青狼記  [必殺技辞典]

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恒暦471年、五つの国が凌ぎを削る天行大陸。大陸の中央に位置する”楽天”は最弱国ながら、生活の要である”溶光石”の流通を操ることで国力を補っていた。だが楽天を囲む北の”宋北”、南の”湖朝”、西の”華漢”は溶光石の独占を目論んで軍事同盟を締結。これに対抗すべく楽天は東の大国”奉金”と盟約を結び、大陸の均衡を保とうとしていた・・・・・
そんな楽天に住む青年「荘超俊」は、楽天一の軍師であり第一軍の将である「荘忠英」のひとり息子として厳しくも優しく育てられていた。だがある日父・忠英は、奉金と盟約を結ぶための人質として楽天を離れることに。若干十五歳にして父の跡を継ぐことになった趙俊だったが、父より500年の歴史を持つ秘技「水殻流」と宝刀を伝授され、家族と祖国を守る希望に燃える。楽天の皇子である親友の「元昊」や、先輩の「呉大併」、さらには奉金からやってきた軍師「楊春申」といった人々に囲まれている趙俊は、幾多の戦いと壮絶なる試練を乗り越え、たくましい成長をとげていくのだ・・・・

作者・楡周平。中華風の世界を舞台にした架空歴史小説。
2004年に「週刊コミックバンチ」にて長谷川哲也により漫画化されたが、”第一部終了”の名目で打ち切られてしまった。

火烈流 史亜夫など
青狼記
「水殻流」と表裏一体を成す伝説の剣技。剣より放たれる猛烈な気を相手に流し込み、その内部から崩壊させて死に至らしめる。その鍛錬は想像を絶する過酷なものであり、師の命と引き換えに伝承されていく。(ケケケさんより)

雷殻流 荘趙俊
青狼記
史亜夫との戦いで会得した伝説の剣技。全身の気を剣に集め、雷に似た破壊力を発揮する。その剣が相手に届けば力が内部から炸裂し、完膚なきまでに打ち倒すまさに必殺の技である。(ケケケさんより)

龍風波 呉楼薫など
青狼記
”石の都”の大帝に代々伝承される必殺の技。極限まで高めた己の気を風と化して操り、その威力で敵を打ち倒す。その技は「風」「波」「龍」の三つで成り立っている。

●風
操った風を突風と化して相手にぶつける。使い手の望むまま、四方八方どこにでも飛ばすことができる。

●波
風を地面にぶつけることで大量の砂を巻き上げ、それを敵にぶつける。使い手の気に押された砂は凶器となり、岩のごとき破壊力で敵を押しつぶす。

●龍
猛烈な風で砂を回転させて竜巻を作り出す。飛んでくる砂ひとつひとつが凄まじい威力を持ち、竜のごとき勢いで敵に襲い掛かる。使い手は竜巻の中心にいるため四方からの攻撃を防げるが、真下が唯一の死角となる。(ケケケさんより)

水殻流 荘趙俊、荘忠英など
青狼記
500年の歴史を持つ伝説の剣技。標的の鎧(甲殻)や攻撃を受ける武器を水のごとくすり抜けて、その内部・標的のみを切り捨てる。使いこなすには、水のごとく澄んだ心が必要であるという。(ケケケさんより)


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