忍法関ヶ原 [必殺技辞典]

TOPへ
徳川と大阪がにらみ合いを続ける戦国時代末期、徳川家康はやがて来る天下分け目の合戦に備えある村を狙っていた。石田三成の領地にあるその“国友村”は、鉄砲・大砲の最新技術を持っており、天下の趨勢の鍵を握るとおもわれる重要地点だったのである。その技術をおさえるため家康は、服部半蔵配下の伊賀忍者たちに、村をまとめる鉄砲鍛冶を味方に引き入れるよう命じる。仰天の忍法を振るって使命に赴く忍者達だったが、その任務は彼らの予想を超える過酷なものであった・・・・・・

 山田風太郎・作。忍法帖短編シリーズのひとつ。歴史に名高い“関ケ原の戦い”の直前、“関ケ原の裏の戦い”というべきものを描いている。

蝿達磨 伊賀忍者
忍法関ヶ原
伊賀忍法のひとつ。全身から糞便臭を撒き散らし、蝿の大群を身に纏う。そして、人間の形に纏わりつかせた蝿の群れから術者が離脱することで、一種の分身とする。術者はさらにこれを超スピードで繰り返すので、あっという間に人間が増えたように見える。国友村潜入を企てて使ったが、甲賀者に見破られた。(ケケケさんより)

穴よろけ お眉
忍法関ヶ原
伊賀忍法のひとつ。交合の時、相手の男に通常の2,3倍の射精をさせる。それにより快感が強烈になるが、やがて肉体がもたなくなり半痴呆状態となる。鋤右衛門を篭絡するために使ったが、見破られて逆用されてしまった。 (ケケケさんより)

枯葉だたみ 帷子万助など
忍法関ヶ原、忍者 帷子万助
伊賀忍法のひとつ。人体の60%に達する水分を排出し,さらに体を折りたたむことで、小さな塊と化す。この状態で、荷物の中などに潜入することができる。かなり見破りにくい術だが、体を無理に変形させるため術者の寿命が縮む。 (ケケケさんより)


TOPへ