしたラストがないが、レボリューション後の作品である「愛のSAMURAI doctor」「yumi-bam」で病院崩壊時にラビリンス8も故障し、その後ともないラビリンス8プロジェクトも終了したことが説明されたので病院崩壊後の彼女たちの現在は不明。

・ヴォーカルアルバム
Super Stylisy Doctors Songs Seven Vitamins
04年7月発売 発売元ランティス
一枚目のヴォーカル曲集。その名の通りDr.HAYAMI、バウム・クーテヘン教授、ブラディ・トランシルバニア伯爵、君島究、ミヒャエル・シューマイヤー、沢登達哉、新田和人の7人のソロ曲と診察風景、病院院歌「白亜の迷宮」が収録されている。診察風景の時間軸はブラディが医師のメンバーなので無印4と同時期だと思われる。
Super Stylisy Doctors Songs Ten Supplements
05年12月発売 発売元ランティス
二枚目のヴォーカル曲集。前作の出演者7人の新しいソロ曲の他に沢登達哉と中数男管制官、日下真一郎事務長とKERO☆YUKI、新田和人とミヒャエル・シューマイヤーのデュエット曲が収録されている。また新規に中管制官のビジュアルが設定されている。
Super Stylish Doctors Songs 3 eight beating
07年10月発売 発売元GOLGI
三枚目のヴォーカル曲集。ブラディと沢登、君島とKERO☆YUKI、ミヒャエルと日下事務長、Dr.と教授、Dr.と君島のデュエット曲とレボリューションシリーズ最後の病院大崩壊から一年後の13号医局の面々の日常風景が語られたドラマが収録されている。新規にKERO☆YUKIのビジュアルが設定されている。

・S.S.D.S 愛の解体新書☆外伝 愛のSAMURAI doctor
08年10月発売 発売元GOLGI
時間軸としてはeight beating後、病院が再建された後のストーリー。13号医局に江戸時代から新人医師弓岡蔵人がやってくるまでの物語が語られている。他の出演者は Dr.、教授、ミヒャエル。ミヒャエルが語り部となっている。このCDから時空移動が物語のファクターの一つとなってきていて、77号医局の面々が行っていた時空修復をDr.たちが行っている。

・S.S.D.Sキャラクターソング 愛の熱唱シリーズ(現在も継続中)
vol.1 Yumi-bam(ユミバム) 09年10月発売 発売元GOLGI
vol.2 Micha-shin(ミヒャシン) 10年11月発売 発売元GOLGI
実質上の第3シリーズ。一枚ごとに二人の登場人物にスポットを当て、彼らのソロ曲と彼らの出演するドラマを収録している。vol.1ではバウム教授と弓岡が、vol.2ではミヒャエルと日下事務長がフィーチャーされている(vol.2では他にレボリューション4最後に登場し、その後一切音沙汰がなかった新米医師村雨純平(声:柿原徹也)も登場)。
また毎回時間旅行がメインになっていて、vol.1では平安時代や他の時代を旅し、愛の時・迷宮シリーズの黒幕の正体が語られる。vol.2では時空修復のため中国秦の時代に登場人物が時空移動している。

・番外編
Tiaraスペシャル盤 LOVERS 速水奨vs堀内賢雄 09年8月発売 発売元ランティス
Tiara Vol.5 LOVERSU福山潤 VS 千葉進歩 10年1月
発売元ランティス
「愛のポエム付き言葉攻めCD Tiara」シリーズの中で速水奨さんが脚本を書いているCD。それぞれCD中1トラックがS.S.D.Sシリーズの番外編になっている。
「LOVERS」では「SCENE2 真夜中の決闘」がS.S.D.S番外編。Dr.HAYAMIとブラディ・トランシルバニア伯爵の対決が描かれる。但しキャラ設定だけを流用したパラレルな作品である。
「LOVERSU」では「SCENE.6 OH!GOHKON(合魂)」がS.S.D.S番外編。こちらは本編と同じ世界の話で病院が再建された後のストーリー。日下事務長がKERO☆YUKIにとんでもない合コンに誘われるという話。
re・lax3 99年発売 インディーズCD
S.S.D.S.開始以前に作られたDr.HAYAMIのCD。トークと歌からなる。

その他メディア
・GAME S.S.D.S. 刹那の英雄 (ウィンドウズ用アドベンチャーゲーム)05年5月発売 発売元STACK Software
13 号医局にやってきた新人研修医の奮闘を描いたアドベンチャーゲーム。このゲームで登場した旧ラフォーレ病院総務部長袖捲イチロウ(声:立木文彦)はレボリューションシリーズで悪役として、君島究の兄君島研(声:檜山修之)はレボリューション2とeight beatingにゲスト出演、またこの作品で登場した病院地下の旧薬局のソフビカエルKERO☆YUKIはなぜかレボリューション2で美少年化、その後のシリーズ・ライブでレギュラー化している。時間軸は無印とレボリューションの間の話だろう。

  ・診察会イベント
04年7月 第一回「こだわりの秋診察/あきらめの夜診察」 九段会館
04年11月 第二回「S.S.D.S 秋のシンポジウム」リーガロイヤルホテル東京
05年4月 第三回「S.S.D.S 春の診察会」中野サンプラザ 05年12月DVD化
05年12月 第四回「S.S.D.S 大阪大診察会」IMPホール
06年5月 第五回「S.S.D.S 初夏の診察会」九段会館
     06年8月DVD化
06年10月 第六回「S.S.D.S 秋の大診察会」人見記念講堂   07年2月DVD化
07年9月 第7回「S.S.D.S 秋の大診察会」中野サンプラザ 08年3月DVD化
08年5月 第8回「S.S.D.Sとことん診察会」日本青年館
08年11月 第9回「S.S.D.S 初冬の診察会」中野サンプラザ 09年2月DVD化
09年6月 第10回「S.S.D.Sとことん診察会part2」メルパルクホール
09年10月 第11回「S.S.D.S第11回診察会」中野サンプラザ 10年2月DVD化
10年11月 第12回「S.S.D.S2010 魅惑の診察会」中野サンプラザ
毎年開催されているライブイベント。内容は観客の悩みに答える診察、生で演じられるボイスドラマ、出演者が歌を披露する歌の癒し等からなる。出演者は全員(医師という設定ではない日下事務長を除く)白衣を身につけ基本ドラマCD内のキャラとして行動する。ボイスドラマの内容は13号医局の面々が巻き込まれる様々な騒動の話。昼の部と夜の部からなる。

ウェブラジオ S.S.D.S. Web radio 05年10月〜継続中(配信:ランティスラジオ)
Dr.HAYAMIと日下真一郎がパーソナリティのラジオ番組。
用語解説
・JOY三郎記念・聖ラフォーレ病院
物語の主な舞台となる巨大病院。オーナーはヒマラヤの麓にある小国JOY国の王JOY三郎。とにかくものすごく大きく、外観はシャンパングラスの様な形。レボリューションシリーズで一回全壊したが、その後ヨーロピアンスタイルでエコな建物として再建される。治外法権らしく「ドクターズランド」とも呼ばれる。屋上には軌道エレベーターにもなる医療用超巨大ジェットコースター「スケルトン7G」がある。
・サロン・ド・joy 病院内にあるサロン。13号医局では新人医師をここで女装してお出迎えするというのが恒例になっている。
・基盤 Dr.HAYAMIの中枢を担うパーツ。遠い未来から過去に送られたという。生きた人間にも影響を及ぼすという。 

【主な声の出演】
・Dr.HAYAMI:速水奨
・新田和人:高橋直純
・沢登達哉:松本保典
・君島究:檜山修之
・ミヒャエル・シューマイヤー:森川智之
・バウム・クーテヘン教授:関俊彦
・ブラディ・トランシルヴァニア伯爵:堀内賢雄
・日下真一郎:千葉進歩
・KERO☆YUKI:福山潤
・弓岡蔵人:森田成一
・中管制官:中博史

イラストレーター
無印:明神翼、
レボリューション・ゲーム版・Seven Vitamins・ten Supplements:愛媛みかん
eight beating・愛のSAMURAI doctor・Yumi-bam・Micha-shin:内田順久

願いましてはビーム 日下真一郎
Super Stylish Doctors Story(S.S.D.S)シリーズ
謎のビームを放つ。当たった人間は計算をし始めてしまう。幽霊や機械にも効果がある。
日頃病院事務長としてそろばん片手に経理計算しているために「誰でも計算」という効果になったのだと思われる。 技名自体は初期の頃から出ていたが詳細な効果が判明したのは「Tiara Vol.5 LOVERS II 福山潤 VS 千葉進歩」内に収録されている番外編「OH!GOHKON(合魂)」でのこと。ちなみに技名が登場してから効果が分かるまでに実時間で6年かかっている。ちなみに初登場時はロボットに載って放つ必殺技だったが、なぜそろばん勘定が得意なだけの一般人が生身でビームを放てるのかは謎。 (ちーちゃんさんより)

ヴォイス・ウェボン 君島究
Super Stylish Doctors Story(S.S.D.S)シリーズ
魂の叫びが超音波と化し病院の窓ガラスなどを破壊する。命名者はバウム・クーテヘン教授。技というよりは気が付いたら出ていたという感じの代物だが命名後は技として活用するようになり、腹痛の患者を治したり障害物を粉砕したりするようになった。しかしキメラウィルスのせいで暴走したときにはこの技で病院の建物に大打撃を与えてしまい病院大崩壊の大きな要因になってしまった(他の人もウィルスに感染して暴走していたため彼だけが原因ではないが)。担当声優の檜山修之さんが絶叫する役が多いことから設定された技だと思われる。 『どうしたらいいんだよ!』『痛いの痛いの、とおんでけぇ!!』(ちーちゃんさんより)


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