忍麺  [必殺技辞典]

TOPへ
江戸時代の安永七年。時の権力者・田沼意次の加護を受ける平賀源内は、奇怪な忍法を相伝する伊賀組と甲賀組の存在を知る。彼らの忍法すなわち、伊賀忍法「肉蝋燭」と甲賀忍法「肉だわら」は、それぞれまったく正反対の性質を持つ奇怪な技だった。科学的好奇心にかられた源内は、同じく興味を持った田沼意知と組んで、伊賀と甲賀の縁組・交合させて両者の性質を融合させようと考える。はるか昔より不倶戴天の敵同士である両家は反対するが、権力者には逆らえない。こうして伊賀と甲賀の婚礼ができあがったが、その結末は誰の予想をも超えた恐るべきものであった・・・・・・・
 山田風太郎・忍法帖小説短編のひとつ。「週刊新潮」66年5月7日号に掲載された。

肉だわら 甲賀鉄四郎など
忍麺
公儀甲賀組の一族に伝わる忍法。己の肉体の一部を、2倍・3倍に膨れあがらせる。その膨れる際の威力・圧力がすさまじいため、鋼鉄の鎖を巻かれても平然と粉砕することができる。 (ケケケさんより)

肉蝋燭 伊賀一雲軒
忍麺
公儀伊賀組の一族に伝わる忍法。吐いた唾を肉につけると、その部分がたちまち溶解してしまう。相手の肉を溶かす攻撃技としても、傷を塞ぐ回復技としても使用できる。 (ケケケさんより)


TOPへ