●劇場版
○マジンガーZ対デビルマン(1973年)
いつものようにマジンガーZを駆り機械獣と戦う甲児。危なげなく勝利を収めた彼の前に、翼を持つ異形の巨人が現れる。それこそはかつてデビルマンに倒されたデーモン族の女戦士“妖獣シレーヌ”だった。魔将軍ザンニンら他のデーモンとともに蘇った彼女は、再び人類を狙う。その力に目をつけたドクターヘルは、彼らデーモン族に洗脳装置を植えつけて自らの手駒としてしまった。だが、シレーヌらの復活を感じ取った不動明ことデビルマンは、マジンガーZに加勢しての戦いに乗り出す。
一方、光子力研究所ではマジンガーZの飛行ユニット“ジェットスクランダー”が完成し、マジンガーZが大空に飛び立つ時が迫っていた。だがそれを阻止せんとするドクターヘルの命を受けた妖獣ブゴにより、ジェットスクランダーは故障してしまう。その隙をついてさらに襲い来るデーモン族と機械獣。これを迎え撃つマジンガーZとデビルマン。果たして、勝利の女神はどちらに微笑むのであろうか?!
『東映まんがまつり』の一作として公開された『マジンガーZ』と『デビルマン』のクロスオーバー映画。後に数多く製作される『〜対〜』シリーズの先駆けとも言うべき作品である。上映時点でデビルマンは放映終了していたため、マジンガーZが主に活躍する内容となっている。
○マジンガーZ対暗黒大将軍(1974年)
Dr.ヘルとの戦いが終わり、平和な時を過ごしていた兜甲児とその仲間たち。だが熱い夏のある日、突如として世界が何者かの攻撃を受ける。地上制服をたくらむ“ミケーネ帝国”の攻撃が始まったのだ。
この危機にマジンガーZで迎え撃つ甲児。だがミケーネ帝国の支配者・暗黒大将軍は、マジンガーZ破壊のため、恐るべき“七つの軍団”から選び抜いた精鋭の“戦闘獣”部隊を派遣する。機械獣を上回るその猛威に傷つくマジンガーZと甲児。満身創痍の彼と世界の運命やいかに!?
東映まんがまつりで公開されたオリジナル劇場版第二弾。TVアニメ版最終回のパラレルとなっており、TV本編に先駆けてグレートマジンガーが登場している。
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