忍者 帷子万助 [必殺技辞典]

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江戸時代にあった藩のひとつ・戸祭藩。大した特徴も無いこの小さな藩に、室賀人参斎と名乗る博物学者がいた。娘の三登利、「枯葉だたみ」なる忍法を使う弟子・帷子万助を連れた彼の正体は、幕府の命を受けて諸国を探る公儀隠密である。首尾よく戸祭藩に潜入して抜け荷の証拠を押さえた彼らだったが、藩側に疑いを掛けられて窮地に陥ってしまう。果たして、彼らはいかにしてこの危機を乗り越えるのか?

 山田風太郎・忍法帖小説短編のひとつ。「週刊読売」63年4月7日号に掲載された。

枯葉だたみ 帷子万助など
忍法関ヶ原、忍者 帷子万助
伊賀忍法のひとつ。人体の60%に達する水分を排出し,さらに体を折りたたむことで、小さな塊と化す。この状態で、荷物の中などに潜入することができる。かなり見破りにくい術だが、体を無理に変形させるため術者の寿命が縮む。 (ケケケさんより)


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