瑠璃丸伝 当世しのび草紙 [必殺技辞典]

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21世紀も近い199X年の東京。女子高生・竜造寺翔子は、日々の生活にリアルを求める少し変わった少女であった。ある日のこと、翔子は街をうろつく奇妙な少年少女を発見し、その後をつける。そこで彼女が見たものは、現代社会の常識を覆す技を操る6人の忍者たちの会合だった。少年忍者“風魔の瑠璃丸”を始めとする忍者たちは各流派の頭領であり、とある“使命”のため東京に集団で住み着こうとしていたのである。しかも彼らが一般家族に成りすまして住んでいる家は、ほかならぬ翔子の家の隣であった。
秘密を知られた忍者たちに危うく口封じをされそうになった翔子。だが、忍者のまとめ役であり、同じ高校の同級生でもある瑠璃丸のとりなしにより、忍者家族の一員として認められることになったのである。
こうして翔子は忍者たちとの奇妙な生活をするようになった。当初は戸惑っていた彼女も、瑠璃丸をはじめとする忍者たちと、本物の家族のような交流を持つ。そして翔子は、彼ら忍者たちが社会の裏で繰り広げる恐るべき戦いの数々と関わってゆくのであった・・・・

作者・・・・・・・松枝蔵人
イラスト・・・・・池田恵
単行本・・・・・・全7巻
出版・・・・・・・電撃文庫
現代社会で活躍する忍者を描いた伝奇アクション小説。

千羽縛り 葛城独楽彦
瑠璃丸伝 当世しのび草紙
葛城古法のひとつ。細かい紙の短冊を大量にばら撒き、敵を囲む。この紙は蝶のように宙を舞い、相手の体にまとわりついて動きを封じる。紙なので水や火に弱い。 (ケケケさんより)

念風 葛城独楽彦
瑠璃丸伝 当世しのび草紙
役の行者を開祖とする葛城古法の秘術。数珠を構え念を凝らすことで、いわゆる念動力を発揮し相手を弾き飛ばす。 (ケケケさんより)

火炎責めの術 寒月斎
瑠璃丸伝 当世しのび草紙
根来流秘伝の忍法。相手を炎で包んで拷問する術で、火力は低く相手もススで真っ黒になる程度である。だが、作中で使用した寒月斎は火薬の量を間違い、大爆発を起こしてしまった。 (ケケケさんより)

天足通 寒月斎
瑠璃丸伝 当世しのび草紙
根来流忍者・寒月斎得意の術。大凧に乗って自在に宙を舞う。 (ケケケさんより)

忍法“傀儡使い(くぐつつかい)” 寒月斎
瑠璃丸伝 当世しのび草紙
影となり対象の背中にへばりつくことでそのものを自在に操る根来忍法。 (ケケケさんより)

霧隠れ(きりがくれ)の術 霧隠蘭蔵
瑠璃丸伝 当世しのび草紙
真田十勇士のひとり・霧隠才蔵が編み出した術。直径200メートルほどの範囲に霧を作り出し、その中に隠れてしまう。この霧の内部では、術者の気配は隠されており、敵は成す術もなく攻撃を受けることになる。霧隠才蔵の代名詞というべき術であり、その子孫に代々受け継がれてきた。 (ケケケさんより)

猿飛(さるとび)の術 猿飛紅音
瑠璃丸伝 当世しのび草紙
甲賀流忍者・猿飛佐助の子孫である紅音得意の術。文字通り猿のように身軽にジャンプして移動する。この術のため、彼女のブーツは音を立てない特別製になっている。 (ケケケさんより)

分身“八つ身の術” 猿飛紅音
瑠璃丸伝 当世しのび草紙
文字通り八人に分身する甲賀忍法。普通の忍者の分身はせいぜい六つだが、身軽な“猿飛の術”を得意する紅音は十二分身も可。 (ケケケさんより)

女王蜂 修羅菊
瑠璃丸伝 当世しのび草紙
高千穂流くノ一秘伝の術。一糸纏わぬ姿になり、男を惑わして戦闘不能にする。相手の心理にあわせて微妙に変身し仕草や表情などを変え、その妖しい魅力によって陶酔させることで戦闘力を奪ってしまうのだ。 (ケケケさんより)

隠行の術 忍者
瑠璃丸伝 当世しのび草紙
数多くの忍者が使う術。自らの気配を隠し、周囲に溶け込む。透明人間になるわけでも、景色に隠れるわけでもないが、使用すればどんな不自然な格好でも違和感をもたれなくなる。 (ケケケさんより)

夜業の法 忍者
瑠璃丸伝 当世しのび草紙
忍者が使用する記憶術。精神を極度に緊張させることで、様々な情報を大量に記憶する。いわゆる“一夜漬け”のことである。 (ケケケさんより)

山彦の術 忍者
瑠璃丸伝 当世しのび草紙
忍者独特の発声法。常人には聞こえない領域の音で会話する。遠距離の相手や、雑音ででうるさい所でも使用できる。ただし、かなり響くためうかつに使うと敵の忍者に傍受される恐れがある。 (ケケケさんより)

壁登りの術 服部雷堂
瑠璃丸伝 当世しのび草紙
壁に手足をくっつけることで、垂直の建物すら登ることができる。 (ケケケさんより)

変体術 服部雷堂
瑠璃丸伝 当世しのび草紙
雷堂がもっとも得意とする伊賀忍術。己の肉体を自在に変形させることで、どんな体格にもなれる。この術のため、雷堂が着ている鎖帷子は特殊な編み方をされている。 (ケケケさんより)

おんぎょう“みのがくれ” 風華
瑠璃丸伝 当世しのび草紙
影となって対象の背中にへばりつくことで、その者を操り人形と化す南蛮妖術。風華が幼いためひらがな表記になっている。 (ケケケさんより)

夢術 夢邪鬼
瑠璃丸伝 当世しのび草紙
当麻流忍者独特の術。特殊な記憶法であり、はるか先祖から記憶を継承している。また、他人の記憶を探り、失われていた記憶を復活さえることでもできる。 (ケケケさんより)

春花の術 百舌
瑠璃丸伝 当世しのび草紙
飛騨流忍者・百舌が得意とする術。粉末の毒薬を風に乗せることで相手にかがせる。 (ケケケさんより)

時封じ 瑠璃丸
瑠璃丸伝 当世しのび草紙
強烈な気合の声を上げることで、それを浴びたものを金縛りにする。その威力たるや周囲すべてに及び、あたかも時が止まったかのように静寂に包まれる。風魔流忍法秘伝の術であり、代々の風魔小太郎のみが使いこなせるとされる。 (ケケケさんより)

木霊返しの術 瑠璃丸、風華
瑠璃丸伝 当世しのび草紙
ある地点に移動したと見せかけ、それとは反対方向に移動することで敵の目を晦ます。 (ケケケさんより)


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