・駆逐する絶望(イクスペルディスペアー) | 朝ノ宮陽菜 |
第2巻初登場。渦巻く闇が巨大な瀑布となって襲いかかる魔術。
「与えるは絶望。全てを見下す黒き翼、青き瞳。奪い尽くす血塗れの鴉」 「欲し、足掻き、天を目指し、堕ちることを厭わぬ者・・・・・裏切り、欺かれ、なおも羽ばたき、高みへ昇る。ただ一つ迷いなく! 立ちはだかるもの、妨げるもの、そのことごとく死に絶えよ!」 |
・癒やしの光(アベートライト) | アリッサ=クラノ=ストーリング=ライト |
第1巻初登場。 対象を金色の光でまとわせることによって傷の治りを早めにすることが出来る魔術。 頭の怪我に対しては後遺症が残る場合があるので強引にあまり使用しない方がいいようである。 |
・撫でるそよ風(イーズブリーズ) | アリッサ=クラノ=ストーリング=ライトなど |
第1巻初登場。
周囲に弱い風を発生させることによって探知することが出来る魔術。
広い屋敷くらいならカバーすることが可能で、生命反応などを知ることも出来る。
「願うは流転。暗き蒼の海、流れし光の連なり。遠き宙駆ける星の滝」 「風の息吹で大地を撫でよ、その輪郭をなぞり描け。」 |
・虚飾せし光衣(インビジブル) | アリッサ=クラノ=ストーリング=ライト |
第4巻初登場。 光を屈折させることによって自身と密着させた相手ぐらいなら姿を見えないようすることが出来る魔術。 あくまでも視覚的な効果のみなので、話し声や足音などは消去できない。効果範囲はせまい。 |
・回る水精(ウンディーネ) | アリッサ=クラノ=ストーリング=ライト |
第3巻初登場。 周囲にある水を利用して、ロープのように対象に絡ませて動きを封じる魔術。 |
・揺れる空音(エアークエイク) | アリッサ=クラノ=ストーリング=ライト |
第9巻初登場。 分子振動によって超加熱をおこなうことが出来る魔術。 |
・無色の鳥籠(エアーケイジ) | アリッサ=クラノ=ストーリング=ライトなど |
第1巻(13巻)初登場。 周囲の空気の圧力を操作することによって空に対象を縛り付けることが出来る魔術。 |
・開く蒼穹(エリカレギア) | アリッサ=クラノ=ストーリング=ライト |
第6巻初登場。 空に青い光を伸ばして、空を覆っている雲を吹き払う魔術。 |
・止める光輪(エルスリング) | アリッサ=クラノ=ストーリング=ライト |
第5巻初登場。 巨大な光の輪が相手を囲んでから収束して縛り上げ動きを封じる魔術。 |
・薙ぐ旋風(クラップワール) | アリッサ=クラノ=ストーリング=ライト |
第1巻初登場。人体すらも両断することが出来る鋭い一文字の風。 無詠唱でも使用可能。 |
・群集せし雷弾(シャインブレット) | アリッサ=クラノ=ストーリング=ライト |
第4巻初登場。周囲に無数の光を展開させて、 それを飛ばして攻撃をおこなう魔術。 |
・天への双翼(ステアウイング) | アリッサ=クラノ=ストーリング=ライト |
第6巻初登場。 天使王(ミトロン)の翼を背中に展開させることによって、飛行することが出来る。 その速度は「彼方へ運ぶ風(ファラウェイ)」と比べ物にならないほど速い。 ただし移動にかかるGはかなりものだが、翼の効果によって負担は軽減される。 飛行だけでなく翼で体を覆うことによって、魔術からも身を守ることが可能。 「来るは金色。風を引き連れ舞う乙女。界の王たる小さき揺り籠」 「黄金の髪靡かせ、空を渡り、道を拓く、留まることを知らぬ者」 「内に秘めし尊き光、闇を払う天なる輝き。欠片集いし眩い羽」 「宿命と役目を此処に分かち、彼の背に界の翼を!」 |
・夜星の法衣(セラフヴェール) | アリッサ=クラノ=ストーリング=ライト |
第3巻初登場。金色の糸によって服を編み上げる高位魔術。 この服は魔力を内で循環させているために維持に魔力を消耗しない。 また法衣に刻まれた紋様の効果によって魔力を増幅させる効果もある。 母親がアリッサのために編み上げた魔術となっている。 |
・触れえぬ光域(ダイアンサス) | アリッサ=クラノ=ストーリング=ライト |
第3巻初登場。 ドーム状の光の隔離結界を展開させる魔術。 本来は内側の者を守るようなものだが、作中では閉じ込めるために使用している。 |
・逆らえぬ波濤(ダイダルウェイブ) | アリッサ=クラノ=ストーリング=ライト |
第3巻初登場。 水面を利用して津波を発生させて攻撃などをおこなう魔術。 ある程度水量がないと使用できないようで、作中では川の深い場所を探して使用している。 |
・思伝の輝鳩(ダヴパルス) | アリッサ=クラノ=ストーリング=ライトなど |
第1巻(13巻)初登場。
思考の波を織って作り出す伝書鳩。これによって話が通じない動物などにも思いを伝えることが出来る。
元々は叔母が未定義の魔術として使用してものを自身が完成させたもの。
「願うは流転。暗き蒼の海、流れし光の連なり。遠き宙駆ける星の滝」 「たゆたい、泳ぎ、止まることを忘れし、永久に巡り巡る者。」 「象る心。織り上げる想いの波。翼の器に託し、空へ放て」 |
・阻む烈風(ハインダーブロウ) | アリッサ=クラノ=ストーリング=ライト |
第1巻初登場。突風を巻き起こす魔術。 時速60キロで走ってるトラックを止める程の風圧。 無詠唱でも使用可能。 |
・過ぎた輝き(パストグロウ) | アリッサ=クラノ=ストーリング=ライトなど |
第1巻初登場。転移をおこなうことが出来る魔術。 自身だけでなく触れた相手なども転移させることは可能。 転移できる距離は術者が知っている場所であれば、同じ太陽や月が照らす地点であればどこまでも可能。 太陽や月が照らしてない屋内では使用できない。(ただし光が差し込んでればOK) 知らない場所であっても視認出来る場所であれば転移が可能。 これを利用することによって高い位置から水平線まで一気に転移することも可能。 作中では度々登場する魔術の一つで、移動の際に連続使用したりもする。 転移の際は強烈な光が発生するので、目立ってしまうという難点もある。 |
・貫く風(ピアーズウインド) | アリッサ=クラノ=ストーリング=ライト |
第1巻初登場。 不可視の風の錐を飛ばして攻撃をする魔術。無詠唱でも使用可能。 |
・彼方へ運ぶ風(ファラウェイ) | アリッサ=クラノ=ストーリング=ライトなど |
第1巻初登場。風をまとって空を飛ぶことが出来る魔術。 掴まっていれば自分以外も持ち上げて飛ばすことも可能。 まとう風によって衝撃を緩和することも可能。 |
・暴く白夜(ホワイトアウト) | アリッサ=クラノ=ストーリング=ライトなど |
第2巻(14巻)初登場。 白い球体を炸裂させることによって、一瞬だけ周囲を光で包み込むことが出来る魔術。 |
・輝く雷球(ライトニング) | アリッサ=クラノ=ストーリング=ライト |
第2巻初登場。 手のひらから雷球を飛ばして攻撃をする魔術。 |
・彼の右手に天の光剣(ライトライト) | アリッサ=クラノ=ストーリング=ライト |
第5巻初登場。遠見啓介がアリッサの本当の力を解放すること
によって顕現させる天使王(ミトロン)の剣。
鬼の呪いさえも切り裂くことが可能。高位の魔術に対しても有効となっている。
使用中は自身の身体能力も大幅にアップしている。 主人公が力を失ってからは木刀などに加護を与えるのみの効果となっている。 「来るは金色。風を引き連れ舞う乙女。界の王たる小さき揺り籠」 「黄金の髪靡かせ、空を渡り、道を拓く、留まることを知らぬ者」 「内に秘めし裁きの光、歪みを正す天なる翼。罪を断ちし清き剣」 「宿命と役目をここに分かて、彼の腕に法の刃を!」 |
・暖かな小雨(ライトレイン) | アリッサ=クラノ=ストーリング=ライト |
第2巻(14巻)初登場。 小さな雲を展開させて温かい雨を降らせる魔術。要はシャワーみたいなものである。 方舟内でアリッサが一番使用してた魔法らしい。 |
・野原の笛(ライラック) | アリッサ=クラノ=ストーリング=ライト |
第1巻初登場。風の音で音楽を奏でることが出来る魔術。
曲は1曲しか存在しない。
簡単な術で、アリッサ自身が母親に最初に教えてもらったもの。
ただし曲だけではこの術は完璧ではなく、本来は歌を乗せて夢を編みこんで使用するものとなっている。
子供の頃のアリッサは術に歌を乗せられなかったが、ユヤに教えてもらったことに
よって歌を乗せて使用が可能になっている。
「願うは流転。暗き蒼の海、流れし光の連なり。遠き宙駆ける星の竜」 「穏やかに廻る世界。優しき風の音。織り成す、彼の曲、空に響け」 |
・奔る竜域(レヴァーアクセル) | アリッサ=クラノ=ストーリング=ライト |
第6巻初登場。時を加速させることが出来る術。
1回使用するだけでも精神力をかなり消耗する燃費が悪い術。
「願うは流転。暗き蒼の海、流れし光の連なり。遠き宙駆ける星の滝」 「たゆたい、泳ぎ、止まることを忘れし、永久に巡り巡る者。」 「逆巻くことなく、摂理に従う、時の河。その息吹、回廊を疾く奔れ。」 |
・終わりの閃き(レヴァークラスト) | アリッサ=クラノ=ストーリング=ライト |
第1巻初登場。
金色のエネルギーの矢を放ち攻撃をする魔術。
威力は高いが消耗も激しく、使用するには4小節の詠唱が必要なので発動まで時間もかかる。
「願うは流転。暗き蒼の海、流れし光の連なり。遠き宙駆ける星の滝」 「たゆたい、泳ぎ、止まることを忘れし、永久に巡り巡る者。」 「輪転せし、命。回り続け、向かうのは、星々の果て。」 「始まりのための終わり。拒むことなく、逆らうことなく、受け入れよ」 |
・星の咆哮(レヴァーブレイズ) | アリッサ=クラノ=ストーリング=ライトなど |
第3巻初登場。
時間障壁さえも撃ちぬく、恒星のような力の塊を両手から発射する竜の息吹。
本来は方舟での使用を禁止されている禁呪でもある。
「願うは流転。暗き蒼の海、流れし光の連なり。遠き宙駆ける星の竜」 「たゆたい、泳ぎ、止まることを忘れし、永久に巡り巡る者」 「等しき終わりを導き、等しき始まりを告げ、星々を廻る」 「等価なき輝き。憂うことなく、嘆くことなく、受け入れよ」 |
・闇天の法衣(イスラヴェール) | ウルト=クラノ=ストーリング |
第6巻初登場。本来は自身の魔術を増幅させる法衣を展開させる魔術。 他の者に着せることによって、同じ「流れし星竜(レヴァティーン=ミルキーウェイ)」の魔術を 持つもので自身より下位のものであれば、その魔術を封じることも可能。 |
・裂く稲妻(ティアーズボルト) | ウルト=クラノ=ストーリング |
第10巻初登場。 雷の槍を飛ばして攻撃をする魔術。 |
・堕ちる雷帝(ルインマナク) | ウルト=クラノ=ストーリング |
第6巻初登場。無数の雷を降らせる魔術。 降らせた雷がからみ合って、螺旋を描くようにしながら徐々に囲んだ相手に 雷を迫らせる。 |
・照らす陽灯(レイランプ) | ウルト=クラノ=ストーリング |
第6巻初登場。 小さな山吹色の光球を展開させて、ライトのように扱うことが出来る魔術。 光量は調整することも可能。 |
・止まる星風(レヴァーウインド) | ウルト=クラノ=ストーリング |
第9巻初登場。 目の前の空間の時間を固定化して壁のようにすることが出来る魔術。 |
・流れし星竜(レヴァーテイン=ミルキーウエイ) | ウルト=クラノ=ストーリング |
第9巻初登場。
自身を媒介にすることによって高次存在(ヴィナー)そのものを具現化させる召喚術。
「願うは流転。暗き蒼の海、流れし光の連なり。遠き宙駆ける星の竜」 「たゆたい、泳ぎ、止まることを忘れし、永久に巡り巡る者」 「輪廻せし命。回り続け、向かうのは、星々の果て」 「等しき終わりを導き、等しき始まりを告げ、光へ至る」 「与えしは澱みの場。風を暴流をもって、停滞を崩せ」 |
・触れえぬ鳥篭(ダークケージ) | ジン |
第1巻初登場。 不可視の結界のようなものを展開させる魔術。 |
・惑いし道化(ターンクラウン) | ジン |
第1巻初登場。 波長を合わせた相手に幻影を見せることが出来る魔術。 設置型のタイプで、複数同時にも可。 |
・夜の帳(ナイトカーテン) | ジン |
第1巻初登場。 黒い半球体のシールドを展開させることによって対象の攻撃を防ぐ魔術。 |
・狂信者の仮面(ファナティック) | ジンなど |
第1巻初登場。 対象の顔面の紙の鳥をくっつけることによって、 その紙が仮面のように変化する。 これによって対象の従属願望を表面化させることによって、意思のない 操り人形として扱うことが可能になる魔術。 操られたものは肉体のリミッターが外れており 常人よりも力を発揮することが可能。 基本は単数用の魔術だが、命令を単純化させることによって その気になれば同時に100人を操ることが可能。 ただし100人操るには精神力をこの魔術にすべて回さないとならない。 |
・黒の呪縛(ブラックバインド) | ジンなど |
第1巻初登場。 対象を黒き布のようなもので縛ることによって動きを封じる魔法。 |
・黒き弾丸(ブラックバウンド) | ジンなど |
第1巻初登場。
周囲に黒き小さな魔力球を10個ほど展開させて、それを飛ばして攻撃をする魔術。
速度は目で何とか追えるほどで、命中率自体もあまり高くない。
威力はコンクリートくらいなら簡単に削れるほど。
「欲するは優越。群集の内より天の糸求め、高きを望む細き腕。愚かなりし賢者。」 「異端に石投げる愚衆。闇の礫。跪く敗者を蹂躙せよ。」 |
・群れる白式(ホワイトバレット) | ジンなど |
第6巻初登場。
どこからともなく白い紙を発生させ、それが螺旋階段の足場となって
構成され伸びていく魔術。
「欲するは優越。群集の内より天の糸求め、高きを望む腕。愚かなりし賢者。」 「願いを賛美し、欲を愛で、罪を許し哂う者。その手伸ばし、従順なる僕を掴め。」 |
・黒に沈む道(ダークロード) | スパロウ |
第2巻初登場。
地面に展開させた黒き穴の空間から、対象を転移させることが出来る魔術。
「与えるは絶望。全てを見下す黒き翼、青き瞳。奪い尽くす血塗れの鴉」 「影満ちる大地、黒き坑道。闇を繋ぎ口を開け」 |
・魔銀の鎖狼(ウォルフ=グレイプニル) | 遠見啓介 |
第5巻初登場。魔狼に首輪をすることによって、魔狼の暴走から自身の体を戻し、
由衣自身も蘇っている。由衣自身が自立型の魔術のようなもので、
肉体的には死んでいるので成長はすることはない。
術者である遠見啓介から離れすぎてしまうと存在を維持出来ない。
「喰らうは心。界の狭間、星を阻む牙の門。空を閉ざす天の牢。」 「飢え、猛り、狂うのは、満たされることなき、魔なる狼。」 「滅びを止める銀の錠。首を縛りし魔の鎖。繋がれしは終わりの獣。」 「戒めを受け、ここに出でよ、闇より分かたれ、形を成せ。黄昏は遥か遠い。」 |
・三頭の獄牙(ケルベロス) | 遠見啓介 |
第4巻初登場。「貪れ魔狼(ディバウアー)」だと手数が足りないということで編み出した魔術。
右腕に狼の頭部のような三叉の影の輪郭をまとわせる。
これによって三叉の影を自在に伸ばして操ることが出来る。射程は5m程。
3つあることによって、攻撃と防御を組み合わせて闘うことが可能になった。
また溜め込んだ魔力を飛び道具として発射することも可能。
「貪れ魔狼(ディバウアー)」より出力が激しく、出力の調整も出来ない。
「喰らうは心。界の狭間、星を阻む牙の門。空を閉ざす天の牢。」 「飢え、猛り、狂うのは、満たされることなき、魔なる狼」 「深き地の獄、門を守りし三つ首。その姿象り、底なき口で、罪人を抉れ」 |
・天の牢(ウォルフ=ライエ) | 遠見啓介 |
第12巻に登場。世界蛇(ウロボロス)に対抗するため、啓介と由衣が召喚(サモン)した偽りの空の高次存在(ヴィナー)。巨大な白い狼の姿をもつ。壁が作られてからの千年の人の魂を糧としていてこの世界のすべてを知覚することができる。ウロボロスとの戦いの後、地球の大気となり地球と月の連なる世界(セフィロト)を統べる神となった。 「終われ、開け、星の夜。廻れ、満ちろ、月の鍵」「暴け、破れ、虚の闇。出でよ、生まれよ、界の獣」「牢は転ずる、牙に変じる。宙は落ちる、地へ昇る」「雌伏を止め、雄々しく猛れ。我らの敵を、貪り喰らえ!」「其 は毒蛇を阻む壁。天を統べる大神。連なる世界を継ぎし者!!」 |
・天に至る狼星(シリウス) | 遠見啓介 |
第8巻初登場。右手全体を狼の頭部を象った青いオーラで包み込む。
右手の狼の口から敵のエネルギーを吸収することによってパワーアップする。
また吸収した力を推進力に変化させて飛行することも可能。
「喰らうは心。界の狭間、星を阻む牙の門。空を閉ざす天の牢。」 「飢え、猛り、狂うのは、満たされることなき、魔なる狼」 「深き闇の森、果てなき空漠抱く者。欠けし光をただ欲する。」 「夜の下から天を仰げ、地の底から星を目指せ!月を越え、空の頂で青く輝け!」 |
・銀鎖の黒狼(ダルフウォルフ) | 遠見啓介 |
第4巻初登場。魔狼の一部を切り離して巨大な狼を生み出すという魔術。
作中では力を抑える「魔銀の鎖(グレイプニル)」の効果によって、子犬のような姿の
狼が召喚されている。
「喰らうは心。界の狭間、星を阻む牙の門。空を閉ざす天の牢。」 「飢え、猛り、狂うのは、満たされることなき、魔なる狼」 「銀の戒めを受け、ここに出でよ。闇より分かたれ、形を成せ」 |
・貪れ魔狼(ディバウアー) | 遠見啓介 |
第2巻初登場。見た目はあまり変化がないが、陽炎のように揺らめく影によって
狼の牙のごとく輪郭をとって自身の右腕を強化させる魔術。
この右腕によって相手の魔術を打ち消したりすることが可能。
また掴んだものを飲み込むことも可能。
攻撃だけでなく移動にも使用しており、右腕だけで飛び上がったり、右腕だけで着地すると
いった芸当を駆使することによって、人間離れした動きも可能。
防御力も銃弾を防ぐことも可能となっている。
使用し続ける限り精神力を消耗し続けてしまう。
出力を抑えることによって、術の効果を完全に不可視化させ、消耗自体も減らして
30分くらいなら簡単に持続が可能になっている。
「喰らうは心。界の狭間、星を阻む牙の門。空を閉ざす天の牢。」 「飢え、猛り、狂うのは、満たされることなき、魔なる狼」 「鋭きは牙は、世界を抉れ!底なき口に、全てを飲み干せ!」 |
・贖う業火(アトウンフレイム) | 友月未由 |
第10巻初登場。 地を伝って周囲の者を焼きつくす炎を発する魔術。 |
・嘆きし、魔王(アル・ザナフ・トワイライト) | 友月未由 |
第1巻初登場。最高位の五小節からなるサモンの魔術で、
自身を媒介にすることによって高次存在(ヴィナー)そのものを具現化させる。
術者の精神力を喰らい尽くすまで暴走し、1日あれば世界さえ崩壊するほどである。
「奪うは幸福。眩き赤の満ちる底、痛みに震える猛き姿。滅び望みし悲しき王」 「震え、のたうち、彼の日を忘れずに、永劫に苦しむ者」 「止むことのない嘆き。涙は枯れ、心を染めるのは、赤き怒り」 「嘆きが撒きしは新たな嘆き。怒りが生みし、新たな怒り。王はただ剣を振り下ろす」 「与えるは慰みの場。叫びを、死を持って、その心を癒せ」 |
・嘆きの炎涙(グリーブティアー) | 友月未由 |
第7巻初登場。
相手を球状の炎で包み込んで焼きつくす魔術。
その威力は人間を一瞬で骨まで焼きつくす程である。
まるで太陽が目の前に現れたと比喩されるくらいの光量がある。
「奪うは幸福。眩き赤の満ちる底、痛みに震える猛き姿。滅び望みし悲しき王」 「震え、のたうち、彼の日を忘れずに、永劫に苦しむ者」 「止むことのない嘆き。涙は枯れ、心を染めるのは、赤き怒り」 「嘆きが撒きしは怒りの種。怒りが芽吹くは炎の大地。王はただ灼熱の涙を落とす。」 |
・嘆きの咆哮(グリーブハウル) | 友月未由 |
第4巻初登場。
「嘆きし魔王」が放つかのごとく赤き閃光を放ち攻撃をする高位魔術。
周囲を焼きつくす程の威力がある。
「奪うは幸福。眩き赤の満ちる底、痛みに震える猛き姿。滅び望みし悲しき王」 「震え、のたうち、彼の日を忘れずに、永劫に苦しむ者」 「止むことのない嘆き。涙は枯れ、心を染めるのは、赤き怒り」 「嘆きが撒きしは新たな嘆き。怒りが生みし、新たな怒り。王はただ絶望に叫ぶ」 |
・侵される紅影(クリムゾンシャドー) | 友月未由 |
第1巻初登場。
影を赤く変化させていき、対象の動きを封じる魔術。
赤く染まった相手の影に身を入れることによって、相手のことを知ることが可能。
影を消せば術の効果なども消える。 「奪うは幸福。眩き赤の満ちる底、痛みに震える猛き姿。滅び望みし悲しき王」 「大地に刻む暗き輪郭、他者の領域。紅の怒りで侵し尽くせ」 |
・燃える黄昏(グロウダスク) | 友月未由 |
第4巻初登場。 直径10mはあろうとかという巨大な火柱によって攻撃などをおこなう魔術。 |
・傷負う鎧(ハートアーマー) | 友月未由 |
第4巻初登場。 目の前に赤い車輪のような盾を展開させて、攻撃を防ぐ魔術。 9巻では「傷負う盾」とも表記されている。 |
・嘆きの炎剣(ハラコースト) | 友月未由 |
第2巻初登場。炎をまとわせた曲刀を展開させる魔術。
巨大な剣だが重さはなく、振るうだけで熱波を発生させて、余波の風圧だけでも人を吹き飛ばすほど。
相手の精神を焼く効果もある。強力だが使用し続ける限り自身の精神を消耗し続ける。
「奪うは幸福。眩き赤の満ちる底、痛みに震える猛き姿。滅び望みし悲しき王」 「震え、のたうち、彼の日を忘れず、永劫に苦しむ者」 「怒りと嘆きを我に託せ。汝に代わり赤き剣を振り下ろそう」 |
・昇る凶熱(ヒートブラスト) | 友月未由 |
第11巻初登場。炎の竜巻を発生させる魔術。 周囲の瓦礫を溶かしつつ飛ばすことによって、魔術による二次的な効果で 魔術が効かない相手を攻撃したりも可能。 |
・怒りの炎(ヒュアリブレイズ) | 友月未由 |
第1巻初登場。 手のひらから炎の塊を飛ばして攻撃をする魔術。 |
・炎鬣の軍馬(ファルシオン) | 友月未由 |
第6巻初登場。半自立型の炎の馬を作り出す魔術。
本来は攻撃用に使用するのだが、乗って移動用して使うことも可能。
炎は術者や術者が敵意を持たない相手なら触れても熱くない。
水が凄くて苦手なので、雨などが降ると暴れて移動用として機能しなくなってしまう。
「奪うは幸福。眩き赤の満ちる底、痛みに震える猛き姿。滅び望みし悲しき王」 「震え、のたうち、彼の日を忘れず、永劫に苦しむ者」 「王運ぶ足、紅に嘶く駿馬、僕となりて此処に来たれ!」 |
・痛みの片蝶(ペインピース) | 友月未由 |
第4巻初登場。赤き蝶を生み出して、その蝶は自身を攻撃してきた相手の
位置まで案内するように飛んで行く。
「奪うは幸福。眩き赤の満ちる底、痛みに震える猛き姿。滅び望みし悲しき王」 「受けし刃、貫かれし穂先の残影、悪意の虚。仮初に舞え」 |
・滅ぶ太陽(ラストライト) | 友月未由 |
第11巻初登場。自身の怒りを未定義魔術として新たに作り出したもの。
手のひらに発生させた赤球を空中で肥大化させて10m以上にさせる。
「奪うは幸福。眩き赤の満ちる底、痛みに震える猛き姿。滅び望みし悲しき王」 「震え、のたうち、彼の日を忘れずに、永劫に苦しむ者」 「消えた面影、失くした平穏。望んでも届かぬ、優しき温もり」 「自由を奪う血塗れの手、己を縛る支配の鎖・・・・大熱の中に溶け消えろ」 |
・狼を貫く音槍(グングニール) | ヒース |
第10巻初登場。 反牙(リバスウォルフ)を滅ぼすための槍を召喚して放つ魔術。 フェンリルにとっても致命的な攻撃となっている。 大量に発生させることも可能。 |
・凍れる標本(フラストジーニー) | 冬上雪絵 |
第2巻初登場。自身の血を凍らせることが出来る魔法。
元の血の量の質量よりかなり大きめに凍らせることが可能。
他の液体に血を混ぜることによって、それらも凍らせることが可能。
「与えるは絶望。全てを見下す黒き翼、青き瞳。奪い尽くす血塗れの鴉」 「凍てつきし抜け殻は、略奪の軌跡。赤き糧をむさぼり喰らえ」 |
・侵す氷原(フリーズン) | 冬上雪絵 |
第2巻初登場。自身の血を凍らせることが出来る魔法。 「凍れる標本(フラストジーニー)」と同じ効果だが、こちらは血の代償を支払うことで 氷を維持し続けることが可能。 |
・呪う群鬼(カースオーガス) | ホリィ=ライト |
第5巻初登場。 地面から際限無く土人形を生み出して操ることが出来る魔術。 土人形をいくら倒しても無駄なので、術をかけた本体である地面の部分を破壊するしかない。 |
・陰陽の沌渦(カオティック) | ホリィ=ライト |
第5巻初登場。 巨大な白&黒のエネルギーの球体を飛ばして攻撃をする魔術。 高位魔術だが高次存在(ヴィナー)となったホリィ=ライトは数秒で 発動させている。 |
・影歩き(シャドーバイパス) | ホリィ=ライト |
第3巻初登場。 自身の影の中に潜り込むようにして転移することが出来る魔術。 また影から他のものを転移させてくることも可能。 詠唱なしでも使用している。 |
・愚鈍な歩み(ダルステップ) | ホリィ=ライト |
第5巻初登場。 地面を生コンクリートのように灰色に変化させ、 相手の足裏を地面に張り付ける魔術。 |
・偽りなき嘘(トゥルーライ) | ホリィ=ライト |
第5巻初登場。いわゆる幻影の分身をおこなうことが出来る魔術。 10体くらいでも作ることが可能。 |
・迷いし羊(ルーズラム) | ホリィ=ライト |
第5巻初登場。 命中しそうな攻撃でも軌道を変化させて逸らすことが出来る魔術。 |
・誘う子鬼(テンプトオーガ) | |
第5巻初登場。 紙の人形の兵士を操って攻撃をさせる魔術。 |