作・・・・・・秋田禎信 出版・・・・・富士見ファンタジア文庫 目つきの悪い黒魔術士オーフェンを主人公にしたアクションファンタジーノベル。いわゆる“剣と魔法のファンタジー”とは異なる近代的な世界で、主人公オーフェンが様々なトラブルに巻き込まれ、あるいは解決していく姿を痛快に描き出している。『スレイヤーズ』と並ぶ富士見ファンタジア文庫の代表作であり、アニメや漫画などメディアミックスも盛んに行われた。 大きく分けてシリアスな書き下ろし長編の『はぐれ旅編』と、やたらと濃いキャラクターたちがドタバタを繰り広げるギャグ短編(月刊ドラゴンマガジン連載)の『無謀編』にわかれる。 ○はぐれ旅 商業都市トトカンタに住む目つきの悪い青年オーフェン。かつては大陸最高峰の魔術士養成機関“牙の塔”に所属していたエリートだったが、わけあってそこを出奔し、今ではモグリの金貸しにまで落ちぶれていた。 ある日のこと、債務者の地人兄弟の口車に乗せられたオーフェンは、トトカンタの豪商エバーラスティン家を相手にする結婚サギの片棒を担がされる。さらに、何とか現状を打開しようと四苦八苦するオーフェンの前には、異形の怪物が姿を現していた。それこそは、5年前にオーフェンが“牙の塔”から出る原因となった彼の姉“アザリー”、彼女が変貌した姿だったのである。 アザリーを救おうと彼女を追い求めるオーフェン。彼はかつての師である“大陸最強の黒魔術士”チャイルドマン・パウダーフィールドとも再会し、対立しながらアザリーを追う。それこそが、彼の新たな“はぐれ旅”の始まりであることもしらずに・・・ 全20巻の書き下ろし長編シリーズ。基本シリアスなストーリーにギャグが混ざった軽快な雰囲気が特徴。 ○種族別魔術 ●沈黙魔術 “天人”ことウィールドドラゴンが使う魔術。文字(ウイルドグラフ)を媒体とし、その周辺や刻んだ物体に影響を与える。効果範囲は狭いものの、一度にこめられる威力は人間の魔術士の比ではない。また、金属などに刻んだ文字は消えないため、かなり長く効果を待たせることが出来る。魔法のアイテムを作り出せる唯一の魔術でもある。 アイテムは書かれた文字の内容を解読できれば人間でも使用できる。また、彼女らに作り出された人形もほぼ同じレベルでこの魔術を使う。 ●暗黒魔術 “深淵の森狼”ことディープドラゴンが使う魔術。視線を媒体とし、生物・無生物を問わず暗示をかける。無生物にかければ空間の超越や揺さぶり、生物にかければ精神の支配や消滅が可能。特に後者は、精神支配に抵抗力を持つオーフェンがまったく歯が立たないほど強力である。 弱点は効果範囲が狭いことだが、視力がよいため射程距離はかなり長い。また、飛んでくる弾丸をにらみつける動体視力も併せ持っている。 ●大気魔術 “最悪のドラゴン”ことミストドラゴンが使う魔術。匂いを媒体とし、半径数km内の天候を自在に操る。大雨・暴風なんでもありなうえに、効果範囲が非常に広いので対処しにくい。 魔術の威力自体はたいしたものではないが、ミストドラゴンの本領は凶悪な武装能力と魔術の直撃にも耐える防御・生存能力にある。 ●獣化魔術 “密林の果て無き放浪者”と呼ばれるレッドドラゴンの魔術。自らの肉体・体液を媒体とし、さまざまな姿に変形する。その変化は非常に多彩で、四肢を伸ばすことはおろか全身の流動化や透明化、さらには自分にそっくりなダミーの作成すらできる。 このような魔術を使うレッドドラゴンは、“地上最強の暗殺能力を持った生物”として恐れられている。 ●精霊魔術 “平和の獣”ことフェアリー・ドラゴンが使う魔術。契約を媒体とすることで、自然を擬人化した“精霊”を操る。精霊の力は無限大であり、あらゆることが可能であるが、発動時の媒体となった契約に基づいた効果しか発揮しない。契約は術者と被術者との合意がなければ成り立たず、効果が大きい魔術行使にはより条件が難しい契約が必要となるが、一度発動すればあらゆる障害を無効化できるきわめて強力な魔術である。 ●音声魔術 天人種族との混血により発生した人間種族の魔術士が使用する魔術。声を媒体とすることで、様々な効果を発揮する。呪文自体には意味がなく、てきとうな叫び声でもかまわない。熱衝撃波(我は放つ光の白刃)など物理現象を操る黒魔術と、時間や空間・精神等を操る白魔術に大別されており、後者のほうがより高度な魔術であるとされている。 |
・虚無の裁き | アザリー |
アニメ第一作で使用された魔術。黒い巨大な球体を投げつける。描写から見て、おそらく物質崩壊の魔術と思われる (こここさんより) |
・青の衝撃 | イザベラ・スイートハート |
渦巻く熱線によって攻撃をおこなう魔術。 まともに命中すれば人間を簡単に死亡させることが出来る。 |
・暗の深奥 | イザベラ・スイートハート |
イザベラが使用する魔術の中で最大級のもので、空間爆砕をおこなう。 人間なら簡単に殺すことが出来る。 |
・緑の爆鳴 | イザベラ・スイートハート |
突風を発生させることが出来る魔術。 作中では逃亡するための目くらましとして使用した。 |
・苦瓜の槌 | イシリーン |
衝撃波を発生させることによって攻撃をおこなう魔術。 |
・シクラメンの後退 | イシリーン |
対象の速度を遅くさせることが出来る魔術。 効果時間はあまり長くないようである。 |
・薔薇の炎 | イシリーン |
炎の尾を伸ばして攻撃をおこなう魔術。 |
・柊の刃 | イシリーン |
光熱線を発射して攻撃をおこな魔術。 |
・鳳仙花の弾幕 | イシリーン |
空気を炸裂させることによって衝撃波を発して攻撃をおこなう魔術。 |
・木蓮の通電 | イシリーン |
襲いかかってきた敵を一撃で撃墜した魔術。 |
・危険に対する保険その一 | オーフェン |
無謀編2巻に登場。敵にむかって、ボルカンを投げつける。「その二」はドーチン。(少不さんより) |
・性悪黒魔術師士クロー | オーフェン |
「ボルカンの殺し文句大研究」の章で使用していた。「馬鹿は一人でたくさんだ!」でやっていた頭握りつぶしと同じ物だろうが、大幅にパワーアップして、現在横綱クラスだそうだ。(少不さんより) |
・尖ったこぶし | オーフェン |
オーフェンが放つ脅し文句(主に相手はボルカン)の中にたま〜に登場する。ボルカンの「殺し文句」内のハッタリ行動と違うのは、おそらく・実・行・可・能・であるという点。暗殺目的の体術に特化しているオーフェン(キリランシェロ)のこと、おそらく鉄菱系の殺傷力強化されたものと思われる。ちなみに光熱波と物質崩壊とコレとでは喰らった際のイタさは大差無いらしい・・・。(ニボシさんより) |
・無能警官バリア | オーフェン |
無謀編5巻に登場。その名の通り、無能警官(コギー)を盾にする。(少不さんより) |
[1]我は放つ光の白刃 [2]我は見る混沌の姫 [3]我が左手に冥府の王(像) [4]我導くは死呼ぶ椋鳥 [5]我は裂く大空の壁 [6]我は呼ぶ破裂の姉妹 [7]我は駆ける天の銀嶺 [8]我は躍る天の楼閣 [9]我は紡ぐ光輪の鎧 [10]我が指先に琥珀の盾 [11]我は弾くガラスの雹 [12]我は築く太陽の尖塔 [13]我が契約により聖戦よ終われ [14]我掲げるは降魔の剣 [15]我は流す天使の息吹(息) [16]我は砕く原始の静寂 [17]我は射つ光靂の魔弾 [18]我は描く光刃の軌跡 [19]我は歌う破壊の聖音 [20]我示すは怒りの矛先 [21]我は撫でる獅子のたてがみ [22]我打ち放つ巨人の鉄槌 [23]我は歌う朝靄(あさもや)の調べ [24]我は誘(いざな)う贖罪の眠り |
オーフェン(キリランシェロ)など |
[1]手のひらから光熱波を放つ。
オーフェンの魔術の中では一番使用頻度が高く、アニメ版ではキメ・トドメ技として使われていたりもする。
ちなみにオーフェン本人によれば、喰らった際の痛さでは、コレと物質崩壊(おそらく「我が左手に冥府の像」)と尖ったこぶし(おそらく鉄菱)では大差無いらしい・・・。つまりは三つとも最大限にイタイってことなんだろうけど・・・。
音声魔術発動時に言う呪文がオーフェンと同様であったコルゴンも同じ魔術を使っていた。
(ニボシさんより)
[2]黒い渦巻く超重力の波動を呼び起こし対象を破壊する。(暇神さん、見月さんより) [3]「物質の崩壊」の情報因子(見た目は黒い炎)を出現させ、それを触れさせることで、問答無用で標的を爆発とともに消し去ることができる。チャイルドマンの一番目の最秘奥。(kentoさんより) [4]超音波です。ミゥィィィィ〜ン♪(暇神さんより) [5]真空の刃を飛ばします。(暇神さんより) [6]任意の数・方向に衝撃波を発生させ敵にぶつけます。(暇神さん、見月さんより) [7]重力を中和します。プカァァン♪ オーフェン曰く「定員1名」なため、有事脱出の際には仲間(コギー)は見殺し・・・ (暇神さん、見月さん、ニボシさんより) [8]むずかしぃぃくせにマジク君も使えます。擬似空間転移。魔術で質量を誤魔化して絶大な加速をかける。 超高速で直線移動する為、途中で障害物に衝突すると移動者自身が爆砕する。これを逆用することで敵に物をぶつける攻撃になる。 (見月さん、暇神さん、HOLICさんより) [9]光の輪のような障壁を生み出します。 (暇神さんより) [10]空気圧により相手をすっ飛ばします or 目の前の空気を圧縮・硬化させて壁を作る。(見月さん、暇神さんより) [11]相手の身体を力場で拘束し、衝撃波で吹き飛ばす。 (見月さんより) [12]火柱を噴出させます。(暇神さんより) [13]相手を貫くように帯状の光を放つ。光に触れた物体は、「存在する意味の消失」を起こして 光の中心に収束するようにして消え去る。 黒魔術とされてはいるが、実質的には物理以外に変動を起こす白魔術に近いというのは原作者の談。オーフェン曰く、「必殺技ってことでいい」らしい・・・。いや、まぁ確かにそうだけど。 (kentoさん、ニボシさんより) [14]彼自作のオリジナル魔術。通常は魔術防御に使う磁場障壁を、剣のかたちに圧縮し具現化させる。(kentoさんより) [15]気流を発生させる。 (見月さんより) [16]空間爆砕。オーフェン曰く、自身が考えられる最強の破壊力を持つ魔術らしい。 しかし、「我が契約により聖戦よ終われ」や「我が左手に冥府の像」など、別の意味でも究極特化した魔術もあるので、どれがオーフェン最強の魔術であるかは意見が分かれるところ。 (見月さん、ニボシさんより) [17]目標を追尾する光弾を撃ち出す。(見月さんより) [18]光速で転移する擬似球電を撃ち出す。 小さな光弾を複数作り出して放つそのエフェクトからか、アニメ版第二期ではけっこう多用されていた・・・ (見月さん、ニボシさんより) [19]連鎖自壊を発生させる。 音声魔術発動時に言う呪文がオーフェンと同様であったコルゴンも同じ魔術を使っていた。 (見月さん、ニボシさんより) [20]ゲーム『魔術士オーフェン』で使った魔術。 炎の壁を生み出し飛んできた矢などを防御する。(ゆうさんより) [21]コミック版とゲーム版にのみ登場した魔術。 掌を腕の大振りとともに振り上げる動作とともに鋭い魔力の波動らしきものが地を這う形で放たれ、対象物を引き裂く(裂○拳?)。コミック版第一話の敵に対して放たれ、相手を展開された魔術防壁(と、人質にとられたクリーオウ!)ごとボロボロに吹き飛ばした。当然その後には恒例、クリーオウの文句雨あられ・・・(ニボシさんより) [22]コミック版とゲーム版に登場した魔術。 相手の真上に強力な重圧を発生させ打ち落とす、コミック版では記念すべきオーフェン初の攻撃魔術。これで相手を、展開された魔術防壁(と、人質にとられたクリーオウ!)ごと力任せに押し潰そうとした。(ニボシさんより) [23]第一期アニメ版にのみ登場した魔術。対象物(ときには複数)を氷漬けにする。「我は誘う贖罪の眠り」と違い、発動後に「寒い」と表現されていた点から、本当に氷で固めているものの様だ。マジクも使った。 (ニボシさんより) [24]第一期アニメ版にのみ登場した。見た目は対象物を氷に閉じ込める魔術。しかし封印魔術であると言うことなので、氷ではなく何らかの魔力を帯びた特殊な結晶で固めているものと思われる。通常状態及び増幅状態で放ったもの両方とも、変身暴走したアザリーによって打ち破られてしまった情けない役所・・・。(ニボシさんより) |
・アッパーキャンセルなんたら拳 | キース・ロイヤル |
「アイテム・ショッピング」の章で体得したと言っていた、東方に伝わる武術。元ネタはストリートファイターシリーズの昇龍拳だろうか。キースのことなので、単なるデタラメでも実際に使えても、どちらであってもおかしくは無い。(少不さんより) |
・ブラスト | キース・ロイヤル |
小説で登場した魔術。マギー家の執事であるキースが、説明中にわめきだしたコンスタンス&ボニーのマギー姉妹に向けて(静かにさせる意味で)放った術。ラシィの「くらげのホームパーティ」とほぼ同じ効果で、手から電撃を放つことができる。(パペットピペットマペットカーペットさんより) |
・ミスフィード | キース・ロイヤル |
防御用の黒魔術。オーフェンとのやりとりから、防壁などを張るのではなく、魔術の構成か効果そのものを打ち消す物と思われる。 (こここさんより) |
・燕返し六枚おろし | クリーオウ・エバーラスティン |
「我が戦場に踊れ来訪者」で使用。オーフェンいわく「とりあえず大声で技叫んで打ち込んだら、びっくりしてひっかかってくれるかなと思った」だそうだ。同じような物に「つづら山シムノン斬り」「膝枕六角叩き」「銀河流星ハンサム殺し」などがある。最後のは「さりげに技名間違えたりする高等テク」も使用したがまったく通用しなかった。(少不さんより) |
・コンビネーション2−7−5 | コミクロン |
小説に登場した魔術。突き出した両手の先に、小さな光球が出現した後、光球を目的地へと転移させる。その後、甲高い音を立てて光球が弾け飛び、目的地の周囲に閃光を走らせる。この術の効果は不明だが、この術を使用した後にコミクロンが「人を倒すには、一瞬電流を流し、神経を麻痺させるだけでも十分なのさ!」と言っていたので、おそらくこの一文が術の効果だと思われる。ヒステリー症状を起こしたレティシャに対して使用されたが、あっさりかわされ、光熱波による手痛い反撃を受けることになった。(パペットピペットマペットカーペットさんより) |
・爆龍吼 | ザンガン |
小説版「プレオーフェン編」で登場し、アザリーとの対決で使用された魔術。本人曰く「奥義」。凄まじい熱量と衝撃を伴った炎が相手を襲う。 その威力たるや、当時の「牙の塔」に在籍する学生の中でも最強の魔術士の一人であるアザリーが放った光熱波よりも格段に上であり、魔術による防御壁を通して伝わった衝撃だけでアザリーを昏倒させるほどである。(パペットピペットマペットカーペットさんより) |
・連なる虹見上げて駆けよ | ターナ |
小説で登場した魔術で、自称「ストリートの魔王」ターナの魔術。静かな静電気を起こすと同時に、ぱっと弾けた火花が地面に落ち、ネズミ花火のように周囲を駆け回ってから、近くに落ちていたリンゴの芯(『魔王が常闇から伸ばす指』のときに、飛ばしたゴミバケツから落ちた)に当たって、小規模の爆発を起こす(ちなみに爆発音は『ぽん』)。本人曰く、「絶好調のときには、画用紙に穴を開けることすら可能」らしい。(パペットピペットマペットカーペットさんより) |
・魔王が常闇から伸ばす指 | ターナ |
小説で登場した魔術で、自称「ストリートの魔王」ターナの魔術。手近にあったゴミバケツを宙に浮かせ、相手めがけて飛ばす術。だが、魔術士としての正式な訓練をまったく受けていないために、威力はほとんどない。実際、オーフェンに使ったときは、飛ばしたゴミバケツを素手で受け止められた。(パペットピペットマペットカーペットさんより) |
・未来視の罠 | ダミアン・ルーウ |
最強の白魔術士であるダミアンが使用した白魔術の技。標的に未来の映像を見せる。視覚のみならず五感全てに影響しており、これを受けたものは耐え難い未来を見て混乱しやがては発狂することになる。本来、人間には耐えられない攻撃だが、ネットワークの力とアザリーの守護を得たレティシャは耐えられた。 (ケケケさんより) |
・存在の引き算 | ヒュキオエラ王子、ヒュキオエラの師匠 |
小説に登場した魔術。オーフェン曰く「人間を人間以外のものに変換する理論」「成り下がることによって、別の力を得る高度な白魔術」。つまり、人間から見て価値の低いものに変身することによって、強力な力を得る魔術。価値が低ければ低いほど強大な力を得ることができる。人間としてのプライドを捨て去らなければ使えない魔術といっても過言ではないかもしれない。この魔術で変身したものは、順に、石、木、紙、ひも、糸、使用済みの爪楊枝、広がったクリップ、消しゴムのカス、輪ゴム、折れたマッチ。ひもの状態では路地を無惨な空き地に変化させ、使用済みの爪楊枝の状態では周囲のがれきを飴のように溶かすほどの威力を持つ。ちなみに、シビリアスの話では、この術はヒュキオエラの師匠のほうが徹底していて、王室警護隊と戦ったときには、亀のフ○にまで成り下がったらしい。(パペットピペットマペットカーペットさんより) |
・ドラゴンの巫女パンチ | フィエナ |
パロディ福袋で使用された暗黒魔術(多分)。腕を切り離して相手を攻撃する。早い話がロケットパンチ。もちろんこれはギャグなのだが、後に本編でディープドラゴンが肉体分離を本当にやってのけた。 (こここさんより) |
・ドラゴンの巫女ビーム | フィエナ |
パロディ福袋で使用された暗黒魔術。目からビームを発射してオーフェンの精神を破壊した。(こここさんより) |
・サンマ手裏剣 | フレッドル |
生きたサンマを手裏剣のように投げつける。こんな技でも、何故か威力は高い。(少不さんより) |
・驚天ライジング突き | ボニー・マギー |
小説版で登場した技。オーフェンに対して不意打ちのような形で使用された。自身が持っている傘で相手を突き刺すというもの。 不意をつかれたとはいえ、「牙の塔」で精神力の訓練を受けたオーフェンが数秒間気を失っていたというから、よほどの激痛だったのだろう。 (パペットピペットマペットカーペットさんより) |
・ブラインドクルスショット | ボニー・マギー |
小説で登場した技で、ボニーがオーフェンを抹殺するために編み出した技。一言で言えば手刀のこと。苦しそうな動きで相手の気を向かせたあと、『ほーほほほ!ひっかかりましたわね!このわたしの必殺技で血の海に沈みなさい!ブラインドクルスショォォット!』と言いながら相手の脳天にチョップを落とす。威力は無しに等しい。ドーチン(地人という種族の一人で、ボルカンの弟にあたる)に実験として使ったときは『いろんな人がいるからね』と片付けられ、肝心のオーフェンに対して使ったときは、『ひっかかりましたわ』のところを『ひっかかりまわしたわ』と言ってしまい、事実上の不発に終わる。しかもこの後、オーフェンには『もう一回やり直せ』などと同情される始末・・・(パペットピペットマペットカーペットさんより) |
・究極奥義・ぬるま湯ハッピーライフ | ボルカノ・ボルカン |
真横に転がると見せて前に転がったり後ろに転がったり転がらなかったりあきらめたりくじけたり立ち直ったりする技。 実際に使われたことはない。 使っても勝てないだろう。(ゆうさんより) |
・都市攻略用広域殲滅必殺技『ひとめぼれ』 | ボルカノ・ボルカン |
自らの寿命を七十年ばかし縮めかねない大技。 全力でがんばって十万人ほど殺すという抽象派の技である。 具体的にとかは嫌いらしい・・・・・・(ゆうさんより) |
・次元壁 | ボルチーモ |
小説版「プレオーフェン編」で登場した魔術。本人曰く「奥義」。その身体を覆うように黒い防御幕を発生させる。 チャイルドマンが放とうとしていた攻撃魔術に対して使用されたが、チャイルドマンが放った魔術が「自壊連鎖(対象を防御ごと押しつぶす大技)」であったためまったく効果がなく、使い手も死亡してしまった。(パペットピペットマペットカーペットさんより) |
・レッドホットシューティングスターハリケーン | ミシリム・チャコール・グレイ |
小説で登場した技で、ボルカン(地人という種族の一人で、オーフェンからお金を借りている)に仕掛けた技。複雑な関節技を極めて、それを後ろに放り投げ、脳天からたたき落とす技。コンコーイ曰く、「18歳の誕生パーティーのときに一度だけ見せた」らしい(つまり、ボルカンに放ったもので二度目になる)。(パペットピペットマペットカーペットさんより) |
・神の槌 | 蒸気(ミスト)ドラゴン |
小説で登場した技で、ボルカン(地人という種族の一人で、オーフェンからお金を借りている)に対して「愛情表現」として放った、蒸気(ミスト)ドラゴン最大の技。背中にある「塔」状のものを超回転させて、強烈無比な雷撃を放つことができる。ただの雲を一気に雷雲にしたり、山の一角を吹き飛ばしたりした。(パペットピペットマペットカーペットさんより) |
・タマンカマの鏡 | ミラン・トラム |
魔術を反射するバリアー。(こここさんより) |
・プアヌークの魔剣 | ミラン・トラム |
黒魔術師たちが好んで使う何かいい感じの破壊光線。早い話が「我は放つ光の白刃」のミラン版(こここさんより) |
・ヤスランの棺 | ミラン・トラム |
周囲の空間ごと圧縮して敵を押しつぶす(こここさんより) |
・秘剣・猿人殺法 | ライアン・スプーン |
ボルカンから教わったという奥義のひとつ。猿のような奇声を発しながら剣を振りかぶって敵に斬りかかる。 (ケケケさんより) |
・お猿のキャンドルサービス | ラシィ・クルティ |
小説で登場した魔術。魔術士を嫌う喫茶店「純喫茶・ワンダ」のウエイトレスに対して放った魔術。「我は放つ光の白刃」と同じ効果で、手から光熱波を出すことができる。ウエイトレスにはかすりもしなかったが、店の屋根の半分を消し飛ばすという、「子犬さん」「くらげ」以上の威力がある。(パペットピペットマペットカーペットさんより) |
・くらげのホームパーティ | ラシィ・クルティ |
小説で登場した魔術。魔術士を嫌う喫茶店「純喫茶・ワンダ」のウエイトレスに対して放った魔術。キースの「ブラスト」とほぼ同じ効果で、手から破壊的な電撃を放つことができる。「子犬さんのキャンプファイヤー」は天井に直撃したが、この魔術もウエイトレスではなく店の壁に直撃した。(パペットピペットマペットカーペットさんより) |
・子犬さんのキャンプファイヤー | ラシィ・クルティ |
小説で登場した魔術。魔術士を嫌う喫茶店「純喫茶・ワンダ」のウエイトレスに対して放った魔術で、手の先から渦巻く白い火炎を放つことができる。しかし、意識をそれほど集中していなかったせいか、ウエイトレスではなく店の天井に直撃した。(パペットピペットマペットカーペットさんより) |
・蝙蝠のラインダンス | ラシィ・クルティ |
小説で登場した魔術。空気圧で対象の身体を動けなくさせる効果をもつ。オーフェンを就職訓練センターに連れて行くために使用した。(パペットピペットマペットカーペットさんより) |
・狸のスタンピード | ラシィ・クルティ |
小説で登場した魔術。逃げるオーフェンを足止めさせるために、周りの民間人ごと標的にして放った魔術で、肌の露出した部分を真っ赤に腫れ上がらせて、激痛を与える効果をもつ。ちなみに、オーフェンには「光輪の鎧」で防御されたため、実質的にダメージを受けたのは周りの民間人である。(パペットピペットマペットカーペットさんより) |
・寸打 | オーフェン、チャイルドマン |
戦闘中に相手の体に軽く手を当て相手が危険と察知し引いた場合・そのままつっこんできた場合に手を突き出す技。
引いた場合は相手を転倒させ、つっこんできた場合にはカウンターになる。言葉で聞くと簡単だが実践は困難。(SNOWさんより) 相手の懐に飛び込んで超接近距離からカウンターを取るかたちで拳を突く。通常はみぞおちを狙うが、 殺さないと勝てないような奴が相手の場合には殺人打法である心臓打ちに変化する。ちなみにオーフェンはチャイルドマンからこの技を学んだ唯一の存在なので「鋼の後継」とよばれていた。(kentoさんより) |
・牛ビーム | (Aパーツ(マント)をつけた状態の)ハーティア、先代ブラックタイガー |
小説に登場した技。Aパーツの能力である『漆黒の牛を出す能力』を最大限に生かした技。ハーティアが実際にこの技を使ったことはないが、Aパーツの話によると(Aパーツはしっかりとした人格を持っており、会話をすることも可能)、先代ブラックタイガーは一気に400頭を呼び出して使ったらしいので(ハーティアの場合、呼び出したのはたった1頭だけだった)、おそらく呼び出した400頭の牛を相手めがけて突撃させたものと思われる。アニメ映画版「ライオン・キング」のヌーの暴走シーンを見たことがある人ならば、この技の恐ろしさがよく分かると思います。(パペットピペットマペットカーペットさんより) |
・光よ | ハーティア、アザリーなど多数 |
『我は放つ光の白刃』と同じ効果。 この世界の魔術は媒体(人間の場合は声)さえ届けば発動するので呪文そのものには意味が無い。 重要なのは展開する構成(魔術の設計図みたいなもの)である。(ゆうさんより) |