忍法八犬伝 [必殺技辞典]

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“忠・孝・悌・仁・義・礼・信・智”の霊玉を持ち、里見家の危機を救った八犬士。その物語から150年程が過ぎた江戸時代、里見家が治める安房藩で大事件が発生した。八犬士の子孫が名前と共に受け継いだ八つの霊玉が何者かに盗まれ、全然別の字を入れた偽者に刷りかえられてしまったのである。
 実はこれは、里見家の取り潰しを企む本多佐渡守の命を受けた、伊賀忍群・服部党の仕業であった。彼らは九月九日に将軍の跡継ぎ・竹千代君に献上するはずだった玉を奪い、里見家取り潰しの口実を作ろうとしているのだ。
 この事態の責任を取って腹を切った八犬士の子孫達は、その遺志と名前を自分の息子達に託し、玉奪還をやらせようとする。だが、甲賀忍法を修行しながらも、8人の息子達にはまったくやる気が無い。里見家もこれまでかと思われたが、そんな時、里見家の奥方・八犬士の息子たちが憧れていた村雨姫が、けなげにも自ら玉を取り返そうと動き出す。そして、そんな彼女を守ろうとする新生八犬士もまた、次々に死地へ飛び込んでいくのであった・・・・・・

作者・・・・・・・・・・・山田風太郎
連載・・・・・・・・・・・週刊アサヒ芸能
風太郎忍法帖シリーズによる長編小説作品のひとつ。原作はかの『南総里見八犬伝』だが、主人公の8人は(名前こそ同じでも)似ても似つかぬボンクラぞろい。しかしながら、軽妙な中にも悲哀を感じさせる彼らの生き様は、読む者の心を振るわせるだろう。
講談社ノベルズや徳間文庫で単行本化されている

陰舌の声 伊賀忍者
忍法八犬伝
服部半蔵率いる伊賀忍者が使った忍法。女性の口に青竹を咥えさせた状態で、その女性を犯す。すると、利けない口の代わりに女性器が声を発するようになる。女性は意志の力で声を止められないため、術者の質問に答えるしかない。 (ケケケさんより)

くノ一だまし 犬塚信乃
忍法八犬伝
里見八犬士のひとり、信乃の忍法。不思議な魔力を帯びた演技で、くノ一を引っ掛ける。本人は「忍法」と呼んでいるが、演技力がすごいだけで、特に忍者とは関係ないように思える。 (ケケケさんより)

天女貝 椿
忍法八犬伝
くノ一八人のひとり、椿の忍法。己の性器を収縮させ、男性器を挟み込む。その力は強く、男は激痛で悶絶してしまう。挟まれた男性器は鬱血し、やがては壊死して使えなくなる。 (ケケケさんより)

外縛陣 服部一党
忍法八犬伝
服部半蔵率いる伊賀忍者たちが使う陣形技。陣の内部から外への逃げ道をふさぎ、脱出者を捕らえる。服部党独自の技であり、そうとうな自信を持っていたが、八犬士たちには破られていた。 (ケケケさんより)

内縛陣 服部一党
忍法八犬伝
服部半蔵率いる伊賀忍者たちが使う陣形技。全員がねずみ色の装束を身に纏い、網に身を隠して外部からの侵入者を捕らえる。「外縛陣」と対になっているが、これも八犬士たちには破られている。 (ケケケさんより)

袈裟御前 牡丹
忍法八犬伝
くノ一八人のひとり、牡丹の忍法。男性との交合で、己の膣から粘膜を分離して男性器に纏わせる。この粘膜は性器を刺激し、強烈な射精感覚を覚えさせる。しかし、性器は粘膜で包まれているため、男は射精が出来ずそのまま悶死してしまう。(ケケケさんより)

蔭武者 犬飼現八、甲賀忍者
忍法八犬伝
里見八犬士のひとり、現八の忍法。女性との交合で、己の男根の皮一枚をはがし、女性器内に残す。この皮は微妙な波動と生暖かい温度を保ち、それが女性に間断無い快感を与え続ける。そしてその女性は、現八の言うことなら何でも聞く夢遊状態となるのである。
この技は、修行時代に甲賀卍谷の女好き忍者から習った物である。 (ケケケさんより)

地屏風 犬江親兵衛、お蛍
忍法八犬伝
里見八犬士のひとり、親兵衛の忍法。相手の感覚を回転させて、90度ずらす。これにより立っている者は横たわり、横たわっている物は直立する感覚を味わう。そのため、この忍法を食らえば、大抵の者は突然の感覚の変化に耐えられず、横に滑っていくことになる。
この忍法は、修行時代に卍谷のお蛍というくノ一から習ったものである。 (ケケケさんより)

肉彫り 犬村角太郎、甲賀忍者
忍法八犬伝
里見八犬士のひとり、角太郎の忍法。人間の顔を自在にこね回し、全く別の顔に変える。その細工は巧妙きわまる物で、顔だけ見れば全くの同一人物である。ただし、血管やら骨やらに細工するため一度かけた術は解けず、二回かけようとすると人外の顔になってしまう。
この忍法は、修行時代に卍谷の老忍者から習ったものである。 (ケケケさんより)

摩羅蝋燭 犬坂毛野、向坂陣内
忍法八犬伝
里見八犬士のひとり、毛野の忍法。己の影に生命力を与え、思いのままに操る。この影は実体を持ち、あらゆる場所に移動することが可能である。また、影そのものが本体なので、相手に気づかれることなく攻撃が出来る。
相手に気づかれるまもなく倒すことが出来る強力な技であるが、弱点も数多い。まず、切り捨てた男根に火をつけ、それでできた影を使わねばならない。また、影に生命力を移すため、影を切られれば本体にも傷がつく。さらに、術者の寿命が大いに縮んでしまう。
この技は、風摩忍者の末裔たる大盗賊・向坂陣内から習ったものである。(ケケケさんより)


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