安部野小学校に通う少年・猫田リュウイチは、悪ガキながらごく普通の小学生。ペットショップを経営して忙しい父親に小突かれながら、充実した学校生活を送っていた。そんな彼の前に突然現れたのが、二本足で歩き言葉を発する猫の妖怪。「“猫また”のにゃんタロー」と名乗るその妖怪は、リュウイチに驚くべきことを語る。 かつて江戸時代、人間界征服を目論んだ邪悪な“犯罪妖怪”。江戸城を制圧した彼らはしかし、高僧・竜念によって退治され闇の世界に消えた。それから時が流れ、再び動き出した彼らは、竜念の生まれ変わりの命を狙っている。そしてそれは、他でもないリュウイチのことだった。にゃんタローは、犯罪妖怪の退治を生業とする猫またとして彼を守りに使わされたというのである! 突然の事態に驚きあわてる隆一。そんな彼を容赦なく襲う犯罪妖怪の前に、にゃんタローが立ちはだかる。彼らの命運やいかに!? 作者・・・・・・小栗かずまた 連載・・・・・・週刊少年ジャンプ 単行本・・・・・全2巻 『花さか天使テンテンくん』をヒットさせた作者による妖怪ヒーロー漫画。 |
・幻夢操法の術 | にゃんタロー |
対象の記憶を消去する猫またの術。犯罪妖怪に襲われた人間に対する処置として使われる。(ケケケさんより) |
[1]猫式抜刀術 辻風斬り
[2]猫式抜刀術 流星斬り [3]猫式抜刀術 三日月斬り |
にゃんタロー |
[1]風を纏いながら敵にとびかかり、すれ違いざまに斬って捨てる。(ケケケさんより)
[2]刀を突き立てた状態で高速回転して突撃し、敵を立て真っ二つにする必殺技。(ケケケさんより) [3]相手とのすれ違いざまに刀を振るい、三日月状の跡を残しながら斬り捨てる。(ケケケさんより) |
・体比質変の術 | にゃんタロー |
体の皮膚の質を自在に操る猫またの術。鋼のように硬くして攻撃を防いだり、ゴムのように柔らかくしてクッションにしたりできる。体力を非常に消耗するため、長時間の使用はできない。(ケケケさんより) |
・変化の術 | にゃんタロー、黒之介 |
猫またが使う術のひとつ。特定の人物の目に映ったとき、自分の姿を他の物にみせかけることができる。椅子などの物体はもとより、人間の姿に化けることもできる。(ケケケさんより) |
・影十字(かげじゅうじ) | 黒之介 |
黒之介が得意とする猫式抜刀術。相手を十文字に斬り裂く技で、犠牲者には大きな十字傷が残る。(ケケケさんより) |
・仮死突き | 黒之介 |
猫また剣術の秘技。人体の急所を寸分たがわず貫くことで、臓器を傷つけず仮死状態にする。(ケケケさんより) |
・水流「砕岩弾」 | 水邪 |
口に含んだ水を勢いよく放って攻撃する。名前どおり岩をも破壊する威力を持つ。(ケケケさんより) |
・百烈拳 | 染井 |
空手少女・染井が繰り出した連続パンチ攻撃。水草を被って化け物に見えた猫田に食らわせようとした。(ケケケさんより) |
・契約妖呼の術 | ニャン吉、黒之介 |
猫またの術のひとつ。力の強い妖怪に金品等を渡して契約を交わし、戦闘の際に呼び出して戦ってもらう。あくまで対等な契約であるため、応じてもらえるかは術者の交渉力と報酬による。にゃんタローいわく「猫またの術の中でもっともうさん臭い術」 ニャン吉の契約妖怪は皆弱かったが、契約が切れた後も助けてくれるなど強い絆があった。 一方、黒之介の妖怪はそれなりに強かったが、金で雇われたゴロツキにすぎない。(ケケケさんより) |