著者:龍牙翔 掲載:月刊ドラゴンマガジン、ドラゴンエイジPure 単行本:全2巻 レーベル:角川コミックス ドラゴンJr 物を浮かせる能力を持った少女・成瀬唯は、人とは違う能力故に過去の級友から拒絶された経験を持ち、周りの人から嫌われることを恐れて他人とのつながりを拒んで距離を置くようにしていた。 そんなある日、目の前で転んだ少年の傷を異能の力で癒す少女・桜庭環と出会い、彼女から異能者達の集う探偵事務所「コボルト探偵社」に加わらないかと勧められる。 治療した少年から感謝される環を見て、同じ異能の力を持つのになぜ自分とは違って拒絶されないのかと疑問を持った唯は、環の仕事現場に同行することを希望する。ひょんなことから自身の持つ力を遣わざるを得ない場面に遭遇し、その際に環から自身の能力を嫌わず受け入れて行くよう諭される。 そんな環の言葉で自分から歩み寄らなければ他人に受け入れてもらうことすら出来ないと知った唯は、自身の能力を受け入れて探偵社の人々や新たに得た学校の友人達とともに前へと歩みはじめるのだった。 特殊な能力を持った少女・成瀬唯が同じく特殊な能力を持った人達が集う探偵事務所の人々や関わった事件を通じて成長していく様を描いた、龍牙翔の作品。 元は月刊ドラゴンマガジン(以降「DM誌」)に掲載された一話完結の書き下ろしコミックであったが、ある程度の人気が出たためにDM誌で不定期で連載された後、同社の漫画雑誌ドラゴンエイジから派生した新漫画雑誌ドラゴンエイジPureの連載権を獲得した。 |
・浮遊の力 | 成瀬唯 |
唯がもつ異能の力で、文字通り対象物を浮かせることのできる能力。 ただし重力や対象物の質量などによる影響を受けるため、重いものほど浮かせるのは困難になる。(クウガもどきさんより) |
・記憶の力 | 八木田友徳、茶山(さやま)一真 |
やぎさんやたまさんの恋人であった一真が持つ異能の力で、対象の記憶を操作する能力。 記憶修正や消去など以外にも、外部の人間による記憶解読・操作を防ぐプロテクトのようなものを形成することもできる。(クウガもどきさんより) |
・破壊の力 | 茶山(さやま)徹、茶山一真 |
トオルやその兄の一真がもつ異能の力で、掌をかざすことで対象物を破壊する能力。 射程がごく至近距離という欠点があるが、発動自体は速い上に目視しなくても手をかざせば発動できる。(クウガもどきさんより) |