コタンコロカムイ  [必殺技辞典]

TOPへ
昔の北海道、人間(アイヌ)と神(カムイ)が共に暮らしていた時代。メスフクロウのタイマイは、数多くのオスたちを相手取り、人々の村を守る守護神・“コタンコロカムイ”に就任した。メスで初めてのコタンコロカムイになった彼女は人々を守るため、かつて命を助けられた人間の狩人に恩返しをするため、勇んで人間界に旅立つ。だが地上に降りた彼女が出会ったのは、動物を殺しすぎた祟りで“人間魔(オヤシ)”と呼ばれる魔物に変じてしまった命の恩人・ヂンベエだった。しかも彼はとある事情から、フクロウを異常に憎むようになっていたのだ。真実を知り落ち込んだタイマイは、コタンコロカムイとしての自身を無くしてしまうが・・・・・・・

作・田中加奈子、「週刊少年ジャンプ」平成10年8月号に掲載された読切漫画。『田中加奈子短編集 KANABALISM』に収録されている。

飛ぶ爪(ホプニ・アム) カオヤぺ
コタンコロカムイ
ヒグマの“人間魔(オヤシ)”であるカオヤぺの技。両前足の爪を自在に伸ばし、目標を貫いて斬り刻む。カオヤペはこの技で、今までに10の村を潰してきたのだという。(ケケケさんより)


TOPへ