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著者：もりちかこ 雑誌掲載：月刊『ちゃお』2004年5月号〜2005年12月号 内容：夏凪アスカは背が小さいながらも、バレーボールのエースアタッカーの小学6年生。彼女は実家は超大金持ちで、彼女自身もそれを当然のように思い、金で何でも解決しようとする多少腹黒く自信と勝気に満ちた性格。だがふとしたきっかけで大事な決勝に出れず、もとのチームメイトとの関係が決裂し四季小のバレー部に転入することに。だがそこで「もう一人の強豪バレー選手」が同時に転入してきた。その少女、雪本ららこそナギが決勝に出れなくなった原因であった。その時の恨みもあいまって当初はララにキツく当たったナギだが、ララは元々気弱で内気なためナギに終始怯えてばかり。だがララの家はかなり貧しく、そこを突かれるとキレて隕石張りの強力アタックを打つ凄腕選手だった。自分の全国制覇に利用しようと、ナギはララと共にバレーの主戦力として共闘することになる。そこで彼女らは様々な強敵―あらゆるボールを受け止めるレシーブの天才の野生児、牧田秋や男ばりの筋肉と強面ながらも実は誰よりも乙女らしい性格のブロックの天才、春風優里香―らと対決する。やがてララがバレーが出来なくなった理由と彼女の憧れの「石の男の子」が物語に浮上し、思わぬ事実が明らかになる。（以上、第1 部） その後、中学に進学したナギら四天王は女子バレー界の原石を集めた、バレーの腕はあるがどこか抜けてる監督の千羽飛翔率いる中学女子選抜日本代表チームに抜擢される（厳密に言えばナギはエントリーされておらず実力でねじ伏せたのだが）。セッターのイタコ少女、白山蔦を引き入れさらに強化した日本チームは世界制覇の第一歩、アジアクイーンカップに出場。そこでララは他国の実力に圧倒され、自身を失ってしまうが・・・（以上、第2部） アジアクイーンカップで優勝した日本チーム。だが突如、ナギの父がナギを無理矢理チームから脱退させようとする。実はチームの創設者はナギの父で、やがてナギはアメリカに留学しなければならなかった。だがナギは「私はバレーで天下を取り、世界一になる」と宣言。そこへ、父はナギの幼なじみでアメリカの強豪バレー選手のリースをはじめとする世界最強の美女チームを投入。このチームに半年後勝てなければチームを解散させると言った。圧倒的な力の差に、ナギとララらチームは特訓を重ね、そして…。（以上、第3部） ヒロインの一人、ララは当初気弱な美少女キャラだったはずが回を重ねるごとにナギに惚れてラブラブ妄想を全開させる変態キャラになったり、バレーの必殺技がほぼギャグだったりと、「正統派」に飽きた人向けのスポーツ漫画。 |
| ・ビューティーフラッシュ | セクシーチーム |
| セクシーチームの最終兵器。歌を歌いながらアタックを打ち、最高潮に達した時チーム全員が光り輝く全裸体となる。その輝きにより相手を魅了させ、相手チームも脱ぎたくなるも、このときの相手である日本チームは美への努力を怠ったがために裸の上にモザイクの幻想をかけられ思うように動けなくなってしまい、その隙に攻撃を仕掛ける。なお、日本チームはこの危機を自信の粘り強さを納豆のオーラに変え、納豆を身を包むことによって乗り切った。 | |
| ・つい最近まで幽霊しか友達がいませんでしたトス | 白山蔦 |
| イタリアチームの女子への幻想を砕くために使われた技。もはや本人の問題だろう。(AVISさんより) | |
| ・回転中華 | 中国チーム |
| 放ったボールが回転テーブルに載った中華料理と化し、回転しながらその料理が相手に攻撃を仕掛ける。家業の中華料理店を手伝いながら体力をつけたから出来た技。料理の硬さは団結の硬さ、熱さは情熱の熱さを表しまともに食べることはできない。 (AVISさんより) | |
| ・やいばアタック | 夏凪アスカ |
| 「成金」と罵倒されることによってキレたナギがやけを起こして高笑いを上げながら打ち込むアタック。ボールの素早さが無数の刃となって相手チームに襲いかかる。ただし、一日一回しか使えない。 (AVISさんより) | |
| ・ネズミの逆襲サーブ | 夏凪アスカ |
| ナギ曰く「とっておき」の必殺技。打ったボールが小刻みに揺れながら素早く動き、丸いネズミの姿になって相手が油断した途端に凶暴化して噛み付きや激突といった攻撃を仕掛ける。「窮鼠猫を噛む」のように追いつめられた際に放たれることが多い。 (AVISさんより) | |
| ・リースはよせてあげてるのよアタック | 夏凪アスカ |
| イタリアチームの女子への幻想にとどめを刺した技。だが、実際リースはよせてあげておらず、ただのナギのついた悪口だった。(AVISさんより) | |
| ・リトルガールのラブリーアタック | 夏凪アスカ |
| ナギが「プリティーガール」を自称しながら打ったアタック。本人なりの可愛さを引き出そうとウインクと投げキッスをしながら打つ。だがあまりの似合わなさとそのオーラのおぞましさにより醜悪なハート型オーラに触れた敵・味方および観衆すべてが昏倒した。 (AVISさんより) | |
| ・乙女の鉄壁ブロック | 春風優里香 |
| バラの香りを嗅ぐことで乙女チックな気分となって相手からのアタックをすべてバラに変えて跳ね返す。また顔も元のゴツい顔から少女漫画風の顔になるため、そのギャップのおぞましさゆえに相手チームの戦力を萎えさせることもできる。 (AVISさんより) | |
| ・まちがって男子トイレ入っても気付かれませんでしたブロック | 春風優里香 |
| イタリアチームの女子への幻想を砕くために使われた技。幻想というより、彼女でしかありえないと思うのだが。(AVISさんより) | |
| ・ギョーザ食べて口が臭いよレシーブ | 牧田秋 |
| イタリアチームの女子への幻想を砕くために使われた技。使うと共に本当に口臭がするようだ。(AVISさんより) | |
| ・つばめのグライダーレシーブ | 牧田秋 |
| タイ戦で初めて使用されたマッキーの新必殺技。つばめのような無駄の無い動きで自然と打たれたボールへ向かい正確に受けることができる。 (AVISさんより) | |
| ・ローリングモンキー | 牧田秋 |
| バナナを皮ごと食べることでパワーを上げ、体を床につけブレイクダンスのように回転させながら手足であらゆるボールを受け止める。曲芸をする猿のような動きのため、この名がつけられた。 (AVISさんより) | |
| ・ポルターガイストスパイク | 元全日本代表チーム（故人） |
| 幽霊お得意のポルターガイスト（心霊物体移動現象）を起こしながら打ち、相手を含むコート全体を巻き上げる。 | |
| ・いじめないでくださいアタック | 雪本らら |
| リースの絶え間ない英語の口攻撃に耐えられなくなったララが泣きながら懇願して打ったアタック。その時の涙の粒を浴びた人間はマイナスイオン作用により朗らかな気分になり競争心が失われる。 (AVISさんより) | |
| ・隕石アタック | 雪本らら |
| 「ビンボー人」と罵倒されることによってキレたララが怒りのアタックを打ち込む必殺技。パワーが強力すぎるゆえにボールが隕石と化し、相手チームに大きなダメージを与える。ただし、一日一回しか使えない。 (AVISさんより) | |
| ・隕石アタックネオ | 雪本らら |
| ララが精神力を鍛えるイメージトレーニングの結果生み出した「隕石アタック」の強化版。今までの直線的落下だけでなく、回転が加わったため破壊力が倍増した。またこの技は自分の意志で自在に放つことが可能で、彼女の場合ナギへの愛によって大成できたと言っても過言ではない。 (AVISさんより) | |
| ・新聞紙はお友達アタック | 雪本らら |
| 「ビンボーアタック生活編」の異名を持つ技。イタリアチームの女子への幻想を砕くために使われた。ビンボー人の知恵とも言うべき、生活と言えないほどの新聞紙の節約術（新聞のトイレットペーパーなど）の幻覚を見せつけ、さらに着ている服も新聞紙のワンピースになる。 (AVISさんより) | |
| ・セクシーアタック | リース |
| 番外編に登場。フェロモンを最大限に引き出し、投げキッスを飛ばしながら打つアタック。ボールがキスマークに変化し、これに当たった者は皆リースの虜になってしまう。さらにそれによってガードを薄くしその隙に攻撃する。 (AVISさんより) | |
| ・私の前では薔薇もかすむのよアタック | リース |
| 打ったアタックが茎の付いた薔薇の矢と化して相手に飛んで行き、蔓を伸ばして相手を捕縛する。その後、薔薇から伸びた棘が相手を威嚇しひるんだところで相手にぶつけ、ダメージを与える。あくまで「薔薇」は漢字表記。 | |
| ・回転中華封じ・乙女のヤケ食い | 雪本らら、牧田秋、春風優里香 |
| 対回転中華用のブロック型必殺技。美味しそうな料理に手を出せないことからの空腹感とナギからの嫌味による苛立ちから気を立たせ、それらを気迫に変えて「食われてばかりくらいなら食ってやる」と料理を鬼の形相で喰らい中国チームを気迫負けさせた。 (AVISさんより) | |
| ・ララ＆ナギハリケーン・二人の友情アタック | 夏凪アスカ＆雪本らら |
| ナギとララが体を交差させながらジャンプし、背中を合わせて回転しながら打つアタック。ボールを打つ際に二人からまぶしい光が放たれ、二人のこれまでの友情の記録が幻として再現される。だが同時に二人の心に秘めた腹黒い本音まで再生されたため、ハルの乙女の鉄壁ブロックを力づけていた乙女心を打ち砕くことに成功した。 (AVISさんより) | |
| ・情熱アタック | 夏凪アスカ＆雪本らら |
| 日本チームの勝利への渇望と情熱が体現された技。ボールが太陽のように光輝き、その熱さによって元全日本代表チームの幽霊を成仏させた。 (AVISさんより) | |
| ・努力と涙のスポ根アタック | 夏凪アスカ＆雪本らら |
| 日本チームの今までの努力を結晶させた技。今までギャグ尽くしの漫画だったにも関わらず「今さら」感がぬぐえない技。相手チームの前で過去の特訓の様子を古典的スポーツドラマ仕立てに流し、苦難に直面し団結して光り輝く根性の汗を放つ。その内側からの輝きを宿したボールの一撃で、セクシーチームの外見だけの輝き（＝美しい体）を破ってスポ根の象徴といえるダサいジャージを着せ、動きを封じた。 | |
| ・乙女の一日アタック | 夏凪アスカ＆雪本らら＆春風優里香 |
| イタリアチームの女子への幻想を木っ端微塵に砕くために使われた必殺技。3人がボールを中心に手と背を伸ばしてアナログ時計のような形を作り（ナギが短針、ララが長針、ハルが秒針）そこが時計の背景の記録フィルムがスタートする。その内容は女子の赤裸々な、包み隠さない一日が映し出され（顔のいい男の前でだけいい顔をする、家ではズボラ、平気で下品な台詞を言う）男子にとっては大ダメージを与えかねず、また女子にとっても大切なものをなくす諸刃の技である。(AVISさんより) | |