剣鬼ラマ仏  [必殺技辞典]

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かの名高い巌流島の決闘を終えた帰りの宮本武蔵は、豊前藩藩主の次男・細川与五郎輿秋に挑戦されたがコレを破る。ところが、倒された与五郎は武蔵への再挑戦を求め、家を捨てて修行の旅に出てしまった。二年たち、すさまじい腕を持つ剣法者になって帰ってきた彼はあくまで武蔵を追い求め、決戦間近の大阪城に赴くつもりだった。だが、そのすさまじさを恐れた父親・細川忠興が使わした青竜寺組のくノ一・登世の忍法によって、ラマ仏のごとき「男女交合」形態になってしまう。それでも夢を捨てきれない与五郎は、交合したままの状態で大阪城に赴く。果たして、この世にも奇妙な男女交合剣豪の行く末はどうようなものなのか・・・・・・・・?
 山田風太郎・忍法帖小説短編のひとつ。「オール読物」71年5月号に掲載された。

ラマ仏の呪法 お登世
剣鬼ラマ仏
青竜寺組みのくノ一・お登世の忍法。男性との交合中にラマ仏(チベット仏教)の呪文を唱えることで、性器がくっついて離れなくなる。その様はラマ仏の歓喜天のようであり、男女和合を象徴している。一度くっけば、術者が妊娠して出産にいたるまで離れることが出来ない。(ケケケさんより)


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